群馬県草津町にある草津温泉の老舗旅館「草津ホテル」リニューアル前の入浴レポートです。
【草津温泉 草津ホテル】温泉情報
くさつおんせん くさつほてる
◆お風呂
男女別浴場 14:00~翌10:00 *10:00、22:00男女入替
男湯:中浴場 (賽泉の湯)内湯2・露天風呂1
女湯:大浴場(琥珀の湯) 内湯1 露天風呂1
家族風呂2 14:00~23:00 5:00~9:00 (宿泊者専用・予約制)
足湯1
草津ホテルの口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【草津ホテルの温泉の特徴】
◆温泉街では6軒しかない「西の河原源泉」を使用
◆浴感さっぱり
◆湯舟は昔の湯治場風?
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【日帰り入浴】
営業時間:13:00~16:30
料金:1,000円
貸切風呂:1,650円 /人
【草津温泉 草津ホテル 宿泊 その3 お風呂編】
*このレポートは2016年当時のものです。2021年現在、大浴場はリニューアルされています。
草津ホテルの温泉は、6軒しかない「西の河原源泉」を使用しています。
草津ホテルのお風呂は、
- 男性用大浴場(内湯2、露天風呂1)
- 女性用大浴場(内湯1、露天風呂1)
- 家族風呂2(宿泊者専用)
があります。
フロントから左の廊下を奥へ。
突き当りの階段を下りると広いフローリングの湯上りスペース。
冷水、麦茶のサービスあり、湯上り後の囲碁なんてものも置いてあります。
さらに階段を下りると男女別の大浴場と家族風呂があります。
階段を下りて通路手前にあるのが「賽泉の湯」、
中ほどに家族風呂があり、さらに奥が「琥珀の湯」となっています。
「賽泉の湯」はチェックイン後~22:00までは男性用となっています。
「琥珀の湯」は女性用です。
入口には「賽泉湯」とありますが、
「西の河原」はもともと「賽の河原」(さいのかわら)と呼ばれていたそうです。
「賽の河原」は、三途の川で供養のために石を積み上げては鬼に崩されてしまう・・・
という負のイメージからなのか、いつの間には「西の河原」と呼ばれるように。
温泉がわき出る場所を「地獄」と呼ぶのと似ているのかもしれません。
*浴室は許可を得て撮影しています。
【草津ホテル 賽泉の湯】
まずは、「賽泉の湯」から。
入口は二つあり、左がぬる目、右があつめの湯と露天風呂となっています。
ただ、ドアが二箇所あるだけで、2カ所ある脱衣所も往き来できるようになっています。
もともとは、こちらの大浴場が男女別になっていたのでしょうか?
左側の入口から入った脱衣所。
「ぬるめの湯」と書かれたお風呂は何とジャグジー風呂でした!
草津の湯でジャグジー・・・
一瞬戸惑いましたが、循環ではなく源泉かけ流し100%です^^
5~6人サイズで、温度は41度くらい。
お湯は透明で、湯花はまったくありません。
硫化水素臭もほとんど感じませんが、湯口のお湯を舐めると酸っぱーいレモン味です。
草津温泉「西の河原源泉」泉温49.5度 湧出量 測定不能(自然湧出)
泉質:酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)ph2.0
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
隣りの脱衣所に移動すると、ガラス戸の向こうに伊豆石のお風呂がありました。
大正ロマンの宿らしいレトロなデザインです。
こちらは、42度強でやや熱め。
グリーンがかった色をしています。
西の河原露天風呂もバスクリンを入れたようなグリーン色をした日があるので、
石の色ではなく、お湯の色がもともとグリーンなのだと思います。
カクテルみたいで、飲んだら美味しそうな色(笑)
「西の河原源泉」自体、草津温泉のなかではさっぱりした浴感ですが、
草津ホテルのお風呂も、草津~~~というインパクトはなく、意外とさらりとしています。
手がかさつくこともなく、一見、酸性泉だとは分かりにくいですね。
ただ、帰って来てから2~3日は、
薄皮が一枚はがれて指紋がなくなってしまったかのような、
指先にツッパリ感が残っていました。
調子づいて長湯していると危ないかもしれません・・・。
右手に露天風呂の入口があり、通路を経て10m先に浴槽がありました。
こちらの露天風呂は共同浴場のような渋い造り。
床も浴槽も木造りで年季が入っています。
畳2/3くらいの広さ。1~3人しか入れません。
80人以上収容できる宿としてはかなり地味な露天風呂です。
入浴中の目線。
屋根付で3方を竹垣で囲まれていますが、
庭の緑が見えるので、客室露天風呂のような感じで楽しめます。
「賽泉の湯」の方は、歴史を感じさせるお風呂でした。
【草津ホテル 琥珀の湯】
続いて、チェックイン時には女性用だった「琥珀の湯」です。
こちらも同じ「西の河原源泉」を使用しています。
足湯の横に掲示されていた古い分析書には、
源泉名「西の河原 琥珀の池」とあったので、
そこから「琥珀の湯」と名付けられたのかもしれません。
こちらは内湯。
先ほどとは一転して、大型旅館らしい現代風のお風呂です。
15~20人サイズの大きさ。
やっぱり、浴室内はそれほど硫化水素臭はしません。
チェックイン~夕方までは40度くらいとぬるめでしたが、
夕食後はしばらく人が入っていなかったからか、43度くらいになっていました。
石の斜面を伝って流れ落ちる源泉。
せせらぎのように湯舟の縁からオーバーフローしていました。
ドアの外には露天風呂もあります。
こちらはおしゃれな露天風呂ですね。
伊豆石に木枠の浴槽。
湯口。
露天風呂はずっと42度くらいをキープしていました。
内湯よりも湯船が小さいからか、このお風呂が一番鮮度が良かったです。
入浴中の目線。
屋根付で四方に仕切りがありますが、中庭の木々も見えます。
シャンプーは資生堂製。
脱衣所には、カミソリ、ヘアブラシ、シャワーキャップが置いてありました。
シャワー台は両サイドにずらりとあり、
こちらの「琥珀の湯」の方が使い勝手が良ったです。
お湯の鮮度もこちらの方が勝っていました。
この日の宿泊者は10数名と少なかったので、
チェックイン~夕食前くらいしか人と会うこともなかったです。
小学生くらいの宿のお子さんが学校帰りなのか、夕方入っていましたが。
【草津ホテル 家族風呂】
最後に家族風呂です。
家族風呂は宿泊者専用です。
チェックイン後の予約制になっていて、時間が来たらフロントで鍵を受け取ります。
1回45分、無料。
利用したのは「壱の湯」でした。
家族風呂の脱衣所。
浴槽は意外と大き目で、5~6人サイズでした。
お湯の投入は少な目でしたが、42度強ありました。
浴感は特に大浴場と変わりなかったです。
お風呂にサウナはついていませんが、リラクゼーション、マッサージ、エステもあります。
【草津ホテル 温泉の感想】
草津温泉といえば、黄色い湯花というイメージが強いですが、
西の河原源泉は湯花は全くなく、透明でさらりとした浴感です。
ただ、大型ホテルにありがちというか、
加水なし、加温なしのかけ流し100%なのに、熱交換か循環ろ過しているような感じで、
共同浴場のお湯と比べてしまうと鮮度がイマイチでした。
なので、ホテルに来る前に共同浴場に入らない方がいいかもしれません・・・。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★★4.0
清潔感★★★★4.4
【草津ホテル 源泉情報】
◆源泉 H16.8月の分析書
草津温泉「西の河原源泉」泉温49.5度 湧出量 測定不能(自然湧出)*公式サイトでは1,073L/分
泉質:酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)ph2.0
蒸発残留物 1,770mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)-mg/kg 成分総計2,010mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【草津温泉周辺の関連記事】
◆中之条町 応徳温泉 くつろぎの湯(お宿花まめ別館)日帰り入浴
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