福島県金山町にある「大塩温泉 共同浴場」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2022/8/1 | 訪問日 | 2022/7・2017/3 |
【大塩温泉 共同浴場】基本情報
おおしおおんせん きょうどうよくじょう
住所:〒968-0326 福島県大沼郡金山町大塩休場3103−1
TEL:0241-56-4181(大塩温泉組合)
公式サイト
⇒「大塩温泉 」へのアクセス詳細&周辺の宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
なし 日帰り入浴専門
口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆奥会津周辺で共同浴場巡りをしたい
◆金気臭のするにごり湯が好き
◆新しくて綺麗な共同浴場が良い
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【日帰り入浴】
※感染症対策で町民限定になる場合もあります
営業時間
4月~10月 7:30~21:00
11月~3月 8:30~20:00
料金:300円以上
定休日:無休
地図
【只見川を望む露天風呂あり!炭酸ガスの多いぬる湯 大塩温泉 共同浴場】
「大塩温泉 共同浴場」は、奥会津金山町に4つある共同浴場の中では最も奥地にあり、只見川を望む露天風呂もあります。
奥会津エリアの只見川沿いには、金気臭のする茶褐色のにごり湯が多いのですが、「大塩温泉」は特に炭酸ガスの含有量が多いのが特徴です。
元々は只見川の川底から湧く温泉でしたが、昭和初期にはダム建設のため水没して幻の露天風呂に。その後も平成23年の豪雨により水没・・・。
平成27年8月8日に男女別の内湯と露天風呂にリニューアルされました。
訪問したのはリニューアルから1年半。共同浴場と呼ぶには綺麗で設備も充実、国道沿いにあってドライブの途中で立ち寄るのにも便利な温泉です。
場所は、磐越道「会津坂下IC」から国道252号線を奥只見方面へ道なりに50分、新潟県側からは関越道「小出IC」から奥只見経由で1時間40分です。奥只見周辺の国道は冬期閉鎖されます。
先に紹介した「湯倉温泉」からは南へ8.5キロ、車で10分です。
リニューアルされた「大塩温泉」。
国道252号線から只見川沿いに細い道を降りてくると小さな集落の中にありますが、看板がなければ普通の民家かと見落としてしまうような建物です。
建物の1/3は雪に埋もれていて、少し離れた場所に除雪した駐車スペースがあります。
大塩温泉の入口
源泉の温度が38度と低いため、冬季は加温されています。その期間は露天風呂はお休みです。
朝と閉館前は加温されていないようなので、冬はかなり寒いでしょうね^^
ただ、加温していない方が炭酸泉らしさを楽しめるのかもしれません。
※一番下に真夏の動画を載せています。
ドアを開けて館内に入るとすぐに階段があります。
川沿いの斜面に建っているので、玄関が2階なんですね。
階段を降りると正面に受付。
この日は無人でしたが管理人さんがいることもあるようです。
代金は協力金箱と書かれた金庫へ。
丁寧にも左側には両替機もあります。
防犯カメラもあってお金のかかっている共同浴場だなぁというのが第一印象でした。
受付の右側には小上がりの休憩スペース、テレビ、自動販売機もあります。
ゴミは要持ち帰りです。
浴室は廊下の奥。
フローリングも傷一つなくピカピカです。
脱衣所は6畳ほどの広さ。
洗面台にはドライヤーも置いてあります。
無料の貴重品ロッカー。
共同浴場は最低限の設備しかないところが多いですが、近年リニューアルされただけあって至れり尽くせりです。
浴室入口
浴室は8畳ほどのスペースで窓際に5~6人サイズの内湯が一つあります。
金山町の公式サイトでは新築直後の写真なのか床の色がグレーでしたが、リニューアルからわずか1年半で赤く染まっています。
加温かけ流しでオーバーフローしています。
お湯は黄褐色のにごり湯。
鉄(Ⅱ)イオンが9.2mg/kgと多く、近隣の温泉に比べると鉄臭も強いです。
透明度は40センチくらい。
湯舟の中は38度(気温2度)と冬場にはぬる目の温度設定でしたが、塩分と鉄分が多いので、出た後はポッポします。
湯口から出るお湯は40度。
遊離二酸化炭素ガスが949mg/kgと多く、成分が濃い割には軽い浴感です。
加温するとガスが飛んでしまうせいか泡付きはありませんが、加温なしならば泡付きがあってもおかしくないガスの量です。
「大塩温泉 第4源泉」泉温38.3度 湧出量 123L/分(掘削自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(等張性中性温泉)pH6.2
蒸発残留物 8,002mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)8,959mg/kg 成分総計9,908mg/kg
内湯からは只見川と対岸の景色が見えます。
外には露天風呂もありますが冬期閉鎖中でした。
お湯は空でしたが、1~2人サイズの小さな浴槽があります。
コンパクトな共同浴場なのに露天風呂があるのは珍しいですが、昔の露天風呂を知っている人にとってはこのサイズでは寂しいと思うかもしれません。
*昔の写真は一番下に載せています。
露天風呂に入るとこんな景色が見えるはず。
洗い場にはシャワーあり。石鹸だけ置いてありました。
ケロリン桶も茶色く染まっています・・・。
平成23年の豪雨で水没してしまった湯小屋
右下はダム建設により水没してしまった旧大塩温泉。
場所は移動しましたが、平成23年の水害前も写真のような露天風呂があったそうです。
周囲から丸見えですが、解放感は抜群だったのでしょうね。
【大塩温泉 共同浴場 温泉の動画 2022夏】
夏は内湯、露天風呂ともに非加温で、37度~38度程度。シュワシュワ炭酸泉を実感できます。
加温がない季節の方が、お湯の濃さも実感できます。
湯口だけでなく、湯の表面からも鉄さび臭さが漂っていました。
【大塩温泉 共同浴場 温泉の感想】
新しくて設備も充実していて、共同浴場らしからぬお風呂でした。
夏は加温なしで炭酸泉らしさを楽しめる点、眺めの良い露天風呂があるのはポイントが高いです。
加温なしの状態の方が金気臭も強めに感じます。
逆に冬は加温してしまうと特徴が消えてしまうので、おとなしめな泉質になってしまいます。
泉質 ★★★★ 4.1(夏は4.2)
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.0(露天風呂4.2)
清潔感 ★★★★ 4.4
接客サービス ★★★★ 4.2
【大塩温泉 共同浴場 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1 露天風呂各1(露天風呂は冬期閉鎖)
◆源泉 H24.4月の分析書
「大塩温泉 第4源泉」泉温38.3度 湧出量 123L/分(掘削自噴)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(等張性中性温泉)pH6.2
蒸発残留物 8,002mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)8,959mg/kg 成分総計9,908mg/kg
メタケイ酸121.7mg,遊離二酸化炭素949mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし(冬期は加温あり)、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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