鹿児島県出水市にある白木川内温泉「旭屋旅館」の日帰り入浴レポートです。
| 最終更新日 | 2018/4/23 | 訪問日 | 2016/9月下旬 |
【白木川内温泉 旭屋旅館】基本情報
しらきがわちおんせん あさひやりょかん
住所：〒899-0341 鹿児島県出水市上大川内５００２
TEL:0996-68-2812
公式サイトなし
【宿泊料金】
１泊２食付 5,000円 お一人様〇 素泊まり× 湯治対応△ 自炊×
口コミ評価：gogle 4.4点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆鹿児島県北部でかけ流しの温泉を探している
◆たまご臭ただよう透明な硫黄泉が好き
◆廃墟系ボロ宿でも驚かない＆猫好き
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【日帰り入浴】
営業時間：6:00～21:00
料金：大人150円 中高生100円 小学生100円
定休日：原則無休
アクセス
◆車
鹿児島空港から九州道「栗野IC」下車、39キロ、1時間、「えびのIC」から58キロ、1時間15分。
ドラぷら
◆電車
JR九州新幹線・肥薩おれんじ鉄道「出水駅」から13キロ、タクシーで30分。「出水駅」から出水市ふれあいバス「大川内便」で「温泉入口」下車（1日2～5便）、1キロ徒歩15分。
Yahoo!路線情報・出水市ふれあいバス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約
地図
【白木川内温泉 旭屋旅館 日帰り入浴 】
「白木川内温泉」は、出水市の中心部から西へ13キロほどの山あいにあります。
旅館は「旭屋」と「山荘」の2軒のみで、それぞれ、1号泉、2号泉を所有しています。
どちらも「九州温泉道八十八湯」の対象施設となっていますが、今回立ち寄ったのは「旭屋旅館」です。
＊2018年4月からは2軒とも温泉道の対象施設から外れました。
出水市と言えば、丹頂鶴の飛来地で有名ですね。
2回ほど近くまで通りかかったものの、温泉巡りが優先でスルーしてしまいましたが＾＾
出水鶴観測センターから見える丹頂鶴の群れ 画像は投稿者/じゃらん提供
泉市内から県道48号線を山あいに入って行くと、
「白木川内温泉」の看板が出てきて、そこからは林道のような細道に入ります。
奥に進むと道は左右に分岐され、左が「山荘」、右が「旭屋」となっており、
2軒の宿は両隣りにあるものの、車で行く場合には分岐まで戻らないと往来はできません。
分岐のところで「旭屋」のご主人が掃除をしていたので促されるまま右へ進みました。
こちらが「旭屋旅館」の外観。
見るからに鄙びた温泉宿です。
さきほどいた40代くらいのお兄さんが一人で経営しているそうです。
駐車場の奥には「湯の神」と書かれた小さな祠が祀ってあります。
ご利益があるからと言われ、お参りしました。
以前はお隣にあったようですが、移転したそうです。
玄関前に失礼ながら、宿の雰囲気にそぐわない美ネコ＾＾
後からもう一匹登場。
昨晩、泊りのお客さんにいじり倒されたということで少しお疲れ気味の様子。
オス猫で縄張り意識が強いらしく、お客さんのいる部屋に普通に出入りしているそうです＾＾
客室で粗相をして怒られたのかも。
掃除から戻って来たご主人に説明を受けて浴室へ向かいます。
日帰りの入浴料は150円！ 共同浴場かという格安料金です。
ちなみに、宿の方は1日２組限定ですが、2食付で税込5,000円とこれまた格安です。
お風呂は玄関左の階段を降りたところに男女別の内湯があります。
階段を下りてすぐ手前に女湯、奥に男湯があります。
浴室の奥には向かいの「山荘」があるのですが、
見えないベールに覆われているようでその先には足を踏み入れられず。
その話は後程。
脱衣所は２畳半くらいの広さ。
簡易な棚と扇風機があるのみ。
洗面台もドライヤーも置いてなかったと思います。
脱衣所はあまり清潔感がないので、女性はちょっとびっくりするかもしれません。
その前に宿の外観を見て引き返す人もいるかもしれません＾＾
浴室は4畳半くらいの広さ。
年季の入りすぎたコンクリートの壁が廃墟ムードを醸し出しています。
でも、温泉は本物ですよ！
浴槽は４～５人サイズ。
壁の一面がごつごつした岩になっており、湯船の中もそのまま岩盤を利用して作ってあります。
お湯は青みがかった深緑色に見えますが、
温泉の成分が岩にこびりついて変色しているのでよりそう見えるだけで、
実際に桶に入れてみると無色透明です。
奥の方は男湯の湯船とつながっています。
湯舟の温度は41.5度。
たまご臭とエグミのあるアルカリ性の硫黄泉で、浴感もヌルツルします。
成分が濃いのか、温度の割には短時間で体がポッポとしてきました。
お風呂の見た目はアレですが、お湯はなかなか上品な感じです。
「白木川内-1号」泉温42度 湧出量-（-）
泉質：単純硫黄温泉（低張性アルカリ性高温泉）pH9.2
蒸発残留物 284.8mg/kg 溶存物質（ガス成分を除く）357.5mg/kg 成分総計357.6mg/kg
浴室を見渡しても湯口らしきものは見当たらず。
源泉の湧出地は宿の住所と同じなので、足元湧出のお風呂というわけです。
源泉は岩の間から染み出ているようで、
じっと動かずにいるとどこからともなくお湯の流れがあるのが分かります。
1回だけ岩の間から小さな泡が浮いてきたのですが、
プクプクとまではいかず、写真には収められませんでした。
このコルクは廃湯用なのかな。
奥には小さな小窓があります。
男湯の方に飲泉用のプラコップが置いてあり、声をかけて飲ませてもらうための小窓です。
女湯の小窓から手を伸ばしてもコップは届きませんね＾＾
男湯の方は中央に飲泉用の小さな湯だまりがあるようです。
＊飲泉許可は下りていないので自己責任で。
湯口がないのでお湯は汲めないかなと思っていたら、
帰りはペットボトルに入れた温泉水をお土産にもらいました。
【白木川内温泉 旭屋旅館 温泉の感想】
今まで湯巡りしてきた中でもかなりのボロ宿に属する外観でしたが、
泉質はとても良かったです。
この後、硫黄泉のぬる湯で定評のある湯川内の「かじか荘」にも立ち寄りましたが、
同系列のお湯でも「旭屋」のお湯の方が良かったと思ってしまうほどでした。
ただ、ご主人はめちゃくちゃ親切で良い人でしたが、
脱衣所に書いてある言葉とのギャップが怖くなり、
何か悪いことをするような気がして隣には立ち寄れずに帰りました(^_^;)
脱衣所の文言も以前他の方のブログで見た内容とは違っており、
その都度書き換えられているのがまた怖かったです。
お隣とはいろいろあるようで、
その辺の事情を知らないで行くと不愉快な思いをするかもしれません。
「旭屋」でお金を支払って「旭屋」だけ利用する分には何も問題はありませんが。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★1.5（マニア向けには★★★★4.5）
清潔感★★2.0
接客サービス★★★★4.5
【ご利用の前に・・・ちょっと注意点】
一部のサイトでは1軒分の料金で2軒のお風呂に入浴できるような記載がありますが、日帰りでは各宿で料金を支払って入る仕組みになっています。
少なくとも旭屋旅館では、そういうスタンスの様で、お隣から来たお金を払わないお客さんを受け入れるつもりはないようです。
「旭屋」では「山荘」のお風呂にも入れるという説明は一切なく、2017年頃の口コミでは山荘で日帰りの受付をして旭屋に入浴していたら怒られたという話を見ました。
（宿泊者は両方とも利用できるそうですが、現場では聞いていないので分かりません）
逆に、「山荘」の方では日帰りでも「旭屋」も利用できるような接客をしているようですが、（「山荘」の方は川湯が混ざって温度が低くなることが多く、入れないことも多々ある）旭屋の方では認めていないようなので、そのことを理解して出かけた方が良いと思います。
【白木川内温泉 旭屋旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1
◆源泉 H18.11月の分析書
「白木川内-1号」泉温42度 湧出量-（-）
泉質：単純硫黄温泉（低張性アルカリ性高温泉）pH9.2
蒸発残留物 284.8mg/kg 溶存物質（ガス成分を除く）357.5mg/kg 成分総計357.6mg/kg
硫化水素イオン5.8mg/kg チオ硫酸イオン0.9mg/kg
態様：源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
| 白木川内温泉 旭屋旅館 宿泊予約サイト |
＊ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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