秋田県鹿角市にある蒸の湯温泉「ふけの湯」の入浴レポートです。
【蒸ノ湯温泉 ふけの湯】温泉情報
ふけのゆおんせん ふけのゆ
◆お風呂
屋内 男女別内湯各1 露天風呂各1 24時間利用可
屋外 男女別野天風呂1 混浴野天風呂1 6:00~日暮れ
口コミ総合評価:Google 4.3点/5.0点
【ふけの湯の温泉の特徴】
◆グレーがかかったにごり湯
◆内湯のカランも温泉で湯治場の風情あり
◆野天風呂エリアは湯けむりムンムン
◆野趣あふれる秘湯ムード満点の温泉
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【日帰り入浴】
期間限定営業:4月中旬~11月上旬
当面の間、10:00~15:00にて野天風呂のみのご利用となります。
通常の営業時間:8:00~17:00
料金:大人600円 小人300円
昼食対応〇11:30~14:00
混浴露天風呂は湯浴み着OK(宿泊者はレンタル500円)
【蒸ノ湯温泉 ふけの湯 日帰り入浴】
ふけの湯は開放的すぎる野天風呂と噴煙の上がる野趣あふれる景色で人気の秘湯です。
八幡平アスピーテラインの秋田県側、八幡平登山口より少し手前にある一軒宿です。
アスピーテラインは冬季閉鎖されますので、
通り沿いにある蒸の湯の営業も、アスピーテラインが開通するまで冬季は休館となります。
今回は岩手県側の「藤七温泉 彩雲荘」に宿泊しましたが、
ここから車で30分足らずなので、是非とも立ち寄りたい温泉でした。
*「ふけの湯」へは、2014年に日帰り入浴で、2021年に宿泊で訪問しています(宿泊レポは準備中です)。
藤七温泉をチェックアウト後、アスピーテラインを秋田方面に走ると、
雨と霧で視界は5mほどでした。
途中、ガードレールもない崖っぷちがあって、ちょっと危なかったです。
アスピーテライン最後部から秋田県側に5分ほど下った辺り、
通り沿いに「ふけの湯」の看板が出ています。
ちょうど、蒸の湯の休憩所がある辺り。
ここから細い未舗装の道を300mくらい降りて行くとバス停もあり、宿に到着します。
宿の外観。
木造の山小屋風で、昔の小学校みたいです。
「秘湯を守る会」の公式ガイドブックではあまり魅力を感じませんでしたが(苦笑)、
玄関からしてとても風情のある良い意味で鄙びた感じの宿でした。
あのガイドブックは写真の解像度が悪いので、お客さんを逃しているのではないでしょうか(笑)
実際に行くと良いところで驚いたことが何度もあります^^
ちょっとピンボケしてしまいましたが、玄関です。
帳場
玄関前には立派なふけの湯神社があります。
やっぱり、金勢大明神を祀っています。
廊下は湯治場風です。
古いですが、ピカピカに磨かれているのでとても綺麗でした。
八幡平では、このふけの湯と松川温泉「松楓荘」が良い感じの鄙び具合で気に入りました。
ふけの湯の朝食
7:30〜固定 pic.twitter.com/DoRq45On19
— 秘湯宿.com (@hito_yado) October 27, 2020
6年ぶりの訪問
変わってないなぁ。 pic.twitter.com/jqY3sJLBoH
— 秘湯宿.com (@hito_yado) October 26, 2020
煙りモクモク
日が暮れると入れない
夕方以降は🐻🐻🐻が来るかもしれないので、特大のカウベルと音楽を鳴らしながら歩く
東北道の宮城県より北は🐻飛び出し注意の標識を10以上見た気がする pic.twitter.com/5Db1a4apwy
— 秘湯宿.com (@hito_yado) October 26, 2020
山の電気は晴れたり曇ったり
野天風呂は真ん中がちょうど良い湯加減 pic.twitter.com/3BI3qQuwqB
— 秘湯宿.com (@hito_yado) October 27, 2020
ふけの湯にはお風呂がたくさんあります!
- 館内男女別大浴場(内湯・露天風呂)
- 館外男女別露天風呂
- 館外混浴露天風呂
- 屋外蒸し風呂
【館内男女別大浴場】
まずは館内にある大浴場から。
廊下の突き当たりに館内の大浴場があります。
※コロナ期間中、館内の日帰り入浴はできません(2020/11)
手前の青の暖簾は男性用露天風呂陽の脱衣所(男性用)、
奥は男女別大浴場の脱衣所となっています。
日中は男性用の内湯と露天風呂は離れていて入口が別になっていますが、
女性用の脱衣所から内湯へも露天風呂へも出入りできるようになっていました。
宿泊すれば、男女入替えになるようです。
女性用入口
コインロッカー
脱衣棚に洗面台があります。
全て木造り、床もピカピカでとても綺麗でした。
ドライヤーも置いてあります。
内湯は浴槽も壁も床も総ヒバづくり。6~8人サイズの浴槽です。
壁の木材は新しい感じですが、やっぱり木のお風呂は風情があっていいですね。
ややグレーがかった泥湯のようなお湯で、たまご臭が漂っています。
藤七温泉の後だと浴感はさっぱりしていて入りやすいお湯です。
温度も42度ほどで快適でした。
お湯の投入も多く、とても新鮮でした。
舐めると、ほんのり酸味とたまご味がします。
内湯の大浴場のカランは丸太をくり抜いた長い桶だけ。
源泉と湧水が掛け流し状態になっています。
シャンプー・ボディーソープは完備。
脱衣所のもう一つのドアを開けると露天風呂がありました。
5~6人サイズの浴槽で、やや温く41度くらいでした。
岩の間から竹のパイプで少量の源泉が投入されています。
女性用の脱衣所入り口側
お風呂の正面から見える景色。
硫黄成分で白くなった山の斜面に立ち上がる湯けむり。
その手前のあれは?あの温泉も入れるのかなぁ?と気になる^^
宿から丸見えだけど????
【ふけの湯 館外野天風呂】
館内から見えた外の開放的なお風呂は何???
と気になると、外湯も同一料金で利用できるということで歩いて行きました。
ただし、混浴風呂はバスタオル巻不可です。難易度高すぎ!
2018年6月の公式情報では専用の湯浴み着レンタルを始めたということです(レンタル料500円)。
写真で見る限り、「芽登温泉ホテル」と同じような厚手のジャージー素材の上下でした。
私は全裸で入りましたが、湯浴み着でもOKということなので女性の皆様ご安心ください\(^o^)/
※2020年宿泊時の動画はYouTubeにあります。当時はお風呂の撮影自体は特に禁止されていませんでしたが(撮影許可は得ています)、2022年9月現在は露天風呂の入口に撮影禁止の立て札が出ているようです。
露天風呂入り口の料金案内。
駐車場から舗装された道を下って行くと、
広大な敷地に無数に揚がる湯けむりと湯小屋。
藤七温泉も温泉天国でしたが、蒸けの湯も負けていませんね~
お散歩しながら湯巡りするのは楽しいです♪
しかも、裸でなくてもいいし^^
【ふけの湯 館外女性用野天風呂】
はじめに見えたのは女性専用の露天風呂。
中から湯気出てますけど、大丈夫?(^o^)
戸を開けると簡易な脱衣棚があり、屋根なしで4人サイズの木のお風呂がどーんと置いてありました。
湯口
お風呂のすぐ横の斜面から噴き出る蒸気。
お湯に浸かっていると、風向き次第で目の前が真っ白になります^^
女性用があるということは男性用もあるのかな。
奥に進んで行きます。
【ふけの湯 館外 男性用野天風呂】
女湯から50mほど進むと男性用の露天風呂がありました。
男湯は滝見風呂らしいです。
敷地内を流れる温泉川に入る猛者はいるのかな・・・。
更に道なりに進みます。
噴煙と沸騰する源泉群が見えました。
ボコボコとお湯が噴き出ています。生卵を入れたい~
青い屋根の小屋は温泉かな?
中を見たら何もなく、地熱の蒸し風呂(オンドル)でした。
【ふけの湯 開放的すぎる混浴露天風呂!】
オンドルの先に、館内から見えた混浴露天風呂の入口。
小さな小屋の内部は男女別の脱衣所。靴棚と脱衣棚があります。
ドアから出ると、四角い浴槽が2つ、樽風呂が3つありました。
*2017年にはたる風呂の横に岩風呂も新設されました(混浴)。
脱衣所側以外、隠れる場所なし、死角なしの混浴風呂です!
先ほどいた館内のお風呂と客室の一部からは丸見えです!!!
こちらからも女湯にいたおばあちゃんが見え、向こうもこちらを見ていました^^
バスタオル巻もできませんが、
他にお客さんもいなかったので、思い切って入ってみました(^o^)
※2021年現在、バスタオル巻き、湯あみ着の着用OKです。
湯口は奥の浴槽のみ、お湯は上から下の浴槽に流れてくるようになっています。
奥は40度くらい、手前は38度くらいとかなりぬる目でした。
樽風呂は37度くらいの超ぬる湯でした。
昨晩から雨が降っていたせいだと思います。
今回は雨と濃霧で貸切状態でしたが、
バスタオル巻はできないので、他にお客さんがいると入るまでは大変そうですね。
タオルで前を覆いながら、
向かいの客室の様子を伺いつつ、タオルを外して一気に入れば何とかなるかな。
ただ、お湯は濁りが強いので、
入ってしまえばあまり気にならないと思います。
【ふけの湯の感想】
自然環境を生かした露天風呂群は「これぞ東北の温泉!」といえるムードに溢れており、
館内も古くて綺麗でとても風情があって良い雰囲気でした。
日帰り客でも丁寧に対応してくれる接客も好印象です。
客室も古い和室から新しい洋間までいろいろあるようなので、
次は宿泊してみたいと思わせる宿でした。
泉質★★★★4.3
お風呂の雰囲気★★★★4.7
清潔感★★★★4.6
接客サービス★★★★4.7
*最近、鹿角周辺ではクマの出没情報が相次いでいるようなので、心配な方は宿にお問合せ下さい。
【ふけの湯 温泉情報】
◆お風呂
館内 男女別内湯各1 混浴露天風呂1
外湯 男女別露天風呂各1 混浴露天風呂2 壺湯4 オンドル1
◆源泉
自家源泉3本 自然湧出
「熊の湯」(野天) 源泉温度79.8度 湧出量?
泉質:単純温泉(低張性弱酸性高温泉)pH5.8 成分総96.5mg/kg
「岩の湯」(館内) 源泉温度66.5度 湧出量?
泉質:単純温泉(低張性酸性高温泉) pH2.5 成分総計620.3mk/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、塩素消毒なし
適応症:神経痛・リュウマチ・不妊症・婦人病・ヘルニア・疲労回復
胃腸病・皮膚病・アトピー・病術後回復など
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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