北海道上士幌町にある糠平温泉「元祖 湯元館」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/5/7 | 訪問日 | 2020/1・2015/6 |
【糠平温泉 湯元館】基本情報
ぬかびらおんせん ゆもとかん
住所:〒080-1403 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷北区52番地の1
TEL:01564-4-2121
公式サイト
*2020/5/31まで休業予定です(5/7)
【宿泊料金】
コテージやすら樹荘(素泊まり・キッチン付・専用内湯・露天風呂あり)
2名様 平日28,000円/日祝前日30,000円
3名様 平日32,000円/日祝前日35,000円
4名様 平日36,000円/日祝前日40,000円
1泊2食付6,600円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応〇 自炊〇
(食事付は土日祝のみ) 素泊まり3,800円~4,200円 *冬季は暖房費1,000円/部屋 別途
*ライダースハウスの営業は終了しました
口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆新しくてきれいな温泉が良い
◆開放感のある露天風呂が好き
◆ほんのり硫黄臭ただようお湯が好き
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【日帰り入浴】*2018/2改定
営業時間:13:00~20:00
料金:大人800円 子供200円
定休日:火・水 その他不定休あり
奇数日:空翠の湯 女性 / 神韻の湯 男性
偶数日:空翠の湯 男性 / 神韻の湯 女性
個室休憩付プラン 4,200円(浴衣・タオルセット込)
タオルレンタルあり
混浴は湯浴み着、バスタオル巻OK⇒混浴は廃止されました
アクセス
◆車
層雲峡方面から国道273号線三国峠経由、63キロ1時間30分。帯広方面から国道241号・273号線経由、60キロ約1時間15分。
ドラぷら
◆電車
JR「帯広駅」から60km、十勝バス「ぬかびら源泉郷行き」で約90分、終点「ぬかびら源泉郷スキー場」下車。
JR「旭川駅」・層雲峡方面又は帯広駅より、予約制バス「ノースライナーみくに号」にて「ぬかびら源泉郷」下車。
Yahoo!路線情報・拓殖バス
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約
地図
【 糠平温泉 湯元館 日帰り入浴】
*このレポートは2015年6月のものです。2020年現在は混浴が廃止され男女別浴に、日替わりで入替になっています。
また、ライダースハウスの営業は終了し、宿泊はコテージのみになっています。
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「糠平温泉」(ぬかびらおんせん)は、帯広から北へ60キロ、糠平湖の南湖畔にある小さな温泉街です。
国道273号線沿いにはわずか100m足らずのところに、ホテル・旅館・ペンション・コテージ・ユースホステル等9軒の宿泊施設があります。
高度成長期に北海道旅行が流行っていた時には団体ツアーで賑わっていた温泉街ですが、徐々に客足が遠のき、現在は各宿がアイデアと個性を出し合って今どきの観光客を訴求するような温泉地を目指して頑張っている感じです。
温泉街のメインストリート
糠平温泉は、全施設が源泉かけ流し、消毒なしで、2007年に「源泉かけ流し宣言」をしています。
日帰り客は1,200円の湯巡り切符で3軒湯めぐりができ、
宿泊すれば他の宿のお風呂に無料でもらい湯できるというサービスもあり、
泊りで滞在して損はない温泉地です(^^♪
「湯元館」はその名の通り、糠平温泉の元祖と呼ばれる宿で、温泉街の入口にあります。
創業大正15年の少々鄙びた宿ですが、代替わりの際に全館リニューアルされました。
多彩なお風呂があり、泉質も良いので人気があります。
平日は素泊まりのみで、食事付は土日祝日だけ。
2食付でお布団セルフならば6,600円と激安です。
隣りにライダーズハウス、他にコテージも経営していて、エコノミー旅行者に嬉しい宿だったりします。
*2020年現在、宿泊できるのはコテージだけになっています。
宿の外観
入口
玄関
*リニューアル後は紺の暖簾とシックなロビーになっていました。
十勝石が売っていましたが、何に使うのだろう・・・アクセサリーや工芸品なのかな。
館内は庶民的な家族経営の宿といった雰囲気です。
フロントで声をかけると気さくなご主人が出てきて、
「今は誰もいないからどこでも好きなお風呂に入ってゆっくりして行って下さいね~」
と言ってくれました。
どこでもいいのか!北海道らしい大らかな宿ですね。
*現在は息子さんに代替わりしています。
ロビーにはぷーさんのぬいぐるみ。
*リニューアル後も玄関入って右側に受付があるのは同じ、ロビーはモノトーンでシックな印象に、熊のプーさんの後ろにはテレビのある畳の休憩室ができていました。
通路の右側には湯上り後の冷水、広めのトイレがあります。
お風呂の入口は分かりやすく表示されています。
フロントから廊下の奥へ、階段を降りた地下に男女別の浴室があります。
素泊まり湯治の方が多いからか、コインランドリーもありました。
地下2階分くらいの階段があります。バリアフリーではないですね。
*リニューアル後は壁も足元もシックなダークトーンにリニューアルされていました。
地下に降りると手前に女湯、奥に男湯、
更に正面奥には混浴露天風呂の入口(女性用)があります。
お風呂の見取図はこの通り。下が通路で左が女湯、右が男湯です。
*2020年現在、元は女湯だった左側が「空翠の湯」、男湯だった右側が「神韻の湯」になっています。
2018年にはそれぞれ桧風呂の内湯も新設されています。
【糠平温泉 湯元館 女湯(空翠の湯)】
まずは女湯から。
女性用脱所。10畳ほどの広さに脱衣棚と洗面台、足マッサージ機があります。
貴重品ボックスやドライヤーはなかったです。
内湯は8畳くらいの広さ。
ブルーのモザイクタイルにコンクリートのシンプルな浴槽で5~6人サイズの大きさです。
内湯は湧水で加水してあり、温度は42度くらいでした。
ちょっと湯気が籠っています。
左のドアから出ると脱衣スペースがあり、露天風呂に出ます。
石組のお風呂で6~8人サイズの大きさです。
ブルーグリーンのお湯に見えますが、浴槽に析出物が溜まっているからでしょうか。
湯口
露天は加水していないそうですが、42度弱で入りやすい温度でした。
ほんのわずかに石膏臭、うす塩味がしました。
浴感はとても滑らかです。
入浴中の眺め。
すぐ下に渓流が流れていて、向かいは木立ちでとても解放感があります。
木立ちの向こうは国道なので、たまに大型バスが通るのが見えてヒヤッとしましたが、
向こうからは見えるはずもないですね。
お風呂から入口を見るとこんな感じ。
*リニューアル後は出入口の左側の草が生えているところに屋根付きの桧風呂が新設されました。
見たことある葉っぱだと思ったら、ミントがたくさん生えていました。
これは自生しているハッカなのかなぁ。いい匂いがしました。
このおかげなのか、渓流沿いで緑豊かな夏日だったのに、アブはいませんでした。
夏の露天はハーブ水を身体にスプレーしておくと結構効き目があるんですよね。
とりあえず、女湯は満喫したので他のお風呂に移動です。
女湯の内湯には仕切り壁の奥にドアがあり、
女湯側からのみ鍵を開けて出入りできるようになっていました。
向こうは男湯です。まだお客さんは誰もいないので急げ~
*リニューアル後は出入りできないようになっています。
と思ったら、壁際に小さな扇形の浴槽がありました。
ちょっと暗くて入りにくいのでパスしました。
*リニューアル後はここにお風呂はなく洗い場になっています。
【糠平温泉 男湯(神韻の湯)】
男湯に入ると、ジャーン!大きな楕円形のローマ風呂風の浴槽がありました。
湯船の底はブルーのモザイクタイル、縁は石組、中央には噴水があります。
薄暗い浴室に差し込む太陽光。
この浴槽は上品でいい感じです。
*写真右奥2~4人サイズの長方形の桧風呂が新設されました。
噴水はインパクトがありますね。
お風呂は深め、温度も43度強とかなり熱めでした。
玄関、休憩所、大浴場に降りる階段、脱衣所、みんなまとめてリニューアル。#糠平温泉#湯元館 pic.twitter.com/XjR2aopP1A
— 秘湯宿.com (@hito_yado) January 30, 2020
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【糠平温泉 湯元館 混浴露天風呂】
続いて混浴露天風呂へ。
男湯からは内湯のドアから露天風呂へ出入りできますが、
女湯からは一旦着替えて外に出て、男湯内湯の隣にある女性専用脱衣所のドアから出入りします。
とはいえ、今は貸切なので着替えを持って男湯から移動してみました。
*2020年現在、こちらは日替わりで男女別となる「神韻の湯」に併設された露天風呂になっています。
ドアを開けるとまず打たせ湯がありました。
*2020年1月に訪問した時には打たせ湯は使用できないようにシートに覆われていました。
打たせ湯の浴槽をくぐって行くと露天風呂の入口があります。
男湯側からの眺め。
大きな石組の深い浴槽です。
女性用の脱衣所から向かうとこんな感じ。
長方形で10~12人くらいは入れるサイズです。
女湯の露天に比べて湯船の底に析出物が多く、より綺麗なブルーグリーンのお湯に見えます。
真ん中のイルカの頭のような石は、女性が入浴中にちょっと隠れるためにあるのあかな。
左側に湯口。
こちらの露天も加水なしでかけ流し100%。温度は42度強でした。
他の浴槽と比べると泉質は一番濃い感じ。お湯もはっきり硫黄臭とたまご味がしました。
入浴中の眺め。
女湯の露天風呂に比べると断然開放感があります。
お湯も上品で、もう少しぬるければ長居したいなぁ。
眼下は渓流。
この露天風呂は気に入りました!
しばし満喫した後にお客さんがやってきたので撤退しました。
人がいないと安心していましたが、一応バスタオル巻や湯浴み着もOKです。
混浴露天風呂の女性用脱衣所はこんな感じになっています。
脱衣棚の板塀には「〇〇参上!」など、お約束の落書きがいっぱい^^
【糠平温泉 湯元館 温泉の感想】
庶民的で鄙びた宿でしたが、「湯元」とあるように、
はっきり分かる硫黄臭で上品な浴感、
糠平温泉で3軒入浴した中では泉質は一番でした。
景色も良く、露天風呂の造りが良いのに空いていることが多いそうで、
カップルで来るには良い宿なのではないでしょうか。
女湯もそれなりにいい露天風呂でしたが、
混浴の方に入ってしまうとやはり見劣りします。
人が少なめの時を狙って、混浴露天風呂がおすすめだと思います。
*個人的に「神韻の湯」の楕円形の大きな内湯と元混浴の露天風呂がお気に入りです。
混浴廃止後は、この「神韻の湯」が当たる日を調べて訪問するのが良いと思います。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★★★★4.4
清潔感★★★3.6
接客サービス★★★★4.3
【糠平温泉 湯元館 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場各1 (女湯内湯1 露天1、男湯内湯1) 混浴露天風呂1 打たせ湯1
◆源泉 H13.9月の分析書
「糠平温泉」 泉温59.2度 湧出量?(自然湧出)
泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)ph7.0
(旧泉質名:含重曹ー食塩泉)
蒸発残留物877mg/kg 溶存物質1,077mg/kg 成分総計1,122mg/kg
態様:源泉かけ流し、(内湯は沢水20%加水、露天は加水なし)塩素消毒なし
糠平温泉 湯元館 宿泊予約サイト
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*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【ぬかびら源泉郷周辺の関連記事】
◆7泊8日 北海道 大雪山 29湯 秘湯巡りの旅 2015初夏
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