群馬県前橋市の赤城山麓にある「滝沢温泉 滝沢館」の入浴レポートです。
【赤城温泉郷 滝沢温泉 滝沢館】温泉情報
あかぎおんせんきょう たきざわおんせん たきざわかん
◆お風呂
男女別内湯各1 露天風呂各1
*男女入替えなし 宿泊中は24時間利用可能(清掃時間を除く)
【日帰り入浴】
営業時間:10:30~15:00
料金:630円
定休日:不定休(繁忙期休 要確認)
昼食対応可能(要予約)
滝沢館の口コミ評価:Google 4.0点/5.0点
【滝沢館の温泉の特徴】
◆金気臭のする緑色のにごり湯
◆24.5度の冷鉱泉の源泉つぼ湯がある
◆源泉つぼ湯はシュワシュワ泡付あり
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【赤城温泉郷 滝沢温泉 滝沢館 宿泊3 お風呂編】
滝沢温泉は赤城温泉郷の温泉街の中ほどにある渓流沿いの一軒宿です。
この一帯の温泉は鉄分の多い炭酸の冷鉱泉で、
源泉は無色透明、加温すると黄色~緑色に白濁し、
時間が立つと緑色の透き通ったお湯になるという特徴があります。
滝沢館の場合は冷鉱泉の源泉つぼ湯で泡付のお湯が楽しめるので、
泉質マニアにも人気です。
【滝沢館 露天風呂】
滝沢館には男女別の内湯と露天風呂がありますが、
内湯は湧水を沸かした真湯なので、まずは源泉を使用している露天風呂へ直行しました。
露天風呂は帳場を抜けた休憩スペース(いろりの間)の左奥に入口があります。
こちらからスリッパをはきかえて外へ。
外に出ると湯上りスペースがあり、
階段を10段ほど降りたところに脱衣所の入口があります。
脱衣所の入口。左が男湯、右が女湯、入替はありません。
冬期は22:30~翌朝6:00まで露天風呂には保温シートがかけられていますが、
入浴するスペースだけ外して入るのは問題ないようです。
脱衣所のドアを開けると右奥にトイレ、手前にカギ付のロッカー(無料)があります。
念のため、貴重品はフロントに預けるように注意書きがありました。
脱衣所内は棚と籠、洗面台があります。
壁も床も板張りで綺麗に掃除されています。
奥のドアが露天風呂の入口。
ドアを開けると左隅にシャワーが2台。シャンプー類も置いてあります。
そして目の前に広がるグリーンの露天風呂。
6~8人サイズほどの大きさです。温度は41度で4月初めごろにはちょうど良い熱さでした。
湯口
こちらの露天風呂は加温循環+かけ流しの併用となっています。
塩素臭は全くしません。
渓流側の隅にきっちりオーバーフローしていました。
奥にある一人サイズの小さな壺湯は24.5度の冷鉱泉の源泉浴槽です。
源泉は石の中から竹筒を伝い、
壺湯へと注がれています。
誰も入浴しなければ、壺湯の中の源泉は使われないまま渓流に垂れ流し状態。
冷鉱泉というと、毎分一桁L台の湧出量ということもありますが、
ここは60Lなので、意外と湧出量は多いです。
壺湯に入ると一気にお湯が溢れだします。
サウナにある水風呂よりは温いので、気温10度以上であれば入れる温度です。
源泉は無色透明ですが、壺湯の内側を触ると手が茶色くなります。
源泉浴槽の中の湯花は砂鉄のような金属片です。
内湯ではほんのりだった金気臭が、
こちらではモロに金気臭、続いて炭酸の刺激と甘みが続きます。
そして1分もしないうちに腕がアワアワになりました。
出た後はお湯がかなり減っていました。でも5分くらいでまた満杯になります。
露天風呂からの景色。
目の前は渓流と山です。入浴中は川の景色は見えずせせらぎだけ聞こえます。
まだ新緑前なので少し殺風景ですが、その代り虫もいません。
初夏から秋にかけて、アブが多いので露天風呂は蚊帳で覆われます。
塀の向こうは男湯。山桜が咲いていました。
男湯の方はチェックしていませんが、露天風呂と壺湯があるのは同じだと思います。
脱衣所に戻ります。
脱衣所の洗面台には石鹸、化粧水、乳液。
ドライヤーとヘアブラシが置いてあります。
冬はヒーターがついているので、電気ブレーカーが落ちないよう、
ドライヤーを使う場合にはヒーターの電源を切るように書いてあります。
*部屋にはドライヤーはなく、貸出対応だそうです。
脱衣棚の上には日よけ、雨よけの笠があります。
【滝沢館 男女別内湯】
内湯は帳場を抜けた突き当りを右です。
「湯」のマークが目印。
男女別の入口。こちらも入替はありません。
脱衣所。構造は露天風呂とほぼ同じです。
6畳ほどの広さの浴室の隅に2~4人サイズの正方形の浴槽があります。
湧水(井戸水)の沸かし湯ということで、浴室内も特に温泉らしき香り増しません。
塩素臭もしません。
湯口
温度は42度弱でした。
洗い場左側にはカラン
右側にはシャワー2台
シャンプー類は資生堂製と
日本秘湯を守る会織児奈r「秘湯くまざさ」セット。
露天風呂にもシャンプーはありますが、季節によっては寒いので、
夜または朝はこちらで体を洗うことになると思います。
【滝沢温泉 滝沢館 露天風呂の動画 2022】
【滝沢温泉 滝沢館 温泉の感想】
内湯は湧水の沸かし湯、露天風呂は加温循環ろ過ということで、
全く期待していなかったのですが、
加温の露天風呂もそこそこ金気臭があり、お風呂の風情も良く、予想を裏切られました。
家族が露天風呂がとてもお気に入りと言っていたのも納得です。
さらに、源泉の壺湯は癖になります。
炭酸で毛穴が開き、お湯が体に染み渡る感じで、
出た後にポカポカして、温泉に入った!という気分になりました。
赤城温泉の宿は他にいくつか廻りましたが、
お風呂の風情と清潔感、源泉壺湯を楽しめる点では滝沢館がとても良かったです。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★★4.5
清潔感★★★★4.3
*露天風呂のみの評価
【滝沢温泉 滝沢館 源泉情報】
◆源泉 H30.11月の分析書
自家源泉「滝沢温泉 滝沢の湯」 泉温23.8度、湧出量52.3L/分
泉質:カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)pH6.1
蒸発残留物1,030mg/kg 溶存物質1,450mg/kg 成分総計2,200mg/kg
態様:内湯は真水・加温、塩素消毒あり、露天は加温・循環併用、壺湯のみ100%源泉掛け流し
適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど、慢性皮膚病
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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