大分県由布市にある由布院温泉「奥湯の郷」の入浴レポートです。
【由布院温泉 秘湯の宿 奥湯の郷】温泉情報
ゆふいんおんせん ひとうのやど おくゆのさと
◆お風呂
貸切風呂2(内湯2 露天風呂2) 15:00~翌9:00 予約不要
「奥湯の郷」の口コミ評価:Google 4.2点/5.0点
【奥湯の郷の温泉の特徴】
◆トロみと苦味のある青みがかったお湯
◆内湯+露天の貸切風呂は空いていれば何回でも自由に利用できる
◆100度近い源泉を加水せずにかけ流しで利用している
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~15:00 不定休(要確認)
料金:500円
【由布院温泉 奥湯の郷 宿泊 その3 お風呂編】
由布院温泉「奥湯の郷」は、由布院温泉の中ではもっとも標高の高い山の中の一軒宿です。
「奥湯の郷」は自家源泉を有し、いわゆる「青湯」と呼ばれる独特の青みがかったお湯で知られています。
今回「奥湯の郷」の訪問で、
「理想の『青湯』を求めてさすらう旅 由布院編 第4弾!」
となります。 →青湯シリーズ
鮮やかな「青湯」になるためにはいろいろな条件が必要ですが、
理想的な色だったらいいなと期待半分でお風呂に向かいました。
「奥湯の郷」のお風呂は館外にあり、内湯+露天風呂の貸切風呂が2つあります。
予約不要で空いていれば自由に利用できます。
日帰り入浴も500円で貸切利用できます(事前連絡推奨)。
お風呂は宿泊棟1階廊下の奥から一旦外に出た離れにあります。
貸切風呂は左右対象でほぼ同じ大きさのものが二箇所あります。
入口のドアに自分の部屋の札をかけ、中から鍵を閉めて利用開始です。
ドアを開けると2畳半くらいの脱衣所があります。
洗面台、ドライヤーあり。
脱衣所には「にごり湯番付」という表があり、「奥湯の郷」は西日本の横綱になっていました。
こちらは左側の貸切風呂。
4畳半の内湯に1~3人サイズの四角いお風呂、外には露天風呂があります。
こちらは右側の貸切風呂の内湯。
コバルトブルーというほどではありませんが、透明なブルーグレーのお湯です。
源泉名「奥湯の郷」泉温99度 湧出量 測定せず(掘削451m 自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉) pH8.8
湯舟の温度は42度強。熱ければ蛇口から加水可能です。
源泉の温度は99度と高いですが、温泉そのものは加水することなくかけ流しで利用されています。
別府の鉄輪温泉「ひょうたん温泉」と同じような竹製温泉冷却装置を使う方法だそうです。
湯舟のお湯は冷却してあるからか、玄関先の源泉のようなたまご臭はあまりしませんでした。
これがその冷却装置です。
別府の明礬温泉に行くとこれの特大版のようなものがたくさん並んでいます。
続いて露天風呂へ。
左の貸切風呂にある露天風呂。石組みの3~4人サイズです。
温度は42度弱。
露天風呂のお湯はやや熟成が進み、少し青みが強くなっています。
貸切風呂右側の露天風呂は薄い水色でした。
こちらのお風呂は溜め湯の状態だったので、翌日になったらもう少し変化しているかなと思いましたが、
ほとんど色は変わっていませんでした。
お風呂からの眺め。
静かで緑豊か。心が休まる景色です。
洗い場。
石鹸、シャンプー、リンス、ボディーソープが置いてあります。
【「青湯」になる条件】
綺麗なコバルトブルーの「青湯」になる条件は、
- メタケイ酸(シリカ)の量・・・・・発光する元になる物質なので多いほど良い
- お湯を入れ替えてからの時間・・・・空気に触れてから2~3日経つと良い
- 天候条件・・・・・・・・・・・・・太陽が出ている日の方がシリカの青色発光が際立つ
等と考えられています。
「奥郷の湯」は、「青湯」の条件となるメタケイ酸が213mg/kgと一般的にはかなり多いですが、
「青湯」と呼ばれる温泉の中ではそれほど多くありません。
空気に触れる時間との関係で、溜め湯の状態で放置されている方が青みが強くなるのですが、
かけ流しなのでお湯が入れ替わる時間が早いとその条件も整っていません。
宿泊した日、翌日は大雨で曇っていたため、太陽光に反射して青みが増すという条件も整っていませんでした。
ちなみに、化粧水のようなトロトロ湯は「青湯」と同じメタケイ酸によるものです。
お湯が青い=お湯が熟成している=トロトロも増します。
「奥湯の郷」のお湯は若干トロミがあるものの、ヌルヌルとまではしていませんでした。
ただ、他の「青湯」とは異なり、塩辛さの後に特徴的な苦味がありました。
お湯の味は伊豆の雲見温泉に良く似ていました。
塩分が多いので体が温まるお湯です。
【ベストコンディションの時の「青湯」】
というわけで、今回は諸条件が揃わなかったために鮮やかな「青湯」を見ることはできませんでしたが、
ベストコンディションの時にはどのような色になるのか参考までに公式サイトの画像を載せておきます。
画像を修正したかと思うような鮮やかなブルーですが、条件が揃えば本当にこんな色になります。
【奥湯の郷 温泉の感想】
小規模な宿なので、予約なしでもあまりバッティングすることなく利用できました。
お風呂は小さ目ですが、内湯と露天風呂ともに貸切なので、ゆっくりできて良かったです。
泉質★★★★4.1
お風呂の雰囲気★★★★4.2
清潔感★★★★4.3
【由布院温泉 奥湯の郷 源泉情報】
◆源泉 H22.10月の分析書
源泉名「奥湯の郷」泉温99度 湧出量 測定せず(掘削451m 自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉) pH8.8
蒸発残留物 2,071mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,798mg/kg 成分総計1,798mg/kg
メタケイ酸213mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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