栃木県日光市にある湯西川温泉「金井旅館」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2017/7/2 | 訪問日 | 2017/6月下旬 |
【湯西川温泉 金井旅館】基本情報
ゆにしがわおんせん かねいりょかん
住所:〒321-2601 栃木県日光市湯西川822
TEL:0288-98-0331
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付6,480円~ 素泊まり4,320円~ お一人様△ 素泊まり〇 湯治〇 自炊×
口コミ総合評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆湯西川温泉で源泉かけ流し100%の温泉宿を探している
◆お湯良し、食事良し、接客良しの素朴で温かい宿が良い
◆川沿いの開放的な露天風呂に入ってみたい
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【日帰り入浴】
営業時間:9:00~18:00頃まで
料金:500円 (貸切露天風呂700円)
【湯西川温泉 金井旅館 日帰り入浴】
「金井旅館」は知る人ぞ知る超おススメの温泉宿です。
一般の予約サイトには出ていないのであまり知られていないかも知れませんが、秘湯ファンの間では「お湯良し、飯良し、サービス良し、コスパ良し」で人気の宿です。
1泊目は6,500円(税別)、2泊するれば6,000円、3泊すれば5,500円、4泊以上は何と5,000円/日になり、連泊するほどと安くなるので、2食付なのにありえない安さというのも人気の秘訣のようです。
そして、何といっても目玉は川沿いの開放的な露天風呂です!
男性ならば昼間でも入れるでしょうが、それでもちょっと恥ずかしい丸見えのお風呂があります(^o^)
夜ならば女性でも何とか入れるかな・・・。
そんな気になる「金井旅館」に、人の少なそうな平日を狙って日帰りでお邪魔しました。
【金井旅館へのアクセス】
「金井旅館」は路地裏にあるのでメインストリートからは分かりにくいのですが、温泉街を流れる湯西川沿いの中心部にある「湯銭橋」という赤い橋のすぐ横にあります。
湯西川温泉街中心部の拡大図
メインストリートからは「本家伴久」と「旅館松屋」の間にある路地裏に入って行きます。
「金井旅館」の前の路地裏。
人が歩いている奥に見える階段が「湯銭橋」、橋の入口すぐ左側に公衆浴場「薬師の湯」、橋を渡った左側には「薬研の湯」という「金井旅館」が所有する野湯もあります。
観光旅館の多い湯西川ですが、「金井旅館」の周りは秘湯マニアの心をくすぐる温泉が密集しているので、その点でも「金井旅館」の泊まると色々便利なんですね^^
宿の前には7~8台分の駐車場があります。
【レトロな昭和の香りのする湯治宿】
「金井旅館」の外観
地下1階、2階建ての昭和の香りのする旅館です。
玄関前の提灯と看板
玄関入ってすぐ右手にフロントがあります。
女将さんとおばあちゃんがいました。
「金井旅館」のお風呂は、
- 館内 男性用内湯1
- 館内 女性用内湯1
- 館内 貸切内湯1
- 館外 男性用露天風呂1
- 館外 女性用露天風呂1
- 川沿い 露天風呂1
があります。
どのお風呂も日帰りで利用できます。
外にある男女別の露天風呂はそれぞれ700円で貸切利用もできるそうで、カップルで貸し切る人もいるのだとか。
それと、営業時間はネットでは10:00~16:00と出ているので、その時間帯であればほぼ間違いないかと思いますが、9:00~18:00頃までは宿泊のお客さんがあまりいなければ受付ているそうです。
ちなみに、川向にある「薬研の湯」は無料で利用できますが、「金井旅館」に一声おかけください。
お風呂は玄関正面の廊下の奥から階段を下りた地下にあります。
大浴場に下りる階段
階段を下りた正面に露天風呂の入口があります。
男女別の内湯と貸切風呂は廊下の左側。
【湯西川温泉 金井旅館 川沿いの丸見え露天風呂】
まずは川沿いにある露天風呂からご紹介します。
金井旅館の公式サイトのお風呂ページには出ていないませんが、対岸や橋の上から見ると「野湯」同然の露天風呂があり、金井旅館の露天風呂であることは一目瞭然です。
男湯とも女湯と混浴とも名前はついていませんが、女将さんは「丸見えの露天風呂」と言っていたのでそう呼ぶことにします(*^_^*)
連泊のお客さんはいたけれど、内湯に走って行ったのでしばらくは誰も来ないかな?入れるかな?
とりあえず、どんなお風呂なのかだけでも見ることに。
出入口のドアを開けると目の前にはよしずが立てかけてあり、小さな湯舟が見えます。
左側の竹垣は男女別の露天風呂です。
奥の赤い橋からも丸見えですね^^
川沿いに下りてくると4~5人サイズの岩組みの露天風呂があります。
温度は43度強でやや熱め。微硫黄臭が漂っていて見るからに良さそうなお湯♪
川べりにあって解放感は抜群!
でも丸見え^^
露天風呂から見える湯西川の上流の景色
湯西川と温泉街を見渡せる超絶景露天風呂です!
こんな開放的な露天風呂は他の湯西川温泉の宿にあるのだろうかというくらい。
上流側からはそれほど人目に付く場所はないので、対岸の遊歩道に人がいなければ何とか入れそうな雰囲気。
露天風呂から見える湯西川下流と橋の景色。
橋の上に人がいない隙に湯船に出入りすれば入浴中は仰視されない限り何とかなりそうかな・・・。
でも、露天風呂に到着した時には橋の上を20人くらい観光客が歩いていて、お風呂の前で写真を撮っていたら笑わました(^_^;)
入る勇気は減退・・・。
ただ、ホテルのチェックアウト後を除けば、平日はそれほど人通りが多いわけではありません。
何といってもこの露天風呂の難易度を高くしているのは正面の建物でしょう!
露天風呂の正面の景色
正面には「清水屋旅館」とお土産店があり、この2軒から丸見えなのがハードルが高すぎる!
平日の昼間だったのでお留守だった可能性もあるけれど、建物中に人がいるかどうかまでわからないし。
二度と行けないような遠方だったら入るけれど、そこそこ近場なので次でもいいかなという気分に。
ということで、昼間の入浴は難易度が高すぎて断念です。
男性でも昼間ここに入るのはちょっと勇気が要ると思います^^
周囲から丸見えのお風呂は今までも裸で入ったことがありますが、「ふけの湯」(秋田県)は宿からしか見えないし、「満願寺の川湯」(熊本県)は道路のガードレールが良い感じに隠れ蓑になっていたし。
関東の観光地で、しかも全方位丸見えの場所で全裸入浴は無理ですよ!
ちなみに、周りからはこの丸見え露天風呂がどう見えるのかというと・・・。
対岸の遊歩道から見える露天風呂
橋の中央付近から見える露天風呂
何とも開放的すぎますね~♪
当然ながらこの丸見え露天風呂はバスタオル、湯浴み着、水着の着用は不可です。
夜は湯船の周りが明るくなければ、外からは目立たずに入浴できるのかなと思います。
いずれ宿泊しようと思っていますので、その時にでもまたレポートします。
【湯西川温泉 金井旅館 男女別露天風呂】
川沿いの丸見え露天風呂に入れなくとも、金井旅館のお風呂は他にもあるので、お湯を十分に堪能できます♪
しかし、これまた気を付けないと橋の上から見えてしまうという危険なシロモノでした^^
先ほどの「丸見え露天風呂」の左にある竹垣で囲まれているのが男女別の露天風呂です。
手前が女湯、奥が男湯。
入口から入ると左側に脱衣棚と籠があります。
脱衣スペースの奥には一人サイズの小さなヒノキ風呂。
お湯はチョロチョロに絞ってあるので、42度くらいで入りやすい温度でした。
その横に洗い場というか、蛇口とかかり湯用のスペースがあります。
露天風呂の入口はすだれがっちりガード。
と思っていたけれど、すだれを上げ下げする際に上をよく確認しないと、お風呂の出入口は橋の上から丸見えでした^^
たまたま上を見たらおじさんが歩いていて仰天(@_@;)
すだれを上げるとこんな露天風呂が。
10人サイズの四角いお風呂で、湯口が打たせ湯のようになっています。
石膏臭に近いようなたまご臭がして、ヌルツル感もあり、少し苦味のあるお湯です。
単純泉だけれど硫化水素イオンが0.6mgだけ入っているので、向かいの「薬師の湯」よりも特徴的なお湯でした。
「川中温泉 かど半旅館」のお湯と似ているかな。向こうはぬる湯だけれど。
自家源泉「天楽堂の湯」泉温51.6度 湧出量 300L/分
泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)pH8.7
入浴中の目線
よしずの隙間からは湯西川と対岸の景色も少しだけ見えます。
高い囲いの上からはちょっとだけ山が顔を出しています。
四方をよしずに囲まれているけれど、それほど閉塞感はなかったです。
ただ、囲まれているからと安心していると危ないです^^
橋の上からは露天風呂の端っこ1mくらいが見えていました。
宿の上階の客室からも見えるんじゃないかなぁ~。
湯舟の中を立って移動する時には一度上を確認した方が良いかもしれません。
でも、イベント時期や休日を除けばそれほど人通りがある場所ではないので、入れないことはないですよ^^
丸見え露天風呂が無理ならば、露天風呂はここしかないので、入らないともったいないです。
【湯西川温泉 金井旅館 男女別内湯】
館内に戻って内湯に参ります。
こちらは女性用の脱衣所。棚とかごがあるだけ。
洗面台は廊下にありました。
ドライヤーはなかったので、泊まる場合はフロントで借りられるようです。
4畳半くらいの浴室にレトロなタイル張りの3~4人サイズのお風呂。
子のレトロさは「角間温泉 越後屋旅館」を思い出しました。
湯舟が小さいので露天風呂よりも鮮度が良いです。
浴室内にも強めのたまご臭が充満していました♪
内湯の洗い場
【湯西川温泉 金井旅館 貸切内湯】
女湯の隣には1人サイズの小さな貸切風呂もあります。
更に湯舟が小さいので、湯気と共にたまご臭が充満していました♪
湯上り後はロビーにて景色を見ながら一息。
川沿いにある温泉旅館ってやっぱりいいなぁ。
【おまけ 湯西川温泉 夏のイベント 心かわあかり】
館内にポスターが貼ってあったのでご紹介します。
2015年から始まった夏の風物詩「心(しん)かわあかり」というイベントが開催されます。
*ポスターは2015年のものです
温泉街を流れる湯西川にボール型をした7色のLEDライトが放流され、まるで川の上をホタルが舞うような幻想的な景色を見ることができます。放流区域は上流から「金井旅館」の前にある「湯銭橋」までなので、あの丸見え露天風呂に入りながら見られるかもしれませんよ♪
というか、その時に行ってみたいです!
開催期間:例年7月下旬~8月上旬
1個500円で観光客もLEDライトを放流を体験できます。
放流受付:19:30~20:30 放流:20:30~21:00
*悪天候・川の増水時は中止される場合もあります
【湯西川温泉 金井旅館 温泉の感想】
路地裏にある宿、昭和の香りのするレトロな雰囲気、湯西川の眺めも良く泉質もなかなか。
日帰りだけでも十分魅力を感じた旅館でしたが、食事も美味しいということなので是非とも泊まってみたくなりました。
廊下から客室も見えましたが、質素な造りでも清潔感がある感じでお値段以上の価値のある宿ではないかと。
川沿いにある丸見え露天風呂に入れるかどうかはその時の運次第ですが、もし入れなかったとしても向かいにはバスタオル巻でも入れる「薬研の湯」もあるし、来て後悔することはないんじゃないかと思います。
もし、宿泊してご飯も美味しかったら星が一つ増えると思います!(^^)!
泉質 ★★★★4.2
お風呂の雰囲気 ★★★★4.3
清潔感 ★★★★4.2
接客サービス ★★★★ 4.5
【湯西川温泉 金井旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1 男女別露天風呂各1(貸切可) 川沿い露天風呂1
◆源泉 H13.7月の分析書
自家源泉「天楽堂の湯」泉温51.6度 湧出量 300L/分
泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)pH8.7
蒸発残留物137.2mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)219.7mg/kg 成分総計220mg/kg
硫化水素イオン0.6mg、メタケイ酸39.1mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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