【青根温泉 湯元 不忘閣】食事情報
あおねおんせん ゆもと ふぼうかく
夕食 18:00~食事処(個室座敷席)
朝食 8:00~ 食事処(個室座敷席)
湯元不忘閣 口コミ総合評価:Google 4.4点/5.0点
【湯元不忘閣 食事の特徴】
◆見た目も美しく味も美味しい懐石風の料理
◆量が多く、配膳に時間がかかる
◆手打そばが出る
◆伊達家の家紋入りの器は必見
最終更新日:2022/9/4
訪問日:2022/8,2014,2013
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→「青根温泉 湯元不忘閣」の温泉情報はその3お風呂編(2013)へ
→「青根温泉 湯元不忘閣」2013最上階の部屋宿泊編はこちら
【特別注文】
なし ドリンクメニューあり
【青根温泉 湯元 不忘閣 西別館 宿泊 その2 お食事編】
青根温泉 湯元不忘閣の食事は、夕食・朝食共に2階の食事処となります。
大浴場(御殿湯)に行く途中に階段があります。
お部屋は襖で仕切られた6畳ほどの個室です。
※2022年9月現在、食事処は畳の上にテーブル席になっています。
ページの下部までスクロールすると最近宿泊された方の写真とコメントがありますので参考になさってみてください。
畳の部屋に1人ずつお膳が2つ並べられています。
予め用意されていた御前。
前回一人泊の時にはテーブルでしたが、今回はお膳が並べられており、より戦国時代を味わえる?ようになっていました。
こちらはドリンクメニューです。
湯上り処で「蔵王」が飲み放題なので、他の地酒があればいいのにと思うのですが、日本酒は蔵王の本醸造か純米酒だけです。
ちなみに、別注料理はありません。
ただでさえメニューが多い宿なので、なくても十分です。
蔵王の純米酒を注文。
器が素敵です。
母は梅酒を注文。
おかわりに「赤湯ヌーボ」(赤)を注文しました。
お冷をお願いしたら、ポットごと持ってきてくださいました。
【湯元不忘閣 夕食メニュー】
それでは、お品書きの順番に夕食メニューをご紹介します。
食前酒は「森のとう酒」
先付1:新緑ムース、生うに
新緑ムースは枝豆をこしたものでしょうか。
とても品のある味付けの料理でした。
先付2:うるいと赤貝の味噌掛け
こちらもお酒のおつまみにちょうど良い味。
前菜
さより粽寿し(ちまきすし)
笹を開けると中にお寿司。
しどけ(もみじがさ)のお浸し
太刀魚蕗八幡巻
わらび山かけ
川エビの唐揚げ
手長海老のような海老でした。
添えてあるソラマメが蝶の形。
お品書きにはありませんでしたが、蛸の足にみょうがが乗っています。
今回の先付・前菜は凝りに凝っていました。
味付けも見た目も繊細で、恐れ入りました。
伊達椀:あいなめ道明寺
あいなめと道明寺のお団子を揚げてから蒸したお吸い物のようです。
今回は出汁が良く効いていて美味しかったです。
今回は忘れずに伊達家の家紋入りのお椀の蓋も撮影してきました。
塗りのお膳には色々な家紋が入っていましたが、どんな意味だったのでしょう。
お造り:蔵王岩魚、北寄貝、鮪中トロ、甘海老
どれも新鮮で美味しかったです。
凌ぎ:青根手打ち蕎麦
こちらは毎回出る定番メニューのようです。
そこら辺のお店で食べるよりも美味しいお蕎麦でした。
炊合せ:よもぎ饅頭、蝶々南京、海老芝煮、すなっくえんどう
かぼちゃが蝶の形をしています。
モチモチとしたよもぎ饅頭、中は肉詰め、出汁加減も絶妙でした。
焼き物:焼きたけのこ、赤海老汐焼き、行者にんにく
海老のメニューが多いですね。
行者にんにくはニラの葉っぱのような形で、にんにくの味が強めでした。
温もり:宮城県産日高見牛鍋
牛鍋は前回も出たので定番なのでしょう。
お肉はロース、モモ、バラかな?それぞれサシの入り加減が違います。
江戸のすき焼きとは違って、薄口しょうゆとみりんの出汁です。
ご飯が進む味でした♪
普通の宿ならば、このあたりで〆となりそうですが、まだまだ続きます^^
揚物:蓮根はさみ揚げ、こしあぶら、茄子
レモンと岩塩でいただきます。
酢の物:鯛錦糸巻
蒸した鯛をたまごで巻いてあり、ぎんなん、みょうが、白木くらげ、きゅうりが添えてあります。
蒸し物:茶碗蒸し
百合の根が入っています。出汁多目でトロトロの茶碗蒸しでした。
お食事:宮城産ひとめぼれ
とても美味しいお米でしたが、2杯で止めておきました。
香の物:三種
止椀:山独活と仙台麩
最後のお味噌汁だけ出汁が薄かったです。
水菓子:抹茶ようかん、あずき、いちご
もうお腹12分目でしたが、デザートまで美味しくいただけました。
【湯元不忘閣 夕食の動画】
【湯元不忘閣 夕食の感想】
1年足らずの再訪でしたが、
前回はまあまあ美味しい方だなぁというくらいで感動するまでには至らず。
お客さんも多かったせいか、配膳に苦慮していて食事時間が異常に長く感じました。
ところが、今回はうってかわって、どれもこれも美味しく、感激しました。
翌日、料理目当てで宿泊した宿が霞んでしまうほどでした。
何でこんなに違うのかと不思議なほどでしたが、
お客さんが少な目だったので、実力を存分に発揮できたのかなぁと。
厨房で朝食準備中の料理長の後ろを見て、手を合わせたくなりました(笑)
夕食の味★★★★4.95
メニュー構成★★★★4.8
満足度★★★★4.9
接客サービス★★★★4.6
【食事処の風景】
おまけで食事処の建物
廊下は室内にありますが、眺めの良いテラス風になっています。
食事処から見える青根御殿
「金泉堂」の由来。
明治40年に復元された金泉堂。
藩政時代、伊達藩主を警護する家臣の控室として使用されていた他、
のちに芥川龍之介、与謝野鉄幹夫妻など数多くの文人が宿泊したと書かれています。
【湯元不忘閣 朝食メニュー】
朝食も夕食と同じ食事処の個室でした。
朝から盛りだくさんです!
めんたいこ、ひじきのいために、しらす大根
サバの塩焼き、さつま揚げを焼いたもの
おそらく海老真丈とブロッコリー
朝食で煮物が出るのは珍しいです。
野菜サラダ ごまの中華風ドレッシング
手作り豆腐
さしみこんにゃく
つみれ汁
鍋系の出汁はとても美味しいので、お気に入りになりました。
温泉たまご
デザートはオレンジ
ご飯とお味噌汁の写真を撮り忘れたようです(^_^;)
【湯元不忘閣 朝食の感想】
相変わらず量が多いですが、朝食メニューらしからぬ豪華さで、お腹いっぱいにもかかわらず完食してしまいました。
ここのおかげで、翌日の宿の朝食が霞んでしまったのです^^
今回は食事に関してほぼパーフェクトに近い内容で、もしまた宮城方面に出かける機会があれば、食事を目当てに不忘閣に泊まりたいなと思うほどでした。
朝食の味★★★★4.7
メニュー構成★★★★4.6(ちょっと多いので)
満足度★★★★4.8
→「湯元 不忘閣」宿泊2013 その1 お部屋編(階段上の部屋)
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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秘湯っ子様
前々から宿泊してみたかった、不忘閣に宿泊してきました。
不忘庵プランだったので、階段の昇り降りが大変で、次は1階の部屋を狙いたいと思います。
今回は新湯が工事中だったので入れずでしたが、それでも、大湯・蔵湯の広さ・雰囲気が気に入りました。
8月の食事のメニューの写真をアップします。
食事処は全室、テーブル席になっていました。
食前酒、先付、八寸、酢の物が用意されています。
日本酒も伯楽星、青根温泉と名の入った思手成し酒。飲み物のメニューも別にあります。
その2
その3
茶わん蒸しの上には、ウナギの白焼きが。
全体の味付けも上品で、食事がかなり美味しいという印象を受けました。
☆★お部屋の印象★☆
秘湯っ子様が最初に宿泊した部屋のようで、夏場は湿気がこもりやすい。カビ臭とじめっとしたように感じた点がマイナスでした。
日当たりが良い南向きだったりすれば、評価が全然違っていたかも?
ヒロシ様
不忘閣の食事写真をありがとうございます!
今はどこでも畳に直接座れない人も多いですから(高齢者の方がお客さんは多そう)、
テーブルにリニューアルするところが多いですね。
料理は相変わらず美味しそうです。
不忘閣は暫定ですが、私の中では「料理のおいしい宿ランキング」第6位になっています^^
http://nihon-no-hito.com/mamorukai-syokuji-best/
最近、美味しいと思う宿が増えて4位から20位までは僅差なんですが・・・。
もう7~8年経ちますが、2年連続で訪問した時に比べると、
天ぷらがカボチャのグラタンになっていたり、
茶わん蒸しに鰻が乗っていたり、
ちょっと豪華な創作料理が増えているのかなという気がします。
連泊したらどんな料理が出るのか興味がわきます。
一人だと必然的に階段上の部屋になり辛いですが・・・。
あの祠の前の部屋はちょっとホラーチックですよね。
4~5階相当の高さなので、他の部屋には朝日が差してまぶしいくらいなのですが。
とはいえ、お風呂はお殿様のような気分になれるし、
料理は文句ないし、
機会があればまた何度でも行きたい宿です。
新湯は何の工事だったのでしょうね。
私が行った時にはきれいな白木でリフォームされたばかりという感じでしたが。
私も先週泊ってきました。
相変わらず料理は美味しかったです。
ここの板前さんは凝り性で色々創作料理にチャレンジしてきます。
今回は無花果豆腐、確か前回はトマト豆腐を出してきてました。
朝食のメニューはヒロシ様の写真と同じだったように思います。
新湯は今年の豪雪で建物が壊れたというお話でした。
建て替えても浴槽のつくりは残すとおっしゃってました。
今回は、仲居さんと「山田五郎 大人の教養講座」
というYoutubeチャンネルの話で盛り上がってしまいました。
ミノムシ 様
不忘閣に行かれたのですね!
一人旅だとあの階段が面倒ですが、食事とお風呂が最高なのでまた行きたいです。
創作料理も出てくるのは素晴らしいです!
それでいて全体のバランスが崩れずに流れるような懐石料理、想像するとよだれが。
新湯の件は残念ですね。
伊達政宗も入浴した湯治の石風呂のままという触れ込みだったと思うので、
それが維持されるのは朗報です。
山田五郎さんの絵画の説明はたまにおススメで出てくるので見ています^^