福島県猪苗代町にある横向温泉「森の旅亭 マウント磐梯」の入浴レポートです。
| 最終更新日 | 2015/9/27 | 訪問日 | 2015/5月下旬 |
【横向温泉 森の旅亭マウント磐梯】基本情報
よこむきおんせん もりのりょてい まうんとばんだい
住所：〒969-2751 福島県耶麻郡猪苗代町若宮中ノ湯甲２９７５
TEL:0242-64-3911
公式サイト
⇒「マウント磐梯」へのアクセス詳細＆宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
１泊２食付9,729円～16,100円 お一人様〇 素泊まり× 湯治対応〇 自炊×
1泊朝食付き8,840円～12,040円
1泊2食付湯治プラン（2名以上）8,640円 3食付2泊で19,440円
口コミ総合評価：Google 3.8点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆露天風呂からの眺めの良い宿が良い
◆かけ流し100%にこだわる
◆箕輪スキー場の基地に
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【日帰り入浴】
営業時間：10：30～16：00
料金：650円 （26日は350円）
貸切風呂(1時間2160円)、貸切露天風呂(1時間3150円)
個室休憩付日帰りプラン 1,600円/人（入浴料込・食品・飲料持込可）
昼食2160円～5400円（事前予約）
【横向温泉 上の湯 森の旅亭 マウント磐梯 日帰り入浴】
横向温泉（よこむきおんせん）は、福島市内から車で40分ほど、
箕輪スキー場のすぐ近くにある3軒だけの温泉地です。
「上の湯」は大型旅館の「マウント磐梯」
「中の湯」は日帰りと自炊専門宿の「中の湯旅館」
「下の湯」は1日2組限定の「滝川屋旅館」です。
他の2軒は鄙びた秘湯情緒あふれる宿ですが、
マウント磐梯は一昔前の大型リゾートホテルで、
宿のタイプは正反対です。
国道115号線（土湯バイパス）沿いにある鉄筋コンクリート7階建ての大型ホテル。
向かいは「横向温泉スキー場」なのですが、
震災以降営業休止中で再開の見込みは立っていません。
すぐ近くに「箕輪スキー場」があり、
あちらにはプルミエール箕輪という大型ホテルがあるので、
横向温泉の周りは紅葉の時期でもない限り、ひっそりとしています。
エントランスの横には足湯。
閑散期だからか、お湯は張られていませんでした。
隣りには源泉かな？と思ったら、湧水のようです。
ドバドバのかけ流し(^_^)
玄関すぐ左にフロント。
広いロビーに売店。
一昔前の観光ホテルといった雰囲気。
大浴場は右手のエレベーターから地下へ。
お風呂は男女別の大浴場（内湯・露天）と貸切風呂２つ（内湯・露天で別料金）があります。
閑散期の平日だったためか、男湯大浴場は清掃中ということで、男性は貸切風呂に案内されました。
地下1階にある大浴場入口。
【マウント磐梯 女性用大浴場】
大浴場は宿泊すると男女入替えとなります。
この日は女性用が「子宝の湯（内湯）・梵天の湯（露天熱め）・天恵の湯（露天）」でした。
もう一つの大浴場は内湯１・露天１となっています。
入口
脱衣所
入口にはロッカー。洗面台。
内湯はベージュのタイル張りで15畳くらいの広さ。
窓際に8～10人サイズの長方形の浴槽があります。
浴室に入ると金気臭と土類の香りがしました。
浴槽の中は白いタイル張り。
お湯はうっすらとシジミ汁のように濁っており、
タイルは成分で茶色く染まっています。
奥の角にあるバレーボール大の湯口から源泉が注がれています。
ほんのり金属と炭酸のような甘みのあるお湯です。
でも、３つあるお風呂のうちでは一番個性が薄かったです。
源泉は、安達太良連峰の「高峰鉄山」（標高1,709m）の湯脈から湧き出るお湯ということです。
マウント磐梯は元・日本源泉湯宿を守る会の宿で、
この手の大型ホテルには珍しく、全浴槽かけ流し100%を誇っています。
内湯の奥にはドアがあり、外には露天風呂が2つあります。
石段を数段降りると一つ目は「梵天の湯」。
石組み、屋根付の露天風呂で、4～6人サイズの大きさ。
湯口
かなり熱くて、43度強ありました。
シジミ汁のように濁りが強めで、金気臭もこの露天風呂の方が強かったです。
同じ源泉のはずですが、一番個性的なお湯でした。
石段を下りて奥に進むと「天恵の湯」があります。
5～8人サイズの大きさ。温度は42度弱で快適でした。
さきほどの「梵天の湯」に比べると、濁りは少な目。
金気臭のするお湯は初めは無色透明で時間が経つと赤色になるが一般的ですが、
なぜでしょうね＾＾
こちらも石組の屋根付ですが、すぐ下が溪谷なので眺めが良いです。
新緑・紅葉の時期もとてもいいですが、
お水が綺麗なので、6月は野生のホタルも飛んでくるそうです。
入浴中の眺め。
景色も湯加減も良く、この「天恵の湯」が一番気に入りました。
親族が経営する「横向温泉 中の湯旅館」では、
一部、マウント磐梯の源泉が使われているらしく、
中の湯旅館に続いてマウント磐梯に立ち寄ってみると、
確かにお湯は似ていました。
男性用大浴場「天授の湯」は掃除中でした。
【マウント磐梯 貸切風呂 八幡太郎隠し湯其ノ一】
男性用大浴場の代わりに通された貸切風呂です。
貸切風呂は内湯と露天風呂の２つがあり、
それぞれ2,000円・3,000円（税別）で貸切利用できます。
一般の入浴料は650円なので貸切利用できるのはお得なはずですが、
本当は大きいお風呂に入りたかったらしです(^_^;)
貸切風呂入口と脱衣所内。
浴室は8畳くらいの広さ。隅にシャワーブースがあり、浴槽は2～4人サイズです。
窓からは溪谷の景色が見えます。
お風呂の底は出入り口の部分が板張りになっています。
シジミ汁のような濁りはなく、ほぼ透明です。
大浴場よりも鮮度はいいのかもしれません。
温度は43度とやや熱め。
入浴した秘湯っ子オヤジに寄ると、温まりが半端ない良いお湯だと言っていました。
下の湯、中の湯とぬる湯が続いたので、余計にそう感じたのかもしれません。
この貸切風呂には大浴場のものよりも14年ほど古い分析書が掲示してありました。
新しい分析書と比べると、現在では温度が下がり、成分も減っているようです。
震災の影響があったのかもしれませんね。
マウント磐梯の源泉「神の湯」のうんちく。
大浴場前の湯上りスペース。
立派な甲冑が飾ってありました。
日帰りでは個室利用で飲食品持込自由で1,600円/人というプランもあります。
グループで温泉飲み会をするのには便利かもしれません。
【マウント磐梯 温泉の感想】
大型ホテルで、下の湯、中の湯とは正反対のタイプの宿ですが、
湯遣いは良く、特に露天風呂からの眺めは良かったです。
スキー場も閉鎖中で館内も寂れてしまっている分、
空いているので日帰り客にとっては良い温泉かもしれません。
接客はとても丁寧でした。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★★4.1
清潔感★★★★4.2
接客サービス★★★★4.3
【マウント磐梯 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場（内湯１ 露天風呂１＋２ ＊男女入替制） 貸切内湯１ 貸切露天１
◆源泉 H20.8月の分析書
横向温泉「神の湯」泉温44.9度 湧出量-L/分
泉質：単純温泉（低張性中性高温泉）ph6.4
蒸発残留物392mg/kg 溶存物質548.8mg/kg 成分総計583.1mg/kg
態様：源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
参考：H6.11月の分析書（貸切風呂に掲示されていたもの）
横向温泉「神の湯」泉温48.8度 湧出量406L/分
泉質：単純温泉（低張性中性高温泉）ph6.9
蒸発残留物405.1mg/kg 溶存物質646mg/kg 成分総計709.5mg/kg
＊ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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