熊本県阿蘇郡南小国町にある、黒川温泉「旅館 山河」のお食事レポートです。
【黒川温泉 旅館 山河】食事情報
くろかわおんせん りょかん さんが
◆夕食 18:00～、18:30～、19：00～ 食事処/テーブル席（部屋食の場合あり）
◆朝食 8:00～9：00 食事処/テーブル席
【特別注文料理】
なし 度陸メニュー多数
口コミ評価：google 4.5点/5.0点
【旅館山河の食事の特徴】
◆季節に合わせた繊細な盛り付けと演出
◆朝食の品数とボリュームがすごい
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【黒川温泉 旅館山河 宿泊 その2 お食事編】
「旅館 山河」のお食事は夕食・朝食ともに母屋1階の食事処（テーブル席）のはずですが、
今回は満室の中の一人泊で気を遣ってもらったのか、夕食は部屋食でした。
離れの客室では部屋食のこともあるようですが、基準はわかりません。
小さいお子さんがいれば、部屋食にしてもらえるのかも。
【旅館 山河 ドリンクメニュー】
ドリンクは、生・瓶・地ビール、日本酒、焼酎、ワイン、シャンパン、
果実酒、ウィスキー、ソフトドリンクと一通りそろっています。
ドリンクはルームサービスもできます（8：00～22：00）。
今回利用したプラン。
【限定地ビール＆入湯手形付き】黒川温泉満喫プラン 平日1人泊 1泊2食付 20,940円（税・サ込）でした（2016年当時）。
普段はビールを頼みませんが、
プランに黒川温泉の湧水を使用した限定地ビールがついていたので、3種類の中からダークラガーを選びました。
２杯目は、純米吟醸「もったいない最後のひと雫」 1合810円 （熊本県小国町/河津酒造）
お酒の名前もさることながら、器の演出もすごい～
【旅館 山河 夕食メニュー】
指定した時間にはドリンクと前菜が並べられました。
お品書き
メニューは一品ずつ運ばれてきて、その都度説明があります。
食前酒：紅茶梅酒
先付と肥後の旬菜
夏らしい涼しげな器と演出で、スタートから凝ったメニューが出てきました。
先附 玉葱黍豆腐（きびどうふ）夏野菜餡掛け
とうもろこしの冷たい茶わん蒸しのような触感です。
肥後の旬菜１ 順才白木耳
肥後の旬菜２
左から、阿蘇馬佃煮、鴨ロース、大根香煎まぶし、沢蟹
肥後の旬菜３ 天の川 海老 針生姜 叩き陸蓮根 いくら 美味出汁
そーめんのゼリー寄せのような一品です。
肥後の旬菜４ 天草魳小袖寿司
かますの炙り寿司は筑後川周辺の郷土料理だそうです。
葉脈だけ残した葉っぱの飾りって売っているのでしょうか。
人数分用意するのは大変だなぁと見るたびに思います＾＾
造里１ 間八 鱒 湯葉 蓮根 敷紙大根 縒りビーツ 山葵
山の中ですが、お刺身はとてもおいしいです
ツマにビーツというのは初めて見ました。
造里２ 熊本名産馬刺し アンディーブ 玉葱 香味油
馬刺しはサシの少ない赤身。ニンニクチップが乗っていてユッケのような味付けです。
解凍してから時間がたったような感じだったのがちょっと残念。
椀替り 南京すり流し 黒タピオカ 陸鹿尾菜（おかひじき） 青竹盛り
カボチャのとろみのあるスープで、中には黒いタピオカが入っています。
焼物 山女魚塩焼 香母酢 はじかみ
黒川ではかじかくらいしかおらず、ヤマメは養殖だそうです。
仕入れは福岡からということまで教えてくれました＾＾
炊き合わせ 湯葉 里芋 小茄子 海老 茗荷 隠元 べっこう餡
トロミの強い餡かけの煮物です。
メインのステーキが出てくるところで、ご飯とお味噌汁も一緒にお願いしました。
替鉢 阿蘇あか牛ステーキ 甘長唐辛子 色彩野菜 刻み山葵
お肉が見えないので野菜をどかしてみました。
あか牛はサシの少ないフィレ肉で、ジューシーでした。
酢物 錦糸瓜 若布麺 天草鱧 胡瓜 梅肉 花穂 加減酢
錦糸瓜はそーめんかぼちゃ、若布麺はつるつるワカメ
黒川では大分より天草の食材が多いみたいですね。
食事と止椀、香物
ご飯は小国町のお米、お味噌汁は赤出汁で水前寺菜とお豆腐が入っていました。
水菓子 塩アイスクリーム オレンジチップ 抹茶ソース
牧場アイスのようで美味しかったです。
【旅館 山河 夕食の感想】
夏らしく涼しげな器とお料理で、見目麗しく、正統派の会席料理でした。
添えてあるものも珍しい食材が多かったり、
お決まりの鍋や天ぷらが出てこないところにこだわりを感じました。
家では食べられないメニューが出てくるのが旅館食の良さですね。
味付けはどれもおいしかったです。
ただ、見た目の麗しさからもっとシャープな味を想像しましたが、
そこまで達していなかったので絶賛したくなるまであと一歩でした。
夕食の量はやや控えめなので、女性でも食べきれないことはないと思います。
夕食の味★★★★4.5
メニュー構成★★★★4.8
満足度★★★★4.5
【旅館 山河 朝食メニュー】
夕食は部屋食でしたが、朝食は母屋1階の食事処でした。
8：00～9：00までの間で30分刻みで時間を選択できます。
食事処は4人がけのテーブル席がメインで、奥の方でしたが隣とはすだれの仕切りがありました。
お隣は欧米系の外国人でした。
若女将がカナダ留学経験があるということで、流ちょうな英語で対応していました。
杖立温泉の宿に置いてあったミニコミ誌情報より。
こちらが朝食メニュー。
着席すると温かいメニューが運ばれてきます。
結構多いなというのが第一印象でしたが、ご飯の量を聞かれずに大盛り気味で持ってこられたのがちょっと残念。
お品書きはなく、説明もあっさりでした（若女将ではないです）。
野菜のスムージー
出汁巻き卵と大きめの焼鮭
明太子、高野豆腐、蓮根。
旅館の朝食にゴーヤは珍しい。
台物は蒸し野菜でした。
キャベツ、山芋、オクラ、ニンジン、マイタケ。
ピンク色のものはどう見ても肉ですが、ゴムみたいな触感で正体不明＾＾
だしポン酢につけていただきます。
ご飯のお供に焼き味噌。
大盛り気味の御飯とお味噌汁、お新香。
山菜のの煮物とデザートのフルーツ。
【旅館 山河 朝食の感想】
朝食もありきたりな佃煮オンパレードではなく、
ひと手間加えたメニューが多かったです。
個人的には塩辛いものより動物性たんぱく質が多いメニューが好きなので、
大きめのサーモンがあったのが嬉しかったです。
ただ朝食の対応はあっさりしすぎかなと。
夕食が部屋食で担当のベテラン中居さんが素晴らしかったのに、
朝食では食事を置いていくだけという感じで、接客にギャップを感じました。
朝食の味★★★★4.3
メニュー構成★★★★4.3
満足度★★★★4.2
＊ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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