福島県喜多方市にある日中温泉「ひさめゆりの宿 ゆもとや」の宿泊レポートです。
最終更新日 | 2020/6/6 | 訪問日 | 2017/3月中旬 |
【会津 日中温泉 ひさめゆりの宿 ゆもとや】基本情報
あいづ にっちゅうおんせん ひさめゆりのやど ゆもとや
住所:〒966-0101 福島県喜多方市熱塩加納町熱塩大畑29
TEL:0241-36-2266
公式サイト・日本秘湯を守る会宿紹介ページ
*2020/6/1より営業を再開しました
【宿泊料金】
1泊2食付13,800 円~19,050 円 お一人様△ 素泊まり 湯治× 自炊×
口コミ総合評価:google 3.7点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆日本秘湯を守る会のファン
◆喜多方市の周辺でかけ流しの1軒宿を探している
◆鉄臭のするにごり湯&ぬる湯が好き
◆料理の美味しい宿が良い
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【日帰り入浴】
営業時間:10:30 ~ 14:30 *不定休要確認
料金:大人800円 小人400円
食事付プラン 4,000円~5,000円(要予約)
【日中ダムの麓の一軒家 ゆもとや 宿泊 お部屋編】
「日中温泉 ゆもとや」は、喜多方市の中心部から北へ車で40分、日中ダムの真下にある秘湯の一軒宿です。
日中温泉の開湯は江戸時代末期・文化10年(1813年)と古く、「ゆもとや」も創業200年超の老舗旅館です。
しかし、昭和50年から始まった日中ダム建設のため、もともとあった日中温泉の源泉はダムの底に沈んでしまいました。
現在の日中温泉は平成5年に新たに掘削されたもので、「ゆもとや」も平成5年に現在の場所でリニューアルオープンしました。
「ひさめゆりの宿」と付いているのは、宿の周辺・旧熱塩加納村がひさめゆりの原生地だからです。
「ひさめゆり」は山百合とつつじを足して2で割ったような可愛らしいピンクの花で、6月上旬~中旬頃が見頃です。
このあたりは春は桜、しょうぶ、夏はひまわりと、お花見スポットが多くあります。
喜多方市内から阿賀川を北上すると(新潟県側では「阿賀野川」と呼ぶ)、後ろには磐梯山、正面には吾妻連峰、左には飯豊連峰に囲まれた田園風景が見えてきます。
日中ダムのあたりは旧熱塩加納村でした。
1984年までは国鉄・日中線が走っていて、記念館として保存されています。
廃線後は路線バスが走っていましたが、それももなくなってしまい、現在は予約制のオンデマンドバスだけになっています。
電車で行かれる場合には、宿の送迎を予約した方が便利です。
県道から「ゆもとや」の看板にしたがってダムの方に向かうと周りはお店も民家もない大平原^^
高所の山奥ではないですが、周りに何にもない一軒宿には違いありません。
大通りから5分ほど入ると「ゆもとや」が見えてきました。
白壁に黒い瓦屋根で蔵造り風の建物です。
玄関側は平屋建て、奥の宿泊棟は2階建て、計24室あります。
特殊な環境にある一軒宿ですが、近代的な旅館になっています。
玄関を入ると右手にフロント、左手にお土産コーナー、客室に向かう手前にロビーと食事処があります。
館内は今どきの和モダンでもなく、昭和末期のバブルの香りがするというか、規模は大きくないですが観光地にある老舗旅館のような雰囲気でした。
赤じゅうたんや宴会場、売店も充実していて、どことなく置いてある調度品も良いものだなと。
お客さんも年配者が多いようなイメージでした。
他のお客さんは4~5組いましたが、顔を合せなかったので実際の客層は分かりません^^
ロビーとお土産コーナー
ラウンジにはカウンター席も
ラウンジの奥には薪ストーブ、窓際が喫煙スペースになっていました。
*客室も禁煙・喫煙の区別はなく灰皿が置いてあります。
【今回利用したプランとその他のプラン】
今回は楽天トラベルから予約しました。
【竹-Take】美味しい香りとともに…和牛をアツアツ陶板で♪~のんびり癒し旅~ 和室10畳 +広縁
平日1名利用 1泊2食付 消費税込17,500円
同プランで2名利用の場合は14,500円~となります。
プランの違いは料理の違いと和室10畳又は12.5畳1間か、2間の違いです。
「梅」はメインが豚しゃぶ 2名利用 12,500円~
「竹」は和牛陶板焼き 2名利用 14,500円~ ・・・今回利用したプラン
「松」は和牛すきやき 2名利用 16,500円~
料理は美味しくお肉の質も良いですが、量は結構あるので胃袋と相談してください^^
【日中温泉 ゆもとや 1階 和室10畳間+広縁】
チェックインを済ませると、名札を付けた専属の仲居さんに部屋まで案内してもらいました。
玄関からまっすぐ奥へ、食事処を通り過ぎると左右に分かれて2階建ての客室棟があります。
「ゆもとや」館内見取り図
今回宿泊したのは、1階112号室「こすもす」でした。
客室から食事処もお風呂も近いので、移動がとても楽でした。
エレベーターはないので、足腰が弱い方は1階の部屋が良いですね。
客室入口
ドアを開けると左に洗面台とトイレがあります。
入口から見た客室
和室10畳に広縁、トイレ・洗面台、テレビ、エアコン、冷蔵庫、金庫あり。
コタツの関から見た客室
平成5年建築と言うことで築23年目ですが、部屋の古さは感じませんでした。
床の間にはテレビ、クローゼットの下には金庫
クローゼットの中にはタオルと浴衣
アメニティは歯ブラシだけでしたが、大浴場にシャワーキャップ、ヘアブラシが置いてありました。
タオルが刺繍なのもちょっと豪華な感じ。
お茶セットとお茶請け
仲居さんに説明を受けながらお茶をいただきました。
ゴーフルの様なお菓子には折り紙のツバキの花が添えてありました。
ちょっとしたところで嬉しいおもてなしが感じられる宿です。
入口にある洗面台とウォシュレットトイレ
広縁には空のミニ冷蔵庫と冷水ポット。
ドリンクの自販機は大浴場の前にあります。
ガラス窓は二重になっていました。
窓からの眺め(右側)
窓からの眺め(左側)
滑り台の様な階段の上に日中ダムがあります。
本当にダムのすぐ下なんですね。
宿のパンフレットにあった日中ダムの写真
⇒こちらのダムファンの方のサイトではダムと宿の位置関係が良く分かります。
夕食後にお布団を敷いたところ。
敷布団はマットレスタイプ、掛布団は羽根布団でした。
お布団はチェックアウトまでそのままです。
暖房がエアコンだけだったのでやや乾燥気味で、エアコンは切って窓を少し開けて寝ました^^
お部屋の紹介は以上です。
大浴場の前にある自販機
ペットボトルのお水は180円、お茶は200円でした。
お酒の自販機はありませんでした。
売店横にはたばこの自販機
売店には山塩(裏磐梯の山で採れる塩)やおみやげ用のお菓子、秘湯シャンプーセット、ひのき泥炭石鹸シリーズが置いてありました。
冬は庭にかまくらが作られ、2月限定でかまくらの中で雪見酒&鍋を楽しめます(利用は別料金)。
ラウンジに飾ってあった姫さゆりの絵
「ひめさゆりの丘」と呼ばれる熱塩加納町宮川地区までは南へ9キロ、車で18分。
その他、喜多方市内唯一の温泉街「熱塩温泉」までは4キロ、車で10分、喜多方ラーメンのある喜多方市内へは13キロ、25分です。
【日中温泉 ゆもとや お部屋の感想】
喜多方市内にありながら路線バスも通らない陸の孤島にある宿ですが、館内は設備も充実していて部屋も綺麗で良かったです。
部屋からもダムのたもとが見えて、変わった景色が面白かったです。
ちょっと残念なのが、館内の雰囲気が特に鄙びているわけでもなく、今どきの和モダンでもなくどっちつかずなだったことくらいでかな。
食事は味が少々濃いもののどれも美味しかったです。量も多いですが^^
温泉は源泉温度が低いのでかけ流しの浴槽はぬる湯ですが、それが楽しめる人にとってはいい温泉だと思います。
部屋からは食事処も温泉も近いので、高齢者にもおススメかと。
アットホームでありながら気遣いの感じられる接客も良かったです。
帰りは女将さんと仲居さんが見えなくなるまで手を振ってお見送りしてくれました。
部屋の広さ ★★★★4.2
設備 ★★★★4.5
アメニティ ★★★★4.0
宿の雰囲気 ★★★★4.0
清潔感 ★★★★4.4
接客サービス ★★★★4.6
【日中温泉 ゆもとや】
チェックイン/チェックアウト 15:00~18:00 / ~10:00
クレジットカード〇 (ネット予約で現地決済をした場合には不可)
携帯電話送受信△ wifi〇(自前×)
エレベーター× バリアフリー△
全24室 和室10畳 9室、12.5畳 12室、2間 3室
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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秘湯っ子様
ヒロシです。ぬる湯の前日に宿泊してきました。
ブログにある通り、まだ出てくるの?というくらい料理が出てきて、お腹一杯食べたい方にはお勧めです。
郷土料理の“こづゆ”が出てきて、一度食べてみたかった料理を食べることができました。出汁がしっかりしているのと、具材が多いので食べ応えあります。
正面にある源泉(40~42℃)とぬる湯(36~38℃)を交互に入っていました。喜多方市も雪が多く降るので、雪を見ながら温泉に入るのもいいかもしれません。
喜多方市から会津若松市まで無料の自動車専用道路が通っているので、観光の拠点にするのも便利だと思います。
ヒロシ様
いつも情報をありがとうございます。
「秘湯を守る会」の宿を精力的に回られていますね!
ゆもとやの料理はボリュームがすごいですよね!
こづゆは、けんちん汁の具を細かくしたような感じで、あれだけでもおかずになりそうですよね。
私の時には出ませんでしたが、食べたかったです。
温泉はぬる湯がメインなので今の季節は長居できていいのでしょうね。
冬はちょっと寒いです^^
喜多方から会津若松までは意外と近いですね。
会津若松は観光名所がたくさんありますし、喜多方はラーメンもあるし(笑)
またどこかお出掛けされたら、色々教えて下さい!