熊本県人吉市にある人吉温泉「旅館たから湯」の入浴レポートです。
【人吉温泉 旅館たから湯】温泉情報
ひとよしおんせん りょかん たからゆ
◆お風呂
男女別内湯各1 貸切内湯1 6:00~22:00
客室内湯1 24時間利用可(清掃時を除く)
足湯1
【旅館たから湯の温泉の特徴】
◆明治40年から続くレトロな公衆浴場がそのままに
◆柔らかいお湯であつ湯とぬる湯が楽しめる
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【日帰り入浴】
*球磨川の堤防決壊により甚大な被害を受けたためしばらく休業すると思われます。心よりお見舞い申し上げます。
営業時間:10:00~15:00
料金:500円
【人吉温泉 旅館 たから湯 宿泊 その3 お風呂編】
「旅館たから湯」は、人吉温泉発祥の地である「温泉町」という住所にあります。
創業明治40年から続く公衆浴場&湯治宿として愛されてきた宿です。
一度は閉鎖の危機に見舞われましたが、レトロな風情のある湯殿はそのままに、
旅館は和とモダンが調和するハイクラスの宿としてリニューアルオープンしました。
1泊23,000円~となかなかのお値段のする宿ですが、
元が公衆浴場というだけあって、日帰り入浴も気軽に受け付けています。
「旅館たから湯」のお風呂は
- 男性用内湯1
- 女性用内湯1
- 貸切内湯1
- 客室内湯1
があります。
大浴場の利用時間はチェックイン~22:00、6:00~チェックアウトまで。
大浴場の男女入替えはありません。
貸切風呂は鍵が開いていれば予約は不要で自由に利用できます。
宿泊者の料金は無料です。
貸切風呂の日帰り利用は昔の情報では1回2,000円と別料金のようですが、
現地では500円で貸切風呂も利用できると言っていました。
でも、おそらく2,000円か、宿泊または食事利用の方専用なのかなと思います^^
尋ねても曖昧な返事しかなく、分かる方がいらっしゃらなかったので電話でご確認ください。
日帰り入浴の営業時間は10:00~15:00で、以前の情報とは違っていますのでご注意ください。
ランチは5,000円~、ディナーは7,000円~あります。
宿泊した時には法事のお浄めらしき集まりがあったので、
現地の方は日帰りで、遠方の親戚の方たちは泊り、という利用の仕方もあるのだなぁと思いました。
【旅館たから湯 男女別大浴場】
さっそく、「たから湯」名物の内湯に参ります。
「たから湯」の内湯は、玄関入って目の前にあります。
左が女湯、右が男湯。
ハイクラスの宿でこんな造りの旅館はあり得ませんが、
地元民に愛されてきた公衆浴場ならではの造りです。
隣りにさりげなくカッシーナのデザインチェアが置いてあるという不思議な空間。
入口には「旅館たから湯」の看板 (画像は宿提供/じゃらん)
こちらが男性用の内湯です。
写真で見ても趣がありましたが、実物も素敵なお風呂です。
板の間や壁はリフォームされていて新しいですが、お風呂の造りは昔のままです。
ドアを開けると全体が見渡せて説明しやすいということで、
チェックインの際にはこちらのお風呂を見ながら説明を受けました。
こちらは女性用の内湯。
ドアの正面に脱衣所があり、階段を下りて行くと浴槽があります。
ドアの横の脱衣スペース。
棚にはバスタオル、階段の途中には替えのフェイスタオル。
脱衣所には鏡と扇風機しかなく、洗面台やドライヤーはありません。
脱衣所から見下ろすお風呂。
思わず、ふふふっとニンマリしてしまいます。
玄関は1階でお風呂は地下。でも地下なのに外の景色が見える・・・。
起伏ある山の斜面に建っているわけではないので、
土地の形状がどうなっているのかなぁと不思議に思いました。
壁には昔からある古い分析書。
現在の分析書では、
人吉温泉「たから湯」泉温46度 湧出量-(おそらく自然湧出)
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)pH7.81
となっています。
12月なので柚子湯になっていました。
浴槽は2槽に分かれていて、手前が39度のぬる湯、奥が42度強でした。
それぞれ3~4人サイズと小ぶりな内湯です。
もちろん、加水、加温なし、塩素消毒なしの源泉掛け流し100%です!
お湯の入替に30分と書いてあったので、なかなかの湯量です。
湯殿はあまり明るくないので分かりにくいですが、
タイルの色からすると、ほんのり黄色いお湯なのだと思います。
湯花は見えませんでした。
癖のない柔らかいお湯で、あつ湯とぬる湯を往ったり来たりして楽しめるのもいいです。
部屋数が少ないので人と会うことも少ないと思います。
洗い場にはシャワーが2台。
「パーソナルコスメディック」のシャンプーとリンス、
無添加せっけんボディーソープが置いてありました。
【旅館たから湯 貸切風呂】
続いて貸切風呂へ。
貸切風呂は中庭の離れにあります。
貸切風呂の利用は夜10時までです。
出入り口はロビーの横にある窓か、食事処の横にあるレトロな扉から。
ガラスにある「旅館たから湯」の文字は昔のままなのでしょうか。
ロビー横の通路と窓から見えるロビー
足湯と貸切風呂の入口。
貸切風呂側から見た本館の建物。
貸切風呂は中から鍵をかけるだけで、「貸切中」の札はありません。
ドアの外に下駄があれば、貸切中だなぁとわかります。
今回は宿泊のお客さんが少なかったので夕食前以外はずっと空いていましたが、
特に時間制限がないので、混んでいる時には待ち時間が把握できないのがやや面倒かもしれません。
脱衣所には洗面台、替えのタオルが置いてあります。
化粧水はリーフ&ボタニクスでおなじみ松山油脂の「Millennium Motherシリーズ」でした。
貸切風呂は左が浅瀬になっているので、1~2人サイズのお風呂です。
温度は42度弱でした。
お湯は大浴場よりもほんのわずかですが鮮度が落ちるように思います。
湯口には加水用の蛇口も付いています。
貸切風呂には洗い場やシャンプーは置いてなかったように記憶しています。
なので、脱衣所にもドライヤーはなかったような。
今回は何だか心理的に写真をパシャパシャとりにくい環境で、記録し忘れてしまいました。
後から口コミを読むと、貸切風呂は向かいのマンションから丸見えと書いてあり、
そういえばお風呂の両側に窓がついていて開け放ってあったからそうだったかも・・・。
入浴している時には全く気付きませんでした^^
【旅館たから湯 客室の内湯】
こちらは今回宿泊した和室2間についている内湯です。
1~2人サイズと小ぶりですが、お湯の鮮度は一番良かったです。
【人吉温泉 旅館たから湯 温泉の感想】
人吉温泉で今まで入浴した宿はウーロン茶色のヌルツルモール泉だったので、
こういう柔らかいお湯もあるのかと違いに驚きました。
このクラスの宿でかけ流し100%というのは貴重ですね。
大浴場のレトロな風情とモダンな館内はギャップがあるようで程よく調和していました。
日帰り入浴で訪れた人はきっと次回は泊りたくなるだろうと思います。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★★4.6
清潔感★★★★4.4
【人吉温泉 旅館たから湯 源泉情報】
◆源泉 H18.12月の分析書
人吉温泉「たから湯」泉温46度 湧出量-(-)
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)pH7.81
蒸発残留物 -mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,175mg/kg 成分総計1,197mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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