テルマエロマエⅡのロケ地となった群馬県みなかみ町にある「宝川温泉」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/6/26 | 訪問日 | 2014/4月上旬 |
【宝川温泉 宝川山荘・汪泉閣】アクセス&地図
たからがわおんせん たからがわさんそう・おうせんかく
住所:〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原1899
TEL:0278-75-2611 (代表電話番号)
TEL]0278-75-2614 (日帰り用:山荘受付直通)
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付10,800円~30,200円 お一人様(要確認) 素泊まり× 湯治対応× 自炊×
口コミ総合評価:Google 4.1点/5.0点
【こんなに途におススメ】
◆巨大な露天風呂が好き!
◆混浴露天風呂を体験してみたい!
◆あの映画のロケ地の温泉に入ってみたい♪
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【日帰り入浴】
営業時間:9:00~17:00受付(利用時間は4時間まで)
料金:大人1,500円 小学生1,000円(湯あみ着レンタル込み)
フェイスタオル販売200円、バスタオルレンタル100円
*男女ともに宝川温泉が用意した湯あみ着の着用が義務付けられました。自前は×
休憩室:10:00~16:00
食事処 10:00~15:30
売店 9:00~17:00
定休日:無休
テルマエロマエⅡに登場!宝川温泉 宝川山荘 日帰り入浴
宝川温泉は谷川岳の一つ東側の尾根にある一軒宿の秘湯です。
広大な混浴露天風呂が名物で、
4つの露天風呂を合わせると表面積の合計は畳470畳分!
露天風呂の広さは日本一です!
そのスケールの大きさから映画のロケ地に選ばれたのも納得です。
ロケ以前にも旅行ガイドブックには頻繁に登場しており、外国人にも相当な人気があります。
「宝川温泉」が発見されたのは、日本武尊の時代(4世紀頃)にさかのぼりますが、
湯治場として現在の形になったのは大正時代です。
2014年4月26日(よい風呂の日)公開の映画『テルマエロマエⅡ』では、
宝川温泉の一番大きい混浴風呂『子宝の湯』が登場するそうです。
日帰りバスツアーでは、宝川温泉と法師温泉をセットで巡るプランが人気のようですが、
『テルマエロマエⅡ』でも仲良く二つの旅館が登場しています。
*もう一つは草津温泉の「大滝乃湯」
今回は谷川岳の麓にある谷川温泉「水上山荘」に宿泊したのですが、
チェックインまで時間があったので、宝川温泉に立ち寄ることにしました。
宝川山荘入口
右のフロントで入浴代金を支払い
左のお土産処&食堂を通り抜けて温泉に向かいます。
混浴はバスタオル巻OKなので、レンタルする場合はここで借ります。100円。
お土産処には大きなコインロッカーがあります。
宝川温泉発見の祖神 大和武尊命の像
食堂を通り抜けると
男女別の内湯があり、
階段を降りて屋外に出ると、宝川の渓流沿いに大露天風呂があります。
敷地内の見取り図
露天風呂は宝川の左右に分かれてあります。
- 摩訶の湯(混浴露天風呂)
- 般若の湯(混浴露天風呂)
- 子宝の湯(混浴露天風呂)
- 摩耶の湯(女性専用露天風呂)
建物の廊下を抜けて屋外に出る途中、
通路の両脇にある骨董品(ガラクタ?)の多さに度肝を抜かれます(*_*)
アイヌの木彫り
はにわ
仏様の前にはお賽銭箱までw
骨董市かと思うくらい色んなジャンルの品が並べられていました。
露天風呂への飲食の持ち込みは禁止だそうです。
屋外に出るとまず、ツキノワグマがいました!なんだこの温泉は!
山ではぐれた小熊を飼い始めたのがきっかけなのだとか。
先ほどの食堂の壁に貼ってあったクマと入浴中の女性の写真。
小熊のころから飼いならされていたため、こうして人間と一緒に温泉に入っていたそうです。
餌のリンゴが売っていたのであげてみました。
動物園の熊と比べると、顔つきも穏やかで飼いならされている様子。
立ち上がって両手にリンゴを持って美味しそうに食べていました^^
宝川温泉のツキノワグマの動画
橋が架かっていますが、真下には一級河川の宝川が流れています。
向かいは宿泊棟の「汪泉閣」。
良い感じの鄙び具合ですね。
橋の上から見た景色。
正面の奥に見える建物は、最大露天風呂の「子宝の湯」です。
宝川温泉「宝川山荘」4つの露天風呂全景 動画
それでは露天風呂へ。
温泉の入口には関所のような建物。なぜか「色即是空」の看板。
中には巨大な天狗のお面。
並べられているオブジェは日本人向けというより外国人に受けそうなものばかりです。
【宝川温泉 摩訶の湯(混浴露天風呂】
*他のお客さんの迷惑にならない範囲でという条件で撮影しています。
通り沿いにある1つ目のお風呂は「摩訶の湯」(混浴)。畳120畳分の大きさ。
訪問したのが10:30頃だったので、まだお湯が30cmくらいしか溜まっていませんでした。
脱衣所は半分屋根の付いた下にありました。
脱衣所の方から見た景色。
この「摩訶の湯」は真横に通路があるので、通りから丸見えですね。
外国人が入っていましたが、奥の見えないところにいました。
「宝川温泉」はロンリープラネットで日本の温泉人気ナンバーワンと紹介されたと聞いたことがありますが、
だからなのか、欧米のお客さんがいることが多いようです。
*ロンリープラネットは原版が英語で書かれた旅行ガイドブックです
宝川温泉 混浴露天風呂「摩訶の湯」
【宝川温泉 般若の湯(混浴露天風呂)】
「摩訶の湯」を通り過ぎると、畳50畳分の「般若の湯」があります。
「般若の湯」の脱衣所は先ほどの「摩訶の湯」の屋根付の小屋を利用します。
温度は42度くらい。
大きなお風呂で、温度もちょうど良いのになぜか誰も入っていませんでした。
理由は後で判明しましたが・・・。
宝川温泉 混浴露天風呂「般若の湯」
【宝川温泉 子宝の湯(混浴露天風呂)】
「般若の湯」の向かいに見える湯小屋は「子宝の湯」
人が入っているので遠目で撮影しましたが、ここは畳200畳分で最大の大きさです。
川岸に接しているので、渓流との一体感を味わえますね。
一番人気があるのか、後から来た人は真っ先にここの温泉に入っていました。
テルマエロマエⅡではこの「子宝の湯」が登場するのだそうです。
*ここに入浴した父から聞いて後から判明したのですが、
「子宝の湯」にはカップル(というか女性)がいたので、
後から来た男性客も子宝の湯に集まって来ていたようです。
そういう目的のカップルだったようで、ドン引きしてすぐに出たと言っていました。
日帰り入浴で混浴に行くとたまにこんな光景も目にします。
宝川温泉 混浴露天風呂「子宝の湯」
【宝川温泉 摩耶の湯(女性専用露天風呂)】
そして通路の最奥にあるのが「摩耶の湯」(女性専用露天風呂)です。
この少し手前にトイレがあります。
ちょうど入れ替わりに女性グループが出てきたので、貸切状態でした。
奥から見るとこのようになっています。
畳100畳分の広さなので、混浴露天風呂に入れなくとも十分な満足感です。
正面の建物が脱衣所。
脱衣所入り口(中にいるのは母w)
英語、中国語、韓国語で注意書きがしてあるのが、
外国人観光客の多さを物語っていますね。
入口付近
観音像の下から大量のお湯が投入されています。
この辺は43度強でやや熱め。
奥の方は42度くらいでした。
真横には渓流。
すぐ下流は段差があって豪快な音がしていました。
雪解け水で半端ない水量。素人がラフティングしたら危なそう^^
宝川温泉 女性専用露天風呂「麻耶の湯」
名物の混浴露天風呂ですが、単純泉の透明なお湯なので、
女性が数人でまとまって入浴していないとタオル巻とはいえ入りにくいですね。
ただ、女性専用の露天風呂もかなり広くて景色も良いですので、
万が一混浴に入れなくともここだけで満足できるかなと思います。
続いて館内の内湯へ
先ほど通ってきた食堂の隣にあります。
通路には古い家具がたくさん並んでいます。こういうのは1つ欲しいなぁ~
内湯入口
ここにも100円ロッカーがあります。
向かいは休憩スペース
女湯脱衣所
洗面台には化粧品の試供品のみ
【宝川温泉 内湯(男女別)】
浴槽は二つ。タイルの色のせいでお湯も色が違うように見えますが、
どちらもお無色透明で、温度は44度くらいとかなり熱めでした。
ただ、鮮度に関しては露天風呂よりもこちらの方が断然良かったです。
露天風呂が名物なのに、内湯が一番気に入りました^^
男湯の方は浴槽が一つだけでした。
窓の外は渓流と宿泊棟の建物が見えます。
宝川温泉 宝川山荘 内湯(男湯&女湯)
【宝川山荘 食事処】
食堂に戻って
武尊の冷水をいただきました。美味しい(^^♪
お昼時だったので、何か食べて行く予定でしたが、
山奥らしい珍しいメニューはあるものの、触手は動かず。
今回は食事なしで退散しました。
【宝川温泉の感想】
食堂から抜けるガラクタ骨董市のような通路が雑多としていて、
すこしキワモノっぽい鄙び系が好きな方は逆にたまらないのかもしれません。
あえて外国人受けを狙った感もありますが。
両親はこの雑多なオブジェの雰囲気と混浴風呂の異様な光景がダメだ~と言っていましたが、
日帰りだとまぁそういうこともあるのかな。
どういうお客さんがいるのかは訪問してみないと分からないですからね。
逆に土日祝はイモ洗い状態のことが多く、かえて目立たずに入れるということもあるようですが。
実際に出かけるまでは風光明媚な景色と風情のある露天風呂をイメージしていましたが、
温泉の真ん中を豪快に流れる宝川がダイナミックすぎで、全体的に大造りな感じでした。
ロケーションは秘湯に間違いないのですが、
観光名所っぽい雰囲気が勝っているというか。
とはいえ、日本一の広さの露天風呂と、目の前のダイナミックな渓流は
一度体験してみてよかったです(*^^)v
泉質★★★★4.1
お風呂の雰囲気★★★★4.3(日帰り客の混浴の雰囲気で3.0に↓)
清潔感★★★★4.0
接客サービス★★★4.0
【宝川温泉 宝川山荘 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各2 混浴露天風呂3 女性専用露天風呂1 打たせ湯1
◆源泉
自家源泉4本 源泉温度40~68度 総湧出量1,800L/分
1号井:39.0℃、697.7L/3号井:59.0度、142.8L
4号井:65.0度、469.1L/5号井:54.5度、318.5L
泉質:弱アルカリ性単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)ph7.7
態様:源泉掛け流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*麻耶の湯・子宝の湯は温度調節の為、夏の間加水あり
適応症:神経痛リュウマチ/痔/病後回復ストレス解消/運動機能障害/関節痛/筋肉痛/五十肩/消化器/神経痛/打ち身/冷え性
・摩訶の湯 (混浴露天風呂) 120畳分/・般若の湯 (混浴露天風呂) 50畳分
・子宝の湯 (混浴露天風呂) 200畳分/・麻耶の湯 (女性専用露天風呂) 100畳分
・汪泉閣内 殿湯・姫湯 定員各20名
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【テルマエロマエのロケ地 関連記事】
- テルマエロマエⅠのロケ地 大滝温泉 天城荘(静岡県河津町)の露天風呂も同じくダイナミックです(^^♪
- →テルマエロマエⅠつながりで、ヒロインの実家設定の宿「北温泉旅館」(栃木県那須町)の温泉プールもダイナミック♪
- →テルマエロマエⅡで宝川温泉と法師温泉がコラボ 法師温泉 長寿館(群馬県みなかみ町)
- →テルマエロマエⅡでは草津温泉の公衆浴場「大滝乃湯」(群馬県草津町)も登場します。
- →テルマエロマエⅢがあるとすれば、今度はここ(岐阜県高山市)になりそう?こちらも単一露天風呂の広さが日本一♪
【宝川温泉関連記事】
【みなかみ町周辺の関連記事】
◆月夜野温泉 みなかみ町営温泉センター 三峰の湯 日帰り入浴
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