【北海道】然別湖コタン 氷上露天風呂 ★★★★★

北海道鹿追町にあるしかりべつ湖コタンの「氷上露天風呂」の入浴レポートです。

最終更新日 2020/11/26 訪問日 2020/2

【しかりべつ湖コタン 氷上露天風呂】基本情報

しかりべつこ こたん ひょうじょう ろてんぶろ

住所:〒081-0344 北海道河東郡鹿追町北瓜幕 然別湖
TEL:0156-69-8181(然別実行委員会/然別ネイチャーセンター)
公式サイト

期間限定:2022/1/29~3/13(早期終了する場合あり)

しかりべつ湖コタン全体の口コミ評価:Google 4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆日本にただ一つだけの氷上の露天風呂に入ってみたい
◆氷点下の極寒でも何なく温泉に入れる
◆話のタネに・SNS映えを狙いたい


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⇒然別湖へのアクセス詳細&「ホテル風水」の宿泊予約はこちらのページへ

⇒「然別湖畔温泉 ホテル風水」の客室情報はその1お部屋編へ

⇒「然別湖畔温泉 ホテル風水」の食事情報はその2お食事編へ

⇒「然別湖畔温泉 ホテル風水」の温泉情報はその3お風呂編へ

【日帰り入浴】

営業期間:2022/1/29~3/13
営業時間:6:30~22:00
(18:00~20:00男性専用、20:00~22:00女性専用)
料金:コタンシーズンパス 500円
定休日:木曜日9:00~12:00は清掃
*その他悪天候日は立入禁止になる場合があります

 

【極寒でも気分は爽快!日本にある唯一の氷上露天風呂 しかりべつ湖コタン】

北海道鹿追町の然別湖で毎年冬に開催される「しかりべつ湖コタン」の「氷上露天風呂&足湯」の画像レポートです。

 

「コタン」はアイヌ語で「村」を意味します。

「しかりべつ湖コタン」は、然別湖に氷が張る間、1年で60日だけ存在する「村」です。

氷上露天風呂はイベント期間中だけ凍った湖の上に建設される露天風呂です!

 

数年前の夏に然別湖を通りがかり、とても神秘的な湖だなと眺めていたのですが、冬にはこんなイベントもあるとしり、いつか訪問したいと5年がかり出実現しました。

 

※2022年は感染症対策で入場制限があり、露天風呂とアイスバー利用時にはシーズンパス(1人500円)の提示が必要になります。

営業時間も変更になる可能性がありますので公式サイトでご確認ください。

然別湖コタンの入口

氷上の露天風呂は左上の矢印があるドーム型の建物です。

湖の入口から徒歩3分くらい。

昼間の気温はマイナス10度でした(スタッフ曰く、今日は暖かいね~)。

夜8時にはマイナス17度、日の出前は一番寒くてマイナス19度でした。

 

でも、2月中旬にはマイナス30度を記録した日もあるようです。

北海道では雪が降る日は比較的温かく(マイナス2~3度)、晴れた日ほど放射冷却で気温が下がるそうです。

マイナス30度と聞くと怖じ気づくけれど、マイナス20度くらいまでならば長野の山奥のスキー場でもあり得る温度かな^^

 

【氷上露天風呂の外観】

露天風呂の前まで来ました。

遠くに見えるドーム型の建物が露天風呂。

青い屋根だったらギリシャのサントリーニ島かと思うくらい何だかおしゃれです。

入口の前には日本語、英語、中国語で営業時間が書いてあります。

この日は台湾から来たと思われるバスツアーの団体さんが多かったです。

台湾からは、これらの建物を作るボランティアで来ている人もいるそうです。

右側に人が見えるのは足湯、その壁の裏側に全身浴のお風呂があります。

左のドームは脱衣所です。

*露天風呂では飲食(特に飲酒)は禁止です。

 

【氷上露天風呂の脱衣所】

脱衣所内は入浴者以外立ち入り禁止と書かれています。

もちろん、入浴する気満々なので入ります。

露天風呂は夜の男女別時間帯以外は混浴なので、水着でもバスタオル巻きでも湯浴み着でもOKです。

中に入ると手前が足湯用の脱衣所、奥が露天風呂用の脱衣所(男女共用)です。

足湯に脱衣所は必要か?と思うかもしれませんが、2017年までは2つも露天風呂だったのでこのような構造になっているようです。

露天風呂の入浴はマニア以外にはハードルが高いので、後から足湯もあった方がいいんじゃないかとできたのでしょうか?

足湯用の脱衣所

露天風呂の脱衣所の内部

写真に写り切れていませんが、右側に脱衣棚が1つあります。

左のボックスは女性用(男性でも恥ずかしがりやさん用)。

カーテンで隠すつもりが強風でパタパタしてました。

誰も来る様子がなかったので外で堂々と着替えられました。

露天風呂の出入り口にはバケツが置いてありましたが、入浴後の濡れたタオルを絞るためのものです。

そこら辺で絞ると足下が凍って危ないからですね。

 

ちなみに、脱衣所の足下はスノコのような板の間だったのですが、すでに凍っていて冷たいを通り越して素足では痛くなりました。

なので、予備に持ってきたフェイスタオルを敷いてその上で着替えました。

余裕があれば、予備のバスタオルとスリッパがあると便利かもしれません。

 

【いざ、氷上露天風呂へ】

脱衣所から露天風呂に上がる階段

足下が滑らないように階段には人工芝が敷いてありますが、凍っていてやっぱり冷たいです(>_<)

階段の最上階から見た露天風呂。

ゆったり4人、キツキツで10人は入浴できるサイズです。

引きで見ると正面にはくちびる山と白銀の世界が広がっています。

体を洗う余裕はないので、温度の様子をみるついでにチャッチャッとかけ湯をします。

階段を上がって来た分だけ露天風呂も深さがあるので足を踏み外さないように下りたいのですが、手すりの木が結構動いてカメラを落としそうになりました^^

三脚を忘れて顔だけドアップの自撮りになってしまいました。

めちゃくちゃ怪しい格好ですが、髪の毛がお湯に濡れるとたちまち凍ってバリバリになるので、シャワーキャップをかぶり、その上にニット帽をかぶっています。

日当たりも強いので、偏光サングラスで目の保護&日焼け防止に。

下はいつものグレーの湯あみ着を着ています。

入浴するとこんな目線になります。

湯口はハイプが1本。ゴボゴボと音を立てて注がれています。

浴槽の変色具合からも分かると思いますが、塩分、マグネシウムと鉄分が多く、金気臭も強め。でも、炭酸ガスの多いので軽い浴感です。

源泉は「ホテル風水」と同じで、然別湖畔から引いていて、浴感はホテルの露天風呂とほぼ同じでした。

ホテル内のお風呂で見ると笹濁り湯に見えるのですが、太陽の下で見ると透明度の高い茶褐色のお湯に見えました。

 

源泉名「然別湖畔温泉ホテル1号井」泉温53.9度(気温15度) 湧出量 -(動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)pH6.3

 

湯船の中の温度は44度。

体が冷え切っているので初めはものすごく熱く感じましたが、なじんでくるとちょうど良い温度。

10分も入っていれば、外気がマイナス10度でも上半身を出しているのに寒くありませんでした。

排水溝にもゴボゴボとお湯が吸い込まれていきます。

もう、何ともいえない開放感で気持ちいいです!

この露天風呂に入るために飛行機に乗ってきたと思うと感慨深いものがあります。

 

初めの着替えは寒くてやめようかと思うくらいでしたが、一旦入ってしまうと体中に温かい血が巡り、出た後の着替えは寒さを全く感じないくらいでした。

だからこんな場所にこんな露天風呂が実現したのだなぁと感心してしまうくらい。

 

1時間弱堪能し、ちょうど着替え終わる頃に常連さんと思われるカップルが入ってきました。

このお風呂のために遠方から毎年来る人も多いそうですよ。

 

 

【露天風呂はやっぱり無理!と言う人は足湯へ】

足湯も同じ大きさですが、1段目に腰掛けるところまでしかお湯が入っていません。

でも景色は抜群ですよ!

ホテル風水側もこんな感じで見渡せます。

 

【夜は気を遣わずに入れます。星も綺麗です。ただし激寒!】

夜の露天風呂前

男性は18:00~20:00まで、女性は20:00~22:00まで。

この時間帯ならば気を遣わず裸で入浴できます。

周りが少し明るいですが、十分星空を堪能できます。

 

でも、21時前に来てみましたが誰も居ません。

おそらく夜の時間に入った女性はいなかったのではないでしょうか。

ということは、寒ささえ我慢できれば2時間貸し切りっぱなしです!

コタンは夜10時消灯です。

本当は真っ暗になったら星の名前の区別も付かないほど、空一面がプラネタリウムのようになります。

【朝一ならば空いているついでに日の出も見られる!? ただし激寒!】

朝の営業は6:30からなので、1月下旬から2月上旬頃であればちょうどくちびる山に太陽が顔を出す時間に間に合うかもしれません。

氷上の露天風呂は朝も夜も楽しみが一杯で忙しいです!

 

【然別湖コタン氷上露天風呂の動画】

YouTubeアプリを立ち上げるとコメント欄に動画のチャプターがあります。

【氷上露天風呂 温泉の感想】

迷わず行けよ、行けば分かるさ!

そんな露天風呂です。

 

泉質 ★★★★ 4.2

お風呂の雰囲気 ★★★★★ 5.0

清潔感 ★★★★ 4.2

接客サービス -

 

⇒「然別湖畔温泉 ホテル風水」をインターネットで予約する

 

 

【氷上露天風呂 温泉情報】

◆お風呂

混浴露天風呂1 足湯1

◆源泉 H28.9月の分析書

源泉名「然別湖畔温泉ホテル1号井」泉温53.9度(気温15度) 湧出量 -(動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)pH6.3
(旧泉質名:含重曹-食塩泉)
蒸発残留物1,632mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,885mg/kg 成分総計2,404mg/kg
硫化水素イオン0.1mg,チオ硫酸イオン0mg,遊離硫化水素ガス
メタケイ酸193.6mg,遊離二酸化炭素ガス518.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし

 

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⇒「然別湖畔温泉 ホテル風水」の食事情報はその2お食事編へ

⇒「然別湖畔温泉 ホテル風水」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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