【山形】長沼温泉 ぽっぽの湯 日帰り入浴 ★★★

山形県鶴岡市にある日帰り温泉「長沼温泉 ぽっぽの湯」の入浴レポートです。

最終更新日 2020/1/23 訪問日 2018/6月下旬

【長沼温泉 ぽっぽの湯】基本情報

ながぬまおんせん ぽっぽのゆ

住所:〒999-7621 山形県鶴岡市長沼宮前266−1
TEL:0235-64-4126
公式サイト

⇒「ぽっぽの湯 」へのアクセス詳細&鶴岡市内の宿泊予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

なし 日帰り入浴専門

口コミ評価:Google 4.0点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆鶴岡市内で源泉かけ流しの日帰り温泉を探している
◆アブラ臭のするお湯が好き
◆食事処のある温泉が良い
◆地元の農産物を買いたい


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【日帰り入浴】

営業時間:6:00~21:30受付(22:00閉館)
料金:大人450円 小人220円
定休日:第2木曜日

食事処
喫茶:10:30~9:30
朝定食:7:00~9:00
ランチ:11:00~14:00L.O.(土日祝は~15:00)
夕食:17:00~20:00L.O.

大広間:9:00~17:00 休憩200円
個室 10畳2,100円~

 

【山形県にもアブラ臭があった!長沼温泉 ぽっぽの湯】

「長沼温泉 ぽっぽの湯」は、鶴岡市中心部から北へ10キロ、藤島地区にある日帰り温泉施設です。

開業は平成12年4月。石油を掘っていたらアブラ臭のする温泉が出た!ということでオープンしました。

日本海側には新潟市周辺に「西方の湯」(記事は準備中)、「新津温泉」等、強烈なアブラ臭のする温泉があることで知られていますが、庄内地方にもあったのですね~。

しかも、あつ湯とぬる湯の自家源泉を2本使用していて、シャワーまで源泉という贅沢な施設です。

山形県のアブラ臭がどんなものなのか、今回は少し内陸の「湯田川温泉」に宿泊した翌日に立ち寄ってみました。

「ぽっぽの湯」の外観は駅舎のような建物です。

館内には温泉、食事処の他に農産物直売所や研修センターもある地域密着型の総合施設です。

高濃度酸素カプセルなんていうのも置いてありますよ。

駐車場には「ぽっぽ号」と書かれた送迎バス。

JR「藤島駅」8:30発、帰りは 15:30発。「余目駅」からは9:30発、帰りは16:30(平日のみ)。

朝一から半日滞在する高齢者向けの送迎バスですね。

最寄り駅からはタクシーで10分前後です。

 

余談ですが、庄内地方は関東から行く場合には飛行機の方が便利ですね^^

電車で行く場合には山形新幹線ではなく上越新幹線で新潟へ出てそこから在来線になるので、東京から5時間近くかかります。

車だともっとかかりますが・・・。

入口には「ぽっぽの湯」のロゴ

「ぽっぽ」と聞くと鳩山由紀夫氏が真っ先に思い浮かびましたが、「ぽっぽの湯」の由来はこんな理由からだそうです。

玄関から見たロビー。右側に入浴券の券売機があります。

ロビーには子供の遊び場が充実しています。

お母さんがお風呂でゆっくりできるうようにNPO法人が子供を見てくれるイベントもあるそうです。

壁にはオープンから平成30年3月までに450万人が来場したそうで、平均すると1年あたり9万4千人弱、1日257人の計算になります。

 

「ぽっぽの湯」のお風呂は

  • 男性用大浴場 メイン内湯1 源泉内湯1 源泉水風呂1 サウナ1 露天風呂1
  • 女性用大浴場 メイン内湯1 源泉内湯1 源泉水風呂1 サウナ1 露天風呂1

があります。

大浴場は「和風風呂」と「洋風風呂」とデザインが異なっており、

  • 奇数日:和風が男性、洋風が女性
  • 偶数日:和風が女性、洋風が男性

の日替わりになっています。

 

洋風風呂の方は月山側にあるので、天気が良ければ露天風呂から月山が見えます。

入浴した時には気付かず、後からパンフレットを見て知りましたが・・・。

男女別脱衣所入り口

この日は手前の和風風呂が男性用、奥の洋風風呂が女性用でした。

脱衣所の入口にはコイン式の貴重品ロッカーがあります。

 

中は撮影できませんでしたので、文章のみで。

脱衣所は20畳くらいの広さ。中には無料のロッカー、洗面台、ドライヤーが4台ありました。

脱衣所内にあるトイレに入ったら、「トイレの水は3号源泉を使用」と書かれていて、水道水よりも豊富なんでしょうか。ビックリしました。

 

そして、浴室に入った瞬間アブラ臭が!しかも想像していたよりも強めです\(^o^)/

【長沼温泉 ぽっぽの湯 内湯】

こちらはパンフレットの写真。

浴室はベージュのタイル張り、湯船の縁は赤い御影石で、少し古びたセンター系の施設という感じです。

 

メインの内湯は窓に沿って長方形の浴槽が中央で2つに分かれています。

洋風風呂は入口から見て左側が「一般浴槽」、右側方が「源泉浴槽」になっています。

 

一般浴槽の方は10~12人サイズ。窓側に3か所ジェットバス、中央寄りにジャグジーあり。

温度の低い3号源泉の単純泉を加温して掛け流しています。この3号源泉はかかり湯、シャワー、トイレの水にも使われて、アブラ臭はせず癖のないお湯です。お湯は薄めのウーロン茶のような色をしています。

循環ろ過はしていませんがジャグジーがあるせいか浴感は循環に近い感じ。塩素消毒ありの表記でしたが塩素臭はしません。

一般浴槽「長沼温泉(3号源泉)」泉温32.2度 湧出量 ―(―)
泉質:単純温泉 pH8.0
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、塩素系薬剤使用、オゾン処理あり

 

源泉浴槽の方は、6人サイズくらいの広さ。熱めの2号源泉とぬる目の3号源泉の混合泉を掛け流しています。

ウーロン茶色のモール泉のような色合い、石油と薬品を混ぜたような独特のアブラ臭がします。味は超塩辛くて後から薬品のような苦味を感じます。

色合いや臭いは喜連川温泉の市営露天風呂に似ています。

唯一加温もない100%かけ流しなので一番人気があってここだけ混雑していました^^

自家源泉「長沼2号源泉・3号源泉」泉温 2号泉70.4度 3号泉32.3度 湧出量 ―(―)
泉質:ナトリウム―カルシウム-塩化物温泉 pH7.1
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、2号泉はオゾン処理あり

 

もう一つ、入口から見て右端には3~4人サイズの水風呂がありました。

水風呂はぬる目の3号源泉に水道水を加水したかけ流しです。

濃厚な源泉浴槽で身体が「ぽっぽ」してきたらクールダウンするのにちょうど良い温度でした。

 

ドライサウナもあり、中にはテレビが付いていました。

 

すぐ外には屋根付の露天風呂もあります。

【長沼温泉 ぽっぽの湯 露天風呂】

この写真は男湯だった和風の露天風呂だと思われます(画像は日本観光振興協会提供/じゃらん)。

洋風風呂も8人サイズで広さはほぼ同じくらいでした。

ただ湯口は手前にあり、中央で仕切られていて奥の方はぬる目になっていました。

月山が見えるとの触れ込みでしたが、アブラ臭の方に気を取られて景色は見ていませんでした(T_T)

 

露天風呂は内湯の源泉浴槽と同じ2号・3号源泉の混合なのですが、惜しむらくは加温ありなところ。

外でもアブラ臭が漂うくらい臭いは強いですが、源泉浴槽と比べると入った時のインパクトはやや穏やかな感じです。

 

自家源泉「長沼2号源泉・3号源泉」泉温 2号泉70.4度 3号泉32.3度 湧出量 ―(―)
泉質:ナトリウム―カルシウム-塩化物温泉 pH7.1
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、塩素系薬剤使用、オゾン処理あり

 

ここまで見て、なぜ2号源泉の単独浴槽がないのか!それがもったいない。

数値を見ると「西方の湯」に匹敵するくらい強烈そうなのに、薄い単純泉を混ぜてしまって個性を消してしまっています。

アブラ臭マニアでもない一般人が利用する施設なのであえて混合泉にしたのかなと言えなくもないですが。

 

参考までに「2号線」の数値

自家源泉「長沼温泉(2号源泉)」泉温62.4度 湧出量 ―(―)
泉質:ナトリウム―カルシウム-塩化物温泉 pH7.6
蒸発残留物 24,140mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)24,270mg/kg 成分総計24,271mg/kg
メタケイ酸58.3mg、臭素イオン54.5mg/kg

 

【ぽっぽの湯野館減水&食堂&農産物直売所】

湯上り後は健康の水「還元水」と衛生の水「強酸性水」のサービスがあります。

販売は1リットル各50円、300円。

こちらは食事処。

温泉の営業時間は6時からと早いですが、食事処も7:00~9:00までは朝定食を500円で提供しています。

ご飯、お味噌汁、漬物、コーヒーはおかわり自由だそうです。

その他のメニュー。庄内ではモロヘイヤ入りの蕎麦やうどんが定番みたいですね。

更にロビーの奥には農産物直売所。

6月に訪問したので山形県内はさくらんぼ一色でした。

関東在住の私は初めて見ました「メロン子」なる果物。

小さなメロンというよりもウリに近いのかな。

はえぬき、つや姫等のお米も販売しています。

 

ちなみに、「ぽっぽの湯」は『やまがた日帰り温泉パスポート5』の対象施設になっていました。

特典利用期間は〜2020年11月30日まで

対象エリア/庄内・最上・村山・置賜+宮城県+福島県で施設掲載は100軒以上!1,280円で販売⇒Yahoo!ショッピング

【長沼温泉 ぽっぽの湯 温泉の感想】

石油を掘ったら出てきたという通り、臭いも石油に近いなかなか個性的な湯でした。

「西方の湯」のような強烈さはないですが、アブラ臭が好きなら満足できると思います。

2号源泉だけのお風呂があれば★4つにしたかったのですが・・・。

センター系の温泉なので人が多いことと、施設が古くなっても「味」が出ないというのが好みから外れますが、近くに来る機会があったらまた入りたい温泉です。

 

泉質 ★★★4.2

お風呂の雰囲気 ★★★★4.0

清潔感 ★★★★4.0

接客サービス ★★★★4.2

 

⇒「鶴岡市内の宿」をインターネットで予約する

 

【温泉情報】

◆お風呂

男女別大浴場 内湯各3 露天風呂各1 サウナ各1

◆源泉

H21.11月の分析書
自家源泉「長沼温泉(2号源泉)」泉温62.4度 湧出量 ―(―)
泉質:ナトリウム―カルシウム-塩化物温泉 pH7.6
蒸発残留物 24,140mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)24,270mg/kg 成分総計24,271mg/kg
メタケイ酸58.3mg、臭素イオン54.5mg/kg

H21.11月の分析書
自家源泉「長沼温泉(3号源泉)」泉温32.2度 湧出量 ―(―)
泉質:単純温泉 pH8.0
蒸発残留物 209.3mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)232mg/kg 成分総計234mg/kg
メタケイ酸79.6mg

H17.12月の分析書
自家源泉「長沼2号源泉・3号源泉」泉温 2号泉70.4度 3号泉32.3度 湧出量 ―(―)
泉質:ナトリウム―カルシウム-塩化物温泉 pH7.1
蒸発残留物 19,850mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)17,890mg/kg 成分総計17,897mg/kg
メタケイ酸43.6mg,、臭素イオン39mg/kg

@一般浴槽(3号源泉使用)
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、塩素系薬剤使用、オゾン処理あり

@源泉浴槽(2号・3号源泉混合)
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、2号泉はオゾン処理あり

@露天風呂(2号・3号源泉混合)
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、塩素系薬剤使用、オゾン処理あり

@水風呂(3号源泉使用)
態様:源泉かけ流し、加水あり(水道水5~10%)、加温あり、塩素系薬剤使用、オゾン処理あり

@かぶり湯(3号源泉使用)
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、オゾン処理あり

@シャワー(3号源泉使用)
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、オゾン処理あり

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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