宮城県大崎市にある東鳴子温泉「旅館大沼」の宿泊レポートです。
お宿の基本情報はページの下部にあります。
⇒「旅館 大沼」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆リーズナブルで落ち着いた雰囲気の宿がよい
◆貸し切り風呂の多い宿がよい
◆混浴ファン
旅館大沼の口コミ評価:Google4.2点/5.0点
最終更新日:2023/7/9
訪問日:2023/7
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【日帰り入浴】
休止中
【女性に人気のレトロな湯治宿 素泊まり自炊もOK 東鳴子温泉 旅館大沼】
いつも「日本秘湯を守る会」の宿泊レポートを寄せてくださるヒロシさんが、「旅館大沼」に行かれたそうなので、口コミを投稿していただけることになりました。
もう5年くらい経つでしょうか。
久しぶりに「日本秘湯を守る会」に新規加盟があったと思ったら、「旅館大沼」で、意外と有名どころが来たなというのが第一印象でした。
ひなびたレトロな宿ですが、女性好みにモダンにリフォームされていて、湯治宿らしくヘルシーな食事にもこだわりがあります。
加盟当時からしばらくの間、8,000円台で泊まれることに驚いたのを覚えています。
現在は12,000円~となっていますが、料理はその分豪華になっているように感じます。
鳴子温泉郷といえば、国道沿いに温泉街が点在し、今でも混浴が残っていたり、自炊湯治ができる宿が多い温泉地です。
全国でも有数のバラエティに富む源泉が多いことでも知られています。
東鳴子温泉は真っ黒でインパクトがある(ただし激熱)の「高友旅館」や「馬場温泉」が日帰り入浴で人気がありますが、「旅館大沼」は透明な淡い黄色でかすかに硫黄臭のするとろとろの優しいお湯。自家源泉もあり、源泉かけ流し100%です。
女性が泊まるならば「旅館大沼」のように落ち着いていて日帰りもない静かな宿がいいのではないかと思います。
人気の庭園露天風呂(以下、画像や宿提供/じゃらん)
プランによって無料で入浴できる場合があります。
レトロな浴室入り口
ヘルシーな「一汁五菜プラン」
肉好きでも満足できる「一汁九菜プラン」
”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””
【東鳴子温泉 旅館大沼】基本情報
ひがしなるこおんせん りょかん おおぬま
住所:〒989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉 34 赤湯
TEL:0229-83-3052
公式サイト・日本秘湯を守る会宿紹介ページ
【宿泊料金】
1泊2食付 11,880円~28,050円 お一人様○ 素泊まり○ 湯治○ 自炊○
自炊湯治 3泊以上で1泊当たり4,500円~
【温泉情報】
◆お風呂
内湯6(うち、ふかし湯付内湯1、混浴1) 離れ露天風呂1 足湯1
混浴は19:30~21:00まで女性専用(バスタオル巻き不可?)
◆源泉 H30.6月の分析書
源泉名「大沼の湯1号・2号・3号混合泉」泉温64.9度(気温28.5度) 湧出量 構造上測定不能(掘削自噴)
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉)pH7.0
蒸発残留物791.4g/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,143.6g/kg 成分総計1,248.4g/kg
メタケイ酸273.2mg,遊離二酸化炭素ガス104.4mg/kg
硫化水素イオン0.3mg,チオ硫酸イオン>0.1mg,遊離硫化水素ガス0.4mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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◆鳴子温泉郷 東鳴子温泉 馬場温泉 & 共同浴場 日帰り入浴
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秘湯っ子様
宿のページの作成、ありがとうございました。
秘湯の会のページから予約したので、一汁七菜 本館プランを予約しました。
旅館全体が黒に塗られていて、一目で旅館大沼と分かるようになっていました。
玄関からまっすぐに、ロビーが続いています。向かって右側に受付、左にはお土産コーナーとお風呂の入口があります。
お土産コーナーには、古川ICから宿に向かう途中にあったジェラートのお店のアイスがあります。
奥のロビーにはソファーが並べられ、奥にあるのれんの奥は食事処でした。
さらに奥には部屋に続く階段、2階の廊下の左右に部屋とトイレがありました。
踏み込みから部屋に入ると、木のいい香りがしました。浴衣やタオル、ドライヤーなど一通りそろっています。
お茶請けは「こけしのゆめ」というゆべし。
トイレもピカピカ。もちろんウォシュレット。
フロントの前の階段を上がると、食事処と2階の部屋につながるロビー。
松の札が付いた写真は、2階の奥の廊下から撮影。
比較のために湯治棟の写真も載せます。
チェックインの時に、温泉の説明があります。
女性専用のお風呂も含め7つ。
陽・陰の湯は湯治棟の4階、それ以外は1階に集中しています。
石割の湯は客室から丸見えなので、足湯に。灯りの湯はこじんまりとした、一人用の浴槽でした。
薬師千人風呂の脱衣所に、浴室の天女を描いた方の紹介のパネルが飾ってありました。
床暖房が入っている?と思うくらい脱衣所が熱い。温泉のパイプが通っているのかも?
千人風呂に入ってみると、アブラ臭?燻した臭い?次の日、岩手の石塚旅館に立ち寄りましたが、やはり全然違う臭いでした。
この温泉は身体の温まり方が凄くて、2・3分浸かって冷水を浴びても、額から汗が止まらず。
次の日の朝も同じように汗が吹き出し、湯力とはこういうことなのか!と思わずにはいられませんでした。
チェックインの時に温泉の説明が。湯治棟4階と本館1階に分かれています。
1階の温泉は手前から薬師仙人風呂、ふかし風呂、石割の湯、灯りの湯、女性専用風呂となっています。ふかし風呂はサウナのようになっており、アロマの香り。
石割の湯は足湯。客室から丸見えになってしまうので。
灯りの湯はこじんまりとしたお風呂。
混浴の薬師仙人風呂の脱衣所は、床暖房が入っているのか?と思うくらい熱いです。
脱衣所に天女を描いた方のパネル。
温泉は薄緑色の温泉で、あぶら臭とも燻し臭とも。入口横に石仏があり、源泉が出ているようでした。
湯治棟4階の陽の湯、陰の湯。
目の前に陸羽東線が走っており、1時間に1本程度。
チェックインの時に旅館から離れたところにある
「母里(もり)の湯」のお時間どうしますか?と聞かれるので、予約した時間になると送迎用の車が待っています。30分というのが少し短いかな?
浴室②
夕飯は2階の食堂にて。
今回は、1汁7菜プランなので、お肉が食べたい方は、1汁9菜のプランがオススメです。
お酒は鳴子の湯。
茶碗蒸しの中は、ごま豆腐。斬新!!
味噌も地元のもののようです。
朝食の湯豆腐は、温泉を使っているので、トロトロに。納豆は昔から栽培されてきた、「くるみ豆」という品種。
食事②
女将さんによると、鳴子温泉が有名で人が多いのですが、東鳴子温泉は穴場だそうです。
額に汗が噴き出すことは初めてで、「湯力」という言葉を実感した温泉でした。
湯治棟もトイレがリフォームされていて、部屋も少し古い程度で手入れがされておりきれいでした。
自炊ができるところもあり、長期滞在も面白そうでした。
ヒロシ 様
たくさんの写真と詳細なレポートをありがとうございます!!
写真からも落ち着いた雰囲気のモダンな湯治宿といった感じが伝わってきました。
以前、2020年頃までは1泊2食付で8,800円くらいだったと記憶しておりましたが、
いつのまにか倍くらいに値上がりしてしまい驚きました。
湯治部屋もリフォームされたからということでしたら納得です。
お風呂場は以前からの鳴子温泉郷らしい佇まいですね。
東鳴子温泉は、高友旅館のお湯の印象が強くて、
黒くて石油のようなアブラ臭がするのかと思いましたが、
旅館大沼の温泉はもっと上品な感じなのでしょうか。
でも、熱めで成分が濃そうなので、涼しくなってからの方がいいのかな。
食事は女性受けしそうなメニューですね!
湯治で胃腸をいたわりたい時にはシンプルなメニュー、
たくさん食べたい時にはお肉の陶板焼きに牛タンまで選べるのが良いですね。
実は、先週の連休中に仙台に行っていまして、
できれば帰りに旅館大沼に泊まりたいなと思っていましたが、
さすがに空いていませんでした。
せっかくヒロシさんのレポートも上げていただいたので、
少し間をおいて行ってみようと思います。