【宮城】青根温泉 湯元不忘閣 その4 青根御殿と伊達家のお宝

青根御殿34

宮城県川崎町にある伊達藩主の別荘「青根温泉 湯元 不忘閣」の青根御殿ミニツアーです。

「湯元 不忘閣」その4(青根御殿と伊達家のお宝)

青根温泉 湯元不忘閣は、開湯1528年。

伊達政宗から湯守を命じられ、

代々伊達家の湯治場として利用されてきたという由緒ある温泉宿です。

「青根御殿」という立派な建物には伊達家ゆかりの品々が展示されており、

朝食後8:50~ 20分程度、青根御殿のミニツアーがあります。


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⇒「青根温泉 湯元不忘閣」のアクセス&予約はこちらのページへ

 

→「青根温泉 湯元不忘閣」の客室情報はその1お部屋編へ

→「青根温泉 湯元不忘閣」のお食事情報はその2お食事編へ

→「青根温泉 湯元不忘閣」の温泉情報はその3お風呂編へ

→「青根温泉 湯元不忘閣」の階段上の部屋はこちらへ

 

「湯元 不忘閣」その4(青根御殿と伊達家のお宝)

この不忘閣は、殿様気分になれるというお風呂もウリですが、

伊達政宗ファンで来られる方も多いと思いますので、

この青根御殿の見学も魅力の一つです。

青根御殿35

青根御殿の外観。

もともとの建物は明治39年に消失してしまいましたが、

現在の青根御殿は青森・秋田のヒバを使い、

昭和7年に桃山式の建物として再現されたものです。

 

不忘閣は山の斜面に建物が並び、階段でつながっているという構造になっています。

旅館の2階に上がると、青根御殿につながる廊下に出ます。

青根御殿4

こちらは青根御殿1階の廊下。

青根御殿5

1階の展示品。

手前に6つ並んでいるのは、伊達政宗直筆の信書だそうです。

 

奥の床の間にある3つの掛け軸は、

登録美術品 狩野 探幽(たんゆう)作 。

慶長7年1月14日(1602年3月7日) – 延宝2年10月7日(1674年11月4日))

江戸時代の狩野派を代表する絵師。

青根御殿7

信書の奥に白い座布団と肘掛がありますが、伊達政宗が座っていた場所です。

隣の間よりも、一段高くなっています。

青根御殿15

青根御殿からの景色。左奥の方が仙台方面で、

伊達政宗はここから 青葉城を眺めていたそうです。

 

青根温泉は標高500mほどの高台にあり、

のろしをあげて青葉城と連絡を取り合っていたとのことでした。

青根御殿12

金屏風 「狩野舟川(しゅうせん)」作。江戸中期狩野派の画家。

青根御殿9

「伊達政宗卿」

青根御殿10

仏像

青根御殿11

登録美術品 初代 国包 作

文禄元年(1592年) – 寛文4年(1664年))は江戸時代の陸奥国の刀工。俗名は本郷源蔵、のちに吉之允。

青根御殿14

伊達輝宗の甲冑

(政宗の父、天文13年(1544)―天正13年(1585)

青根御殿13

掛け軸。「伊達獅山公」(第5代藩主 伊達吉村)作。

延宝8年(1680年)6月28日―宝暦元年12月24日(1752年2月8日)。享年72。

やっぱり、昔の武人は文武両道。素晴らしい才能ですね。

「吉村は和歌・書画など芸術面にも優れた才能を示した。絵は大和絵に習った繊細な画風に特色があり、専門絵師でもあまり描かない自画像すら手掛けるほどの画力をもっていた。享保9年(1724年)には長谷川養辰に命じて、伊達氏初代・朝宗から自分に至るまでの歴代当主21人の肖像画集『伊達家歴代画真』を制作させているが、その下絵は吉村が手ずから描いている。」~wikiより

青根御殿16

続いて2階へ

青根御殿18

再築だからなのか、階段はそれほど急ではないですね。

青根御殿17

階段脇に火鉢とお茶セットのある部屋がありました。

青根御殿20

2階の部屋。

青根御殿21

その次の間は展示室になっていました。

青根御殿23

ここにも掛け軸。

狩野探林 1732-1777 江戸時代中期 の画家。

青根御殿22

床の間の左の違い棚にあった仏像。作者不明。

青根御殿24

欄間には伊達家の紋。

 

ガラスケースに入っていたのは、宿泊した文人たちの直筆の書。

青根御殿25

与謝野晶子

青根御殿26

与謝野寛(鉄幹)

青根御殿27

川端康成

 

青根御殿に展示されている所蔵品はほんの一部で、

蔵の中にはまだたくさんの品が眠っているそうです。

青根御殿3

青根御殿から宿泊していた不忘庵の方向に「モミの木」があります。

山本周五郎の伊達家御家騒動を描いた小説「樅の木は残った」は

ここで執筆されたものです。

 

わずかな時間でしたが、宿泊客だけが見ることのできる青根御殿でした。

 

青根御殿28

階段を下りて行くと、

「殿様の湯治」宮尾しげを

というイラスト付きの説明がありました。

宮尾しげを 1902~1982 漫画家、民俗学者、江戸文化研究家。

青根御殿29

「九時入湯 九半休息・・・」 お殿様の湯治記録でしょうか。

青根御殿30

狩をしに行ったり、翌日は豆腐屋が来たり、その次の日は力士の見物と、

湯治生活中の出来事を綴っています。

 

 

1階西別館の客室から見える青根御殿

 

帰る日は晴天だったので、綺麗な青根御殿を撮影することができました。

夜はライトアップされるそうです。

部屋から見ることができるのは、1階の西館だけのようですので、

宿泊される際にはお部屋の指定をした方がよさそうです(電話予約のみ)。

 

⇒「青根温泉 湯元不忘閣」をインターネットで予約する

 

【青根温泉不忘閣 関連記事】

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→「青根温泉 湯元不忘閣」のお食事情報はその2お食事編へ

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*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。

 



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