【秋田】乳頭温泉郷 鶴の湯 宿泊&日帰り その3 お風呂編

秋田県仙北市にある乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」の入浴レポートです。

【お風呂】

混浴露天風呂1、女性専用露天風呂1、打たせ湯2
男湯 内湯5 (中の湯、黒湯×2、白湯×2)
女湯 内湯5 (中の湯、黒湯×2、白湯×2)
*24時間利用可能(清掃時を除く)

【こんな人におすすめ】

◆鶴の湯の露天風呂に憧れている
◆ミルキーな極上のにごり湯が好き
◆鶴の湯で混浴デビューしたい

鶴の湯温泉の口コミ評価:Google4.4点/5.0点

最終更新日:2022/8/10
訪問日:2022・2019・2018・2015・2014・2013


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⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 」の食事情報はその2お食事編へ

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」のお土産情報はその4お土産編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:10:00~15:00受付(早期終了する場合あり)
料金:大人600円 子供300円
定休日:*月曜日は16:00まで混浴露天風呂の清掃につき、内湯のみ利用可能
月曜が祝祭日の場合は、直近の平日が清掃日

*混浴露天風呂でのタオル巻・湯浴み等の着用はできません。

混浴難易度★~★★★★(利用人数によります)

泉質等の情報は一番下に掲載しています。

 

【足元湧出のなめらかな乳白色のにごり湯 乳頭温泉郷 鶴の湯温泉】

鶴の湯といえば、うっすらと青みがかった乳白色の混浴露天風呂が名物です。

鶴の湯の歴史は意外と浅く、開湯は江戸時代。

鶴が入浴している所をマタギが発見したことから、「鶴の湯」と名付けられたそうです。

 

鶴の湯温泉のお風呂は屋外と館内に分かれていて、日帰りでも利用できるのは屋外だけです。

あの有名な混浴露天風呂だけでなくたくさんの湯舟があり、それぞれ源泉も異なるので、微妙な違いを感じられるようになったら鶴の湯マスターといえるかもしれません^^

 

@屋外のお風呂

  • 混浴露天風呂1
  • 女性大専用露天風呂1
  • 男性用中の湯1 打たせ湯1
  • 女性用中の湯1 打たせ湯1 小露天風呂1(夏季限定)
  • 男性用 内湯2(黒湯1白湯1)
  • 女性用 内湯2(黒湯1白湯1)

※屋外のお風呂にはカラン、シャワー、石鹸、シャンプーはなく浸かるだけになります。日帰りの方は髪の毛は洗えないのでご注意ください。

@館内のお風呂(宿泊者限定)

  • 男女別内湯各1(白湯)
  • 貸切内湯2(黒湯)
  • 貸切露天風呂1

※館内のお風呂は貸切風呂以外はシャワー、シャンプーセットがあります。

こちらが温泉見取り図

小川に橋が架かっているのが露天風呂の入口。

お風呂の撮影は禁止されています。

事前に支配人とスタッフの方に撮影許可を得ています。

日帰りの方は手前の鶴の湯事務所で受付を済ませてから。

 

それでは、屋外のお風呂から順番にご紹介します。

【鶴の湯名物 足元湧出の混浴露天風呂&中の湯】

小川に架かる橋を渡って右側が混浴露天風呂です。

混浴露天風呂へは男女別の「中の湯」という内風呂のある小屋に脱衣所があるので、まとめてご紹介します。

右に曲がるとすぐ横が露天風呂になっています。

女性は湯舟に人が多いかチェックしながら黄色い矢印へ。

小屋の手前が男性用脱衣所入口、奥が女性用脱衣所入口になっています。

男性用入口前に貴重品ロッカーがあります(有料100円)。

女性用脱衣所

中は棚と籠だけです。

内湯から露天風呂に出られます。

こちらが「中の湯」のお風呂

43度ちょっとでやや熱め。パンチのあるにごり湯です。

冬は混浴露天風呂がぬるいことが多いので、ここで体を温めてから行ったり来たりします。

右にあるのは湧き水。

カランなし、シャンプー等はありません。

中の湯から外に出ると、打たせ湯と小さな露天風呂があります(露天風呂は夏季限定5月下旬頃~11月頃まで?)。

打たせ湯は「滝の湯」という別の源泉を使用。

38度くらいのぬる湯でした。

夏季限定の露天風呂 4~6人サイズ

【鶴の湯温泉の混浴露天風呂の難易度は?】

混浴露天風呂はバスタオル巻き、湯あみ着、水着の着用はできません!!

でも、牛乳を少し薄めたくらいのにごり湯なので、肩まで浸かってしまえば見えません。

混浴と聞いて怖気づいてしまう女性も多いとは思いますが、年齢を問わずカップルで入っているも、女性一人で入っている人もいますので、人が少ない時を狙ってチャレンジしてみてください。

うちは、両親が潔癖症で混浴なんて無理というタイプですが、早朝に親子3人で入ったのは良い思い出になりました。親子で混浴デビューが鶴の湯です^^

【女性用の中の湯から混浴露天風呂への行き方】

誰かが入っている時に後について行けばよいですが、初めてだと分かりにくいので図解します。

先ほどの中の湯から外に出たら打たせ湯の裏に回ると混浴露天風呂の入口があります。

入口に出ました。

左側が男性用の打たせ湯等があるのですが、人がいないか確認して岩を隠れ蓑に腰をかがめながら湯に浸かって奥へ移動します。

男湯側から見ると矢印のところから出てくるようになっています。

以前は、女性の出入り口前にわざと居座っているのかと思われるようなこともあったのですが、数年前には「姫の通り道」と案内が出て、女性が通る通路には近づけないように丸太の柵ができていました。

この混浴露天風呂は監視カメラもありますし(裸の人は映らない)、他の混浴が有名な温泉に比べたら女性はかなり入りやすいと思います。

※7月~8月の露天風呂の周りはアブが飛び交っているそうなので、虫よけスプレー等で対処を。体に止まったらタオルをぐるぐる回す等してすぐに払ってください。じっとしていると刺されます。黒いものに止まる習性があるので、髪の毛は白いタオルで巻いておくと多少違うかもしれません(気休め程度かもしれませんが)。

 

【鶴の湯温泉の混浴露天風呂】

前置きが長くなりましたが、名物の混浴露天風呂です。

青みがかった乳白色のにごり湯と奥の湯小屋と山の景色。

これぞ秘湯と言った絵になる露天風呂です。

お湯は週一で入替えがあるので、にごり具合も日によって違います。

それと、露天風呂は真冬はぬるくなるので、鶴の湯=ぬるいというイメージが強いかもしれませんが、5月6月頃は加水もなく43度くらいであまり長湯できなかったりします。季節によって温度は変わります。

湯口は奥に1か所だけ

今回は36度くらいの温湯でしたが、以前は45度くらいあった記憶があります。

中ほどから奥にかけては、湯の表面がポコポコしていて足元湧出なのが分かります。

硫黄泉ですが、中性なので肌触りはなめらかで、出た後はすべすべします。

入浴中の目線

日帰りで独泉になることは稀でしょうが、宿泊でしたら意外と1時間くらい誰もいないなんてこともあり得ます。

鶴の湯に行ったのに混浴入らなかったの?なんてことにならないように、女性の皆さん頑張ってください^^

今回、混浴露天風呂は撮影のために5分だけ時間をいただいたので大慌てでしたが、動画の方ではそう見えないように撮っていますので、その1お部屋編のページの下にある1つ目の動画を参考になさってみてください。

 

【鶴の湯温泉の女性専用露天風呂】

万が一、混浴露天風呂に入れなかったとしても女性用の広い露天風呂もあります。

こちらも端っこの方が足元湧出でプクプク泡が上がっていて、泉質は混浴露天風呂に負けていません!

周りを気にせずゆっくり入れるので、男性よりも女性の方がお得ですね^^

混浴露天風呂から戻ると内湯の小屋がありますが、女性用の露天風呂へは「黒湯」の内湯からと外の出入り口から行く方法があります。

黒湯の横にある専用通路

専用の入口から見た女性用露天風呂

混浴露天風呂に負けず劣らずというか、むしろ開放感があって絶景です!

奥から見るとすだれのかかった小屋が露天風呂用の脱衣所です。

湯口は1か所ですが、足元湧出しています。

静止画だと微妙ですが、泡が弧を描いているのが分かるでしょうか。

女性用の露天風呂は白湯+αの混合泉になっています。

奥には小さな露天風呂も。

入っている人を見たことないけど。

東北には子宝信仰で金精様が祭られていることが多いですね。

(後でGoogleにNG認定されたらこの画像は消去しますw)

 

【鶴の湯温泉の屋外にある内湯 黒湯&白湯】

こちらの湯小屋には男女別の黒湯と白湯の内湯が1つずつあります。

脱衣所には棚と籠だけ、浴室にはカラン、シャワー、シャンプーはありません。

女性用の白湯 4~5人サイズの湯舟

43度くらいの設定でした。

女性用の黒湯 1~2人サイズの湯舟

42.5度くらいの設定でした。

色が黒いわけではなく見た目は同じですが、鶴の湯の源泉の中では一番成分が濃いと言われています。

 

宿泊者は館内にある白湯と黒湯にも入れるので、そちらを利用する方が多くなるかもしれません。

 

【宿泊者専用 男女別内湯(白湯)】

帳場のある建物の裏に回ると1号館の玄関があります。

宿泊者専用のお風呂は全て1号館にあります。

館内入って右側に渡り廊下の先に湯小屋があり、こちらが男女別の内湯になります。

女性は左側です。

脱衣所にはドライヤーがあります。

湯舟は2~3人サイズとコンパクト

温度はだいたい42度~43度くらいの設定です。

シャワー、秘湯シャンプーセットもあります。

 

【宿泊者専用 貸切内湯(黒湯)】

貸切内湯は深夜に清掃時間がありますが、基本的に24時間入浴できます。

入口の札が「空」になっていれば、いつでも無料で利用できます。

1回当たり30~40分が目安。

貸切内湯は玄関前の階段を上がって廊下の突き当りにあります。

貸切風呂入口

左側の脱衣所

洗面台と棚と籠があります。

4畳くらいの浴室に2人サイズのお風呂。

透明度は15センチくらい。

43度ちょっとありやや熱めですが、外湯に比べて人の出入りが少ないので落ち着いて入れます。

右の個室も左右対称で湯舟の大きさは同じです。

左右合わせて3回入りました。

【宿泊者専用 貸切露天風呂】

2010年頃に新設されたという貸切露天風呂。

前回宿泊の時には入りそびれたので、今回一番楽しみでした。

1号館の玄関から右の廊下を一番奥へ行くと左側にあります。

貸切露天風呂入り口

こちらも予約は不要で、「空いています」の札が出ていれば利用できます。

人気があって待つ人も出るので、あまり長居しないようにお願いします。

入口から見た露天風呂

手前に棚と籠があります。

洗い場はありません。

湯舟は3~4人サイズ。

子連れファミリーで入れるくらいの広さです。

こちらは黒湯に近い独自源泉だそうです。

この日は38~39度くらいでぬるめでした。

川の水で加水できるようでバケツが置いてありましたが、誰かが薄めたのかもしれません。

目の前を小川が流れていて、風流な露天風呂です。

 

【鶴の湯温泉の感想】

ブルーの乳白色のにごり湯というだけでテンションが上がります!

硫黄の濃度も濃いですが、クリーミーでなめらかな浴感、上がった後に肌がすべすべです♪

硫黄泉が苦手な人でも行けるのではないかと思います。

特に露天風呂は、茅葺屋根の建物や裏山の借景も相まって、他にはない独特な秘湯情緒を感じられるので、何度でも来たくなる温泉です。

 

日帰りでもいいですが、宿泊の方が空いていてゆっくりできます。

もし、鶴の湯が満室でも、別館山の宿に姉妹館の駒ケ岳温泉に宿泊すれば、夕食後に鶴の湯まで送迎があります。夜は人目を気にせず混浴にも入りやすいので、こちらの宿に泊まるのもいいですよ!ご飯もとても美味しいです。

 

泉質 ★★★★ 4.5

お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.7

清潔感 ★★★★ 4.3

 

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」をインターネットで予約する

 

”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””

 

【鶴の湯温泉の源泉】

◆自家源泉複数 湧出量合計280L/分

◆白湯 H26.8月の分析書
源泉温度:59.6℃
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉) pH.6.6
溶存物質(ガス性除く)2,817mg/kg 成分総計2,952mg/kg
硫化水素イオン5.7mg、チオ硫酸イオン2.5mg、遊離硫化水素ガス16.1mg/kg
態様:源泉掛け流し、(5~11月のみ加水あり)加温なし、塩素消毒なし
一般的適応症:高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病
泉質別適応症:切り傷・末梢神経障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癖・慢性湿疹・表皮化膿症

◆黒湯 H26.8月の分析書
源泉温度:58.7℃
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉) pH6.8
溶存物質(ガス性除く)3.387mg/kg 成分総計3,538mg/kg
硫化水素イオン6.0mg、チオ硫酸イオン2.5mg、遊離硫化水素ガス10.8mg/kg
態様:源泉掛け流し、(5~11月のみ加水あり)加温なし、塩素消毒なし
一般的適応症:高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病
泉質別適応症:切り傷・末梢神経障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癖・慢性湿疹・表皮化膿症

◆中の湯 H26.8月の分析書
源泉温度:45.1℃
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉) pH6.7
硫化水素イオン3.3mg、チオ硫酸イオン3.6mg、遊離硫化水素ガス7.8mg/kg
溶存物質(ガス性除く)3,131mg/kg 成分総計3,286mg/kg
態様:源泉掛け流し、(7~9月のみ加水あり)加温なし、塩素消毒なし
一般的適応症:高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病
泉質別適応症:切り傷・末梢神経障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癖・慢性湿疹・表皮化膿症

◆鶴の湯 H27.2月の分析書
源泉温度:37.6度
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性中性高温泉)  pH7.3
態様:源泉掛け流し、(7~8月のみ加水あり)加温なし、塩素消毒なし
一般的適応症:高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病
泉質別適応症:切り傷・末梢神経障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癖・慢性湿疹・表皮化膿症

◆滝の湯
源泉温度:51.7℃
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素温泉(低張性中性高温泉) pH7.0
硫化水素イオン3.1mg、チオ硫酸イオン8.2mg、遊離硫化水素ガス3.5mg/kg
溶存物質(ガス性除く)2,811mg/kg 成分総計2,899mg/kg
態様:源泉掛け流し、(7~9月のみ加水あり)加温なし、塩素消毒なし
一般的適応症:高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・リューマチ・糖尿病
泉質別適応症:切り傷・末梢神経障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症・アトピー性皮膚炎・尋常性乾癖・慢性湿疹・表皮化膿症

 

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*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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