長野県松本市にある「白骨温泉 泡の湯」の本館と日帰り用の外湯に入浴したレポートです。
【白骨温泉 泡の湯】温泉情報
しらほねおんせん あわのゆ
◆お風呂
男女別大浴場(内湯各2 露天風呂各1) 混浴露天風呂1
【泡のの温泉の特徴】
◆大野天風呂は白骨温泉をミルキーなにごり湯
◆混浴だけど女性も利用しやすい
◆内湯は白骨温泉で唯一の炭酸泉
◆加温浴槽以外は38度前後のぬる湯なので冬はそれなりに覚悟が必要
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⇒「白骨温泉 泡の湯」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【日帰り入浴】
@本館
営業時間:10:30~13:30受付(14:00退館)
料金:大人(中学生以上)1,000円 3歳~小学生600円
定休日:木曜日、その他不定休あり(公式サイトに休業日のカレンダーがあります)
*混浴はバスタオル巻き・湯あみ着OK、バスタオルレンタルあり(湯あみ着レンタルは宿泊者のみ)
*外湯は閉鎖されました
【白骨温泉を象徴するにごり湯の大露天風呂とぬる湯の内湯 白骨温泉 泡の湯】
白骨温泉といえば、乳白色のにごり湯。
白骨温泉といえば、泡の湯の混浴露天風呂。
温泉ファンならば、一度は入浴しておきたいお風呂の一つです。
写真でよく見るのは青みがかった乳白色のにごり湯で満たされた混浴露天風呂ですね。
奥に滝のような打たせ湯で注がれていて、四季折々の風景が楽しめると好評です。
意外というか、泉質マニアの人たちの間では内湯が人気だったりします。
「泡の湯」の源泉は36度前後しかないのですが、内湯は年中無休でかけ流し100%のぬる湯に浸かれるという理由からです。
泊ってゆっくり入ってみると、どちらも捨てがたい魅力がありました。
「泡の湯」には、日帰り入浴と宿泊で訪問しています。
日帰りの訪問時は宿泊棟と離れた別源泉を使用した「外湯」という日帰り入浴専門の施設があったのですが、外湯は2019年に閉館しました。
本館の大露天風呂(混浴)と男女別大浴場(内湯・露天風呂)は現在も日帰りで利用できます。
混浴露天風呂はバスタオル巻き、湯あみ着の着用も可能です(宿泊者は湯あみ着のレンタル無料)。
*画像は2014年・2020年のものが混ざっています。
*浴室は撮影禁止ですが、営業時間外に許可を得て撮影しています。
【白骨温泉 泡の湯 本館 日帰り入浴の受付】
本館の玄関まで坂を上りきる手前30mに日帰り入浴の受付があります(奥に見える木造の建物は本館)。
左のベージュの建物の裏に入口があります。
*このくらいの積雪がある時は4WD+スタッドレスでないと上がって来られないため、バスがおススメです。
入口に「営業中」と出ていれば日帰り入浴OK.
休業日は公式サイトの日帰り入浴カ営業レンダーを参考に。
日帰り入浴入口
館内に入ると下駄箱、その奥に受付、コインロッカーがあります。
入浴料金は中央の受付で現金払いとなります。
日帰り入浴用の100円ロッカー(有料)
無料の貴重品ロッカー
奥の黒いドアが日帰り専用の出入り口。
以前はなかった卓球台が置かれていました。
日帰り入浴案内
泡の湯本館(旅館)と外湯の源泉と見取り図
トイレは受付の右奥。
テーブルには湯上りの冷水。
左には喫煙所があります。
【白骨温泉 泡の湯 宿泊者の場合】
大浴場・露天風呂は地下1階にあります。
エレベーターを降りると左側に大浴場・露天風呂に向かう自動ドアがあります。
自動ドアから入ってすぐ左のワゴンには宿泊者用のヘアブラシ、ヘアゴム、シャワーキャップが置いてあります。
*日帰り入浴営業時間にはアメニティはありません。
先に進むと左には飲泉所。
泡の湯の源泉は38度ちょっとしかなく、新鮮な源泉はほとんど濁りのない透明なお湯だということが分かります。
【バスタオル巻き、湯あみ着OKなので女性も利用しやすい混浴の大露天風呂】
自動ドアから階段を10段くらい上がると、右に女性用の大野天風呂(混浴)入口があり、
左に男女別大浴場入口があります。
女性用の大浴場は大野天風呂とつながっていないため、一度着替えてからの移動となりますが、男性用の大浴場はつながっているので着替えずにそのまま野天風呂に出入りできます。
大野天風呂の女性用脱衣所。
こちらには脱衣棚だけで、アメニティやドライヤーはありません。
宿泊者しかいない時間帯にはテーブルの上にレンタルの湯あみ着が置いてあります。
この湯あみ着はナイロンのような薄手の素材ですが、バスタオルのように体に二重に巻き付けて上の方をホックで止めるタイプになっています。
野天風呂の方はほぼ常時にごり湯。透明度は30センチ以下なので、首まで浸かって立ち上がらなければ外から見えることもありません。
足元が滑りやすいので前のめりになったりバランスを崩さなければ、裸のまま入浴しても問題ないと思います。
脱衣所から大野天風呂へは6段階段をおりるのですが、階段の途中まで温泉が来ています。
大人が立ち上がって胸の下くらいの深さがあるので、中腰で体を隠しながら暖簾の外に出れば裸のままでも外から見えません。
女性用の出入り口あたりから見た大野天風呂。
吹雪の翌日で曇っていましたが、晴れているほどお光の加減でお湯は綺麗なブルーのにごり湯に見えます。
奥(本館駐車場側)から見た大野天風呂。
中央のあたりに見える島のようなところは仕切りになっています。
左側に2~3人が通れるくらいの切れ目があり、ここだけが脱衣所~奥へと移動できる通路となるので、道をふさがないようにしましょう。
大野天風呂には打たせ湯のように上から源泉が注がれています。
さきほどの仕切りの奥は冬になると加温した源泉が注がれ、脱衣所側はぬる湯のままの源泉がそそがれています。
冬場は仕切りより奥の方が暖かく、出る時にはぬるいお風呂を通り過ぎなければならないのでちょっと寒く感じます。
桜の季節は露天風呂に入りながらお花見もできます(画像はじゃらん)
紅葉の季節も素晴らしいです
野天風呂側から見た女性用の出入り口
右側は暖簾のない男性用の出入り口
本館2階のロビーから見える大野天風呂。
写真はチェックアウト後なので誰もいませんが、寒い日は首まで浸かっていて上から見ると黒い頭だけが浮いているように見えました。
【生まれたての生源泉が楽しめる男女別大浴場】
女性用脱衣所
洗面台にはドライヤー、脱衣棚、100円ロッカー、トイレがあります。
脱衣所から見た大浴場の内湯
洗い場側から見た大浴場。
ヒノキ造りで天井が高く、硫黄のガスが抜けるようになっています。
左の透明な青い浴槽が38度の生源泉。
6~8人サイズの大きさ。
草津温泉をぬるくしたようなお湯です(白骨温泉は酸性ではなく中性ですが)。
見た目は白骨温泉らしくありませんが、泉質の良さは泡の湯の中で一番良いと評判です。
生源泉から見た浴槽。
気温マイナス1度の日でしたが、浴槽内は37度くらいでほぼ体温と同じ。
出る時は辛いですが、入っている分には寒く感じませんでした。
生源泉の湯口
この湯口の目の前に陣取ると、泡付きとお湯の新鮮さを実感できます。
右側は加温した浴槽。2~3人サイズ。
気温マイナス1度の日で43度ちょっとに設定されていました。
先に温まってからぬるい大野天風呂へと言われましたが、私は先にぬるい方に入って出る時に温まる方が好みでした。
というのも、一度この温かいお湯に浸かった後だと、ぬる湯がとても冷たく感じてしまったからです。
男湯は壁を隔てて左右対称です。
左の洗い場の奥には露天風呂もあります。
露天風呂に出るのには二十扉になっていました。
足元も凍っていて滑りやすいです。
出入り口から見た露天風呂。
ほぼ透明でグリーンのお湯です。
こちらは加温しておらず、生源泉のままなので真冬の湯温は30度あるかどうか。
一瞬入って寒すぎて出ました。
逆に夏は長居したくなるぬる湯だと思います。
秋に訪問した時は乳白色のにごり湯でした。
内湯の洗い場
シャンプーセット
【白骨温泉 泡の湯 本館のお風呂の感想】
青みがかった乳白色のにごり湯に滝の落ちる大露天風呂。
風情もお湯もイメージした通り、これぞ白骨温泉!というお風呂でした。
非加温で無色透明の源泉浴槽も楽しめるので、満足度は高いです。
宿泊するにはややハイレベルな価格なのでそう何度も泊まれないですが、日帰り入浴を積極的に受け付けているのは好印象です。
泉質★★★★4.2(内湯の生源泉は4.4)
お風呂の雰囲気★★★★4.6
清潔感★★★★4.0(露天は3.8)
接客サービス★★★★4.3
【現在は営業休止中 本館とは別源泉の泡の湯の外湯】
「外湯」は週末だけ営業している日帰り入浴施設ですが、2019/10/14で営業を終了しました。
外湯が営業している時は、宿泊者は外湯の露天風呂を貸切利用できたということですが、現在は貸切露天もなくなったようです。
日帰り入浴用の出入り口の右奥にある建物が「外湯」。
外湯入口
館内に入ると貴重品ロッカーと正面に受付があります。
脱衣所
ドライヤーあり
内湯は赤御影石の細長い浴槽は6~8人サイズ
残念ながら、というか、何故なのか、内湯は非温泉で、真水の沸かし湯です。
しかも塩素臭は5段階中2★★。
ガッカリ感が半端ない・・・。
シャワーは2つずつ仕切りがあるタイプで、合計6カ所。
シャンプー等も完備しています。
こちらは露天風呂。5~6人サイズ。
白骨温泉と言えば乳白色のにごり湯と思っていたら、
グリーンがかった透明なお湯でした。
浴槽の温度は37度前後。浴感はあまり特徴がありません。
お湯が落ちるところだけ真っ白に石灰化しています。
かろうじて湯口のお湯は40度くらいありました。
源泉付近のみ、硫黄の香りがほのかに漂っていました。
湯温はかなりぬる目でしたが、それでも熱交換で加温しているようでした。
確かにぬるいですが、十分浸かった後は、着替えるとポカポカ感が持続していました。
寒いからといって、塩素入りの沸かし湯に入ってしまっては元も子もないですね^^
おまけ
外湯のバルコニーから見えた、泡の湯の捨て湯。
野湯マニアだったら入浴してしまいそうなくらい、ゴーゴーとお湯が垂れ流されていました(*^_^*)
【白骨温泉 泡の湯 外湯の感想】
白骨温泉ということで、乳白色のにごり湯を楽しめるのかと期待して行くとがっかりです。
別物のお風呂だと思えばそうでもないでしょうが。
夜は宿泊者専用の貸切露天として利用していたようですが、距離も離れていますし、ぬる湯のため利用できる季節も限られそう。
本館のお風呂を知ってしまった後だと物足りないので、通りがかりに本館が営業していない時にやむを得ずという感じになってしまいそうです。
泉質 ★★★★ 4.0
お風呂の雰囲気 ★★★ 3.9
清潔感 ★★★★ 4.0
接客サービス ★★★★ 4.4
【白骨温泉 泡の湯(本館) 源泉情報】
◆源泉
自家源泉 「新泡の湯源泉」 掘削自噴 源泉温度36.9度 湧出量1,510L/分
泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)
(低張性中性温泉) pH6.4 成分総計1,295mg/kg
態様:源泉かけ流し、熱交換による加温あり(一部非加温浴槽あり)、加水なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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