北海道釧路市にある阿寒湖温泉「あかん湖鶴雅ウィングス」の宿泊レポートです。
最終更新日 | 2020/10/2 | 訪問日 | 2020/9 |
【阿寒湖温泉 あかん湖鶴雅ウィングス】基本情報
あかんこおんせん あかんこつるが うぃんぐす
住所:〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目6−10
TEL:0154-67-4000 (9:00~18:00)
公式サイト
⇒「あかん湖鶴雅ウィングス」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付 10,340円~26,400円 お一人様△ 素泊まり〇 湯治× 自炊×
1泊朝食付き7,700円~、素泊まり4,950円~
口コミ評価:Google 4.2点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆阿寒湖周辺で評判の良い温泉宿を探している
◆絶景露天風呂のある宿に泊まりたい
◆バイキングが充実している宿が良い
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【日帰り入浴】
*コロナ収束まで日帰り入浴はお休みです
営業時間:11:00〜15:00受付
利用時間
あかん湖鶴雅ウイングス 11:00〜17:00
あかん遊久の里 鶴雅 14:00〜17:00
*どちらの大浴場も利用できます。
料金:大人1,500円 4歳以上小学生750円
定休日:不定休
【2名以上ならリーズナブルな高級リゾート&スパ あかん湖鶴雅ウィングス 】
北海道ではリゾートホテルチェーンとして知られている「鶴雅」の本拠地、阿寒湖畔にある「あかん湖鶴雅ウィングス」に宿泊してきました。
鶴雅グループは、昭和30年(1955年)「阿寒グランドホテル」を開業後、北海道各地に13のホテルと1つのダイニングを展開する高級リゾートホテルチェーンとして発展してきました。
「あかん遊久の里鶴雅」が創業の地ということで、阿寒湖には「あかん遊久の里鶴雅」、「あかん湖鶴雅ウィングス」、「あかん鶴雅別荘 鄙の座」、「阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香」、「鶴雅レイク阿寒ロッジ トゥラノ」と5軒の施設があります。
「鶴雅ウィングス」は、本館「遊久の里鶴雅」とつながっています。
「遊久の里鶴雅」は、純和風旅館の雰囲気。一般客室は「鶴雅ウィングス」よりも安いくらいですが、上階には露天風呂付客室もあります。「鶴雅ウィングス」は露天風呂付客室はなく、洋風のカジュアルブランド的な位置づけです。
でも、館内のインテリアはとてもゴージャスで、接客も高級ホテル並み、ビュッフェ料理もハイレベルでした。
特にデザイン性が高くて、細部までこだわりを感じるところは見ていて気持ちが良かったです。
でも、2名以上で早割だと1万円ちょっとで泊まれるんですよね。お得感のあるホテルだと思います。
おひとり様だと割高で、今回レイクビューのお部屋で2.4万円だったので、Go To を使うべきホテルです^^
温泉は2源泉あり、ナトリウム-炭酸水素塩泉に近い単純泉です。
「鶴雅ウィングス」にも男女別の大浴場があるのですが(男女入替なし)、内湯だけで露天風呂はなく、最終的に「遊久の里鶴雅」の絶景露天風呂に入り浸るのではないかと思います。
内湯はスーパー銭湯のように寝湯、ジャグジー、高温、低温、洞窟風呂、打たせ湯、歩行湯などバラエティ豊か。
ただし、湯遣いは真湯に近い感じでイマイチです。塩素臭はなかったですが。
ウリの絶景露天風呂は2か所あり、8階の方は湖と温泉街を見下ろす眺め、1階の方は湖面に近い高さから湖を一望するという眺めです。
個人的には1階の方が気に入りました。
そして、なぜかこの絶景露天風呂の2か所は源泉かけ流しなのでは?と思うくらい源泉の特徴が良く出ていて鮮度も良かったです。
*「遊久の里鶴雅」に飲泉場があるので、そこのお湯と比べると分かりやすかったです。
今は外国人もほとんどいないからでしょうか。
落ち着いていて全体的に満足度が高かったので、他の鶴雅のホテルにも泊まってみたくなりました。
阿寒湖温泉街
あかん湖鶴雅ウィングスがある通りには、アイヌ民芸品のお店が並んでいます。
写真の右側の道路の奥には「アイヌコタン」(アイヌ村)もあります。
あかん湖鶴雅ウィングスの外観
幾何学模様のようなデザインはアイヌの文様で、館内のあちこちに使われています。
先日、小泉環境大臣が阿寒湖温泉街へ視察に訪れた際に、電線が景観を害しているという発言をしていましたが、宮殿風のウィングスの建物を見た時には確かに電線が邪魔だなぁと思いました^^
駐車場はホテルの周りに10数台分ありますが、その他はキーを預けて移動してもらうバレットパーキングになっています。
ただ、今回はコロナ対策のためスタッフがお客さんの車に乗車することはできず、送迎車の後を追って自分で駐車場まで運転し、送迎車で送ってもらうという形式になっていました。
駐車場の料金は400円です。
ホテルから1キロほど離れた場所にあるので、忘れ物をしないようにしましょう。
キャンプ場の駐車場
「鶴雅ウィングス」玄関前
館内に入るとサーモグラフィーの画面がありましたが、スタッフがチェックするわけではなくチェックインの際の問診票で体温等を自己申告します。
ゆるいなぁと思いましたが、後で食事の度に検温があるので、実際には今まで泊った中で一番厳重だったと思います。
玄関から見たエントランス。
大理石の床に高い天井、大きな熊やアイヌ文化にまつわる木彫像が展示されていて、まるで美術館のような空間でした。
観光地のホテルは割と古いところに行くことが多いですが、鶴雅グループのようにコンセプトを前面に押し出したデザイン性の高いホテルというのは初めてなので驚きました。
それと、北海道の大型ホテルでは比較的多いですが、外国人スタッフが受付を独りでやっていることにも驚きます。
チェックインは定型的な会話だからそれほど困ることもないのかななんて。
館内は1階にフロント、ブッフェレストラン、2階・3階にそれぞれ男性・女性用大浴場、右に進むと本館の連絡通路に出ます。
エレベーターも3基あり、規模の割には設備にお金がかかっている感じがします。
「鶴」は「鶴雅」のシンボル。
両脇にある鹿の角でできた椅子もおしゃれです。
客室前の廊下も高級感がありました。
【今回利用したプラン】
今回宿泊したのは9階建ての6階部分。
湖側和ツイン 2食付(ブッフェプラン)平日1名利用 税込24,200円 でした。
2名利用の場合には、15,730円~となります。
山側の場合は2~3,000円安くなります。
おひとり様は休前日は朝食付き又は素泊まりしかネットでは出ていませんでしたので、2食付きはお電話でお問い合わせください。
客室入口
踏み込み部分にはトイレバスがあります。
メインは和室10畳、窓側に1.5畳の広縁があります。
窓側から見た客室
レンガ色の暖色系でまとめてあります。
畳も新しいですね。
床の間には空気清浄機、台の上にはティッシュ、ホテルの案内、禁煙の表示。
2020年4月から全室禁煙になり、電子タバコを含めて喫煙スペースのみになります。
床の間の隣にはテレビ、広縁側には冷蔵庫とお茶セット。
テレビのリモコンにはカバーがしてあって、消毒済みだと安心できるようになっていました。
クローゼットの中にはタオルとパジャマ、金庫。
厚手のバスタオル、アメニティは歯ブラシ、ヘアブラシ、足袋靴下。お風呂セットを入れるメッシュのバッグ。
フリーサイズのパジャマ。レストランへもこの格好でOKですが、夜は皆さん私服でした^^
広縁にあるカウンターは下に空の冷蔵庫、上にペットボトルのミネラルウォーターが2本、電気ポット、引き出しにはコーヒー、緑茶、ほうじ茶のパックが入っていました。
お茶請けは熊笹という温泉饅頭に黒豆、甘納豆、大豆、種なし梅。
トイレ・バス
シャンプーは鶴雅オリジナルでした。
広縁部分にはソファーベッドとテーブル。
テーブルの上には除菌シートがありました。
窓からかは阿寒湖と「阿寒イオマプの庭」が見えます。
左に見える建物は本館です。
夜はライトアップされていました。
お部屋の紹介は以上です。
【あかん湖鶴雅ウィングスの施設】
続いて共用スペースへ。
1階エレベーターホールの奥にはラウンジとバーがありました。
中はこんな感じで阿寒湖を眺めながらリラックスできる空間になっています(画像は宿提供/じゃらん)。
ロビーには「The North Face」のショップがあります。
9月上旬に北海道に到着した数日間は昼間の気温が30度近くあったのですが、阿寒湖に来たら13度と急激な温度差があり驚きました。
遊覧船に乗ったり、夜のイベントに参加する場合には夏でも長袖の上着があると便利です。
レンタサイクルは普通の自転車、電動自転車、ロードバイクとあります。
本館連絡通路
本館のお風呂に行く時にはここから。
「鶴雅ウィングス」の建物にはお土産ショップはないので、買い物をする場合にもこの連絡通路から本館のお店に行くことになります。
通路には阿寒湖周辺の自然や生息する動物を説明したパネル。
阿寒湖周辺のジオラマ
中央の青い部分が阿寒湖。
アイヌの文様をデザインした水の作品
途中には、「SIRI」という阿寒湖周辺のアクティビティ申込の窓口があります。
阿寒湖でカヌーをしたり、釣りをしたり、オンネトーへハイキングに行ったり、20種類以上のアクティビティがあるそうです。
【あかん遊久の里鶴雅の施設】
本館連絡通路の途中から「遊久の里鶴雅」の建物になります。
木彫りのギャラリー「ニタイ」には瀧口政満氏の作品が飾られています。
何とも言えない表情です。
ギャラリーを抜けると本館ロビー前に出ました。
ロビーに池と太鼓橋に小さな滝!プチバブリーな空間です。
池には幻の魚、「いとう」が3匹いました。
本館にもシンボルの「鶴」
エレベーターにはアイヌの人々
1階を奥に進むと「ふくろう神社」!
アイヌの人々はしまふくろうを村の神様として崇めたそうです。
祈りの言葉
その隣には飲泉場。
金気臭と炭酸のピリッとした刺激と甘みのある温泉です。
飲泉場のある通りはこのようにお店が並んでいます。
お土産ショップは7:30~21:30まで営業。
鶴雅オリジナルのスイーツや
毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニの全国配送も行っています。
阿寒湖と言えばまりも!
まりもっこりの後ろの水槽には天然のまりもがいます。
子供の頃には、ワンカップ酒のようなガラス瓶に入ったまりもを北海道みやげでもらうことがありましたが、さすがに天然記念物なので今は見かけませんね。
その代わり、まりもを模したゼリーやまりも羊羹がお土産の定番のようです。
【夕食後のイベント 『カムイへの祈り』】
20:00からは『カムイへの祈り』というアイヌ文化にまつわるイベントがありました。
19:30にホテル前に集合
20:00 阿寒湖遊覧船乗り場から船に乗車~まりもに見立てたLEDライトで光る玉にに海苔を込めて湖に流す儀式
20:30 たいまつを持って温泉街を練り歩き、最後にアイヌコタンにたいまつを奉納する
21:00前 解散
という内容のものです。
凄く興味深かったのですが、ビュッフェ前の行列と慌てて食べる団体さんの様子を見て、とても出ないけれどビュッフェを途中で放り出してまで行くことはできない!と、終わるころに見に行ってみることにしました。
ビュッフェを取り分けている途中、何か湖の方に光るものが見えると思ったら、これが『カムイへの祈り』に参加している人たちが乗船している遊覧船でした。
結構派手にライトアップされています。
まりもに見立てたLEDの玉(画像は宿提供/じゃらん)
灯篭流しのようなイメージでしょうか。医療従事者への感謝を込めてと書いてありました。
下船するとたいまつを持ってアイヌコタンまで行進します(画像は宿提供/じゃらん)。
アイヌコタンでたいまつを奉納し終えたところ。
村の神様、しまふくろうがパオーンと鳴く声が響いていました。
アイヌコタンはこんな感じで広場の両脇に民芸品のお店が並んでいて、アイヌの神話を元にした演劇を観覧できるシアター等もあります。
1泊くらい豪華なバイキングが食べたいとやってきた鶴我グループの宿。
インテリアや美術品がバブリーなんだけど、デザイン性が良くて気に入りました🤩
サービスも最高です🥳
阿寒湖を見ながら入れる露天は眺めももちろんだけど、意外と泉質が良い😎あかん湖鶴我ウィングス pic.twitter.com/cihNkCRDlW
— 秘湯宿.com (@hito_yado) September 12, 2020
あかん湖鶴我ウィングスの夕朝食バイキング🥞
夜は牛ステーキ、朝はエッグベネディクトのライブキッチン🍴
コロナのため普段より品数は減らしているかな?でも、個人的にはオードブル系が美味しくて大満足❣️
朝晩、会場入りする前に検温があり、飲み物は全て紙コップ等、コロナ対策は厳重。 pic.twitter.com/KVt37UC9KQ— 秘湯宿.com (@hito_yado) September 13, 2020
【阿寒湖温泉 あかん湖鶴雅ウィングスの動画】
【動画の目次】*数字を押すとそこから再生できます
0:00 タイトル~イントロ
0:19 あかん湖鶴雅ウィングスの概要
1:20 阿寒湖周辺地図
1:27 雄阿寒岳&阿寒湖 アイヌイベント
1:55 鶴雅ウィングスの外観~館内
3:30 客室紹介
7:49 鶴雅ウィングスから本館連絡通路
9:01 本館ロビー
9:44 飲泉場・ふくろう神社・お土産処
11:25 大浴場案内
11:56 本館8階大浴場
14:01 本館1階大浴場
15:48 鶴雅ウィングス大浴場
17:00 夕食ブッフェ
24:05 カムイへの祈りイベント
25:43 朝食ブッフェ
31:43 阿寒湖周辺観光
【あかん湖鶴雅ウィングス お部屋の感想】
今回は、冬に通行止めで行けなかった野湯巡りをメインにした旅行だったのですが、ハードな日程の間にこういうゴージャスなホテルに泊まるとほっとできます!
どこもピカピカで、デザインも美しく目の保養になりました。
一人旅でも上客のように扱ってくれるサービスも、さすが北海道イチのホテルグループだなと気分よく過ごせました。
温泉は大したことないのかと思ったら意外と良かったですし、値段分の価値はありました。
お部屋の広さ ★★★★ 4.4
設備 ★★★★ 4.5
アメニティ ★★★★ 4.3
清潔感 ★★★★ 4.5
宿の雰囲気 ★★★★ 4.6
接客サービス ★★★★ 4.5
【あかん湖鶴雅ウィングス 宿情報】
チェックイン/アウト 15:00~/~10:00
クレジットカード〇
携帯電話送受信〇 フリーwifi〇
エレベーター〇 バリアフリー△
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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