【和歌山】川湯温泉 冨士屋 宿泊レポ その1 お部屋編 ★★★

和歌山県田辺市にある川湯温泉「冨士屋」の宿泊レポートです。

最終更新日 2020/5/10 訪問日  2018/2月上旬

【川湯温泉 冨士屋】基本情報

かわゆおんせん ふじや

住所:〒647-1717 和歌山県田辺市本宮町川湯1452
TEL:0735-42-0007
公式サイト日本秘湯を守る会宿紹介ページ

*2020/5/31まで休館予定です(プランは6/1から出ています)

⇒「川湯温泉 冨士屋」へのアクセス&予約はこちらのページへ

【宿泊料金】

1泊2食付 16,200円~38,880円 お一人様〇 素泊まり× 湯治× 自炊×

口コミ評価:google 3.9点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆日本秘湯を守る会のファン
◆熊野古道周辺でかけ流しの温泉宿を探している
◆川湯温泉の仙人風呂&野湯に入りたい


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→「川湯温泉 冨士屋」の食事情報はその2お食事編へ 

→「川湯温泉 冨士屋」の温泉情報はその3お風呂編へ

 

【日帰り入浴】

不可

 

 

【台風の影響による休館のお知らせ】

2018年9月5日に発生した台風21号により2か月ほどの間休館となる予定です。再開の予定はまだ立っておりませんが、12月以降の予約は受付を開始いたしました。

⇒和歌山県内の道路状況はこちら

 

【仙人風呂が目の前! 川湯温泉 冨士屋 宿泊 その1 お部屋編】

「川湯温泉は」熊野川の支流、大塔川沿いにある宿13軒+共同浴場1軒の小さな温泉街です。

車で5分ほどの距離にある「湯の峰温泉」、「渡瀬温泉」と合わせて「熊野本宮温泉郷」と呼ばれ、国民保養温泉地に指定されています。

川湯温泉は、12月から2月末まで川をせき止めた巨大な露天風呂「仙人風呂」で有名ですね。

今回の旅はもちろん、その「仙人風呂」が目的です!

 

「川湯温泉 冨士屋」は、「仙人風呂」の目の前。

露天風呂付の客室もある鉄筋コンクリート5階建ての大型観光ホテルです。「日本秘湯を守る会」会員。

一人旅プランだとやや割高なのですが、日帰り入浴はやっていないのと、仙人風呂の目の前ならば着替えも楽だろうということで泊まることにしました。

「冨士屋」は、川湯温泉のメインストリート県道241号線の一番南にあります。

奈良の大和八木駅から和歌山の新宮駅まで、片道6時間かかる日本一長い路線バスも「ふじや前」に停車します。

十津川村の宿に泊まれば、この路線バスの大福料金(最大6,800円)は無料になるキャンペーンをやっているので(2018年3月末まで)、川湯温泉もついでに泊まるとお得かもしれません。

ちなみに、翌朝は宿のバスで熊野古道まで無料で送迎してくれます。

駐車場は宿の右側です。更に下流側に3分ほど歩くと市営の無料駐車場があります。

「冨士屋」の玄関前

「日本秘湯を守る会」の中ではかなりの大型旅館ですね。シーズン中は込み合うのでしょうか。今回は「仙人風呂」の季節とはいえ、ピークのかるた大会を過ぎたからか、団体客もおらず静かでした。

館内に入ると横に長い建物になっています。ロビーも観光ホテルのように広々。フロントの上部が本館、左右に東館、西館に分かれています。

年配の仲居さん(食事処でも同じ人でした)に荷物を持ってもらい、移動はエレベーターで。

エレベーターはフロント右側と廊下の左奥に2カ所あって便利です。

 

今回は本館2階の和室でした。

平日1人泊、1泊2食付22,000円(税サ込・入湯税別)のプランでした。

同プランで2名利用の場合には、15,000円となります。

7,000円の価格差は痛いですが、ここまで来る方が大変なので、内容が良ければ良しとしましょう。

 

ちなみに、1人でも露天風呂付客室も泊まれますよ(^^♪

露天風呂付の方が価格差が緩やかかもしれません^^

1名の場合、35,000円、2名利用の場合23,000円。

 

*公式サイトのネット予約では「日本秘湯を守る会」のスタンプ帳は押してもらえないのでご注意ください。

2階客室廊下

いかにも和室のありそうな廊下と、観光ホテルのような廊下と2種類ありました。

2階の見取図

入口のドア

今回のお部屋は「竹」です。「松」「竹」「梅」と並んでいましたが、左右ともに空室だったようです。

食事処で見た限り、宿泊していたのは4組(グループ1組、2人組、1名2組)、うち女性は私だけだったようです^^

ドアを開けると踏込1畳のスペース、襖を開けると和室になっています。

8畳間+広縁(実質11畳前後)、トイレ・バス付、テレビ、冷蔵庫、金庫、電気ポット、もろもろ込。

横から

意外ときちんとした和室で、一人ならば広さも十分。22,000円でも許せる造りでした。

床の間には電話と電気ポット。掛け軸には「母心無涯」と書いてあるのか、「母の思いは果てしない?」という意味なのかな。

広縁側から見た部屋

テーブルの上にはお茶セットとお茶請け(熊野古道のお菓子)

クローゼットの中には浴衣とタオルセット。

浴衣は2枚用意されていました。

アメニティは歯ブラシ、ヘアブラシ、シャワーキャップ、コットン。

男性の場合はカミソリが付くのだと思います。

広縁は3畳ほどのスペース。灰皿が置いてありましたが、タバコの匂いはしませんでした。

喫煙所は客室の廊下、玄関前にもありました。

冷蔵庫の上にはグラスと冷水ポット。

冷水は熊野の名水でとても美味しいです。

冷蔵庫の中は上1/3が有料ドリンク。

ロビーにはドリンクの自販機がたくさんあります。

宇雨量ドリンクの価格。ウーロン茶302円、瓶ビール648円。

朝8時には自動ロックがかかると書いてあります。外はマイナスになるほど寒かったので、ペットボトルも冷やす必要はないほどで冷蔵庫は使いませんでした。

もう一度広縁側から見ると、テレビの左側の襖の奥に洗面台、トイレ、バスがあります。

瀬面台

壁には固定式のドライヤー、泡ソープはPOLA製

部屋のトイレは温熱便座+洗浄式です。

ロビー、大浴場近く、各階の共用トイレは非温熱、非洗浄式でした。

お風呂はユニットバス、椅子と桶はヒノキ

シャンプーセット

 

そして、部屋からの眺めは楽しみの一つ。

窓を開けるとバルコニーになっていて外に出ることができます。

目の前は大塔川、右奥に見える砂利が盛ってある囲いの部分が「仙人風呂」です。

一人旅の場合はお部屋お任せでしたが、仙人風呂の見える部屋にしてもらえたのは嬉しかったです。

5倍ズームで見てみると、入浴している人たちの頭が見えます。

更衣室は向かいの亀屋旅館の隣にありますが、男性はすだれの前で着替えて入浴していました。

男性も女性も各宿で湯浴み着を提供しているので、それを着用しての入浴です(その3お風呂編に画像あり)。ただ、泊り客でない人たちは夜に来て全裸で入っている人もいました。もちろん、入口には刑法174条に触れる可能性があるので、と書いてあり、裸での入浴は禁止されています。

夕食後にお布団を敷いたところ。

敷布団はマットレスタイプ、掛布団は羽根布団で快適でした。

チェックアウトまでお布団はそのままです。

3室ある露天風呂付のモダンルームはこんな感じで和室とはずいぶん趣が異なります。

【川湯温泉 冨士屋 パブリックスペース】

ロビーはバスツアーの団体が来ても余裕がありそうな広さでした。

玄関正面のベンチスペース

その右隣にはソファ

向かいには喫茶室 8:00~10:00、15:30~19:00まで営業。

他にもバーラウンジというかスナックもあったようですが、時代の流れなのか現在はやっていません。

フロントの前はお土産コーナー。

紀州の梅、地酒、那智黒飴、地元の銘菓、手ぬぐいやタオルなどの小物を売っていました。

自販機コーナーにはソフトドリンク、ビール、ノンアルコールビール、酎ハイ、タバコ、アイスクリーム、熊野の名水のサーバーがありました。

自販機ではないですが、カップヌードルも取扱いがあるそうです。

無料の釣竿レンタル。

釣れる魚はハヤ、ウグイ、オイカワ。これなら釣り券は要らないのかな。鮎は釣り券ないとダメですよね。

川魚のサンプルということで水槽がありましたが、見えたのは鰻のしっぽだけ。

9月の大塔川ではウグイらしき小魚の姿が見えました。

大浴場の前には卓球台が2つ。

利用時間は14:00~22:00、7:00~10:00、30分300円、60分600円/1台

宿の周辺をランニングしたい人のために5キロコースの地図も出ていました。

湯の峰温泉や渡瀬温泉はトンネルを超えてすぐです。

熊野本宮大社まで走れないこともない距離ですね。

翌朝の仙人風呂は湯気がモクモク。

入浴時間は6:00~22:00なのですが、7:30くらいまでは誰も入っていませんでした。

夕方、夜、早朝と3回入れて満足です(^^♪

 

【川湯温泉 冨士屋 お部屋の感想】

以前通りかかった時には味気ない観光ホテルのようかなと思いましたが、部屋に入ればきちんとした和室で、川の眺めも良いですし、思ったよりも旅館らしい感じでした。

部屋数の割にお風呂は小さ目ですが、今回はお客さんも少なく、静かで快適だったのも良かったです。

接客については、フロントはいかにもホテルマンという感じで物腰が丁寧、仲居さんの方はお風呂の利用と食事時間の最小限の説明以外しかありませんでしたが、それで不便を感じることもなかったです。

エレベーターも、部屋の設備も十分、食事も思っていたより美味しかったですし、仙人風呂込で考えればお値段的には十分でした。

(普段は★3つ、仙人風呂の季節は★4つ)

もし仙人風呂に入るのが目的ならば、女性は移動や着替えが面倒なので、「冨士屋」は近くて便利だと思います。

 

部屋の広さ ★★★★4.5

設備 ★★★★4.5

アメニティ ★★★★4.3

清潔感 ★★★★4.3

宿の雰囲気 ★★★★4.2

接客サービス ★★★★4.2

 

⇒「川湯温泉 冨士屋」をインターネットで予約する

 

【川湯温泉 冨士屋 宿情報】

チェックイン/アウト 14:00~/~10:00
クレジットカード〇
携帯電話送受信〇 wifi〇
エレベーター〇 バリアフリー×

鉄筋コンクリート5階建て全31室
和室27室(8畳~14畳)
洋室 露天風呂付3室(50.6㎡~54.0㎡)
特別室1室(和室2間・洋室2間)
全室ウォシュレットトイレ・バス付(非温泉)

 

→「川湯温泉 冨士屋」の食事情報はその2お食事編へ

→「川湯温泉 冨士屋」の温泉情報はその3お風呂編へ

→「川湯温泉 仙人風呂」の入浴レポートはこちらへ

 

→「川湯温泉」その他の宿の予約はこちらから

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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