【須川高原温泉 自炊部 宿泊 2013年 その1 お部屋編】
栗駒山麓にある「須川高原温泉」には、
2013年9月末に自炊部に2泊(1泊は旅館部の食事付、もう1泊は素泊まり)
2016年5月中旬に旅館部に1泊しております。
こちらでは、自炊部の湯治部屋についてご紹介しております。
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【田舎のおばあちゃん家のような自炊部湯治部屋】
2013年9月末に宿泊した自炊部にある湯治部屋のご紹介です。
自炊部は平日一人泊で税込5,500円。3泊以上すると3,500円と格安になります。
「日本秘湯を守る会」の紹介ページを見ると、
須川高原温泉のお部屋もお風呂も湯治場らしい素朴な雰囲気だと思ったので、
どうせなら湯治の気分を味わいつつ、食事のレポもしようかと、
今回は、湯治部の部屋に2泊し、1泊目は旅館部の食事付けて、
2泊目は素泊まりにしました。
湯治部屋+旅館部の食事でも、秘湯の会のスタンプは押してもらえました。
事前に他のブログで拝見していたので、情報、大変感謝しております(笑)
自炊部へはフロント左側の階段から上がって行きます。
自炊部の廊下。
旅館部と比べると、木造風呂なしアパートのような雰囲気です(^_^)
前回は秋口で虫が多かったですが、今回は虫の死骸も落ちておらず、綺麗でした。
自炊部は地元の農家のお年寄りが農業の合間に連泊していることが多いようです。
2013年に訪問した際には、被災者が多かったですが。
なお、湯治部の方は共同トイレのみです。
洋式和式の混合ですが、ウォシュレットも温熱便座もありませんでした。
ちなみに、価格は、湯治部屋の場合、
素泊まりで1名1泊5,500円、2泊目5,000円、3泊以上3,000円~4,000円
2名以上で1泊4,500円、2泊目4,000円、3泊以上2,000円~3,000円です。
旅館部の食事をつける場合には、朝夕の二食で+3,000円。
1階の食堂で旅館部のお客さんとの食事になります。
湯治部の食事をつける場合には、朝夕各600円(食券スタイル)で、
湯治部専用の食事処(第二食堂)になるようです。
湯治部の食事は、他のお客さんに聞いたところ、
朝も夕方も焼き魚に漬物や卵焼き等のおかず、お味噌汁とごはんで、
どっちが夕食か分からない量だと言っていました。
ご飯とお味噌汁が美味しので、年配者には十分だとも。
電話では素泊まりでとだけ予約をしましたが、
食事は当日チェックインの時にお願いすれば大丈夫でした。
夕食の時間は須川高原温泉も栗駒山荘の食事処も閉まっていて、
他に食事をするには相当遠くまで出かけなければなりませんが、
万が一、食べ損ねた場合には、売店のお菓子か、
赤いきつね、緑のたぬき、マルちゃんのカップラーメンの自動販売機があります(笑)
*2016年にはカップめんの自販機はなくなり、売店での販売になっていました。
結論からすると、湯治部に旅館食で8,500円だったら、
コスパもよくて、何の文句も出ないです(^^♪
さて、玄関に入ると、まず、下足番のおじさんがいることに驚きました。
ほとんどセルフサービスの宿なんだろうと思っていたら、
出かける時も私の顔を見てすぐに靴を持ってきてくれたので、
一般の旅館並の意外な対応でした。
さらに、湯治部屋宿泊でも、荷物を部屋まで運んでくれました。
フロントの従業員さん達は若い方が多くて、しかも親切でした。
何も期待して行かない方が何かと嬉しいことが多いですね(^_^)
ロビーで飼われていたインコのぴーちゃん(勝手に命名)。
硫化水素ガスの探知機替わり?
毎朝いい声で鳴いていました。
*2016年にはいなくなっていました(T_T)
館内見取り図(自炊棟は画像上部右半分の黄土色部分)
湯治部屋は、フロント左側の階段を上がり、「須川荘」と書いてある方です。
左の「霊泉の湯」というのが45度もある熱い内湯(中浴場)です。
廊下を曲がると、木造アパートの廊下の様な雰囲気。
部屋に電話はないので、用事がある場合には管理室の横の電話でお願いしますとのことでした。
部屋のドアを開けると、半畳間の靴置場に、6畳間の和室、奥の窓際が台所です。
逆から撮影。
お湯の入ったポットとお茶セット、灰皿が置いてありました。
テレビもありますが、普段から見ませんので、
NHK以外はどのチャンネルが移るのかチェックしていません。
携帯はドコモでですが、圏外、他社も同様、wifiは当然無理でした。
布団はせんべい布団です。
ここと、不忘閣と3日連続せんべい布団だったので、
この時ばかりは家から羽根布団を持ってくれば良かったとちょっと後悔しました(^_^;)
マイ抱き枕は持ってきたんですが^^
鉄筋コンクリート建てだからなのか、早めに寝ましたが周囲の部屋の音は聞こえませんでした。
1126mの高地なので外は朝晩冷え込みますが、部屋の中は薄手の長そででも十分でした。
10月に入った紅葉のシーズンでも、部屋の中はフリースでも大丈夫だと思います。
外に行く場合には、軽めのダウンジャケットがあった方がいいかもしれません。
余談ですが、ずっと須川温泉のにごり湯と巨大露天風呂に憧れていて、
今回、改めて予約しようとサイトを見ると、
この宿の標高は「1126m」で「イイ風呂雲上の宿」とありました。
ちなみに、秘湯っ子は「イイ風呂の日」が誕生日ですので、何か運命を感じてしまいました(*^_^*)
枕、シーツに浴衣はあります。タオルはないので要持参です。
暖房器具も一応ありますね。
台所には食器と鍋の入った戸棚(フライパンはないそうです)
窓際にはハンガー。
キッチンにはシンクとガスコンロ1台、手前に1人用の空の冷蔵庫。
部屋に案内されたときに、「すみません、引き出しが閉まらなくて」と言われましたが、
2泊で自炊はしないので、全然OKです^^
自炊部にある中浴場の奥には洗濯機と乾燥機もあります(無料)。
自炊部の部屋は、田舎のおばあちゃん家のような、
どこか他所の家に来たような生活感のある部屋でしたが、想定の範囲内でした。
ただ、廊下には大小の蛾が、部屋の中にはカマドウマがいましたので(笑)、
虫が苦手な方はご注意を。
「ちょっとごめんね、あっちいっててね。」というと、台所の方に行ってくれました!(^^)!
*2016年5月には虫もおらず季節にもよると思います
お風呂で被災地出身の方とお話をしましたが、
仮設住宅にずっといると気が滅入るので、よく湯治場巡りをしているそうです。
ここの湯治部と食事の話になった時に、
「長く泊まりたかったら、湯治部屋は湯川温泉の高繁旅館がいいよ。」
と教えてもらいました。参考湯川温泉「高繁旅館」(るるぶ)
お部屋も普通の旅館と同じくらいに清潔で広くて、自炊用に買い物をするにも便利だそうで、
遠方から来て1か月以上宿泊している人も多いそうです。
温泉でのおしゃべりで地元の情報を教えてもらえるとは。
今回は、お風呂でお話することが多かったので、楽しい旅でした。
翌々朝の窓からの景色。
部屋にはベランダがなかったのでどこから出るのか分かりませんが、
目の前に石でできたテーブルとイスがありました。
旅館棟の方は鳥海山が見えたり、雲海が見える部屋もあるそうです。
【須川高原温泉 湯治部屋の評価】
外から見ると巨大な公共施設のような建物ですが、
自炊棟に入ると一転して東北らしい「ザ・湯治宿」の雰囲気に変わります。
少々所帯じみた質素な部屋ですが、冷蔵庫もガス台もあり、
旅館部よりかえって便利なのではないかと思ってしまうほどでした。
須川高原温泉はお風呂が3か所あり、
強いお湯なので1日で全て回りきるのはなかなか大変なのですが、
安い湯治部屋に宿泊してゴロゴロしながら湯巡りするくらいがちょうどいいのかなと思いました。
部屋の広さ★★★3.5
設備★★★3.8
快適さ★★★★4.0
清潔感★★★3.8
鄙び度★★★★4.7
接客サービス★★★★4.5
須川高原温泉 旅館部 宿泊レポ →その1 お部屋編 →その2 お食事編
須川高原温泉 自炊部 宿泊レポ →その2 お食事編 →その3お風呂編
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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