最終更新日 | 2020/5/7 | 訪問日 | 2019/4月下旬 |
【塩原元湯温泉 元泉館】基本情報
しおばらもとゆおんせん げんせんかん
住所:〒329-2922 栃木県那須塩原市湯本塩原101番地
TEL:0287-32-3155
公式サイト
*2020/5/7以降も引き続き当面の間休業となります。
⇒「塩原元湯温泉 元泉館」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊情報】
1泊2食付 10,800円~19,980円 お一人様△ 素泊まり〇 湯治△ 自炊×
1泊夕食付10,206円~、1泊朝食付9,072円~、素泊まり4,860円~
口コミ総合評価:Google 3.9点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆硫黄泉のにごり湯が好き
◆間欠泉に入ってみたい
◆混浴ファン
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【日帰り入浴】
営業時間:8:00~20:00
料金:入浴のみ 大人800円(2時間以内)
定休日:不定休・要確認
*「公式サイトを見た」で200円引き
*日帰り入浴は男女別大浴場「高尾の湯」と渓流露天風呂のみ
大広間休憩 2,000円/人
個室休憩 2,000円~5,500円/人(2名より・5時間)
2食付プラン 7,000円~9,500円/人(10:00~21:00要予約)
*連休等繁忙期は食事つきプランはありません。
【塩原元湯温泉 元泉館 日帰り入浴】
塩原温泉郷には11湯の温泉地があり、元湯はその中でも最古の温泉です。
3軒の宿以外、民家もお店も何もない標高800mの渓流沿いにあり、塩原の中では最も秘湯ムードに溢れた温泉地です。
JR那須塩原駅~塩原の温泉街から直通のバスはなく、温泉街の中心部にある塩原バスターミナルから出ている「ゆ~バス」という市内循環バスで「元湯温泉口」バス停で降り、ここから4キロ、歩いて1時間弱かかります(宿泊の場合は BTから送迎あり)。
温泉口から先はカーブもきつい急な上り坂になり、冬は除雪も十分ではないため、4WD+スタッドレス又はチェーン推奨です。
私は以前、雪の中、FF+スタッドレスで出かけたところ、坂道を登り始めてすぐにスタックし、慌ててチェーンを巻いて難を逃れました^^ これを機に車を4WDに買い替えましたが、同じ車種のハイブリッドでも30km/Lから18km/Lに燃費は大幅ダウン・・・。身の安全には代えられないけれど。
温泉街のメインストリート、上塩原の少し先にある「元湯温泉口」バス停。
ここで降りても僻地のためタクシーはいないので、タクシーを利用する場合にはJR関東バスの終点「塩原バスターミナル」でご利用ください(宿泊の場合は送迎あり)。
元湯には3軒の温泉宿があり、「元泉館」と「ゑびすや」は隣同士、「大出館」の建物はすぐ目の前ですが、高台にあるのでぐるっと回らないと行けません。
手前から、「ゑびすや」「元泉館」、一番奥に見える高台にある宿が「大出館」
左側には箒側の支流、秋川流れています。
無雪期だと遊歩道があるので下に降りられます。テーブルとイスもありました。
上流側の様子
渓流沿いに露天風呂があるので同じ様な眺めが楽しめるのかな???
元泉館の外観
外からは至って普通の鉄筋コンクリート建ての旅館です。
元湯の中で元泉館は一番新しい建物です(これでも古いという人はいれど、他はもっと古いので)。
退会したのはいつなのかわかりませんが、元「日本秘湯を守る会」の宿です。
以前はなかった顔はめパネルが設置されていました。
日帰りプランの案内
訪問したのはGW中だったため、繁忙期でランチ付入浴プランはお休みでした。
2013年~2014年にかけて2回訪問しましたが、その時は真冬でお客さんもいないからなかのか、日帰り入浴の営業はやっておらず、今回は3度目の正直でようやくお湯にありつけました。
以前は公式サイトにも日帰り入浴の案内は出ていませんでしたが、現在は割引情報も載せているので積極的に営業しているようです。
2019年の日帰り料金
ちなみに、「おもて那須手形」という那須町・那須塩原市を対象としたクーポン付のガイドブック(1,080円)を購入すると、対象施設のうち7軒の日帰り入浴に無料で入浴できます!
「元泉館」も対象に含まれており、近場では新湯温泉の「湯荘白樺」(500円)、「渓雲閣」(1,000円)もあるので、3つ廻ればお釣りが来ますよ^^
手形は元泉館でも購入できますが、売り切れの場合に備えて通り道にある観光案内所や道の駅等の大型施設で入手した方が安全かもしれません。
⇒2021~2022年版ではコロナのため対象施設が極端に減り、「元泉館」も対象外になってしまいました。
2019年版 日帰りプランの詳細
【塩原元湯温泉 元泉館 日帰り入浴で利用できる男女別高尾の湯+渓流露天風呂】
日帰り入浴はこの建物1階のフロントで支払いを済ませ、別棟の入り口から大浴場に向かいます。
「元泉館」のお風呂は、
- 別棟 「高尾の湯」男女別大浴場 内湯各1
- 別棟 「高尾の湯」男女別露天風呂 各1
- 本館「宝の湯」(間欠泉)男女別内湯 各1
- 本館「邯鄲の湯」混浴内湯1
があります。
このうち、日帰りで利用できるのは別棟にある男女別の「高尾の湯」だけ(内湯と露天風呂)です。
異なる自家源泉を3本使用していて、すべて源泉かけ流し100%です。
受付を済ませると、玄関の左にある伊藤園の自販機の横に入口があると言われます。
木戸の前にはセンサーがあるので、フロントでチェックしているようでした。
木戸を開けると屋根つきの通路の奥にある別棟が日帰りでも利用できるお風呂です。
「高尾の湯」と書かれた入口
中に入ると広い湯上りスペース。
手前が男湯、奥が女湯になっています。
脱衣所も広々。トイレもあります。
洗面台にドライヤー、販促化粧品あり。
カギ付のロッカーはなく棚だけです。フロントで貴重品預かりはやっていませんので、車の中へ。
入口から見た「高尾の湯」の内湯。
浴室は20畳くらいの広さ。ヒノキのの湯船は8~10人サイズ。
男湯の方はガラス張りで内湯から外の景色が見えますが、女湯の方はすりガラスで外はあまり見えません。
湯口は奥と手前にに2か所。
うぐいす色のにごり湯で透明度は30センチくらい。
写真では茶色っぽく見えますが、室内で暗いからだと思います。
濁りが強いので湯花らしきものは見えず。
42度くらいで春先には入りやすい温度でした。
炭酸が多いので見た目よりも軽やかな浴感。
浴室には酸っぱそうな硫化水素ガスの臭いが充満していますが、味は苦味とエグミがあるだけで思ったほど強烈さはありません。
湯船の広さに比べると源泉の投入量は控えめだからでしょうか。
源泉名「高尾の湯」泉温49.1度(気温29度) 湧出量72L/分(自然湧出)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.6
窓側には露天風呂の出入り口があります。
露天風呂は入口側が50センチほど浅瀬の段差になっているので、実質定員は4~6人です。
湯口は右に1か所。
元湯の温泉では「大出館」の通常時のお湯に近い色ですが、インパクトは控えめです。
外気は8度前後だったためか、露天風呂の方は39度とかなりぬる目でした。
湯船が浅いのでお湯が冷めやすく、真冬だともっとぬるいかもしれません。
入浴中の目線。
すだれがかかっているので、川の対岸の緑が少々見える程度。身を乗り出せば渓流が見えます。
「大出館」の露天風呂から見下ろせる位置にあるのと、渓流釣りの人がいるかもしれないということで目隠しもやむなしです。
ちなみに、男湯の「高尾の湯」はこんな感じになっています。(画像は宿提供/じゃらん)
ガラス張りなので明るくて開放感があります。
新緑の渓流露天風呂(男湯)(画像は宿提供/じゃらん)
露天風呂も男湯の方が圧倒的に開放感がありますね。
【塩原元湯温泉 元泉館 宿泊者者専用「宝の湯」と「邯鄲の湯」】
今回は日帰りだったので利用できませんでしたが、本館には宿泊者専用の男女別内湯「宝の湯」と混浴内湯「邯鄲の湯」があります。
男女別内湯の檜風呂「宝の湯」(以下、画像は宿提供/じゃらん)
こちらは間欠泉になっています。
混浴岩風呂「邯鄲の湯」(かんたんのゆ)。
「元泉館」のシンボルともいえる胃腸に効く温泉。朝食の温泉粥はこの源泉を使用しています。
湯あみ着、バスタオル巻の使用は不可ですが、15:00~20:30までは女性専用時間になっています。
塩原元湯「元泉館」の入浴レポを更新。一時日帰り不可も、現在は「おもて那須手形」のおかげか、歓迎中。うぐいす色のにごり湯で硫化水素臭は強め、苦み強め、炭酸多めで浴感まろやか、インパクト弱。
入浴レポ⇒https://t.co/wVCAGxrWxT #栃木県の秘湯 #塩原温泉 #元泉館 #にごり湯 #日帰り温泉 pic.twitter.com/3zsMw5Fy97— 秘湯宿.com (@hito_yado) May 12, 2019
【塩原元湯温泉 元泉館 温泉の感想】
数年前に2回ほど休館中に当たってしまい、あまり日帰りは歓迎されていないのかと思いましたが、今回は「おもて那須手形」の対象施設になったからなのか、手形もすんなり使えて、説明その他のサービスも良かったです。
日帰りでは高尾の湯源泉のみでしたが、元湯温泉の中では熱すぎず、濃すぎず、入りやすい温度。設備の充実度や清潔感からすると他の2軒ほどマニア向けではないかなという感じです。
3軒隣り合っている元湯温泉ですが、同じ硫黄泉のにごり湯でも宿によって個性は全然違うのだなと実感しました。
とはいえ、写真を見る限りでは、宿泊者専用の混浴岩風呂が一番お湯が濃そうな感じがするので(ゑびすやの間欠泉に似ている?)、これを体験するまでの暫定的な評価になります。
館内はフロントで料金を払っただけで見回りはしていませんが、元湯の中では近代的というか一番新しい感じがします。wifiも開通したそうです。
一人旅プランもネットで出すようになったので、機会があれば次は宿泊で訪問したいと思います。
泉質 ★★★★ 4.0(高尾の湯のみ)
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.2
清潔感 ★★★★ 4.2
接客サービス ★★★★ 4.3
【塩原元湯温泉 元泉館 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場各1 露天風呂各1 内湯檜風呂各1 混浴内湯1
◆源泉
自家源泉3本
@「高尾の湯」H29.6月の分析書
源泉名「高尾の湯」泉温49.1度(気温29度) 湧出量72L/分(自然湧出)
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)pH6.6
蒸発残留物2,560mg/kg,溶存物質(ガス性除く)3.330.1g/kg,成分総計3.9272g/kg
硫化水素イオン24.3mg,チオ硫酸イオン0mg,硫化水素ガス69.1mg/kg
メタケイ酸244.4mg,二酸化炭素ガス528mg/kg
@「甘鄲の湯」
含硫黄・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型・中性低張性高温泉)pH6.6
泉温 48.1℃、湧出量 2.5 l/min(自然湧出)
@「元泉館新掘」
含硫黄・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型・中性低張性高温泉)pH6.79
態様:源泉掛け流し、浴槽により加水又は加温あり、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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