山形県米沢市にある米沢八湯「白布温泉 東屋」の入浴レポートです。
| 最終更新日 | 2022/2/9 | 訪問日 | 2016/8月上旬・2014/6月上旬 |
【白布温泉 東屋旅館】基本情報
しらぶおんせん ひがしやりょかん
住所：〒992-1472 山形県米沢市関１５３７
TEL:0238-55-2011
公式サイト・日本秘湯を守る会
⇒「白布温泉 東屋」へのアクセス＆宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
１泊２食付13,650円～18,970円 お一人様△ 素泊まり× 湯治対応△ 自炊×
口コミ評価：Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆トド寝できるかけ流しの温泉が良い
◆米沢牛が味わえる宿が良い
◆西吾妻山登山の宿に
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【日帰り入浴】
営業時間：11：00～16：00 ＊要確認
料金：大人700円 子供350円
【豪快な滝湯でトド寝もできる 白布温泉 東屋旅館】
米沢市内（旧置賜郡）には「米沢八湯」と呼ばれる名湯が集結しており、
白布温泉（しらぶおんせん）もその一つです。
開湯は1312年鎌倉時代。古くは吾妻連峰修験者が巡礼の際に立ち寄る湯治宿として、
江戸時代は会津藩・上杉藩領の人たちに広く親しまれた温泉として発展してきました。
昔の写真ではこの通り、重厚な木造家屋で茅葺屋根の趣のある建物でしたが、
2000年3月24日、隣家からの火災により、白布温泉の東屋・中屋は全焼。
茅葺屋根の建物が残っているのは西屋だけとなってしまいました。
隣りに見える「西屋」の建物。
とはいえ、白布温泉は豊富な湯量を生かし、
内湯にある滝湯と、浴槽からあふれ出る豪快なかけ流しは今でも健在です。
県道2号沿いにある白布温泉のメインストリート。
東屋旅館の駐車場には係員がいて案内してくれます。
駐車場からお花の咲く小道を上がること1分。
近代的な東屋旅館の建物が見えてきます。
玄関前にはデッキ。
玄関脇にもデッキがあり、ゆったりくつろげる雰囲気です。
東屋の入口。木造2階建てです。
玄関。フローリングの床に木のぬくもりを生かした空間。
昔のような風情はありませんが、どことなく落ち着くアットホームな雰囲気で、
日帰りでも利用しやすかったです。
浴室はフロントから廊下の奥の突き当たり。
左に２つ貸切風呂があり、右に男女別の大浴場（内湯・露天風呂）があります。
日帰りでも空いていれば別料金なしで貸切風呂も利用できるのが良心的です。
【白布温泉 東屋 大浴場（女湯）】
貸切風呂は使用中でしたので、まずは大浴場へ。
手前が女湯、奥が男湯で、男女入替えはないようです。
脱衣所内は棚と籠だけでロッカーはありません。
洗面台にはドライヤーあり。
浴室のドアを開けると、硫酸塩泉の石膏臭が充満していました。
内湯は右に6人サイズのメインの浴槽、
左奥に豪快な滝湯が3本（泉温60度なので、うち2本は打たせ湯をするには無理な温度です）、
左手前にほぼ泉温そのままの1～2人サイズの激熱浴槽があります。
奥から見ると、滝湯と浴槽の間にはしぶきが飛ばないように衝立があります。
火事で全焼したということは、2000年以降にお風呂も作り変えられたのだと思いますが、
なかなか年季が入っていて、昔からこういう感じなのかなぁと思わせる風情がありました。
激熱浴槽はかけ湯にしても熱すぎて、何のために存在するのかちょっと不明。
6月で気温も高かったので、冬の時期にはちょうど良い温度になるのかもしれません。
滝湯は高さ3ｍくらいから豪快に流れ落ちています。
水しぶきもこの通り。
滝湯だけ加水しているそうですが、ぬる目のものでも45度くらいあり、
肩に打たせ湯をするとかなり熱く感じるので、
足の裏に当てて足つぼマッサージをしてみました。
滝湯から流れ出たお湯はそのままメインの浴槽に注ぎ込まれています。
メインの浴槽の温度は43度強とやや熱めです。
加水用のホースがありましたが、入れる温度だったのでそのまま入浴。
溢れるお湯の量が半端なく、トド寝ができそうでした。
壁際にはカラン３つとシャワー１つ。
３ｍ近く離れた洗い場の方まで、3ｃｍ以上浸水していました(^o^)
内湯はとにかく鮮度が半端なく、白い湯花も舞っていて、
シャキッとする硫酸塩泉が好きな方にはたまらないと思います。
【白布温泉 東屋旅館 露天風呂】
続いて、露天風呂へ。
※大浴場の男女入替はありません。
露天風呂は脱衣所にある階段を上がったところにあります。
階段を上がってドアを開けるとすぐ手前には3～4人サイズの檜の浴槽があります。
温度は42度くらいで、露天風呂の方が入りやすかったです。
左隅にある湯口
内湯に比べると源泉の投入量を絞って温度調節している感じです。
壁の向こうは男湯かな。
入浴中は山の景色は見えませんが、
露天風呂内には木が植えてあって庭園風なので緑を楽しめます。
ここから階段を10段ほど上がるともう一つ露天風呂があります。
こちらは4～5人サイズほどの石風呂です。
一番温度は温く、41度強でした。
内湯のようなパンチはないですが、空を眺めながらほっと一息つくのに良いお風呂でした。
露天風呂は男湯の方が広くて開放的なようです。
【白布温泉 東屋旅館 貸切風呂】
大浴場から上がると、貸切風呂が空いていたので見学だけしてきました。
空いていれば中から鍵をかけるだけです。
廊下の一番奥にある貸切の「石風呂」。2～3人サイズの楕円形のお風呂です。
なかなかのオーバーフローでした。
湯口
反対側にはデッキがあり、緑も見えて開放的です。
この石風呂は風情があってよかったです。
もう一つは家族風呂でした。1～2人サイズの石のお風呂です。
湯上り後はフロント前のテーブルで一休み。
立派な鎧に鉄砲の写真。
東屋は上杉藩主の命で宿の移転を余儀なくされ、その間、鉄砲製造所として利用されていたそうです。
【白布温泉 東屋旅館 温泉の感想】
隣りの茅葺屋根を見た後だと外観はごくごく普通の旅館ですが、
滝湯と内湯から溢れるお湯の豪快さは圧巻でした。
露天風呂と貸切風呂もあるので、色んなお風呂を楽しめるのも良かったです。
帰り際は送迎バスで来たチェックインのお客さんがゾロゾロやって来て、
人気のある宿なんだなぁと感じました。
日帰り対応が良いのもポイントが高かったです。
泉質★★★★4.1
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.2
接客サービス★★★★4.4
【白布温泉 東屋旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯・露天風呂各1 貸切風呂2
◆源泉
白布温泉1号・2号・3号泉 泉温56.8度 湧出量？
泉質：カルシウム－硫酸塩泉（低張性中性高温泉）ph7.5
蒸発残留物1,262mg/kg 溶存物質1,244mg/kg 成分総計（1,244）mg/kg
適応症：動脈硬化症、糖尿病、慢性皮膚病、慢性婦人病、高血圧症、神経痛、筋肉痛、関節のこわばり、慢性消化器病、病後回復期、疲労回復、健康増進など
＊ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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