山形県米沢市の山あいにある秘湯の一軒宿「姥湯温泉 桝形屋」の宿泊レポートです。
最終更新日 | 2020/5/10 | 訪問日 | 2014/5月下旬 |
【姥湯温泉 桝形屋 】
うばゆおんせん ますがたや
住所:〒992-1303 山形県米沢市大沢姥湯1
TEL:0238-35-2633
公式サイト・日本秘湯を守る会
*本年度の営業は日帰り入浴が2020年5月11日(月)開始、宿泊は5月15日(金)~11月5日(木)となります。
期間限定営業 です(4月下旬 ~ 11月上旬)
⇒「姥湯温泉 桝形屋」へのアクセス&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付13,392円~14,580円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応× 自炊×
桝形屋の口コミ総合評価:Google 4.4点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆本物の秘湯を経験したい
◆絶景露天風呂に入りたい
◆にごり湯が好き
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→「姥湯温泉 桝形屋」お食事情報はその2お食事編へ
【日帰り入浴】
営業時間:9:30 ~ 15:30
料金:大人600円 小人300円
*露天風呂のみ利用可
【姥湯温泉 桝形屋 宿泊レポ その1 お部屋編】
姥湯温泉(うばゆおんせん)枡形屋(ますがたや)は、
吾妻連峰の山形県側、標高1,300mの一軒宿です。
秘湯といえば枡形屋!絶景露天風呂といえば枡形屋!
そのくらい、秘湯ファンには人気のある温泉です。
ただ、20年前に宿泊した母いわく、
「裸電球で料理もイマイチ」
とあまり評価は宜しくありませんでした。
でも、一度は行っておかないと秘湯ファンを名乗ることはできない温泉なので、
宮城から少し足を延ばして一泊してきました。
東北道「福島飯坂IC」から国道13を1時間弱ほど走ると看板が出てきます。
*東北道から来る場合、飯坂ICの周辺以降、コンビニもガソリンスタンドもないので注意です。
最寄駅JR奥羽線「 峠駅」の手前で徐行する山形新幹線
高架でない線路を走る新幹線はなかなか新鮮でした。
峠駅からはほとんど舗装されていない林道のような山道を10キロ近く走ります。
途中は猿の軍団がお出迎え。
手前約3キロくらいの道は枡形屋のための道路と言っても過言ではなく、
ガードレールもない崖っぷちの狭い道路でカーブミラーも少なめ。
宿がなければ車両通行止めにしてもおかしくないくらいの危ない山道でした。
これが噂のスイッチバック。
以前はスイッチバックだらけだったようですが、現在はここ一カ所のみ。
チェックイン&アウト時にすれ違う日帰り入浴のお客さんの車との応対が大変でした。
数10m前後すればギリギリ2台はすれ違えるスペースはあるのですが、
1台でも右往左往すると収拾がつかなくなります^^
帰りは休日だったので、14台もすれ違い、女性や年配の運転手は苦戦していました。
しばらくすると、写真で見慣れたような山肌が見えてきて
あと500mの看板
ようやく駐車場に到着。
急に気温が高くなったせいか、目つぶしのような虫が大量にいて大変でした。
ふもとは日中34度越えにもかかわらず、駐車場前にはこの残雪。
駐車場からは吊り橋を渡り坂を上って歩くこと10分かかります。
カバンの中身を整理して、最低限の手荷物で宿に向かいます。
吊り橋の下は豪快に流れ落ちる滝
渓流の斜面には大量の土嚢。
渓流の流れが変わったら、宿ごと流されてしまいそう。
途中に見える小さな建物は自家発電所?
現在も自家発電オンリーで営業しています。
崖の斜面にはそこらじゅうに湧水が。岩が赤く染まっているのはミネラルのせい?
振り返ると吊り橋と彼方に駐車場が。遠くへ来たものだ^^
断崖絶壁の山肌を背に宿が見えてきました。
通路には「落石注意」の看板がいくつかあり、
道中の細道を自分で運転してくると、よくぞこんな山奥に旅館を建てたものだと感心します。
玄関前から見える景色。
奥の崖から吾妻連峰に向かう登山道があります。
7~8年前の秘湯ロマンで見た時には、
あの吊り橋から籠とロープだけの滑車でお客さんの荷物を引き上げていて、
しかも裸電球だけの館内が映されており、
こんな秘湯が現代にもあるのかと驚愕しましたが、
着いて驚き、建物が立派過ぎる!というのが第一印象でした。
2008年頃に建て替えられたそうです。
枡形屋玄関
入ってすぐ右側が帳場。ご主人がいました。
左は休憩室&読書スペース
喫煙はここと混浴露天風呂前に灰皿が置いてありました。
自動販売機もフロント横に1台あり、価格も定価+αで良心的。
ビールはあったか不明ですが、20:00までならば部屋からオーダーできます。
客室の廊下。
約7か月間の期間限定営業ですが、ピカピカに磨き上げられています。
今回のお部屋は1階
館内見取り図
客室は定員2名~3名で15室、全45名収容可能、
1階はフロントと食事処、内湯は2階にあり、露天風呂の入口も内湯の横にあります。
部屋に入ってすぐ、ウォシュレットトイレにまず驚き!
全客室にトイレがあるだけでなく、全てウォシュレット!
これで秘湯と言っていいのかというくらい。
やっぱり近年に建て替えができた宿は強い。
隣には温水も出る洗面台。
この水道水は山の水なので、そのままでもとても美味しいです!
お部屋は8畳間。3人ではやや狭いですが、お風呂回りに忙しいので特に問題なし。
部屋の鍵は2つあり、相方が出入りできなくなる心配もなし。
お茶セットも立派。
冷水ポットだけでなく、自家発電なのに電気ポットまである事に驚き。
省エネ第一の宿だと思っていたので、かなり衝撃でした。
20年前からタイムスリップしてきた感覚です^^
お茶請けは米沢の甘いお煎餅「吾妻」
これは美味しかったので売店で買って帰りました。
ファンヒーター
床の間に金庫と液晶テレビ。
床の間にどーんと置いてあるということは、金庫とテレビは後から追加したのかな・・・。
テレビはBS経由だそうですが、普通に見れました。
金庫は貴重品を入れても露天風呂巡りで鍵を失くすor錆びさせるといけないので、
カギはフロントに預けてくださいということでした。
ドコモの携帯電波は部屋の中でも3本立っていました。
wifiは当然ながらNG
荷物が散乱していますが、テーブルはクローゼットの下のスペースに収納され、
布団を敷いても狭くなり過ぎないように工夫されています。
食後も食器洗浄機で処理しており、
山奥にもかかわらず合理化されている宿なのだなぁと感心しました。
部屋の窓から右側を見た景色
真下は通路ですが、窓の下1/3がすりガラスになっているので人の往来は見えず、
正面の山肌と左右の山の景色、眼下の渓流が少しだけ見えます。
翌朝、左側に見えた景色。朝焼けに飛行機雲。
【姥湯温泉 桝形屋 お部屋の評価】
山奥なのに十分すぎる立派な設備&新しくてとても綺麗なので、
文句のつけようがありませんでした。
これで1泊15,000円しないとなると、
平地にある宿は怠慢ではないかと思ってしまうくらい。
資金力と先行投資のタイミングなのか。
温泉ファンは宿にたくさんお金を落として行って欲しいと思いました。
部屋の広さ ★★★★4.0
宿の雰囲気 ★★★★4.5
居心地の良さ ★★★★4.6
清潔度 ★★★★4.7
サービス ★★★★4.5
【姥湯温泉 桝形屋 宿情報】
チェックイン/チェックアウト 15:00~/~10:00
クレジットカード×
携帯電話送受信△ wifi×
エレベーター× バリアフリー×
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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