【熊本県】黒川温泉 新明館 宿泊 & 日帰り入浴 その3 お風呂編

熊本県南小国町にある洞窟風呂でおなじみ「黒川温泉 新明館」の入浴レポートです。

【黒川温泉 山の宿 新明館】温泉情報

くろかわおんせん やまのやど しんめいかん

【お風呂】

外湯
女性用洞窟風呂1 混浴穴風呂1 混浴露天風呂1
(15:00~22:30、6:30~9:30)
家族風呂 かじかの湯(内湯)1
(貸切風呂 15:00~21:00 予約制)

館内
男女別内湯 各1(宿泊者専用)
(15:00~9:30  *12:00~清掃)
貸切露天風呂1「風の湯」
(13:00~21:50貸切 翌6:30~8:00女性 8:00~9:00男性)

新明館の口コミ評価:Google 4.3点/5.0点

【新明館はこんな温泉です】

◆ご主人が手作業で掘った洞窟風呂が名物
◆温泉街から見える天岩戸風呂はバスタオル巻不可なので混浴の難易度は高い
◆外湯の家族風呂も日帰りで利用できる


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⇒「山の宿 新明館」へのアクセス&宿泊予約はこちらのページへ

→「黒川温泉 新明館」の客室情報はその1お部屋編へ

→「黒川温泉 新明館」の食事情報はその2お食事編へ

 

【日帰り入浴】

営業時間:8:30~20:30受付(21:00退館)
料金:500円 手形利用可能
家族湯(かじかの湯) 13:00~17:30 1,500円/40分(手形利用不可)

 

【黒川温泉 新明館 宿泊&日帰り入浴 その3 お風呂編】

黒川温泉「新明館」には、日帰り入浴と宿泊で2回訪問しています。

2016年の宿泊レポートについては準備中です。

 

黒川温泉「新明館」(しんめいかん)は、

黒川温泉街の中心部にあるシンボル的な存在の宿です。

 

ご主人が手彫りで掘ったという幻想的な洞窟風呂が名物の宿です。

黒川温泉 新明館31

黒川温泉は中心部を流れる田の原川沿いに宿が立っており、

黒塗りの統一感のある建物群は圧巻です。

黒川温泉 新明館50

温泉街は一方通行の細道にあり、

駐車場を持つ宿は少ないか、宿泊客専用となっているので、

日帰り利用の場合には徒歩5~10分ほど離れた公営駐車場から歩くことになります。

黒川温泉 新明館29

橋の手前に温泉の案内

黒川温泉 新明館30

橋を渡った正面が新明館の玄関です。

黒川温泉 新明館3

帳場

日帰りの場合には内湯の大浴場は利用できず、

外の洞窟風呂と露天風呂の利用となります。

黒川温泉 新明館4

お風呂へは玄関から左の細い通路を奥へ。

黒川温泉 新明館5

かっぱの石像

これと同じものは別の宿でも見ました。産山温泉のやまなみだったかなぁ。

黒川温泉 新明館8

黒川~やまなみハイウェイ沿いの宿に多くある黒塗りの民芸調の建物と、石切りの囲炉裏

鉄瓶でお湯を沸かしていますが、炭火の煙が凄かったです^^

この囲炉裏の向かいにあるのが洞窟風呂です。

 

【黒川温泉 新明館 洞窟風呂】

洞窟風呂は女性用の入口が2つと混浴エリアに分かれており、脱衣所も別々です。

 

女性用の脱衣所はこの扉の裏ですが、個室にもなっておらず、大きな仕切りもありません。

黒川温泉は外国人(中国・韓国)が多いので、知らずに覗き込もうとするお客さんもいて、ちょっと落ち着かなかったです。

こちらは混浴エリア

混浴エリアの脱衣所は入口から丸見え。

籠が置いてあるだけなので、女性はここで着替えるのはかなり勇気が要ります。

脱衣所は奥にもあるようですが。

ちなみに、混浴でのバスタオル巻、湯浴みの着用は不可です。

脱衣所から奥に進むといきなり洞窟があります。

手前にはカランと桶があるので、そこでかけ湯をしてから入ります。

外湯は川を守るため石鹸等の利用はできません。

 

ちなみに温度は42度弱で快適でした。

無色透明で癖のないさっぱりとしたお湯ですが、とても温まります。

さらに奥に進むと通路が分岐しています。

自然の洞窟を利用したわけではなく、ご主人の手彫りと云うから驚きです。

 

中は天然のサウナのように熱気がムンムンします。お肌には良さそうです^^

 

奥はさらに細くなっていて、迷路のようでした。

昼間でもかなり薄暗いので、夜はどうなのだろう・・・。
洞窟内は撮影に耐えられる明るさではなかったですが、

入口付近だけ動画を撮ってきましたので雰囲気だけでもどうぞ。

 

【黒川温泉 新明館 家族湯 かじかの湯(宿泊者専用)】

隣には家族湯もあります。初回訪問時は宿泊者専用でしたが、現在は日帰りでも利用できます。

日帰り利用は13:00~17:30まで、1組1,500円/40分(手形利用不可)。

宿泊者の利用時間は15:00~21:00まで、先着順に予約制です。料金は無料。

もう一つある「風の湯」という貸切露天風呂の方は人気で予約できませんでしたが、こちらの家族湯は空いていました。

フロントで鍵を受け取り中に入ると、脱衣スペースの奥には4~6人サイズの石切り風呂があります。

小さなお風呂ですが、その分お湯の鮮度は良く、2回ほど入りました。

手前左側には洗い場もあります。

 

【黒川温泉 新明館 混浴露天風呂 岩戸風呂】

さらに奥に進むと露天風呂もあります。

通路の途中にはほぼ熱湯の源泉がドバドバと流れていました。

泉温は80度前後ですが、お風呂では加水なしで掛け流しています。

岩戸風呂の入口。年季の入った茅葺屋根です。

その奥に大人一人がやっと通れるくらいの狭い通路。

入口に小屋があり、

中は脱衣所になっています。

お客さんは多かったですが、しばしの間貸切状態。

その後、子連れファミリーが入浴しに来ました。

壁際中央には茅葺屋根

コンクリートの柱がやや無粋な感じもしますが、

20~30人くらいは入れる大きなお風呂です。

左側すぐ下は田の原川です。

 

温度は42度ほど。

洞窟内では分かりませんでしたが、お湯はほぼ無色透明です。

 

広々としていて気持ちいいお風呂ですが、昼間は皮向かいの道路を歩く観光客が気になるかもしれません。

夜ならば人もおらず目線も気にならないですが、泊りでも朝晩誰も見かけず、男性も入りにくいみたいです^^

川向には観光客が行き交う様子が見えるので、道路側からも見えるのか確認しに行きましたが、川沿いに高い壁があるので湯舟は見えません。ただ、脱衣所のある小屋の辺りに立っていると見えます。

なので、脱衣所の近くではバスタオルを巻いていた方が良いと思います。

人がいないのを確認しながらバスタオルを巻いて行き、湯船のそばに置いておいてすぐ出られるような体制にして入れば大丈夫だと思います。奥の方にいても隠れる場所はないので、人がいない時にしかはいれないですが。

前からだったのか、地震の影響なのか、わいた温泉郷や由布院の一部の温泉のようなコバルトブルーになることもあるそうです。

【黒川温泉 新明館 宿泊者専用 貸切露天風呂 風の湯】

洞窟風呂のあるエリアとは別に、館内から外に出て高台へ階段を上がったところに「風の湯」という貸切露天風呂があります。

元ご主人渾身の手作り露天風呂だそうです。

こちらの「風の湯」は、15:00~21:30まで到着順に予約制で貸切、翌6:30~8:00女性 8:00~9:00男性専用になっています。

玄関から見て右側の食事処に前を通り過ぎると廊下の奥に外に出る扉があります。

石段を30段くらい上がって行ったところに露天風呂があります。

階段の途中から見える景色。結構高台にあります。

貸切風呂「風の湯」の入口

暖簾をくぐると左に脱衣所、右にすぐ露天風呂があります。

貸切風呂「風の湯」

屋根付で8~10人サイズの石切り風呂。

 

目隠しがあるので外の景色はあまり見えませんが、木々に囲まれているので落ち着いた雰囲気があります。

男女別の時間帯は結構混雑していましたが、貸切で利用するならば贅沢な広さです。

先着順なので、チェックインはお早めに。

満室の時に夕方にチェックインしたら、もう一杯でした^^

 

【黒川温泉 新明館 男女別大浴場】

最後に、男女別の大浴場をご紹介します。

こちらは、宿泊者専用で清掃時間以外は一晩中利用できます。

大浴場は玄関から見て左の廊下を奥へ。

脱衣所内にはロッカーはありません。

浴室手前に洗い場、奥に6~8人サイズの内湯があります。

洗い場にはシャワーとシャンプーセットあり。

外湯には洗い場がないので、大浴場は体を洗うのをメインに使いました。

 

【黒川温泉 新明館 温泉の感想】

 

観光地の温泉街に洞窟風呂というのも珍しくて楽しいです^^

黒川温泉は湯めぐり手形があって日帰り利用が21:00までと長く、日帰りの利用だけだと夕方頃まではお客さんが多く(特にアジア系外国人)落ち着かない印象でした。

観光客が帰った後の方が本来の宿の風情を楽しめるのかもしれません。

 

宿泊者だけの時間帯になると外湯は空いているので、混浴でも入りやすいと思います(満室でしたが誰にも合いませんでした)。

人目は気になるかもしれませんが、朝は静かで、お湯も新鮮で良かったです。

 

「新明館」の場合には、宿泊者専用の露天風呂と内湯もあるので、日帰り入浴だけでは分からない魅力があると思います。

 

泉質★★★3.9

お風呂の雰囲気★★★3.5(昼間の客層が×)

宿の雰囲気★★★★4.3

接客サービス★★★★4.2

 

⇒「山の宿 新明館」をインターネットで予約する

 

【黒川温泉 新明館 源泉情報】

◆源泉 H21.11月の分析書

源泉名「小葉瀬温泉」 泉温80.3度 湧出量182L/分(動力)
蒸発残留物1,137mg/kg 溶存物質(ガス性除く)1,570mg/kg 成分総計1,650m/kg
炭酸水素イオン398.1mg/kg 遊離二酸化炭素85.8mg/kg メタケイ酸256.4mg/kg
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 pH6.8(低張性中性高温泉)
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

→「黒川温泉 新明館」宿泊レポ お部屋編

→「黒川温泉 新明館」宿泊レポ お食事編 

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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