青森県十和田市にある「蔦温泉 蔦温泉旅館」の入浴レポートです。
【蔦温泉 蔦温泉旅館】温泉情報
つたおんせん つたおんせんりょかん
◆お風呂
男女別大浴場「泉響の湯」各1 男女入替え制「久安の湯」1 貸切内湯1
「久安の湯」男性 13時~20時 女性 10時~12時・21時~翌朝8時
貸切内湯は3,240円/1時間(チェックイン後予約制) チェックイン後~22:00まで
蔦温泉の口コミ評価:google 4.3点/5.0点
【蔦温泉旅館 温泉の特徴】
◆全ての浴槽が足元自噴&湧き流し
◆実測温度よりも熱く感じる体に染み渡るお湯
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~15:30受付(16:00退館) 不定休 要確認
料金:大人800円 小学生500円 (貸切風呂3,240円/1時間 要確認)
*日帰り入浴は男女問わず「泉響の湯」のみとなったようです
ハンドタオル 250円 ・バスタオル(貸出し)500円 浴衣 500円
入浴セット 1,000円
昼食対応〇 11:00~14:00 食事処「蔦」
全浴槽が足元自噴&湧き流し 蔦温泉旅館 宿泊 その3 お風呂編
蔦温泉旅館のお風呂編です。
2014年には日帰りで利用し、1年後には本館補修工事完了直後に宿泊してきました。
お風呂の写真は以前のものを掲載しています。
補修工事前の超鄙びた本館の建物。
小学校の時に途中で廃校になってしまった校舎を思い出します。
1年後は2階の戸や屋根が新しくなり、雰囲気が少し変わりました。
蔦温泉には、男女別の内湯「泉響の湯」(入替なし)、
宿泊者専用の内湯「久安の湯」(男女入替え制)、
貸切内湯があります。
全ての浴槽で足元自噴&湧き流し(≒かけ流し)という贅沢な温泉です。
前回、2014年に訪問時には、
日帰り入浴の時間帯は「久安の湯」は男性だけ入浴できましたが、
改装後は宿泊者専用となったようです。
宿泊中、受付を過ぎても日帰りに訪れるお客さんが多かったですが、
せっかく遠くまで来て入れないのももったいないので、
営業時間は事前に電話で確認された方が良いと思います。
日帰りの場合、受付は帳場で。
タオルセットは浴衣もレンタルできます。
浴室は玄関を入って右の廊下の奥へ。
1年前の看板
看板も新しくなりました。
【蔦温泉 泉響の湯】
日帰りでも利用できる「泉響の湯」から。
女湯入口
暖簾をくぐると貴重品ロッカーがありました。
女湯の脱衣所
前回訪問時の時にはすでにリニューアルされたばかりのようで、新しくて綺麗でした。
今回も特に変わりはありませんでしたが、
洗面台に化粧水等のアメニティが増えていました。
脱衣所から階段を5段ほど降りて浴室になっています。
手前にはかけ湯。温度は38度くらいでぬる目です。
床にシャンプーが置いてありますが、
カランはないので、桶でお湯をかけながら体を洗うようです。
一応、隅に一つだけシャワーがあります。立ったまま使う高さです。
向には湧水の桶。さすがに奥入瀬のご近所。お水は美味しいです(^^♪
湯殿の奥の壁際に15人サイズほどの正方形の浴槽があります。
母が写っているので、浴槽の大きさが分かると思います(^_^)
「久安の湯」はそれほど熱くありませんでしたが、
こちらの「泉響の湯」は体感温度44度~45度くらいでかなり熱めでした。
なぜか、毛穴に沁みるので、余計に熱く感じます。
案内には42度程度に加水してあると書いてあり、
実際の温度以上に熱く感じるのは生の源泉だからとありました。
42度にしては熱すぎる気もしますが。
手前左側に水道の蛇口があるので、適宜加水できます。
大きな湯船なので、蛇口付近が気持ちぬるくなる程度です^^
ただ、かけ湯をしながらしばらくするとだんだん慣れてきますね。
お客さんは誰も加水していませんでしたが、
出た後、体が赤くなっていました(^_^)
浴槽の底は10cm幅の板が敷いてあり、板の隙間から泡がぷくぷくと出ていました。
泡が出てきた瞬間を捉えようと何枚も写真を撮ってみたのですが、
泡が上ってくる所がうまく撮れません。
板の下に源泉なんてどんな仕組みになっているのかと思いますが、
源泉湧出ポイントの真上に直に板を張ってあるんですね。
かけ流しではなく「湧き流し」という表現がぴったりです。
ちなみに、「泉響の湯」は、もともと湯治棟にあった1つの混浴風呂で、
それを壁で仕切って男女別に分けたそうです。
男湯も同じ造りでした。
天井が高い造りですね。梁の一番高い所までで12mもあるそうです。
浴槽の奥から撮影。
前回の訪問時は気付きませんでしたが、
奥から見て左側の浴槽縁からお湯が溢れ出し、床にトド寝ができるほどの湧き流しっぷりでした。
お湯は無色透明、無味無臭ですが、
入った時の爽快感と出た後のポカポカさは極上のお湯と言えると思います。
チェックイン後、夜22時までの予約制で、1時間1組3,000円税別です。
案内では日帰りでも別料金で貸切利用可能と書いてありました。
明るいうちに貸切風呂にも入浴したかったのですが、夕食時まで予約でいっぱい、翌朝は利用できないということで断念しました。
【蔦温泉 久安の湯(きゅうあんのゆ)】
男性は13時~20時。 女性は21時~翌朝8時、10時~12時。
宿泊者専用で、朝の清掃時間以外は24時間利用可能です。
夜は入り損ねたので、5時前に行きました。
手前には昔の湯治場風の洗面台。
床と壁の板は張り替えた感じです。
脱衣所内は3段の棚と籠、小さな洗面台に化粧水や綿棒等のアメニティ、
浴室側に長椅子が置いてあります。
これが蔦温泉の象徴ともいえる「久安の湯」です。
湯殿に入った瞬間、そのたたずまいにため息が出ます!
写真では1/10も伝わっていませんね(-“-)
写真では見切れていますが、左手前の隅に湯口があります。
こちらは加水用の蛇口です。
また、右手前角の湯口からは湧水でチョロチョロと加水されていました。
「久安の湯」の方は42度くらいで入りやすい温度だったのはこのおかげなのかも。
真水よりも透明に見えるお湯。
浴槽の底は蔦の森のブナを使用した10cm幅ほどの板張りになっていて、
床の間から泡がぷくぷくと出ています。
浴槽の片隅には岩が組んであり、ぬる目のお湯が流れ出ていて、床は足湯状態。
透明なお湯ですが、岩にこびりついた析出物が泉質の濃さを物語っています。
岩の横にはかけ湯用の浴槽。ぬるめで38度くらいでした。
浴槽の壁にはなぜか水槽。
付近に生息する川魚が入っているそうですが、宿泊時には何もおらず。
この「久安の湯」は旅館と湯治部が分かれていた際、
旅館部専用の混浴露天風呂だったそうで、男女別には作られていないんですね。
蔦温泉は憧れの温泉宿の一つでしたが、
この「久安の湯」はイメージしていた以上に良い雰囲気でした。
【あずまし処 楓の間】
湯上り後は日帰り専用の休憩処へ。
「あずまし処 楓(かえで)の間」
「あずまし」は、青森県の方言で心地よいという意味だそうです。
ホテルのビュッフェスタイルのような入れ物にドリンクが並べられていました。
リンゴジュースがとても美味しかったです(^^♪
もうなくなりかけてから撮影したりんごのプリン。
カスタードの中にリンゴのコンポートを細かく刻んだものが入っていて、
リンゴの香りとほんのりとした酸味が絶妙な味でした!
お土産で売っていたら買って帰りたかったです。
窓際に並べられたロッキングチェアと小さなテーブル。
この椅子はどこで売っているんだろう。欲しいなぁ。
革張でアンティーク仕上げ。
もともと蔦温泉にあったものなのか・・・。
欄干には奥入瀬渓流に流れ着いた流木を使用。
床の間の木は樹齢400年の楓(かえで)だそうです。
だから、「楓の間」という名前なのか。
このお部屋はもともと宴会場だったそうですが、
2014年4月1日にリニューアル後、日帰り入浴専用の休憩処になったそうです。
出来たてホヤホヤの休憩処でした。
日帰り入浴が歓迎されていて嬉しいですね(^^♪
それと、この部屋は天皇陛下が宿泊されたそうです。
今上のことなんでしょうか。皇太子時代なのかな。
休憩処の窓から見える景色
まだつぼみの桜
庭のふきのとう
蔦温泉はイメージしていた以上に風情のある宿でした。
青森県→秋田県と日帰り温泉で巡って来た中では雰囲気がピカイチで、
次回必ず宿泊する!と誓った宿です。
経営母体は変わりましたが、宿の風情は残したまま、
内装とサービスが洗練されたという評価が多いようです。
もともと、階段の多さや設備の不便さ以外は4.5点くらいの評価でしたが、リニューアル後は評価上々のようです。
【蔦温泉旅館 お風呂の評価】
建物の外観も本館の鄙びた雰囲気も良かったですが、湯治場風のレトロな浴室も惚れ惚れする雰囲気でした。
やや熱めですが、足元から湧き出ている新鮮なお湯を堪能できるのは本当に贅沢です。
日帰りだと女性は久安の湯に入れないので、宿泊してゆっくりお湯を楽しみたい宿です。
湯殿の雰囲気★★★★★4.6(久安の湯は4.8)
泉質★★★★4.4(泉響の湯は熱いので-0.2)
清潔感★★★★4.5
【蔦温泉旅館 温泉情報】
◆源泉
自家源泉3本
「蔦温泉 新湯」 泉温45.4度 湧出量 測定不可
泉質:ナトリウム-硫酸塩泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉(低張性中性高温泉) ph6.95~7.3
溶存物質1,283mg/kg 成分総計1,307mg/kg
態様:源泉掛け流し、加温なし、加水適宜、塩素消毒なし
適応症:慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症、きりきず、やけど、虚弱児童
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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