愛媛県西条市にある「湯之谷温泉」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2018/6/3 | 訪問日 | 2018/1月下旬 |
【湯之谷温泉】基本情報
ゆのたにおんせん
住所:〒793-0053 愛媛県西条市洲之内甲1193
TEL:0897-55-2135
公式サイト
⇒「湯之谷温泉」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付8,100円~18,360円 お一人様○ 素泊まり○ 湯治× 自炊×
1泊朝食付6,480円~
相部屋:2食付6,480円~、朝食付4,968円~、素泊まり3,888円~
口コミ評価:google 3.8点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆石鎚山周辺でかけ流しの温泉宿を探している
◆冷鉱泉とあつ湯の交互浴できる温泉がいい
◆料理のおいしい宿がいい
◆お遍路さん歓迎の宿がいい
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【日帰り入浴】
営業時間:8:30~21:30札止め(22:00退館)
料金:大人400円 小学生150円 幼児60円
足湯カフェ(食事可):11:00~14:00L.O.
定休日:温泉は月に数日メンテナンス休業あり(カフェは水曜日休み)
【1400年の歴史を持つ伊予の三古湯の一つ 湯之谷温泉 日帰り入浴】
愛媛湯めぐりの旅、一湯目は石鎚山の北麓にある「湯之谷温泉」です。
「湯之谷温泉」は全国に三つあるので紛らわしいのですが、ここでは「伊予湯之谷温泉」と呼ばれることもあります(他には鹿児島県の「霧島湯之谷温泉」、新潟県の「湯之谷温泉郷」)。
伊予の「湯之谷温泉」は、道後温泉、鈍川温泉とともに伊予の三古湯の一つといわれ、斉明天皇(飛鳥時代642-645年)も入浴したとされる歴史のある温泉です。
今でも自然湧出している冷鉱泉で、四国では珍しく循環ろ過なし、塩素消毒なし!
加温した熱めの湯と源泉のままの冷鉱泉を交互浴できます。
「湯之谷温泉」へのアクセスはJR伊予線「石鎚山駅」から国道11号線を超えて南東に900mほど入った住宅街にあります。
石鎚山ロープウェイまでは車で30分。1キロほど西には石鎚神社本社が、徒歩圏内には四国八十八ヶ所の第64番札所「前神寺」もあるので、登山や寺社めぐりの拠点にするにはとても便利な立地です。
今回は道後温泉周辺で湯めぐりをするにあたり、塩素消毒のない温泉宿を探していたところ「湯之谷温泉」と「権現山荘」(松山市内)で迷ったのですが、道後に近い「権現山荘」に宿泊し、「湯之谷温泉」は立ち寄り湯でお邪魔しました。
石鎚神社から回ってきたので、高台にある「讃岐街道」から入りました。「讃岐街道」は松山から金比羅さんを結ぶお遍路ロードとも呼ばれています。
街道から降りてくると駐車場に出ます。
建物は古めかしい旅館のようですが、館内はいまどきの和モダンな内装になっています。
敷地の奥には小さな温泉神社。
「湯之谷温泉」の由来が書かれていました。
「伊予国風土記」によれば、瀕死の少彦名命を蘇生しようと大国主命が別府から温泉を引いて癒したのが「湯之谷温泉」の始まりだそうです。道後温泉でも同じ逸話を元に「玉の石」が祀られていて観光のシンボルにもなっていますが、果たしてどちらが正解なのか?風土記には具体的な温泉名が書かれていなかったようなので、湯之谷温泉との関係が気になるところです。
建物の脇には足湯コーナーがありました。
カフェの定休日でお湯は張られていませんが、お昼どきは足湯に浸かりながら飲み物などを注文できます。
足湯カフェのメニューとインターホン
こちらが正面玄関
館内はフローリング張りでカフェのある宿にふさわしいモダンな内装。
受付の横には民芸品や甘酒アイスも。
湯之谷温泉では「マルシェ」といって地元の方の手作り民芸品などを販売するフリーマーケットが開催されています。
受付は常連さんが多いからなのか、銭湯のような感じでお金を渡すだけで会話はなし。
浴室にはせっけんやシャンプーなども置いていないので説明があると良かったのですが。持参していない場合に受付で販売しています。
玄関正面の奥にはカフェがあります。
ランチメニューは薬膳カレーが人気のようです。
浴室は受付の右の扉から。
赤い扉を開けるとさらに長い通路。
自販機の奥に男女別の入り口があります。
「湯之谷温泉」のお風呂は、
- 男性用大浴場 内湯3 サウナ1
- 女性容態浴場 内湯3 サウナ1
があります。
離れの客室にはつぼ湯のような1人サイズの露天風呂がついている部屋もあります。
脱衣所内には100円返却式ロッカー、洗面台の上にはドライヤー。
浴室は15畳くらいの広さでこじんまりとしています。タイル張りのお風呂でセンター系の日帰り温泉のような造り。
横から。
非加温浴槽、40度前後、44度と温度の違う3つの浴槽があります。
一番小さい浴槽は非加温で無色透明。残り2つの加温浴槽はうっすらと白濁していますが、細かな白い湯花が舞っているので濁って見えます。
自家源泉「湯之谷温泉」泉温18.4度 湧出量36L/分?(自然湧出)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)pH7.6
入り口から見て左手前にあるのは39度くらいに加温された程よい温度の浴槽。3~4人サイズ。
無味無臭でややとろみがあり、ぬるい割りには短時間で温まるお湯でした。
口コミではほのかに硫黄の香りがすると書かれていましたが、私には分からず。後から来た近所の常連さんも香ったことがないと言っていました^^ 天候条件などにもよるのでしょうか。
硫黄の成分:硫化水素イオン1.0mg,遊離硫化水素0.3mg/kg
壁側にある一番大きな浴槽は4~6人サイズ。44.5度と熱めに加温されています。
こちらは熱すぎてとろみも感じられず。冷たい源泉浴槽と交互に入るにはこれくらい熱いのがちょうどよいのかもしれません。
奥にある1人サイズの浴槽は非加温の源泉浴槽です。温度は15度くらいでサウナの水風呂よりも冷たいくらい。
浴槽の内側につながれたホースから冷鉱泉が出ています。
湯量は豊富で2秒ほどでケロリン桶が満たされました。
冷鉱泉は加温すると硫黄の香りが飛んでしまうので、冷泉ならば香るのかと思いきや、やはり匂いはしませんでした。
冷泉の方にはとろみは感じられません。でも冷たいのになぜか癖になるお湯。
翌日は高速道路が通行止めになるほどの大雪でしたが、最後は冷泉で〆た割には体がぽかぽかしていました。
奥にはサウナもあります。
洗い場にはシャワーが10台ほど。
せっけんもシャンプーも置いてありません。
【湯之谷温泉 温泉の感想】
期待していた硫黄の香りはしませんでしたが、湯量豊富な源泉浴槽があるのはポイントが高かったです。
愛媛県内では塩素臭のしないかけ流しの温泉は少ないので、貴重なお湯の一つだと思います。
館内はモダンな感じなので、お風呂ももう少しモダンな感じならばなお良かったかなと。
食事が美味しいようなので、石鎚山に来る機会があれば今度は泊まってみたいです。
泉質 ★★★3.9
お風呂の雰囲気 ★★★3.6
清潔感 ★★★★4.0
接客サービス ★★★★4.0
【湯之谷温泉 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1 離れ客室露天風呂2
◆源泉 H20.10月の分析書
自家源泉「湯之谷温泉」泉温18.4度 湧出量36L/分?(自然湧出)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)pH7.6
蒸発残留物 -0mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,058mg/kg 成分総計1,076mg/kg
メタケイ酸36.9mg,硫化水素イオン1.0mg,遊離硫化水素0.3mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水なし・加温あり、塩素消毒なし
源泉浴槽はかけ流し100%
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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