【鹿児島】栗野岳温泉 南州館 宿泊 その3 お風呂編

鹿児島県湧水町になる「栗野岳温泉 南洲館」の入浴レポートです。

【栗野岳温泉 南洲館】温泉情報

くりのだけおんせん なんしゅうかん

◆お風呂

「桜湯」男女別内湯各1 利用時間:7:00~21:00
「竹の湯」男女別内湯各1 打たせ湯各1  利用時間:7:00~22:00
「蒸し風呂」男女別各1  利用時間:7:00~21:00
宿泊者専用内湯 男女別各1  離京時間:15:00~翌10:00
*いずれも男女入替えなし

口コミ評価:Google  4.2点/5.0点

【南洲館はこんな温泉です】

◆硫黄泉、泥湯、天然蒸気蒸し風呂とバラエティに富んだお風呂がある
◆硫黄泉は控えめ、泥湯は強烈な臭い!


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⇒「栗野岳温泉 南洲館」へのアクセス&宿泊予約はこちらへ

→「栗野岳温泉 南洲館」の客室情報はその1お部屋編へ

→「栗野岳温泉 南洲館」のお食事情報はその2お食事編へ

 

【日帰り入浴】

※2021/12末から休業中です

営業時間:9:00~20:00(退館)
料金
大人:1ヶ所300円 2ヶ所550円 3ヶ所700円
小人:1ヶ所150円 2ヶ所275円 3ヶ所350円
幼児:1ヶ所75円 2ヶ所120円
休憩利用:大人800円(入浴料込) 冬期暖房費200円/室
昼食対応あり メニュー1,000円~(蒸し鶏は前日までに予約推奨)

「九州温泉道」対象施設です

【栗野岳温泉 南州館 宿泊 その3 お風呂編】

 

栗野岳温泉は、宿の裏山にモクモクと湯けむりの上がる「八幡地獄」と呼ばれる源泉があり、

そこからお湯を引いています。

 

「南洲館」のお風呂は、

  • 「桜湯」・・・白濁した酸性の硫黄泉
  • 「竹の湯」・・・黒っぽい酸性泉で独特のアンモニア臭のするお湯
  • 「蒸し湯」・・・天然蒸気を利用した熱めの蒸し風呂
  • 「内湯」・・・新館にある2食付宿泊者専用の硫黄泉

があります。

 

入浴の順番としては、

濃いお湯の「竹の湯」、間に「蒸し湯」を挟んで、

「桜湯」で仕上げというのがおすすめだそうです。

 

「竹の湯」も「蒸し湯」も体力を使うので、後から入ると疲れるのだと思います。

 

日帰り利用の場合、1ヶ所300円 2ヶ所550円 3ヶ所700円という変則的な値段設定になっています。

宿泊者用の内湯以外には石鹸、シャンプー等は置いてありませんので要持参です。

ドライヤーも置いてありません。

 

本館2階の畳の客室を休憩利用でき、その場合は入浴料込で800円というお得な値段なので、

食事も一緒に利用して半日滞在というのが良いかもしれません。

昼食メニューもあり、特に「蒸し鶏」が人気です。

(1羽2~3人前 1,750円 時間がかかるので前日までに予約推奨)

 

【栗野岳温泉 桜湯(硫黄泉)】

「桜湯」は、最後に入浴するのがおすすめなのですが、

南洲館の中ではもっともノーマルな温泉なので、はじめにご紹介します。

近所の人も「桜湯」だけ入浴して帰って行く人が多かったです。

「桜湯」は、南洲館の敷地に入ってすぐ右手にあります。

「桜湯」は男女別の内湯だけとなっています。

「桜湯」は本館の建物につながっていて、階段を上がると休憩用の2階の部屋の前に出ます。

 

脱衣所は比較的新しい板張りで綺麗です。

中には簡易な棚があるだけでロッカー、洗面所、ドライヤーはありません。

浴室は8畳くらいの広さ。

浴槽は左側が少し浅瀬になっており、5~6人サイズです。

 

青みがかったにごり湯ですが、透明度は高め。

浴槽内の温度は42度、湯口で45.3度ありました。

源泉の温度が高いので加水してあります。

 

「栗野岳4号」泉温61.2度 湧出量-(-)
泉質:酸性単純硫黄泉(低張性酸性高温泉)pH2.8

お風呂の縁に足を入れると細かい湯花が舞います。

湯口

粉っぽいタマゴ味がします。

酸性度は高いのですが、加水が多いのか酸味はほとんど感じられず。

硫黄泉としては穏やかな感じのお湯です。

他が個性的すぎるのでこのくらいがちょうど良いのかもしれません。

洗い場は水の蛇口だけでシャワーなしでした。

蛇口もお湯は出なかったように記憶しています^^

 

共同浴場だと、かかり湯で髪を洗っている人も多いですが、

そういう光景もなく、近所の人も洗髪はせずに帰っていきました。

 

【栗野岳温泉 南洲館 竹の湯】

「竹の湯」は新館、自炊棟を通り過ぎた奥にあります。

「竹の湯」は男女別の内湯と打たせ湯があります。

年季の入った建物。

すぐ手前には西郷隆盛が湯治で滞在した際の記念碑があります。

簡素な造りですが、こちらも脱衣所はリフォームされていて比較的新しい感じです。

ロッカー、洗面台、ドライヤーはありません。

ドアを開けると年季の入った石造りのお風呂。

湯舟は5~6人サイズです。

壁の上部にパイプがあり打たせ湯のようにお湯が注がれています。

 

が、浴槽の手前で45度あり激熱設定。

加水用のホースもなく、パイプのある奥まで進めませんでした(>_<)

 

驚いたのがお湯の色と臭い。

黒に近い灰色で透明度はほとんどなし。

しかも、非水洗トイレのようなアンモニア臭がします・・・。

 

日帰りのお客さんは多かったですが、ココは貸切のわけだ。

かなり個性的なお湯なので、好みが分かれるだろうと思います。

 

泉質名も初めて見るものでした。

@竹の湯
「栗野岳1号」泉温90度 湧出量-(-)
泉質:酸性-含鉄(Ⅱ・Ⅲ)-アンモニア-硫酸塩泉(低張性酸性高温泉)pH2.2

浴槽の中はあちこちにブクブクと泡が浮いています。

粉っぽいトロミのあるお湯です。

臭いは強烈ですが、湯上り後は肌がしっとりスベスベします。

 

熱いので何度もかけ湯をしてやっと入りましたが、それでも1分が限度。

1分入浴を数回繰り返すだけでグッタリしてしまいました(^_^;)

 

訪問したのは晩夏だったので泥は沈殿していませんでしたが、

冬になるとお湯の量が減り、泥が増えて酸性度も高くなるそうです。

 

アンモニア臭のする泥パック・・・。

怖いけれどその時にまた来てみたいです。

浴槽の石塀の裏には打たせ湯もありました。

こちらは加水多目で40度くらいのぬる湯設定。

あがり湯の代わりにもなります。

 

そういえば、「竹の湯」にはカランがありませんでした。

南洲館はどこまでも玄人向けの温泉です。

 

【栗野岳温泉 南洲館 蒸し風呂】

「蒸し風呂」は「桜湯」の裏手にあります。

「蒸し風呂」の前には地獄蒸し用の釜があり、

このあたりは地中から蒸気がたくさん出ているのかもしれません。

「蒸し風呂」の入口。

こちらも脱衣所内は新しくて綺麗でした。

 

浴室に入ると左にかかり湯、右に上がり湯らしき小さな浴槽があります。

浴槽のお湯は42度くらい。

分析書はなかったですが、桜湯と同じなのか薄めの硫黄泉でした。

奥の引き戸が「蒸し風呂」入口です。

扉を開けると湯気がブワァ~~。何も見えず。

 

顔が火傷するかと思うくらい熱い湯気です。

蒸し風呂は一度中に入ってしまえば慣れてしまうものですが、

中も熱くて30秒と居られませんでした(^_^;)

入浴上の注意

最初に5分、10分・・一人で長時間入浴しないでくださいと書いてありますが、

そんなに入っていられません^^

冬はもう少し入りやすいのでしょうか。

 

【宿泊者専用 内湯】

最後に、新館1階にある宿泊者専用の内湯を紹介します。

こちらのお風呂は、本館又は新館で1泊2食付のプランを利用した人が対象です。

 

チェックイン後は一晩中入浴でき、

シャンプーやドライヤーが置いてあるのはここだけです。

こちらが「内湯」。

4畳半くらいの浴室に1~2人サイズの浴槽が一つ。

家族風呂のような感じのお風呂です。

内湯の分析書はありませんでしたが

、透明度の高い硫黄泉で細かい湯花が舞う「桜湯」と同じような浴感でした。

やや熱めの温度設定で44度くらいあり、加水して入りました。

窓からは山の景色が見えます。

この日は女性客が私だけだったので、ゆっくり貸切できました。

シャワー台とシャンプーも置いてあります。

 

【南洲館の名物 地獄蒸し丸鶏】

「南洲館」では日帰りプランでも蒸し釜で調理した「蒸し鶏」を食べることができます。

これを目当てに訪れるお客さんも多いそうです。

今回はわがままを言って夕食で出してもらいましたが、

夕食時なら4人で分けるくらい、鶏だけを食べるのでも2人がかりになる大きさです!

⇒詳しくは「南洲館 お食事編」へ

 

蒸し上がるまでに2時間半くらいかかるそうなので、

前日までの予約がおすすめです。

 

【八幡地獄】

南洲館の裏山には、徒歩5~10分ほど登って行くと源泉の噴気孔がある「八幡地獄」があります。

今回は温泉でグッタリして歩いて行く気力が残っていませんでしたが、

秘湯らしい光景を味わえると思います。

 

 

【栗野岳温泉 南洲館 温泉の感想】

 

「南洲館」は、お湯もお風呂の種類も個性的でした。

特に「竹の湯」の臭いと浴感は独特です。

出た後にはスベスベして、見た目の印象とは真逆なのが「クサヤ」のような感じでした^^

 

加水が多いので本来の成分よりも薄くなってしまっているのが残念ですが、

訪問する季節によって感想がまた違ってくるのかもしれません。

 

温泉でゆっくりくつろぐより、温泉を攻めるタイプの宿でした。

 

泉質★★★★4.3(竹の湯は4.6)

お風呂の雰囲気★★★★4.2

清潔感★★★★4.2

⇒「栗野岳温泉 南洲館」をインターネットで予約する

【栗野岳温泉 源泉情報】

 

◆源泉 H19.9月の分析書

@竹の湯
「栗野岳1号」泉温90度 湧出量-(-)
泉質:酸性-含鉄(Ⅱ・Ⅲ)-アンモニア-硫酸塩泉(低張性酸性高温泉)pH2.2
蒸発残留物 2,418mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,295.9mg/kg 成分総計2,296.1mg/kg
遊離硫化水素0.2mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし

@桜湯
「栗野岳4号」泉温61.2度 湧出量-(-)
泉質:酸性単純硫黄泉(低張性酸性高温泉)pH2.8
蒸発残留物 458mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)283.8mg/kg 成分総計286.1mg/kg
硫化水素イオン8.0g/kg 遊離硫化水素2.3mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし

 

→「栗野岳温泉 南洲館」宿泊レポ お部屋編   

→「栗野岳温泉 南洲館」宿泊レポ お食事編

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



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【鹿児島】栗野岳温泉 南州館 宿泊 その3 お風呂編」への2件のフィードバック

  1. めちゃくちゃわかりやすく
    いつも参考にさせて頂いて
    います。

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