長崎県雲仙市にあるクラシックホテル「雲仙観光ホテル」の入浴&ランチレポートです。
最終更新日 | 2015/3/31 | 訪問日 | 2014/12月下旬 |
【雲仙温泉 雲仙観光ホテル】基本情報
うんぜんおんせん うんぜんかんこうほてる
住所:〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320
TEL:0957-73-3263
公式サイト
「九州ふっこう割」対象施設です
【宿泊料金】
1泊2食付 16,000円~50,000円 お一人様〇 素泊まり× 湯治対応× 自炊×
1泊朝食付 7,000円~
【こんな人におススメ】
◆クラシックなホテルが好き
◆食事も温泉も優雅に楽しみたい
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【日帰り入浴】
営業時間:11:00~17:00
料金:1,080円
*日帰り入浴は食事をした方に限ります
【ランチ】
営業時間:12:00~14:00L.O.
予算:単品1,580円~1,800円 コースメニュー 3,500円・3,700円(いずれも税別)
*コースメニューは季節により異なります
アクセス
◆車
福岡・佐賀方面から:九州道「諫早IC」下車、国道57号沿いに1時間。
長崎から:国道34号・251号経由1時間30分
宮崎・鹿児島・熊本方面から:九州道「熊本IC」下車、熊本港からフェリーで30分、「島原港」下船、国道57号で30分
*積雪時はチェーン規制となる場合があります
ドラぷら
◆電車+バス
JR九州新幹線「博多駅」から特急で1時間30分「諫早駅」下車、3番バス乗り場から雲仙行、又は無料シャトルバス(要予約)
長崎市内・ハウステンボスから:JR快速シーサイドライナーで諫早駅」下車、3番バス乗り場から雲仙行、又は無料シャトルバス(要予約)
Yahoo!路線情報
◆飛行機
長崎空港から諫早駅経由の無料シャトルバスあり(要予約)
長崎空港から3番バス乗り場で「諫早バスターミナル」下車、乗換、3番バス乗り場から「雲仙観光ホテル」下車。
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約・簡単予約&決済 バスぷらざ
地図
【雲仙温泉 雲仙観光ホテル 日帰り入浴&ランチ】
今回は雲仙温泉に行くと決めてから、雲仙観光ホテルに宿泊するべきか非常に悩みました。
ハイクラスの宿だと、他に宮崎旅館、東園、旅亭半水盧あたりの評判がいいのですが、
温泉重視で行くとそうとは限らず。
それと、到着日がクリスマスイブだったのですが、
ここはいかにもカップルが多そうなので、
一人でフレンチディナーを食べるのもなんだかなぁ。
そんなわけで、ランチ+日帰り入浴でお邪魔することにしました。
雲仙観光ホテルは日帰りの場合、
温泉だけの利用はできず、食事をした時にのみ可能となります。
といっても、フルコースだけでなく、
1,600円くらいからアラカルトのお手頃メニューがあります。
雲仙観光ホテルの入口
ヨーロッパの貴族のお屋敷かと思うような石畳と洋館。
ホテルの外観
創業は1935年。
雲仙が日本初の国立公園に指定され、外国人観光客向けのホテルを建築することになり、
竹中工務店が施行した第1号のホテルという由緒ある建物なんですね。
箱根の富士屋ホテル、上高地帝国ホテル、日光の金谷ホテルに並ぶ老舗のクラシックホテルです。
「駐車場はココです」なんて無粋な案内はなく、
ここに停めていいのかなぁと思っていると、すぐに従業員の方が飛んできました。
雲仙観光ホテルのエントランス
今日はクリスマスイブです。
ロビーのツリーの下にはプレゼントボックスが置いてあります。
館内も重厚な造りです。
レストランは一番奥です。
ランチと日帰り入浴いたいと告げると、
ではお先にお食事をどうぞということで、レストランに案内されました。
レストランも天井が高くてとても雰囲気が良いです。
外国旅行をしないとこういうホテルにはほとんど来る機会がないのですが、
たまにはこういうところにも来ないとね^^
一応、それなりの服を用意していたのですが、
着替えるタイミングがなく、めちゃくちゃカジュアルな格好で行ってしまいました。
他のお客さんは思いっきりおしゃれをして来ていたので焦りましたが、
丁寧に接客してもらってホッとしました。
格式ばった慇懃な感じはなかったです。
【雲仙観光ホテルのランチメニュー】
アラカルトメニューは「グリル食堂復刻メニュー」と書いてあり、
創業当時からの人気メニューのようです。
1,600円~1,800円くらいなので、観光地価格としてはそれほど高くもないです。
こちらは、2,400円のカジュアルなコース。
一押しなのは、3,700円のフルコースです。
せっかっくなので、こちらのコースを注文しました。
*コースメニューは季節により内容・料金が異なります。
→ランチコースの詳細は公式サイトへ
【雲仙観光ホテルのランチ ムニュ・ド・セゾンのコース】
1品目 アミューズ:冬野菜のバーニャカウダ
自分の好みのオーソドックスなタイプでした。
2品目 前菜
柚子風味の大根と鮮魚のマリネ ミルフィーユ仕立て
シトラスフルーツと紫蘇のビネグレット
柑橘系ベースの酸味の効いたドレッシングにスモークサーモン、
中央は大根のスライスを重ねてあり、その上にボイルした海老が乗っています。
大根が厚切りだったので、ちょっと食べにくかったですが、
家でこういうサラダを作ってみたいなと思いました。
パンはバジルなどのハーブを練り込んでありました。
オリーブオイルが濃厚でとても美味しかったです。
3品目 魚料理
本日の地魚のスチームと黒米のリゾットケーキ
レモングラスのブイヨン添え
白身のお魚を蒸し焼きし、白髪ねぎともみじおろしが乗っています。
その下はおはぎのように丸めた黒米の団子、下の野菜はたけのこで、
和食の煮物のような創作料理でした。
レモングラスの酸味のアクセントがポン酢の代役を果たしている感じです。
4品目 メイン
諫美豚の低温ローストと季節の彩り野菜
ゴルゴンゾーラとバルサミコのソースマリアージュ
豚肉は骨なしのスペアリブのような歯ごたえです。
野趣あふれる味で、バルサミコ&濃厚なゴルゴンゾーラソースに負けてません。
これも家で真似してみようかなと。
5品目 デザート
パティシエより 本日の特選デザートプレート
イチゴのロールケーキにモンブラン、チョコレートアイスとフルーツ、
チョコとサンタ、ゴールドの柊の飾りが乗っていて、クリスマス仕様でした。
サンタも食べてしまいました(^^♪
【雲仙観光ホテルの温泉は教会のドームのようでした】
続いて温泉です。
食後、フロントで入浴したい旨告げて代金を支払います。
本当は食後30分は入浴するのは良くないですけどね^^
奥のレストランからロビーを抜けて温泉に行きます。
この雰囲気で「温泉」という単語も似合わないですけど。
廊下
「硫黄泉浴室」と書いてあり、なかなかレトロな表現で良いです。
途中、図書室があったり
ビリヤード室があったり
トイレもカッコいい。
浴室入口「紳士用」の字と扉、壁紙の雰囲気がレトロで良いです。
こちらは「婦人用」
浴室入口の向かいには窓際にソファーがあり、
マッサージチェアかと思ったら、
ヒーリングミュージックを骨伝導で体感できるチェアでした。
角には湯上り後の冷水。
南蛮人のイラストが入ったレトロな家具で、長崎らしい雰囲気です。
ドアを開けると貴重品ボックス。コインは不要です。
フェイスタオルが積み重ねてありました。
バスタオルのレンタルはなく、こちらを自由にお使いくださいとのことでした。
奥は洗面台
化粧水
ヘアブラシ、シャワーキャップ
コットン、綿棒、ヘアゴム
必要な物は一通りそろっています。
ドライヤーもプロ仕様のようなタイプ
ロッカーはコイン不要のタイプ
早速、お風呂へGO♪
うわぁ~イイねぇ~と思わず声が出ます。
左のゴミ箱が置いてあるところが入口です。
天井が貝殻のようなドーム型のデザインになっていて、
全体的にアールデコ調にシックにまとめられています。
浴槽は大理石
湯口は蕎麦挽き風。
ちょっと待って。雲仙は乳白色の硫黄泉では?
と思うかもしれませんが、ここはほぼ無色透明です。
硫黄の香りもあまりせず、どちらかというと金気臭の方が目立っています。
源泉はお糸地獄を利用しており、
泉質は酸性-含鉄-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉(ph1.9)です。
雲仙の宿系のお風呂では他に同じようなお湯はなかったです(有名ホテルがやや近かったかな)。
お風呂が傷むので、硫黄成分を濾過しているとかそういう表示もなかったです。
同じ源泉でも宿によって全く違うお湯になるというのも面白いです。
こちらは4~5人サイズの露天風呂。
うっすら黄土色をしていますが、全く白濁はしておらず、
同じように金気臭が目立っています。
いずれも泉温は41度ちょっとで快適な温度でした。
ph1.9とかなりの酸性なので、舐めるとレモン×金属の味がしました。
でも、浴感はそこまで酸性を意識させるほどでもなかったです。
入口にあるかけ湯
石に付着している成分も硫黄半分、硫酸塩泉半分といった感じです。
シャワーは仕切りのあるタイプ。
シャンプー類は写真がぼやけていてブランド名が分かりませんが、
オーガニックの外国製のような感じがします。
泉質フェチが訪問するには敷居が高そうな場所ですが、
食事をすればという条件以外は特に気後れするような感じはなかったです。
帰りに売店でおみやげ品を物色。
オリジナルのテディベアや
工芸品など。
伊万里や鍋島焼のカップが素敵でした。
福砂屋のカステラもおしゃれな包装です。
ここのカステラが一番美味しい♪
【雲仙観光ホテルの動画】
【雲仙観光ホテル 温泉&ランチの感想】
初めて雲仙の温泉に訪れたのがここだとすると、
ほとんど透明で癖も少ないお湯なので、
これが酸性の硫黄泉?とびっくりするかもしれませんが、
数軒回った後だと泉質の違いを楽しむことができると思います。
雲仙観光ホテルは老舗のクラシックホテルだけあって、
館内の雰囲気は抜群で、見ているだけで楽しいです。
食事はいわゆるホテルの食事という感じで、
ものすごく美味しいというわけではなく無難にそつなくまとまっていました。
温泉だけが目的の秘湯マニアだとすると、泉質は少し物足りないかもしれませんが、
古い建築物や重厚なクラシックホテルが好きな方ならば何度でも行きたくなるホテルだと思います。
湯巡りの途中でしたが、たまにはこういう所で雰囲気を楽しみながら優雅な時間を過ごすのも良いなぁと思いました。
泉質★★★3.8
お風呂の雰囲気★★★★4.5
清潔感★★★★4.6
宿の雰囲気★★★★4.8
接客サービス★★★★4.8
食事★★★★4.4
*前々日に長崎が大雪だったので、雲仙も温泉街周辺道路は全てチェーン規制でした。
大通りはすぐに除雪されますが、念のため積雪の際にはご注意ください。
【雲仙観光ホテル 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場(内湯・露天風呂各1)貸切風呂1
◆源泉
お糸地獄源泉 泉温94.5度 湧出量? 自然湧出・自噴
泉質:酸性-含鉄-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉(低張性酸性高温泉)ph1.9
残留蒸発物2,380mg/kg 溶存物質2,332mg/kg 成分総計3,145mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、塩素消毒なし
雲仙観光ホテル ここから予約できます |
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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