【奥鬼怒温泉郷 日光沢温泉】温泉情報
おくきぬおんせんきょう にっこうざわおんせん
◆お風呂
混浴露天風呂2 宿泊者専用 男女別内湯各1
混浴は19:00~21:00まで女性専用時間、その間、大浴場も男女入替あり
口コミ評価:Google 4.4点/5.0点
【日光沢温泉のポイント】
◆にごり湯と透明な2種類のお湯を楽しめる
◆温泉付のレトロな山小屋に泊まりたい
◆奥鬼怒~金精峠の登山・トレッキングに
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⇒「奥鬼怒温泉郷 日光沢温泉」へのアクセス詳細はこちらのページへ
【日帰り入浴】
営業時間:9:00~15:00
料金:大人500円 小人300円
バスタオルレンタル150円
*利用は露天風呂(混浴)のみ。バスタオル巻OK
【奥鬼怒温泉郷 日光沢温泉 宿泊 & 日帰り入浴 お風呂編】
「日光沢温泉」へは、2014年に日帰り入浴で、2020年に宿泊で訪問しています。
宿泊レポートについてはしばらくお待ちください。
以下は、2014年日帰り入浴のレポートです。
日光沢温泉は4つある奥鬼怒温泉郷の一つ。
奥鬼怒沼の東南麓、標高1377mにある温泉付の山小屋です。
霊泉との噂が高く、山を越えて通う人も多かったそうですが、
湯小屋として開湯したのは江戸時代(天保12年 1841年)とのこと。
奥鬼怒の中では川俣と並んで古い温泉地です。
現在の日光沢温泉は、奥鬼怒・丸沼への登山口にあるため、
温泉目当ての人よりも登山客の多い宿です。
日光沢温泉は宿泊客の送迎もしていませんので、
麓の女夫渕駐車場から徒歩で1時間半~2時間かけて登って来るか、
川俣タクシーという乗り合いタクシーを利用することになります。
奥鬼怒温泉郷の真ん中にある加仁湯を起点にすると分かりやすいですが、
ここが加仁湯の前の分岐点です。
今いるところ、↓手前下側の道路が日光沢温泉に向かう道
←左の下りが加仁湯、その10分先が八丁湯、
→右横の細い階段が手白澤温泉への遊歩道、
↑正面奥が女夫渕温泉方面です。
日光沢温泉は加仁湯から500m、徒歩10分です。
未舗装の砂利道ですが、なだらかな登りです。
途中の渓流の水たまりにいたニジマスか山女魚?
ほどなくして、工事中ということで、登山者通路を通るように誘導されました。
山の斜面を見ると土砂崩れの跡が。
工事は平成27年の春頃まで行われるようです。
休憩所が出てきました。
奥には小さな滝が見えます。
周りにはクレソンの群生。
3匹の犬が「採らないで!」と言っていますが、お客さんに提供している食材のようです。
水たまりにはいろんな種類のおたまじゃくし。
まだ売れていない蛇イチゴ
手つかずのままの自然環境です。
日光沢温泉の看板を更に登って行くと木造の建物が見えてきました。
思わずうわぁ~と声が上がります。
廃校になった小学校みたいで懐かしいです。
苔むした湧水の貯水槽
建物の裏に階段がと思ったら
鬼怒沼・丸沼 オロオソロシ滝・ヒナタオソロシ滝の登山口でした。
整備された遊歩道が上まで続いています。
早朝登山から戻ってきた人たちが宿に入って行きました。
入口はあっちかな?
お花も咲いていて、とてもいい雰囲気です♪
宿の入口
レトロな温泉宿好きなら唸ってしまういい感じの鄙び具合です。
テンションUP↑↑↑(^o^)
壁には骨の形の木札に飼い犬らしい名前と「待機中」等の文字。
クレソンのところにあった写真の犬のようです。
携帯電話は通じないのか公衆電話が置いてありました。
館内も古びていますが、綺麗でとても雰囲気が良いです。
売店
とありますが、誰もおらず。
もしかして、と玄関に戻ると、
呼び出し用の鐘がありました。
軽く鳴らしてみましたが、それじゃあ音が届かないということで、
登山客の方が思いっきり鳴らしたら女将さんが飛んできました^^
日帰り入浴だけで来る方は少ないみたいで、
「混浴ですけど大丈夫ですか?今は誰もいないと思いますけど・・・。」
と恐縮されてましたが、バスタオル巻はOKということで、
200円でレンタルして露天風呂に向かいました。
玄関前の休憩スペース。その奥の崖が見えるところが露天風呂の入口です。
階段を20段くらい降りたところに上の露天風呂と下の露天風呂があります。
こちらが上の露天風呂
樽にも源泉が注がれていますが、大人が入るには小さく、かけ湯用でした。
隣のホースはお水です。
向かいにドアのない脱衣所があります。男女兼用です。
人がいるとなかなか着替えずらいと思いますが、この日は誰もおらず貸切でした。
温泉利用許可の刑事もレトロで良いです♪
こちらが上の露天風呂の浴槽。
6~8人サイズで、温度は40度ちょっと。
泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
無色透明ですが、少ししょっぱくて土と鉄臭がしました。
湯船の底をなぞると手が茶色くなりました。
湯口が高い所にあるので、ちょっとした打たせ湯にもなります。
お湯は肌がすべすべする感じです。
開放感があって、ここは長居したくなるお風呂でした。
上の露天風呂からさらに階段を降りると
青みがかったブルーの乳白色のお風呂があります。
手前は5~6人サイズで温度は38度くらい、奥は3~4人サイズで36度くらいでした。
中央に仕切りがありますが、上20cmくらいで下は繋がっています。
湯口2箇所からちょろちょろとお湯が投入されています。
源泉温度が40度なので、加温もないので、冬場は寒そうですね。
夏は温くて気持ちよかったです。
仕切りには湯の花がこびりついていました。
硫黄臭は弱めで優しいお湯でした。
向かいには宿泊者専用の湯小屋があります。
男性用は4~5人サイズの硫黄泉にごり湯、
女性用は1~2人サイズの透明なお湯。
夕食時に入替になるそうです。
硫黄泉のにごり湯はこの内湯が一番のようです。
お風呂から戻ると、玄関に犬が繋がれていました。
奥にももう一匹
客室の雰囲気は中房温泉の登山者用の部屋のイメージ、
食事は庭で飼育している岩魚の塩焼きや山菜の天婦羅、クレソンサラダ等で素朴で美味しいそうです。
雰囲気も気に入りましたので、次回は是非宿泊して滝巡りもしてみたいと思いました。
【日光沢温泉の動画】
【日光沢温泉の感想】
4つある奥鬼怒温泉郷の中では最も自然に近い状態で維持されており、
適度に鄙びた宿と野趣あふれるお風呂がとても印象的でした。
登山客が中心の宿ですが、避暑にしばらく湯治で滞在してみたいと思いました。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★★★★4.4
清潔度★★★★4.2
サービス★★★★4.6
【日光沢温泉2020年夏】
夏の終わりに、台風が来る前にと1泊してきました。
往きは「加仁湯」に宿泊し送迎を利用、帰りは徒歩です。
客室は本当に山小屋そのもの。セルフのお布団に小さなちゃぶ台のテーブル、お茶セットお茶請け。
アメニティはネーム入りフェイスタオルのみ。
ただ、部屋も館内も電気は24時間点灯していて、トイレは洋式温熱便座付きの水洗!
多少の不便はありつつも、山小屋以上の設備でした。
食事は大広間で一斉にスタート。
夕食は18:00頃~、朝食は7:00頃~
内容は山小屋以上民宿以下という感じです。
豪華ではありませんが、必要にして十分な量。そして味付けはとても美味しかったです!
スタッフの方々も心温まる接客でした。
日光沢温泉 三匹の親子わんこ
赤い服のお母さんはもう13歳! pic.twitter.com/GtIOA2dCq8
— 秘湯宿.com (@hito_yado) August 31, 2020
二箇所ある露天風呂の上段は、透明なナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
微かな金気臭と炭酸の甘みあり。
42度で適温。以前横にあった樽風呂は撤去。奥鬼怒温泉郷
日光沢温泉 pic.twitter.com/Hn5ep3zEuA— 秘湯宿.com (@hito_yado) August 31, 2020
下段の露天風呂は透明度20センチのにごり湯。中性の含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。43度でやや熱め。
二つの露天風呂は混浴だが、19-21までの2時間だけ女性専用。
混浴時はバスタオル巻きOK。タオルレンタルは150円日帰りで利用できるのも二つの露天風呂だけ。9-15時500円
日光沢温泉
奥鬼怒温泉郷 pic.twitter.com/XsziXVhcBu— 秘湯宿.com (@hito_yado) August 31, 2020
男女別の内湯は宿泊者専用。
男性の方が倍くらい広く、温度も熱い。加水可能。水のシャワーと温泉水のカランあり、シャンプー可。19-21時まで入れ替えあり。
内湯の扉から露天風呂に出入りできる。一晩中入浴可。チェックアウト後も入浴可。
日光沢温泉
奥鬼怒温泉郷 pic.twitter.com/b92Kn338ID— 秘湯宿.com (@hito_yado) August 31, 2020
【日光沢温泉 源泉情報】
◆源泉 自家源泉4本 H20.11月の分析書
@露天風呂上
源泉名「日光沢D+千枚岩混合泉」泉温42.9度(気温5度) 湧出量 39.2(掘削自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)pH7.2
蒸発残留物 1,041mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,296mg/kg 成分総計1,339mg/kg
メタケイ酸156.1mg,遊離二酸化炭素ガス41.4mg/kg
硫化水素イオン0.1mg,チオ硫酸イオン0mg,遊離二酸化水素ガス0.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
@露天風呂下 (にごり湯)
源泉名「日光沢C+E混合泉」泉温40.4度(0度) 湧出量 10.91L/分(-)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性温泉)pH7.1
蒸発残留物 2,159.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,405mg/kg 成分総計2,448mg/kg
メタケイ酸 167.6mg,遊離二酸化炭素ガス 42mg/kg
硫化水素イオン 1.3mg,チオ硫酸イオン 0mg,遊離二酸化水素ガス 1.2mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
@内湯(男)(にごり湯)
源泉名「日光沢A・B混合泉」泉温44.9度(気温5度) 湧出量 7.8L/分(自然湧出)
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.8
蒸発残留物 2,099mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,350mg/kg 成分総計2,441mg/kg
メタケイ酸 159.8mg,遊離二酸化炭素ガス 89.6mg/kg
硫化水素イオン1mg,チオ硫酸イオン0mg,遊離二酸化水素ガス1.8mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
@内湯(女)(にごり湯)
源泉名「日光沢A」泉温71.4度(気温5度) 湧出量 261L/分(自然湧出)
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.5
蒸発残留物 1,990mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,302mg/kg 成分総計2,553mg/kg
メタケイ酸 171.5mg,遊離二酸化炭素ガス 245.9mg/kg
硫化水素イオン1.3mg,チオ硫酸イオン0mg,遊離二酸化水素ガス4.8mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
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