岐阜県下呂市の御嶽山麓にある濁河温泉「旅館御岳」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2016/1/7 | 訪問日 | 2015/12月下旬 |
【濁河温泉 旅館 御岳】基本情報
にごりごおんせん りょかん おんたけ
住所:〒509-3111 岐阜県下呂市小坂町落合唐谷2376-1
TEL:0576-62-2124
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付7,000円~27,000円 お一人様〇 素泊まり× 湯治対応× 自炊×
口コミ総合評価:楽天トラベル4.44点、じゃらん4.4点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆茶褐色のにごり湯が好き
◆設備の整った大型ホテルが好き
◆混浴ファン
◆チャオ御岳スノーリゾートの宿に
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【日帰り入浴】
営業時間:13:00~16:00
料金:大人1,000円 小人500円
バスタオルレンタル300円 タオル販売200円
定休日:不定休 要問合せ
アクセス
◆車
関東方面から:中央道「伊那IC」~国道361号線、木曽福島、チャオ御岳スノーリゾート経由
関西方面から:中央道「中津川IC」 ~ 国道19号線 ~ 国道361号線経由
北陸方面から:東海北陸道~中部縦貫道「高山IIC」より 国道361号線 (美女街道) ~ 県道463号線・435号線 (チャオ御岳スノーリゾート) 経由
*冬期は「チャオ御岳スノーリゾート」よりスタッドレス×4WD必須です。
*カーナビによっては下呂温泉経由の遠回りのルートが表示されてしまう場合がありますのでご注意ください。
ドラぷら
◆電車
JR名古屋・富山駅駅発・特急ワイドビューひだで「高山駅」又は「下呂温泉駅」下車、宿泊者専用送迎バスあり。
JR長野駅発・特急ワイドビューしなので「木曽福島駅」下車、おんたけ交通バスで90分、「濁河温泉」下車。
Yahoo!路線情報・おんたけ交通バス時刻表
◆高速バス
新宿駅⇔木曽福島の直通バスあり
名古屋駅⇔下呂温泉の直通バスあり
楽天トラベル高速バス予約
地図
【濁河温泉 旅館 御岳 日帰り入浴】
「濁河温泉」(にごりごおんせん)は、霊峰御嶽山の岐阜県側、
標高1,800mにある温泉です。
「旅館御岳」(りょかんおんたけ)は温泉街で一番大きなホテルで、
近くにある「チャオ御岳スノーリゾート」のお客さんで賑わっています。
元・日本秘湯を守る会会員、日本温泉遺産を守る会・源泉かけ流し認定の宿です。
御嶽山は2014年9月末に噴火しましたが、
当時から濁河温泉は被害もなく営業していました。
濁河温泉は首都圏からだと電車でも車でも5時間くらいかかるので遠いですね~
「旅館御岳」は以前予約したことがあるのですが、
急用ができてキャンセルしてしまい、3年ぶりの訪問です。
関東・北信方面からは、中央道「伊那IC」~木曽福島~開田高原
~チャオ御岳スノーリゾート経由が最も近道です。
ただ、冬季は閉鎖される道路もあるせいか、
カーナビによっては下呂温泉街経由で
1時間近く遠回りするルートが表示されてしまう場合があるのでご注意ください。
購入後1年以内のカーナビでもそのように表示されました。
なので、「チャオ御岳」で入力し、そこから道なりに行くことにしました。
開田高原までは雪もなく快適な道路でしたが、
チャオ御岳スノーリゾートの手前5キロくらいになると、
除雪してあるとはいえ、道路にも雪が積もっており、その下はアイスバーンになっていました。
4WD×スタッドレスタイヤであれば大丈夫ですが、
FF、FR×スタッドレスではチェーンがないとかなり危ないと思います。
30キロでノロノロ運転していましたが、数回ドリフトしてかなり焦りました。
後ろから来る「旅館御岳」の送迎車はさらに慎重に運転していました。
帰りはひっくり返っている車がいて、JAFを呼んでいました(゜o゜)
チャオ御岳を通り過ぎると、冬季は夜間通行止(17:30~8:00)のゲートがあり、
スタッドレスタイヤかどうかチェックされます。
スキー場から温泉街まで8キロほど、雪道で走ると20分弱くらいです。
ここから先は除雪してあるとはいえ、上り・下り・カーブのある細い山道が続きます。
「旅館御岳」に到着。
思っていたよりかなり立派な旅館、というか、ホテルです。
今日はクリスマスでした(^^♪
館内に入ると広々としたロビー。奥がフロント。
宿泊すると浴衣が選べるようです。
ラウンジとお土産コーナー。
さて、お風呂の説明を受け、
混浴露天風呂は女性の場合、バスタオル巻き推奨ということで、
バスタオルをレンタルして向かいました。
「旅館御岳」のお風呂は、
- 館内 男性用大浴場 内湯1 露天風呂1
- 館内 女性用大浴場 内湯1 露天風呂1
- 外湯 渓流露天風呂(混浴)1
があります。
浴場配置図
中ほどの緑色の部分が館内の大浴場、細い階段を下りて行ったところが混浴露天風呂です。
【濁河温泉 旅館御岳 渓流露天風呂(混浴)】
今日は降雪で人も少なそうだったので、まずは渓流露天風呂から。
長い廊下を経て男女別大浴場の奥に館外に出るドアがあります。
長靴に履き替えて、160段あるという長い階段を下りて行きます。
「甲子温泉 大黒屋」を思い出す~
もう終わりかと思ったらさらに渓流の断崖に建つ細い階段が。
足場がぐらぐら揺れるので、高所恐怖症だとちょっと怖いかも。
渓流の対岸には巨大なつららが。滝が凍っているようです。
この日はマイナス5度でしたが、真冬はマイナス20度になることもまれではないのだとか。
足元が凍らないように温泉水が流れていました。
下の方に湯小屋が見えてきました。
ドアには男・女と書いてあるので、脱衣所は別のようです。
でも、階段からは湯船が丸見えですね^^
最後の下りの階段。
凍結しないように階段全体にお湯が流れており、足元が滑りやすいです。
階段を下りると金精大明神の祠。
男女別の脱衣所内。棚には籠と笠が置いてあります。
露天風呂には洗い場はありません。
ドアを開けると、すぐ目の前が露天風呂です。
入れ違いで先客さんが出て行ったので、貸切でした(^^♪
もう日帰りで人が来る時間でもないので、バスタオルなしで入浴(^o^)
(濡れると凍る&持ち帰るのが面倒なので)
「渓流露天風呂」
市営源泉の混合泉(市営G泉、濁河温泉、市営源泉の混合泉)泉温54度 湧出量759L/分
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)ph6.5
縦に長い楕円形のお風呂で、15人サイズくらいの大きさです。
奥から見るとこうなってます。
透明度は50センチ以上あります。
少しだけ濁りのある茶褐色で、湯船の温度は41度ほど。
真冬の露天風呂にしてはぬる目ですが、すぐに温まるお湯なので寒くは感じませんでした。
湯口のお湯は50度弱くらい。
湯口の方が金気臭は強め。
湯口の周りは硫酸塩泉らしいブツブツの析出物。
「濁河」というくらいだから、
もっと強烈な金気臭のする透明度のない茶褐色のお湯を想像していましたが、
意外と浴感はさっぱりしています。
でも、ポカポカ感はいいですね♪
帰りの階段の登りがきつく、マイナス5度なのに汗が出てきました。
それでお客さんが少なかったのかな。
【濁河温泉 旅館御岳 常生用大浴場】
続いて館内の大浴場へ。
フロントから来ると手前が女湯、奥が男湯でした。
宿泊中も男女入替えはないようです。
20畳ほどある広々とした脱衣所。ドライヤー、ヘアブラシも置いてありました。
こちらは内湯。
奥飛観光1号線・小坂町営G泉混合泉 泉温48.4度 湧出量220L/分
*小坂町営G泉(供給60L/分)・奥飛観光1号線(湧出160L/分)・御岳開発1号線(88L/分)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)Ph6.4
縁が木造理の浴槽で、15人~20人サイズの大きさ。
内湯とはいえ、ガラス窓の外には渓流と山の景色が見えます。
浴槽の木目が見えなくなるくらい茶色く変色していますが、
お湯自体はほとんど透明の黄土色でした。
シャワー台
ドアを開けると石組の露天風呂がありました。15~20人サイズくらいの大きさです。
内湯と比べると、笹濁りのお湯で、金気臭と炭酸の甘味も強く感じられました。
混浴露天風呂と源泉が異なり、こちらの方が少しだけ成分も濃いようです。
横から見るとこうなっています。
右下はすぐ崖で眼下に渓流が見えます。
湯上り後には冷水(温泉の飲泉所ではなかった^^)
売店でアイスも売っています。
【濁河温泉 旅館御岳 温泉の感想】
初の濁河温泉でしたが、思っていたより浴感はあっさりさっぱり、
でも塩分と鉄分のせいか、ポカポカ持続感があって、冬場によい温泉だと思いました。
旅館御岳は大型ホテルですが、湯遣いも良く、お風呂の風情もあるので、
温泉と快適さを兼ね備えた宿としては合格点なのではないでしょうか。
スキーシーズン等は子供が多いと賑やかそうですが、
接客も丁寧で、印象は良かったです。
泉質干し★★★4.1
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.2
接客サービス★★★★4.4
【濁河温泉 旅館御岳 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯・露天風呂各1 混浴露天風呂1
◆源泉
@男女別大浴場 H24.12月の分析書
奥飛観光1号線・小坂町営G泉混合泉 泉温48.4度 湧出量220L/分
*小坂町営G泉(供給60L/分)・奥飛観光1号線(湧出160L/分)・御岳開発1号線(88L/分)
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)Ph6.4
蒸発残留物1,981mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,743mg/kg 成分総計3,208mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
@混浴露天風呂 H27.4月の分析書
市営源泉の混合泉(市営G泉、濁河温泉、市営源泉の混合泉)泉温54度 湧出量759L/分
泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)ph6.5
蒸発残留物1,878mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,369mg/kg 成分総計2,755mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
濁河温泉 旅館御岳 宿泊予約サイト |
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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