福島県福島市にある新野地温泉「相模屋旅館」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/7/22 | 訪問日 | 2020/1・2015/4・2013/9 |
【新野地温泉 相模屋旅館】 基本情報
しんのじおんせん さがみやりょかん
住所:〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町野地2
TEL:0242-64-3624
公式サイト・日本秘湯を守る会宿紹介ページ
2020/5/20から宿泊のみ営業を再開しました。日帰り入浴は準備が整いましたら再開いたします。
【宿泊料金】
1泊2食付 10,950 円~20,670 円 お一人様△ 素泊まり× 自炊× 湯治対応〇
口コミ総合評価:Google 4.1点/5.0点
【こんな人におすすめ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆湯けむり上がる野趣あふれる露天風呂が好き
◆にごり湯が好き
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~14:00受付(15:00退館)
月曜・木曜は11:00~14:00受付
土曜は10:00~13:00受付
料金:大人800円 子供400円(タオル付)
個室休憩 10:00~15:00(最大5時間)
大人2,000円 子供1,000円 浴衣200円 布団1,000円
定休日:通年営業 不定休 (公式サイトで告知)
【新野地温泉 相模屋旅館 宿泊&日帰り入浴レポ】
土湯峠のある県道30号線沿いにはわずか5キロの範囲に、野地温泉、新野地温泉、赤湯温泉、鷲倉温泉、幕川温泉の5つの温泉地がひしめいており、どの宿も源泉かけ流しなので湯めぐりするには最適な場所なのです。
土湯峠では野地温泉ホテル以外すべて「日本秘湯を守る会」の会員宿です。
今回、東北道福島西ICを下り、土湯温泉郷、道の駅「つちゆ」を通り過ぎて、最初に向かったのは相模屋旅館でした。
*相模屋旅館へは2013年に日帰り入浴で、2020年に宿泊で訪問しています。
レポートは主に2013年のものですが、一部宿泊時の情報を載せています。
実は、この日、ガソリンが残りわずかだったにもかかわらず、
インター付近で給油してこなかったのですが、
土湯峠に1軒だけあったガソリンスタンドも土曜日なのに閉まっていて、ちょっと焦りました。
インターから40分程度の距離ですが、山の中で立ち往生すると大変なので、
ガソリンはインター付近で入れてきた方がいいかもしれません。
台風一過の後で、福島は快晴でした。
土湯峠に向かうと、まず見えてくるのが野地温泉ホテル。
その少し奥に新野地温泉「相模屋旅館」があります。
外観は鉄筋コンクリートの立派な建物。
入口からは秘湯ムードはみじんも感じません^^
ホームページはホームメイドな感じですが。
土曜日だからか、車もたくさん停まっていました。
野地温泉ホテルの方も結構混んでいたようです。
向かいにお地蔵さんがいました。
福島駅から来る場合には、この相模屋旅館の前のバス停で降ります。
でも看板は秘湯っぽいですね。
玄関
フロント
ご主人らしき人が対応してくれました。
秘湯の会ではあまり日帰り入浴をすることがないので、日帰りだとあまり歓迎されない場合もあると聞いてちょっとドキドキしましたが、とても丁寧な接客でした。
今回、土湯峠の温泉ではどこでも接客は良かったです。
最近は無料で又は割引で入浴できる雑誌や本が流行っているので、そのせいで日帰り入浴しにくい雰囲気になるのは嫌だなぁとちょっと思います。
ロビーのコーヒーラウンジ。民芸調です。
アイスもいろんな種類がありました。
さっそくスロープを下りてお風呂へ。
「相模屋旅館」のお風呂は、
- 屋外 男性用露天風呂
- 屋外 女性用露天風呂
- 地下 男性用内湯
- 地下 女性用内湯
- 2階 男性用大浴場(宿泊者専用、男女入替あり、夜までは内湯のみ)
- 2階 女性用大浴場(宿泊者専用、夜までは女性用で露天風呂あり)
があります。
宿泊の場合、外の露天風呂と地下の内湯は24時間入浴可能、2階の大浴場は深夜早朝はお休みになります。
【新野地温泉 相模屋旅館 男女別の野天風呂】
まずは屋外の野天風呂へ。
日帰りで入浴できる男女別大浴場と野天風呂は地下1階にあります。
フロントからロビーを抜けていくと廊下の窓から源泉の噴煙が上がっているのが見えます。
建物の雰囲気とは真逆で、外は秘湯ムード満点ですね。
廊下を下りて行き
手前が内湯、右側の木の扉が露天への入り口です。
木で組んである遊歩道にススキが揺らいでいて奥には噴煙。
何だか興奮する景色です^^
左が男性用の野天風呂、右が女性用の野天風呂。
男性の野天風呂は低い位置にあり、この遊歩道から少し見えました。
【相模屋旅館 女性用露天風呂】
女性用の野天風呂です。
噴煙のイメージからすると、かなり白濁した硫黄のお風呂だと思っていたら、
お湯を入れ替えている途中だったからか、ほぼ透明でした。でも、湯花は舞っていました。
見た目は透明でも、硫黄臭もそこそこして、お湯はトロみがありました。
まったりと滑らかな感じです。
須川温泉の強烈なお湯の後だったので、刺激はほとんど感じませんでした。
*この時訪問した須川温泉は、宿泊の翌日に気分が悪くなるくらい硫化水素臭がすごかったのです。
後日、宿泊でゆっくり入浴してきました。
1月の野天風呂はこんな感じ。
湯けむりの向こうに雪山(鬼面山)が見えて秘湯ムードは30%UP!
手すりには雪が積もり、足元は所々凍っていました。
こんな雪道ですが、夜も明かりがついているので一晩中入浴できます。
入口から見た野天風呂。
桧の板張りと桧の浴槽で野趣あふれるロケーションにマッチしています。
湯船は5~6人サイズです。
奥から
外気はマイナス2度、湯船の中は44度ちょっとあり、温度差で入浴するときはかなり熱く感じます。
足元も凍っているので滑りやすく、真冬の野天風呂の入浴はちょっとした修行のようです。
ただ、目の前の湯けむりと鬼面山の景色を眺めながらの入浴は最高です♪
同じ造成泉なので泉質は隣の野地温泉ホテルとそれほど変わらないはずですが、ピリピリ感もありました。
酸性というほどpHは低くないので、硫黄成分のせいだと思いますが、特にこの野天風呂はパンチがありました。
硫黄の香りもどこかポップコーンのような香ばしさがります。
同じ匂いを嗅いだ記憶があるけれどどこだか思い出せず。
源泉名「新野地温泉」泉温83.5度 湧出量 -(-)
泉質:硫黄泉(硫化水素型)pH6.8
【相模屋旅館 男性用露天風呂】
外の野天風呂は男女入替はありません。
後日オヤジが訪問した時(男湯)。
この日はかなり濁りの強い青みがかったお湯でした。
ここからの景色は雪の季節もいい感じなのだろうなと思わせる雰囲気でした。
私が訪問した時は紅葉前の土曜日だったこともあり、お客さんが絶えませんでしたが、
宿泊して朝誰もいない時にゆっくり入れたら最高だろうなという感じです。
噴煙の方には囲いがないので、景色も見えて開放的な感じです。
風にあおられてお風呂の目の前まで噴煙が迫って来るので、迫力があります。
【相模屋旅館 1階の男女別内湯】
続いて内湯へ。
さきほどの遊歩道を歩いて行かなければならないので、一旦着替える必要があります。
と言っても、面倒だったのでバスタオルを巻いて内湯に向かいました^^
内湯の脱衣所。
日帰りの時には人が多くて入れず。
宿泊時は3~4組しかおらず(男性多め)で貸切でした。
湯船の温度は42度。
野天風呂よりはまろやかな感じです。
【新野地温泉 相模屋旅館 宿泊者専用 2階大浴場】
2階には宿泊者専用の男女別大浴場があります。
一方にしか露天風呂がついていない大浴場です。
女性からの要望が高かったのか、現在は試験的に男女入替制になっています。
チェックイン~22時まで女性用、深夜はお休み 翌5:00~男性用
2階大浴場入口
日帰りでは利用できないので宿泊して初めて知りました。
温度表示がありました。
露天風呂がついている方の脱衣所
洗面台にはアメニティあり。
お正月だったので鏡餅も。
脱衣所に内湯と露天風呂の出入り口があります。
内湯からも露天風呂に出入りできます。
こちらが露天風呂付の内湯。
15畳くらいの浴室に5~6人サイズの浴槽が1つ。
温度は42.5度。透明度は30センチくらい。
外の野天風呂よりもまろやかでした。
以前の情報では弱酸性泉と聞いていましたが、酸味は全く感じません。
硫黄の香りはやっぱり焼トウモロコシのような香ばしさがします。
洗い場には秘湯シャンプーくまざさセットとつぶ塩スクラブ、角質取り
女性は昼間にしか入れない露天風呂に行ってみましょう。
外に出た瞬間、景色がすごくてワォ!
屋外の露天風呂よりも高い位置にあるので、目の前の鬼面山の風景が良く見えました。
2階からだと山が近く感じます。
湯船は真ん中に仕切りがあり、脱衣所側の方にだけ湯口があります。
湯口付近は44度、湯船の中は43度~43.5度。
湯口がない方は41~42度でゆっくり入っていられる温度でした。
入浴中の眺め。絶景ぷりがすごい!
この露天風呂は明るいうちに入っておきたいですね。
相模屋旅館の中ではイチオシのお風呂です!
翌朝入れ替わった脱衣所
内湯は左右対称で広さも同じで5~6人サイズでした。
【新野地温泉 相模屋旅館 温泉の感想】
露天風呂も内湯も、秘湯らしく素朴でレトロな雰囲気。
噴煙に鬼面山の絶景と秘湯ムードを盛り上げる演出もバッチリ。
日帰りではもったいない温泉だと思いました。
特に、2階の露天風呂は宿泊者専用なので、天気の良い時にあの眺めを見てほしい。
1回目の訪問は夏、2回目は雪景色でしたが、今度は紅葉の時に再訪したいと思いました。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★★★★4.5
清潔感★★★★4.2
接客サービス★★★★4.2
【新野地温泉 相模屋旅館 客室】
まだ更新が間に合いませんが、ちょこっとだけ。
館内はエレベーターあり。
客室は10畳+広縁、トイレ・洗面台、バス付、冷蔵庫もありました。
もっと鄙び系で設備も最小限の部屋を想像していたのに意外。
共用トイレもウォシュレットでしたし、秘湯ではそれほどメジャーではないヘアキャップも置いてありました。
細かいところだけれど、節電のご時世なのに入室前に電気ポットや冷蔵庫のコンセントが入っているのがうれしかった。
一つ気にになったのは、部屋に置いてあった浴衣の上着は袖のないチョッキタイプの丹前でしたが、これで野天風呂に行くのは寒いので自分の上着(ダウンコート等)を着て行った方がいいかもしれません。
【新野地温泉 相模屋旅館 食事】
食事は夕食18:00・18:30スタート、朝食は7:30スタート固定で1階の大広間テーブル席にて。
8割のメニューはあらかじめ並んでいて、岩魚の塩焼き、ご飯とお味噌汁、デザートが後から運ばれてくる。
ボリュームは腹12分目くらいで大食漢でないとご飯までしっかり食べられない量。
病み上がりなので残してしまい申し訳なかった。
意外と凝った料理もあったけれど、お品書きはなく、おおざっぱな説明しかなかったのがもったいないくらい。
夕食
メインは牛鍋。なのにローストビーフもあって、肉好きは満足!
朝食
デフォルト
↓
これで全部
【相模屋旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各2 男女別野天風呂 男1 女2
◆源泉 H24.12月の分析書
源泉名「新野地温泉」泉温83.5度 湧出量 -(-)
泉質:硫黄泉(硫化水素型)pH6.8
蒸発残留物 96.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)0.1280mg/kg 成分総計0.2395mg/kg
メタケイ酸59.8mg,遊離二酸化炭素ガスmg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒な
参考:公式サイトの情報
源泉:自家源泉 源泉温度88度 湯量120L/分 自然湧出
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉)
態様:源泉掛け流し、加水あり、塩素消毒なし
効能:高血圧脳卒中、外傷骨折火傷、糖尿肥満、創傷、動脈硬化、胃腸病、神経痛、リュウマチ他
◆観光情報
安達太良山、吾妻連峰、箕輪スキー場、横向スキー場
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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