熊本県阿蘇郡南小国町にある、黒川温泉「旅館山河」の日帰り入浴&宿泊レポート温泉編です。
【黒川温泉 旅館 山河】温泉情報
くろかわおんせん りょかん さんが
◆お風呂
混浴露天風呂1 女性専用露天風呂1 利用時間 6:00~22:30
男女別大浴場(内湯)各1 利用時間 6:00~24:00
貸切風呂3 利用時間 15:00~22:00 7:30~10:00
足湯1
風呂付客室7室(うち露天風呂付1室)
口コミ評価:Google 4.5点/5.0点
【旅館山河の温泉の特徴】
◆うっすらと茶色く濁る鉄臭のするお湯
◆露天風呂が広く風情がある
◆貸切風呂と内湯を合わせると宿だけで湯めぐりができる
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【日帰り入浴】
営業時間:8:30~21:00(退館)
料金:500円(手形利用可)※露天風呂のみ
定休日:不定休
【黒川温泉 旅館 山河 日帰り入浴】
「旅館山河」には2014年6月に日帰りで訪問し、2016年8月に宿泊しています。
黒川温泉は阿蘇山の北側にある24軒ほどの宿が立ち並ぶ比較的大きな温泉街です。
温泉街は田の原川沿いに宿が立ち並んでおり、
宿の前は一方通行の細い通りだったりするので、
日帰りの場合、宿の前に停めることのできる駐車場は少なく、
徒歩5分~10分ほど離れた公営駐車場に停めることが多くなると思います。
とはいえ、今回の「旅館山河(さんが)」は、
温泉街の中心部から車で5分ほど離れた静かな1軒宿なので、
車で行く場合には駐車場の心配はありません。
山河の看板が見えたら坂を下りて行くと駐車場があります。
敷地内は緑に囲まれた庭園になっていて、露天風呂や離れの部屋が点在しています。
宿の入口
日帰り入浴の場合、受付はフロントで。
「旅館山河」は、「九州温泉道88湯」の対象施設なので、
スタンプを集めている方はお忘れなく。
「旅館山河」のお風呂は、
- 混浴露天風呂
- 女性用露天風呂
- 女性用内湯
- 男性用内湯
- 貸切風呂3つ
- 足湯
があります。
湯めぐり手形で利用できるのは、女性用の露天風呂、混浴露天風呂と離れにある大浴場です。
貸切風呂は宿泊者は無料、日帰りの場合は1回40分で有料となります。
宿泊の場合は予約は不要で、空いていれば受付で鍵を受け取って利用できます。
館内見取り図
男女別内湯「薬師の湯」は母屋から廊下を入った離れにあり、
露天風呂はフロントを出て左側の庭園内にあります。
【旅館山河 混浴露天風呂 もやいの湯】
まずは露天風呂から。
混浴・女性用露天風呂と貸切風呂2つ(檜・石切)はフロントを出て左にあります。
混浴露天風呂は湯浴みの着用やバスタオル巻もできませんので、
女性には混浴難易度が高くなります。
人気の黒川なので混んでいるかと思いましたが、
温泉街から歩いて来るには遠い場所だったせいか、日帰りの際は貸切状態でした。
*宿泊の際はふっこう割対象期間中で満室だったため、
人の出入りが激しく混浴は入るタイミングを逃しました(>_<)
混浴露天風呂は実質男性用なので、人がいると難しいです。
口コミを読むと外国人女性が平気で入っているようですが・・・。
茅葺屋根の入口に脱衣棚に籠だけの脱衣所。男女共用です。
そして外に出ると、うわぁ~すごい!と思わず声が上がってしまう景色が広がっていました。
20人~30人サイズほどの大きさです。
今回の九州の温泉は、家族湯とよばれる内湯がメインの宿が多かったので、
こういう大きな露天風呂は久しぶりだったせいもありますが。
でも、隠れる場所もなく、他にお客さんがいると女性は厳しいですね・・・。
いわゆる貝汁系と呼ばれるうっすらと白濁したシジミのお味噌汁のような色のお湯。
ほのかな鉄臭と塩分が感じられる独特な味がしました。
温度は42度ほど。
入口にはかけ湯(飲泉もできるのかな)があります。
源泉温度73.1度 湧出量180L/分
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)pH6.5
【混浴露天風呂 もやいの湯の動画】
【旅館山河 女性専用露天風呂 四季の湯】
続いて庭のすぐ奥にある女性専用露天風呂「四季の湯」に向かいます。
入口
脱衣所
入口は屋根付。かけ湯があります。
先ほどの混浴露天風呂とほぼ同じか少し小さめのサイズ。
打たせ湯がない代わりに、奥に屋根つきのスペースがあります。
屋根付のスペースから入口を見た景色。
さきほどの混浴に比べると、こちらはあまり白濁しておらず、
浴感もさっぱりした感じでした。
混浴露天風呂が実質男性用なので、露天風呂の入替はなく、
男性はこちらのお風呂には入れません^^
【女性専用露天風呂 四季の湯の動画】
【足湯と東屋】
露天風呂に向かう途中、庭園には囲炉裏の小屋がありました。
阿蘇周辺~久住にかけての温泉街は、黒塗りの民芸調の宿に囲炉裏というのは定番のようです。
離れの部屋
トイレも統一感のある建物になっています。
ロッカー・自動販売機も統一感のある建物の中にありました。
自動販売機コーナー
隣はコインロッカー
烏の行水なので、待ちくたびれた秘湯っ子の親父は足湯で待機していました。
【旅館山河 男女別大浴場 薬師の湯】
続いて、母屋から廊下を抜けた離れにある「薬師の湯」に向かいます。
薬師の湯入口
脱衣所
こちらも誰もいないようです。
内湯は5~6人サイズの檜風呂でした。
こちらは硫黄泉で、先ほどの露天風呂とは違う源泉となります。
浴室内が暗かったので良く見えませんでしたが、
硫黄泉といってもお湯は白濁はしてませんでした。
微たまご臭と金気臭のするなめらかな浴感の硫黄泉でした。
源泉名:山河旅館1号泉 泉温49.3度 湧出量120L/分 動力揚湯
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)ph6.1
かけ湯
男湯の方は変形6角形の石風呂でした。
露天風呂とはまた違った風情のある内湯でした。
【源泉 薬師の湯】
薬師の湯から川原沿いに歩くと、薬師如来を祀っている「源泉」がありました。
飲んでみると卵味×金気臭がします。
【旅館山河 3つの貸切風呂】
「旅館山河」には3つの貸切風呂があります。
宿泊者は無料で1回あたり40分を目安にしますが、回数制限なし。
利用時間は15:00~22:30、6:00~10:00まで。
日帰りの場合は10:00~14:00で各貸切風呂共に40分で1人800円となります。
家族湯は人数に関わらず1室あたりの料金設定が多く、
お一人様の利用だと高くつきますが、1人あたりの料金設定だと利用しやすいですね。
*日帰りの場合、湯めぐり手形の営業時間とは異なりますのでご注意ください。
貸切風呂の鍵はフロントで受け取ります。
早朝・夜間にフロントが無人の場合にはカウンターに鍵が置いてあります。
【旅館山河 貸切風呂 その1 六尺桶風呂】
貸切風呂その1は管理人おススメの「六尺桶風呂」です。
「六尺桶風呂」は、フロントを出て右へ、駐車場に向かう途中の右側にあります。
脱衣所内には棚と洗面台、ドライヤーあり。
お風呂場には洗い場とシャンプーもあります。
6畳ほどのスペースに6尺(直径約180cm)の石造りの樽風呂があります。
「旅館山河」の露天風呂は、「六尺桶風呂」以外全て敷地内の森を眺める形になりますが、
ここだけは田の原川の外の景色が見えます。
お風呂は小さいですが、解放感と眺めは抜群です!
湯口
うっすらとシジミ汁のような濁りがありますが、
金気臭やたまご臭はせずさっぱりとした滑らかなお湯でした。
お湯は露天風呂と同じ源泉を使用。
源泉温度73.1度 湧出量180L/分
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)pH6.5
入浴中の眺め。
緑が鮮やかな季節でしたが、秋の紅葉もきっと素晴らしいのでしょう。
手すりの方に歩いて行くと、堰堤が見えます。
【旅館山河 貸切風呂その2&3 石切風呂・桧風呂】
貸切風呂の「石切風呂」と「檜風呂」は、フロントを出て左へ、露天風呂の近くにあります。
貸切風呂の湯小屋と脱衣所の様子。
脱衣所に洗面台、ドライヤーがあります。
こちらは「石切風呂」。
1~2人サイズで、いわゆる「家族湯」です。
隣の個室は「桧風呂」。こちらも1~2人サイズ。
どちらもプライベート重視のための家族湯なので、
他にお気に入りのお風呂があれば優先順位は下がるかなという感じがします。
洗い場とシャンプー。
【黒川温泉 湯めぐり手形】
黒川温泉では3軒入浴できる湯めぐり手形を1枚1,300円で販売しています。
夕の句の際には手形の裏にあるシールをはがしてハンコをもらえます。
手形の購入時にもらえるパンフレット。
ほとんどの宿が加盟しており、8:30~21:00(退館)まで利用できます。
【旅館山河 温泉の感想】
「旅館山河」は温泉街から奥まったところにある静かな一軒宿で、
宿の風情が素晴らしく、露天風呂もとても趣があります。
混浴は貸切状態でないと入りにくいですが、
女性用の露天風呂も同じくらい風情があるので、
仮に入れなかったとしてもそれほど不満は感じないと思います。
露天風呂だけでなく、大浴場の内湯と2種類のお湯が楽しめて言うことなし。
貸切風呂「六尺桶風呂」の眺めと居心地の良さは抜群!
1軒の宿で沢山湯巡りができるので、他に行かなくてもいいやと思うくらい満足できました。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★★4.5
清潔感★★★★4.5
【黒川温泉 旅館山河 源泉情報】
◆源泉
@「薬師の湯」(大浴場)
源泉名:山河旅館1号泉 泉温49.3度 湧出量120L/分 動力揚湯
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)ph6.1
溶存物質757.1mg/kg 成分総計884.5mg/kg
@露天風呂
源泉名:山河旅館2号泉 泉温 約73度 湧出量380L/分 動力揚湯
泉質:ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉) ph6.5
蒸発残留物1,472mg/kg 溶存物質1,541mg/kg 成分総計1.696mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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