富山県富山市にある「鯰温泉」の入浴レポートです。
お宿の基本情報はページの下部にあります。
【こんな人におススメ】
◆富山市内でおススメの温泉を探している
◆赤褐色の鉄泉に入りたい
◆冷え性気味
鯰温泉の口コミ評価:Google4.0点/5.0点
最終更新日:2023/2/21
訪問日:2020/9
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00〜21:00
料金:大人440円 小学生140円 小人60円
定休日:第1月曜、翌火曜日(連休)・第3水曜
【鉄分100g!タオルが赤く染まる冷鉱泉と白湯のダブルで楽しめる 鯰温泉】
富山県の温泉と言うと黒部の宇奈月温泉が有名ですが、意外と県内あちこちに温泉が分布しています。
そんな中、赤褐色の温泉で良い温泉が富山市内にあるというので行ってみることに。
アクセスは富山駅から北の海岸方面へ車で15分弱の郊外にあります。
富山市周辺で赤茶色のにごり湯といえば、魚津市の「金太郎温泉」(宿泊もできる大型施設)、氷見市の「神代温泉」(山あいにあるレトロな元旅館)が有名ですが、鯰温泉も負けず劣らず濃厚なにごり湯です。
総鉄成分100mgを超える療養泉なので、貧血気味の女性には良いかもしれません^^
近くには温泉付きビジネスホテルもありますが、日帰り営業しているのはこちらだけです。
鯰温泉の開湯伝説
江戸時代、享和元年(1801年)ということで222年の歴史があります。
白鯰は神の遣いのようですね。狐が傷を癒したというのは初めて聞く開湯伝説かもしれません。
大通りから一本入ると、鯰温泉の看板が出ています。
こちらは宿泊棟かな。
宿泊では富山湾の新鮮な海の幸を堪能できそうです。
温泉棟はモダンな建物になっています。
日帰り温泉受付
平日でも高齢者で瞬間風速的に混むことはあるようですが、しばらくすると独泉になりました。
男女別の入口前には貴重品用の無料ロッカー
脱衣所には鍵付きの無料ロッカー、ドライヤーあり
ドライヤーは有料で、普通タイプ(7分20円)とプロ仕様(100円)とあります。
持ち込みはできません。
浴室の平面図と各浴槽の循環の有無等が記載されています。
扉を開けると銭湯スタイルの浴室。
湯舟は白湯しか見えませんが、
奥に進むと左に赤湯の浴槽、右に浴槽があります。
真湯の方は麦飯石を入れた遠赤外線効果でポカポカを期待できるお風呂です。
日によっては薬湯の場合も。
赤湯の方は3~4人サイズのコンパクトな浴槽。
見ての通り、血の池地獄のような透明度3センチ未満の濃厚なにごり湯です。
外に飲泉用の湯口があるのですが、透明に近い源泉も時間が経つにつれ成分が酸化して赤茶色になると思われます。
源泉は20度行かない冷鉱泉なので、加温、循環ろ過、塩素消毒ありです。
湯舟の温度は42.5度。
湯口からは鉄がさびたような強烈な金気臭がします。
沿岸部の温泉にありがちな強塩泉とは違い、塩味はしません。
夏場でしたが、1~2分で額から汗がにじみ出てくるほど温まりが早く、出た後も血液まで熱い感じがします。
温泉の効果を持続させるには洗い流さない方が良いと言われますが、このまま上がってタオルで拭いたら1度の選択では落ちないくらい茶色く染まりますので、やむを得ず洗い流しました。
【鯰温泉の露天風呂 白湯】
扉の外には露天風呂もあります。
こちらは屋根付きの石風呂で旅館の温泉らしい佇まい。
ほんのり黄味がかっているヨウ素系の温泉に見えます(6.5mgなので療養泉10mgには届かず)。
胸の下くらいまである立ち湯になっています。
湯舟の温度は42.5度。
こちらも低温泉なので加温、循環ろ過、塩素消毒あり(消毒臭ほぼなし)です。
少し塩味のある昆布のような味がする沿岸部らしい温泉です。
すぐ外にある飲泉所兼温泉汲み場
赤湯ですが、見ての通り源泉の状態ではほぼ透明です。
かなりさび臭い味の後にだし系の甘みがありますが、味はまずい~^^
お持ち帰りもできます。
源泉を使用する場合には一度煮沸させてからとのことです。
湯上り後のマッサージチェア
コインランドリー(乾燥機なし)があるのも普段遣いの温泉銭湯という雰囲気ですね。
ペットボトルの自販機の他にも瓶牛乳、アイスもあります。
ちなみに、近くにある別の宿(鯰温泉ふじや)はこんな感じの建物です。
【鯰温泉 の感想】
見た目のインパクトが強い赤湯は見るからに鉄分が多く、冷え性気味、貧血気味の方には良いのではないかと思います。
冷鉱泉なのでぬる湯のままの提供でない限り必然的に加温、循環ろ過、消毒ありになってしまうのはやむを得ないところですが、普段遣いの温泉だと思えば及第点といえます。
コンパクトな浴槽ながら、バラエティあるお湯を楽しめるのも👍
泉質 ★★★ 3.8
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.0
清潔感 ★★★★ 4.2
接客サービス ★★★★ 4.0
”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””
【鯰温泉】基本情報
なまずおんせん
住所:〒930-2221 富山県富山市今市3339 鯰温泉
TEL: 076-435-0016
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付 7,250円~12,000円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治× 自炊×
1泊朝食付6,750円~、素泊まり4,550円~
【鯰温泉 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各2(白湯と赤湯) 露天風呂各1
◆源泉
@赤湯 H28.5月の分析書
源泉名「鯰温泉(仮称)5号井」泉温19.3度(気温24度) 湧出量 177L(掘削動力揚湯)
泉質:含鉄(ⅡⅢ)-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物冷鉱泉(等張性中性冷鉱泉)pH6.8
蒸発残留物2.73g/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1.591g/kg 成分総計1,939g/kg
メタケイ酸72.5mg,遊離二酸化炭素ガス347.9mg/kg
チオ硫酸イオン0.21mg/kg
態様:加温あり、循環ろ過あり、塩素消毒あり(塩素臭レベル0.3~0.5)
@白湯 H20.10月の分析書
源泉名 さく井水「鯰温泉 3号井」泉温29.4度(気温25度) 湧出量 177L(掘削動力揚湯)
泉質:含鉄(Ⅱ)・硫黄-ナトリウム-塩化物冷鉱泉(硫化水素型)(等張性中性低温泉)pH7.3
蒸発残留物8.693g/kg 溶存物質(ガス成分を除く)7.244g/kg 成分総計7.2591g/kg
メタケイ酸107.8mg,遊離二酸化炭素ガス14.4mg/kg
チオ硫酸イオン0.21mg/kg
態様:加温あり、循環ろ過あり、塩素消毒あり(塩素臭レベル0.3~0.5)
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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