長野県松本市にある白骨温泉 の「かつらの湯 丸永旅館 」の宿泊・入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/1/10 | 訪問日 | 2020/1 |
【白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館】基本情報
しらほねおんせん かつらのゆ まるながりょかん
住所:〒390-1515 長野県松本市安曇白骨温泉4185−2
TEL:0263-93-2119
公式サイト
⇒「白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付13,200円~18,150円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応× 自炊×
1泊朝食付8,800円 素泊まり7,700円
口コミ評価:Google 4.2点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆白骨温泉でこじんまりとした宿を探している
◆秘湯ムードのある素朴な宿が好き
◆混浴ファン
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【日帰り入浴】
営業時間:11:00~14:00
料金:大人600円 子供400円
定休日:不定休
*混浴はバスタオル巻き・湯あみ着OK
バスタオルレンタル200円
【アットホームなおもてなしの宿 白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館】
白骨温泉の一番奥、「泡の湯」と「小梨の湯 笹屋」の中間にある「かつらの湯 丸永旅館」。
坂道の運転に気を取られていると見落としてしまいそうなひっそりとした宿です。
旅館の立地の通り、露天風呂はぬる湯の「新泡の湯」、内湯は加温した「小梨の湯」の2種類の源泉を楽しむことができます。
*「小梨の湯源泉」は貸切風呂で使用
日帰りでは男女別の内湯と混浴露天風呂を利用できます。
飲泉も可能、温泉水のお持ち帰りもできます。
建物は古く、いわゆる秘湯ファンの心をくすぐるような鄙びた木造家屋で素朴な雰囲気。
でも、リフォームはされていて居心地は良さそうです。
大変親切な接客で、一人でも、カップルでも、静かにのんびりと温泉を楽しむには最適な宿に感じました。
「丸永旅館」の外観
振り返ると左の電柱のあたりに「泡の湯」のバス停があるので、アクセスも便利です。
ちなみに、白骨温泉の食事処と日帰り入浴を営業している宿は、現地の案内所に掲示が出ているので確認できます。
冬季は休業中の宿や臨時休業の日も増えますので、遠方からくる場合には事前確認をおススメします。
玄関に入ると正面にフロント、左に大浴場、右にロビー、その奥にトイレ、貸切風呂があります。
玄関とロビー
玄関のすぐ左に大浴場入口があります。
男女別の脱衣所入口
下には冷水、壁には露天風呂用の笠が置いてあります。
*このレポートは2020年1月のものですが、2021年7月現在、大浴場は全面リフォームされて奇麗になっています。
脱衣所の中は棚と籠だけでロッカー、洗面台、ドライヤーはありません。
最新の分析書は他にありますが、こちらは古いタイプのもの。入浴の旅にコップ2~3杯飲泉すると特効があると書いてありました。
【2種類の源泉が楽しめるかつらの湯】
*訪問直後にお風呂はリフォームされて奇麗になったみたいです。
脱衣所から出ると6畳くらいの浴室に2~4人サイズの内湯がポツンと一つ。
奥の窓はそのまま混浴露天に出入りできます。
露天風呂側から見た内湯。
透明度20センチ以下のミルキーなにごり湯。
心地の良いたまご臭で嫌みのない上品な感じ。
飲泉ではやや硫黄のエグミがあるものの、飲みやすい感じでした。
フロントでお願いすれば空のペットボトルをもらえるので、温泉水をお持ち帰りできるそうです。
内湯も露天風呂も「新泡の湯源泉」を使用しているようですが、加温の加減なのか、引き湯元の「泡の湯」よりも「小梨の湯」に似ている感じがしました。
源泉名「新泡の湯源泉」泉温37.7度 湧出量1893L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性温泉)pH6.6
源泉温度は40度ないぬる湯のため夏季以外は加温されています。
真冬の訪問だったので、やや熱めに43度強の温度に設定されていました。
露天風呂はぬる湯の源泉のままなので内湯で温まってから外に出ると良いと言われましたが、私は逆で先にぬるい方に入っから温かい内湯を上がり湯にします。
一度あったまってしまうともう寒いお風呂に入るのが億劫な性格なので・・・。
ちなみに奥にあるガラス戸の右側が露天風呂の入口、左を開けると内湯に入りながら露天風呂が見えて良いなぁと思いましたが、固定していあるのか左側の窓は開きませんでした。
女性側の出入り口から見た露天風呂
ぐるっと回り男性側の入口から見た露天風呂。
サイズ的には10~15人くらいでしょうか。
真冬で木々も殺風景ですが、新緑や紅葉の季節は良い眺めになると思います。
中ほどから見ると女性用の出入り口は階段の途中からお湯が張ってあり、暖簾で目隠しがしてあります。
男性用の出入り口の横にある源泉の湯口
源泉は約38度で夏場ならば心地の良いぬる湯ですが、真冬は入浴できても出た後に加温風呂に直行するくらい体温を奪われます。
体感温度は34度くらい。
訪問した日の前日はめったにない大雪が降り、明け方からは一変して大雨だったため、冷たい水で大量に加水したような状態でした。
大分薄まってしまい、内湯と同じ源泉とは思えない状態でした。
リフォーム後の内湯(画像は宿提供/じゃらん)
板をすべて張り替えたみたいです。
リフォーム後の露天風呂(画像は宿提供/じゃらん)
洗い場
*この日はボイラー故障のためお湯が出ないということでした。
シャンプーセット
玄関から見て右奥には貸切風呂もあります。
貸切風呂は2畳ほどのスペースに大人が足を延ばして1人は入れる細長い内湯になっていました。
看板犬のてんちゃん
訪問した日は見かけませんでした。
【白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館 温泉の感想】
観光客の多い白骨温泉の中では、若干マニア受けしそうな雰囲気の宿で個人的にも好みのタイプです。
接客も大変親切丁寧で、一人で泊っても居心地が良いのだろうなと思わせる宿でした。
温泉の方はあいにく寒い上に雪と雨水で露天風呂が薄まってしまったため、楽しみにしていた露天風呂よりも内湯の方がより素晴らしく感じました。
泉質は内湯4.4、露天4.1いう評価です。
ぬる湯に最適な季節になるとまた変わると思います。
この日を基準とすると★3つですが、料理や接客のことを考えると泊ったら★4つになるかもしれません。
泉質 ★★★★ 4.25
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.0
清潔感 ★★★ 3.9
接客サービス ★★★★ 4.6
⇒「白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館」をインターネットで予約する
【白骨温泉 かつらの湯 丸永旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1 混浴露天風呂1 貸切内湯1
◆源泉 *湧出量はH16.7月の情報
◆露天風呂 H26.9月の分析書
源泉名「新泡の湯源泉」泉温37.7度 湧出量1893L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性温泉)pH6.6
蒸発残留物 703mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,119mg/kg 成分総計1,400mg/kg
メタケイ酸33.3mg,遊離二酸化炭素ガス272.7mg/kg
硫化水素イオン2.8mg,チオ硫酸イオン0.6mg,遊離硫化水素ガス8.1mg/kg
態様:露天風呂は源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
◆内湯 H26.10月の分析書
源泉名「小梨の湯」泉温27.7度 湧出量 36L/分(掘削自噴)
泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性温泉)pH6.6
蒸発残留物 1,915mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,548mg/kg 成分総計1,948mg/kg
メタケイ酸35.1mg,遊離二酸化炭素ガス386.5mg/kg
硫化水素イオン4.6 mg,チオ硫酸イオン0.7mg,遊離硫化水素ガス13.2mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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