秋田県仙北市にある乳頭温泉郷「妙乃湯」の夕食・朝食レポートです。
【乳頭温泉郷 妙乃湯】 食事情報
にゅうとうおんせんきょう たえのゆ
◆夕食18:00~ お食事処(テーブル席)
◆朝食8:00~ お食事処(テーブル席)
*朝夕で食事処は異なります
妙乃湯の口コミ評価:Google 4.4点/5.0点
【妙乃湯の食事の特徴】
◆食事処は眺めの良いダイニング
◆秋田の郷土料理を中心とした和風会席
◆器や盛り付けなどの演出も凝っている
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秋田県仙北市 乳頭温泉郷 妙乃湯 宿泊 その2 お食事編
宿の雰囲気や接客から、食事への期待が高まります(*^_^*)
【妙乃湯 夕食メニュー】
今回の夕食は、テーブル席のみのダイニングでした。
落ち着いたヨーロッパ調の雰囲気のお食事処でした。
ここだけ見ると、イタリアンかフレンチのレストランみたいです。
テーブル席に於いてあった茶色い封筒。
「お寛ぎいただいておりますでしょうか。お品書きをお入れしてございます。
ごゆっくりお召し上がりくださいませ。女将」とあります。
封筒に入っていたお品書きは初めてです。しかも達筆^^
滞在中女将にはお目にかかりませんでしたが、
お土産処に(σ゚∀゚)σのイラスト入りの女将せんべいを売っていたのですが、
お風呂にある注意書きにもユーモアがあり、面白い方だなぁと。
調度品のセンスもこの方の趣味なんでしょうね。
本日のお品書き 料理長の名前が入っていたのは初めてかも。
テーブルにセットされていたメニュー。
食前酒 桜のお酒
甘口の果実酒だと思いますが、桜の花びらが一枚入っています。
こういう季節を感じさせる演出はいいですね。
前菜の器も、レトロなフルーツ台のようなお皿で、旅館では珍しい盛り付けでした。
先付:ひろっこ酢味噌掛け
ひろっこは、雪の中に潜っているあさつきの新芽を掘り出したものだそうです。
ネギの香りはそれほどなく、甘みの方が強かったです。
前菜:ばっきゃみそ 蕗味噌のことです。
胡桃粕漬け 胡桃を丸ごと粕漬けにしてある珍しいメニューです。
飾りの蕗の薹
そういえば、乳頭温泉のメインストリート沿いには蕗の薹の群生がありましたが、
車を停めて大量に袋に摘んでいる人がいました。
蕗味噌を作るのでしょうか。
メロ西京焼き 銀ムツのことです。
紅鱒押す寿司と鳥の照り焼き
どれも絶妙な味付けと味に品があって、前菜からレベルの高さに驚きました。
一口サイズで色んな物が食べられて楽しかったです。
秘湯ビールはないので、ブナの森ビール(田沢湖ビール)を注文。
ご飯がおいしいとお酒も進み、2杯目は梅酒。
切子にロックの梅酒。こんなおいしい梅酒は久しぶりです。
小吸代り:稲庭うどん
滞在中、佐藤養助に行きそびれましたが、宿で稲庭うどんを食べられて満足です。
塩加減は控えめですが、お出汁がしっかりと効いていてとても上品な味でした。
お造り:田沢湖産 紅鱒と岩魚
新鮮で甘みがありました。
田沢湖のクニマスってそのうち食べられる日が来るのかななんて思ったり^^
何かな?と思ったら、大きな桶に生きた岩魚を持ってきて、
こちらをこれから調理します富sてくれました。
こういう演出も楽しいですね♪
焼かれて出てきた岩魚。
甘味があって美味です。塩加減も控えめ。
油物:ばっきゃてんぷら (蕗の薹の天ぷら)
3人分一皿で出てきました。
抹茶塩でいただきます。
サックサクで、カラッと揚がっていて美味しいです。
蓋つきのお重のような器で出てきた、比内地鶏味噌掛け 風呂吹き大根
甘いお味噌の中に比内地鶏の挽肉が入っています。
大根もホクホクで美味しかったです。
こちらは、煮る前のきりたんぽ
きりたんぽ鍋出来上がり
きりたんぽを食べるのは初めてですが、
お煎餅を浸したようでいて、モチモチ感もあり、しょうゆベースの出汁と良く合いますね。
比内地鶏もしっかりとした肉でとても美味しかったです。
ダイニングの隅で鉄なべが温められていましたが、
ご飯と一緒にきのこ汁が出てきました。
ご飯はもちろん、あきたこまちです。
きのこ汁は妙乃湯名物だそうで、大小色んなきのこが入っています。
薬味にみょうがが乗っています。
なめこが入っているので、とろみのある汁でした。
このきのこ汁はおかわり自由です。
そういえば、お新香の写真を撮り忘れました。
デザート:大福椿見立て 季節のデザート(いちご・ぶどう)
大福の中には餡子と豆乳でできた餡が入っていました。
これは最高に美味しい大福でした!
【妙乃湯の夕食の感想】
特に素材が豪華というわけではありませんが、
秋田らしい郷土料理を品よくまとめていて、塩加減もちょうどよかったです。
器も素敵で、演出も凝っていたのがより食事を美味しくさせていた気がします。
女性や年配の方には大満足の食事だと思います。
難点を言えば、メインに肉料理が出ないので、
肉好きの方や若い男性にはちょっと物足りないかもしれません。
夕食の味★★★★4.6
メニュー構成★★★★4.5
満足度★★★★4.5
【妙乃湯の朝食メニュー】
続いて朝食です。
夕食とは別のダイニングになります。
朝は渓流沿いでしたので、とても眺めが良かったです。
テーブルにセットされていた品々。
明太子と昆布巻き、里芋の味噌掛け、漬物
サラダ
ドレッシングはフレンチ
海苔の佃煮
茹で卵かと思ったら、
ベーコンエッグでした。
いい感じに焼けてきました。
鮎と紅鱒の一夜干し
3人分いっぺんに炙ります。
納豆は藁に包まれていて風情があっていいです♪
結構量が多いです。
ネギととんぶりと混ぜていただきます。
あきたこまちの納豆ご飯と海藻のお味噌汁
漬物は素敵な双月の器で出てきました。
デザートのフルーツ
コーヒー
父と母はペアカップ
私だけ別のデザイン^^
【妙乃湯の朝食の感想】
夕食に比べると至ってシンプルでしたが、器が素敵で眺めも良いので満足でした。
一夜干しは、目の前で焼かずに普通に調理して出てきた方が美味しいだろうなという味でしたが、
それ以外は、十分満足できました。
こういう宿で、あきたこまちに納豆ごはんが出ると嬉しいので。
それと、余談ですが、
夕食時に天ぷらを人数分一皿で出てきたときには、
手抜きの様で、宿の雰囲気と違うなぁと思いましたが、
朝食時に干物を焼くときにも1つの網で焼いていたので、
これはテーブルが狭くなりすぎないように配慮しているのか、と分かりました。
いろいろと細かい所で、おもてなしに心を配っている宿なんだなと思うことが多かったです。
朝食の味 ★★★★ 4.5
メニュー構成 ★★★★4.5
満足度 ★★★★4.5
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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