【秋田】乳頭温泉郷 鶴の湯 本館 宿泊 その1 お部屋編 ★★★★

秋田県仙北市にある乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」の宿泊レポートです。

お宿の基本情報はページの下部にあります。

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

【こんな人におススメ】

◆これぞ秘湯と呼ばれる宿に泊まってみたい
◆鄙びた温泉宿が好き
◆名物山の芋鍋を食べたい
◆日本秘湯を守る会のファン

鶴の湯温泉の口コミ評価:Google4.4点/5.0点

最終更新日:2022/8/9
訪問日:2022・2019・2018・2015・2014・2013


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⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 」の食事情報はその2お食事編へ 

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」の温泉情報はその3お風呂編へ

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」のお土産情報はその4お土産編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:10:00~15:00受付(繁忙期は早期終了)
料金:大人600円 子供300円
湯巡り手形利用可能
定休日:月曜日は~16:00まで露天風呂清掃

 

【温泉ファンが憧れる日本一有名&人気の秘湯!乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 お部屋編】

言わずと知れた、誰もが一度は泊まってみたいと憧れる秘湯を代表するのが乳頭温泉郷 の「鶴の湯温泉」です。

敷地の中には小川が流れ、水車があって、いつの時代かと思うような茅葺屋根の建物が並び、乳白色のにごり湯に浸かりながら、湯けむりの先には季節折々の景色が楽しめる山が見え、囲炉裏のある食事処では名物山の芋鍋を皆でつつく。

出来過ぎなくらい、秘湯ムードを盛り上げてくれるのが「鶴の湯温泉」です。

 

そんな、「鶴の湯温泉」には日帰りで何度も訪れていますが、なかなか空きが出ず、日程とも合わずで、宿泊は2回だけです。

1回目は家族と1号館の広い部屋に、2回目は一人で3号館の湯治部屋に宿泊しました。

 

日帰りでも、泊まりでも、何回行っても飽きないのが「鶴の湯」です。

一時期は外国人のバスツアーで日帰りはごった返していましたが、ここ2年はコロナの影響で静かになりました。

日本一深い湖、田沢湖と秋田駒ケ岳

田沢湖から15キロほど上がってくるとブナの原生林が広がる「乳頭温泉郷」があります。

途中の県道沿いは桜並木になっているので、角館のしだれ桜が終わる頃に見頃になるようです(GW頃)。

県道沿いに「鶴の湯」と「別館山の宿」の看板が出ているので左折します。

乳頭温泉郷の中で一番手前に入口がありますが、他の温泉とは尾根が違うのでトータルの距離は同じくらいです。

左折してほどなく「別館」があり、さらにダート道を3キロほど降りていくと「鶴の湯」があります。

別館の脇は水芭蕉の群生地になっています(5月中旬~下旬頃満開)。

 

ちなみに別館山の宿の方は離れのようなトイレ付の部屋が主体で、3つあるお風呂は全て貸切、食事は半個室で料理も洗練されています。

夜は鶴の湯への送迎もあるので、鶴の湯の広い露天風呂には入りたいけれど、落ち着いた宿の方がいいという方は別館がおススメです。

別館の食事のクオリティのまま価格をリーズナブルにしたのが「駒ケ岳温泉」で、こちらも鶴の湯への送迎があるので、1つの宿で2度おいしいです。鶴の湯が満室の場合には考えてみてもいいと思います。

鶴の湯の駐車場に到着。こちらは5月の景色になります。

今回は「鶴の湯」宿泊、姉妹館の「駒ケ岳温泉」宿泊、それに撮影日と分けて3日連続での訪問となりました。

秋田入りするまでの天気はイマイチでしたが、晴れてくれて良かったです。

本陣の門の前には乳頭温泉郷の湯めぐり号が停まっています。

入湯温泉郷では宿泊者だけが購入できる手形があり、それを持っていると他の宿に湯めぐりするのに送迎してもらえます(手形は1冊1,800円、1年間有効)。

テレビでもよく見る「本陣鶴の湯」と書かれた黒塗りの門

門の横には水車

門をくぐってすぐ左にある「本陣」の建物。

江戸時代に秋田藩主が湯治で滞在していた際、護衛の武士の詰め所だったのがこの「本陣」だそうです。

1番~7番まで部屋がありますが、客室として使われているのは5番まで、6番・7番は向かいの2号館・3号館宿泊者の食事処になっています(昼間は日帰り客の有料休憩所)。

 

「鶴の湯」で最も人気があるのがこの本陣の客室です。

外観は鄙びていますが、室内にはトイレも付いていて、食事も囲炉裏を囲んで部屋食と、意外と快適なんです。

予約は半年前から開始されますが、

すぐに埋まります^^

一人旅も泊まれますが、料金は3割増しになります。

チェックインは敷地の中ほどにある「事務所」へ。

3つの会が統合した「日本温泉文化を守る会」の新しいスタンプ帳に押してもらいました。

お風呂場と食事の説明を受けながら3号館の客室へ案内してもらいました。

【一人旅で3号館に宿泊 2022年】

一人旅にも優しい2号館・3号館。

おひとり様1泊2食付、消費税・入湯税込9,980円です。

あの有名な鶴の温泉で1万円以下で泊まれるとなれば、それりゃ予約も難しくなります^^

本陣の向かいにある2号館・3号館。

1~2名用の小さな湯治部屋になっています。

入口から入ると左側が2号館で共同トイレ、休憩室等があります。

右側は3号館です。

館内は禁煙のため入口に喫煙所がありました。

3号館の通路(奥から)

今回は、事前に撮影許可を得てそれから予約をしたので、最後の一部屋だったようです。

一番奥の75番。

入口から見た客室

6畳間に裸電球、エアコンはなくヒーターだけ。

標高800mあるので、夏は涼しいのでしょう(昨今は東北も怪しいけど)。

トイレ、洗面台なし、TV、金庫、冷蔵庫もありません。

外鍵はありますが、気になる方は貴重品を帳場へ預けます。

貴重品袋

奥から

ちゃぶ台にお茶セット、浴衣とタオルセットが置いてあります。

コロナのため布団はセルフでした。

窓からの景色

浴衣とタオルセット、アメニティは歯ブラシだけ。

5月でしたが、夜はストーブをつけるくらい寒くなるので、浴衣の上に丹前を羽織ります。

ちなみに、昼間の気温は16℃くらい、夜は7℃くらいでした。

裁縫セット

お茶セット

今時珍しくティーバッグではなく茶葉でした。

しかも、お茶が美味しい!

お茶請けは「あんもろこし」。

折り鶴が添えてあるのが粋なサービスです。

鶴の湯のお菓子は、仙北市内の有名な和菓子店とのコラボなので、どれも美味しくてお土産に良いです。

参考記事⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 その4 お土産編」

お布団を敷いたところ

湯治部屋で意外というか、羽掛布団でふかふかでした!

 

部屋にWi-Fiは通っていますが、ネットニュースを見るくらいなら何とかいけましたが、YouTube動画は重くて開けませんでした。

回線がブチブチ切れるのですが、その都度、接続し直すと大丈夫だという口コミがありましたので試してみてください。

携帯電話はドコモはバッチリ、楽天(au)は×でした。

部屋の案内(コロナ禍のため一部変更あり)

 

お部屋の紹介は以上です。

続いて共用スペースへ。

洗面台、洗濯機、トイレは2号館の奥にあります。

洗面台はちゃんと温水が出ます!

(山の宿だと当たり前ではないので)

女性用トイレは和式と洋式がありました。

3号館の一番端の部屋だったので、夜中にトイレに起きたときはちょっと遠かったです。

洗濯機はスタッフと共用なので、夕方はスタッフ専用になっています。

こちらは日帰りの人も利用する休憩室。

ドリンクの自販機があります。

敷地内の見取り図

左下が門がある場所、入ってすぐ右側が宿泊した3号館です。

 

【1号館2階の広い部屋】

初回に宿泊したのは帳場のある1号館の2階でした。

1号館は人数が多い場合のエコノミーな部屋です。

宿泊費用は2014年当時で3名で12,000円/人くらいだったと思います。

思わず、やっす!と声が出てしまったのを覚えています。

1号館の玄関

2階の共用洗面台とトイレ

畳の部屋が14~16畳くらいあり、さらに広縁もあるという余裕の広さ。

トイレは共同です。

食事は夕食だけ部屋食でした。

床の間

広縁のソファセット

布団を敷いたところ

【東本陣・新本陣・離れ本陣】

門から近い本陣の部屋の他にも「本陣」と名の付く客室があります。

料金は本陣よりも少し高く、14,450円~19,950円。

「東本陣」は1号館の奥、「新本陣」は1号館2階の奥でそれぞれトイレ付です。

「離れ本陣」は、駐車場側にあります。室内は囲炉裏とトイレ付きで本陣と似たようなレイアウトだそうです。こちらはJRツアー専用の客室だそうですが、空きがあれば3日前から一般客も予約できるそうです。

「本陣」とつく客室はどの部屋も空きがあればおひとり様でも予約できますが、3割増しになるそうです。

 

【鶴の湯事務所にはお土産コーナーがある】

冷蔵庫要らずの湧き水

帳場のある事務所の中はお土産コーナーと、冷えたドリンクが置いてあります。

お土産の詳細はその4で。

 

【乳頭温泉郷 鶴の湯 一人旅 2022 動画 Part1】

Part1では、宿の案内、3号館客室、お風呂の案内、中の湯・混浴露天風呂までをまとめています。

YouTubeアプリで動画を立ち上げると、コメント欄に動画のチャプターとタイトルが表示されるので、お好きな項目から再生できます。

PCの方は、再生動画の下部にカーソルを合わせるとチャプターのタイトルが表示されます。

【乳頭温泉郷 鶴の湯 一人旅 2022 動画 Part2】

part2では、外湯の続きー男女別の内湯(白湯・黒湯)、女性用露天風呂、館内にある宿泊者専用の男女別内湯(白湯)、貸切内湯(黒湯)、夕食の様子をまとめています。

【乳頭温泉郷 鶴の湯 一人旅 2022 動画 Part3】

part3では、残りの温泉ー宿泊者専用貸切露天風呂、貸切内湯、朝食、お土産をまとめています。最後に、乳頭温泉郷周辺のグルメ&観光スポット、湯めぐりのおまけ動画も掲載しています。

 

【乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 お部屋の感想】

3号館の6畳間は無駄な家具がない分、意外と広く感じました。

一人ならば十分です。

テレビもないので隣から音が聞こえてくることもなかったです。

昨今、値上げが続いていますが、2食付きであれだけの温泉があって1万円以下というのは格安です!

浴衣や丹前の生地もしっかりしているし、茶葉は良いし、布団も羽根布団なので、安いからといってみじめな気分にならないのが最高でした。

 

前回は家族と広い部屋に泊まりましたが、トイレ付ではなかったので、次は機会があれば「本陣」と名の付く快適な客室に泊まってみたいです。

 

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」をインターネットで予約する

 

”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””

 

【乳頭温泉郷 鶴の湯温泉】基本情報

にゅうとうおんせんきょう つるのゆおんせん

住所:〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50
TEL:0187-46-2139
公式サイト日本秘湯を守る会宿紹介ページ

 

【宿泊料金】

1泊2食付 9,830円~19,950円 お一人様〇 素泊まり× 湯治対応〇 自炊×

【宿情報】

チェックイン/チェックアウト 15:00~/~10:00
クレジットカード 〇
携帯電話送受信 ドコモ〇 他×の場合あり wifi△(重い)

エレベーター× バリアフリー×

 

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 」の食事情報はその2お食事編へ 

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」の温泉情報はその3お風呂編へ

⇒「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」のお土産情報はその4お土産編へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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【秋田】乳頭温泉郷 鶴の湯 本館 宿泊 その1 お部屋編 ★★★★」への2件のフィードバック

  1. 秘湯っ子様

    宮城の旅館大沼宿泊後、鶴の湯へ。
    大釜温泉に10年以上前に宿泊して以降、行ったことがなかった温泉地です。

    旅館に着いた時には、鶴の茶舎の営業は終了。
    カフェのような建物が出来ていたとは・・・

    食事は淡竹のフライが出てきました。常連の宿泊客の方が多く、食事の時の会話が、他の旅館にはない面白さでした。
    ※熊の話で盛り上がり、淡竹が生えているところは熊も出てくるそうです。

    月曜日に露天風呂の清掃をされるそうです。目の前を流れる川の水をポンプで吸い上げて、豪快に洗浄していました。

  2. ヒロシ様

    鶴の茶舎は鶴の湯の営業で復活していましたか?
    私が行った時にはギャラリーで別経営でした。

    鶴の湯は数日連泊する方もいらっしゃるようで、
    厨房ではメニューを変えるのに一苦労なのかなという印象ですが、
    淡竹のフライというのは珍しいですね。
    クマが好きなんですか、見かけたら気を付けたいです^^

    月曜日の清掃は今や名物になっていますね。
    撮影許可も下りやすいと思って昨年許可ももらい、動画では取り上げています。

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