栃木県那須町にある那須温泉「リゾナーレ那須」の宿泊レポートです。
最終更新日 | 2020/6/14 | 訪問日 | 2020/6 |
【那須温泉 星野リゾート リゾナーレ那須】基本情報
なすおんせん ほしのりぞーと りぞなーれなす
住所:〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久 乙 道下2301
TEL:0570-07-3055
公式サイト
⇒「那須温泉 リゾナーレ那須」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊朝食付 20,900円~138,600円 お一人様△ 素泊まり○ 湯治× 自炊×
素泊まり12,273円~
*期間限定価格の場合あり
口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆星野リゾートのファン
◆那須高原で家族水入らずで過ごせるホテルを探している
◆美味しいレストランのあるホテルが良い
◆アクティビティが充実している宿が良い
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【日帰り入浴】
不可
【森の中にあるモダンなリゾートホテル リゾナーレ那須 お部屋編】
栃木県那須町にある「リゾナーレ那須」の宿泊レポートです。
たまには外で自然の空気を吸いたくて、カヌーをするついでに安心安全に泊まれる温泉付きの宿を探していたところ、お得なプランが出ていた「リゾナーレ那須」がヒット。
日帰り入浴では何度か行ったことのある星野リゾートですが、宿泊するのは初めてです!
普通にネット検索をしていると一人旅だと5万円前後するので普段はスルーしていましたが、こういう機会に行かないと一生泊まらないかもしれないので行ってきました。
「リゾナーレ那須」は、星野リゾートが経営するブランドの一つで、自然体験を重視したシリーズになっています。
現在、那須の他に、トマム(北海道)、八ヶ岳(山梨県)、熱海(静岡県)、小浜島(沖縄県/2020.7月オープン)の5軒あります。
星野リゾートは全部制覇を狙っている人が多いみたいですが、追い付かないくらいホテルの数が増えていくということなので、今後リゾナーレも他にオープンするかもしれません。
「リゾナーレ那須」では、農作業を手伝ったり、窯焼きピザを手作りできる体験があったり、家族で楽しめるアクティビティもあります。
地元の農業従事者と宿泊者が触れ合える「アグリツーリズモ」を日本で初めて打ち出したホテルだそうです。
「リゾナーレ那須」がオープンしたのは2019年11月。
まだ半年ちょっとしか経っておらず、施設の方は現在進行形で増えていく感じがしました。
前身となるのは「二期倶楽部」。
那須では一番の高級ホテルとして知られていました。コンランショップのオーナーであるテレンス・コンラン卿がインテリアを手掛けたことが話題になったりしていました。
当時とはインテリアは異なると思いますが、リニューアル後は建物や施設はそれほど変わっていないと思います(ツリーハウスはなくなったようですが)。
「リゾナーレ那須」は、敷地面積が東京ドーム3つ分!?(約4万2,000坪)もあるそうで、フロントのある本館の建物の裏手には左右に本館、別館のエリアに分かれ、離れの形式で43室の客室が点在しています。
基本プランは朝食付のみで、夕食は2か所あるレストランのうちのどれかを事前に予約して利用するという形式をとっています。
チェックイン&アウト、食事の時くらいしかスタッフとも他のお客さんとも顔を合わせることもないので、まるで自分の別荘にいるような感覚で過ごすことができます。
人との接触が気になる時期にも安心ですね。
今回宿泊したのは、別館の「ミナモトリプル」という客室です。
石畳の通路の奥に人工的な池があり、その水面を眺める形で並んでいる客室です。
別館は石畳と大谷石の建物が緑に映え、森の中にある現代美術館のような雰囲気を醸し出していました。
ライトアップされた夜はヨーロッパの古城の中を歩いているような感じです。
これに比べて、本館は緑に囲まれウッドデッキで景色を眺めるような環境にあります。
今回宿泊した別館の部屋はフロントから歩いて3~4分かかりました。
反対側にあるアグリガーデンまではフロントから4~5分と、1泊2日滞在しただけでもかなり歩きます。
高原の斜面に建物が点在していて建物同士はつながっておらず、エレベーターもないので足腰が弱い方はご注意ください。
それと、雨の日の移動は大変なので、できれば晴れの日を狙って泊まる方が気分も上がると思います。
高原の裏通りにある「リゾナーレ那須」の看板
まだオープンして間もないのでナビで設定できない場合には、
隣の「アートビオトープ那須」に設定してみてください。
〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久2294−3
TEL:0287-78-7833
入口から坂を上がって来ると20mほどでフロントのある本館の建物が見えます。
駐車場はその奥に20台分くらいあります。
電車の場合は、「那須塩原駅」から無料シャトルバスがあります(公式サイトのアクセスのページから予約可能)。
本館の建物
敷地に入ってきた瞬間、「ホーホケキョ!」と元気の良いうぐいすの鳴き声が聞こえてきて、緑に囲まれた自然環境が「リゾナーレ那須」の一番のウリではないかと思いました。
入口の看板
星野リゾートは本来ならば敷地に車が入ってきた時にはスタッフが外で待機していることが多いようですが、こういうご時世なので接客サービスは最小限でした。
エントランスの飾りは「アグリツーリズモ」を意識させるドライフラワー。
ロビーとフロント
フロントはビニールシートで覆われ、アルコール消毒も置いてありました。
一般の店舗に比べて人の往来も少ないので、人との距離で緊張することはなかったです。
チェックイン前にはおでこで非接触タイプの検温計で体温を測ります。
インテリアは暖かみのある暖色をベースにしたシンプルモダンな感じでした。
フロントの隣にあるお土産コーナー
少し前に、那須にある牧場「森林ノ森」のミルクが余っていて廃棄しなければならなくなったということで、星野社長がミルクジャムを作って支援するというニュースをやっていました。
本館はフロントを通り過ぎるとそのまま奥に「SHAKI SHAKI」というビュッフェ形式のカジュアルレストランがあります。
朝食会場になっていますが、夕食は予約制です。
本館の1階(フロントが2階なので階段を下りる)と男女別の大浴場があります(一晩中入浴可能)。
各客室にはお風呂がありますが、残念ながら温泉ではないため、お風呂まで移動が必要です。
私の泊まっていた部屋からは4~5分かかりました^^
本館の紹介はここまでです。
【森の中にある美術館のような別館】
今回宿泊した別館の「ミナモトリプル」のある部屋まではフロントから歩いて3~4分かかります。
一人旅プランだったからなのか、感染予防対策中だからなのか、特に部屋への案内はなく、地図を渡され一人で向かいました。
カートは何台か置いてあったので、乳幼児連れや補助の必要な方には対応してもらえるのだと思いますが。
別館方面には別館客室の他に、
カフェ「Poco Poco」
メインダイニング「OTTO SETTE NASU」
ラウンジ
があります。
フロントを出て左へ進むと橋があるので渡ります。
橋を渡り終えると右側に「PocoPoco」というカフェがあります。
「PocoPoco」ではドリンク、アイスクリームの他、予約制でピザランチもいただけます。
アクティビティでピザ焼き体験もできます(1人2,000円、予約制)。
*アクティビティについては別のページにまとめて掲載します。
「PocoPoco」を過ぎるとスライダーのようなくねくねした道を30mほど降りていきます。
石畳の通りに出ました。
石畳を左に曲がるとミナモの客室前に出ます。
美術館のような建物です。
「ミナモ」はこの池の「水面」のことです。
この池の前には「ミナモトリプル」(定員3名)と「ミナモフォース」(定員4名)の客室があります。
客室前の通路
壁は大谷石、木材は赤松を使っているそうで、シンプルながらも重厚で趣のあるデザインになっています。
部屋の前にはベンチがあるので、ミナモを眺めながら夕涼みしたりできます。
ドアを開けると手前にリビング、奥にベッドルームが見えます。
「ミナモトリプル」は38㎡、トイレバス付です。
リビングスペースにはソファとクッション、液晶テレビ
横から。
壁側には冷蔵庫と食器の入ったチェスト、加湿器、クローゼットがあります。
奥のベッドスペースにはセミシングル2台とエキストラベッド1台
マットは柔らかめ、枕と掛布団は軽くてふわふわの羽根布団でした。
外には歩いてきた小道の緑が見えます。
電気ポットとお茶セット
ドリップコーヒー、セイロンティー、カフェオレ、緑茶のティーバッグ
引き出しにはグラスとコーヒーカップ
下のみに冷蔵庫には冷水が2本入っていました。
ソフトドリンクの自動販売機は大浴場前にあります(アルコールはなし)。ルームサービスはありません。
自動販売機まではお風呂のついででないと遠いですし、レストランにも1本3,000円でアルコール類の持ち込みができるそうなので、飲み物はあらかじめ用意しておいた方が便利だと思います。
クローゼットは扉を開けると自動でライトが付くようになっています。
中には暗証番号ロック式の金庫、その上にはパジャマ(上着で膝丈まであるタイプ、ズボンはなし)。
スリッパはビジネスホテルにあるタイプよりも厚手でした。
スイッチが色々ありますが、エアコンの他に24時間換気のスイッチがあります。
「リゾナーレ那須」は那須高原の手前で標高500mくらいなので、夏の昼間は意外と暑いですが、夜は冷え込むので、スイッチは切って寝ました。
バスルームはトイレと一体型です。
洗面台にはアメニティと消毒用アルコールが置いてあります。
コップがプラスチックなのは、子供が多いからなのかな。
木箱の中に入っているアメニティ
ヘアブラシ、カミソリ、歯ブラシ、綿棒、コットン、髪留めゴム
「OSAJI」の化粧品(伊勢丹等でも販売)。
大浴場にも置いてありますが、ハーブの良い香りがします。
部屋のお風呂は温泉ではありません。
シャンプーは大浴場と同じもの。
お風呂に入った状態での眺め
歩いてきたPocoPoco方面の緑が見えます。
こちらはリビングからソファに座った状態での眺め
夜はライトアップされ幻想的に。
別館の方は石畳の階段が多く、一部迷路みたいなところもあるので、夜は古城の中を歩いているような感じでした。
ミナモの前では姿は見えずともカエルの大合唱が明け方まで続いていました(かなりうるさいです)。
【リゾナーレ那須の動画】
動画はリゾナーレ那須の外観⇒別館「ミナモトリプル」の客室⇒大浴場⇒夕食(イタリアンレストラン)⇒朝食⇒アクティビティの順に編集しています。
おまけの映像は那須の主要な観光スポット「那須どうぶつ王国」のカピバラ、恋人の聖地の「那須高原展望台」、御用邸チーズケーキで有名な「チーズガーデン&カフェしらさぎ邸」を掲載しています。
YouTubeのアプリから動画を開くと各チャプターから再生できます。
【那須温泉 リゾナーレ那須 お部屋の感想】
お客さんは車の台数からすると7~8組いたようですが、6室ある「ミナモ」は満室だったので人気があるようです。
子連れファミリーの方と、リモートワークに別荘替わりにしているような感じのお客さんがいました。
緑に囲まれていて目も癒され、鳥のさえずりに耳も癒され、ロケーションは最高なので、予算が許せば連泊してゆっくりしたくなるようなホテルでした。
「二期倶楽部」の時の写真で見覚えのあった「ミナモ」の客室を選びましたが、以前のピカピカの建物に比べると年数を経て大分落ち着いた感じに見えました。
客室のインテリアは想像していたよりもカジュアルな感じでした。
「ミナモ」の客室は隣と接していますが、ドアの開閉で人の気配が分かるくらいで、室内の生活音のようなものは一切聞こえてきませんでした。
室内の設備は十分ですが、近くに自動販売機がないので飲み物は事前に用意しておかないと不便ですね。
食事や大浴場への移動に歩くのと、アクティビティを前提にしたホテルなので、1泊だけだと部屋にいる時間は少なくせわしないです(1.3万歩歩きました)。
感染予防対策中なので、SPAやマッサージはお休み、特にビュッフェレストランの醍醐味が味わえない等制限がありました。
接客に関しては普段のサービスとどこが違うのかは分かりませんが、チェックイン&チェックアウトはフロントだけの対応であっさりした感じでした。
でも、レストランやアクティビティの場所に行くたびにのお客さんの名前も属性も把握した上で対応している感じが見て取れます。
お客さん一人一人に対する気遣いやさりげない会話の進め方が上手なところは、高級ホテルらしいなと思いました。
特にレストラン(OTTO SETTE)は、地方のお店では味わえないような非日常的で贅沢な気分にさせてくれます。
このレストランを使わないと泊った意味がないかな。星野リゾートの良さはこういうところにあるのかなと思いました。
細かいところで気になる点はあるのものの、オープンしたばかりでまだまだ発展途上なのかなという感じです。
一人旅の正規料金だと泊れない値段ですが、今回は特別料金だったので感想もそこまでシビアにはなりません^^
でも、部屋風呂が温泉で2食込みで3万円以内くらいだと嬉しいという感じです。
ホテルとしては★4つ、温泉の扱いがイマイチなので-0.5で★★★1/2にしました。
部屋の広さ ★★★★ 4.4
設備 ★★★★ 4.2
アメニティ ★★★★ 4.5
清潔感 ★★★★ 4.5
宿の雰囲気 ★★★★ 4.5
接客サービス ★★★★ 4.5
【那須温泉 リゾナーレ那須 宿情報】
チェックイン/アウト 15:00~/~12:00
クレジットカード○
携帯電話送受信○ wifi〇
エレベーター× バリアフリー×
全42室トイレ・バス付
レストラン2か所
コインランドリー
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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