栃木県那須町にある「柳沢鉱泉 清水屋」の入浴レポートです。
温泉の基本情報はページの下部にあります。
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【こんな人におススメ】
◆茶褐色の濃厚なにごり湯が好き
◆鄙びた温泉宿が好き
◆穴場の温泉に行ってみたい
柳沢鉱泉の口コミ評価:Google 点/5.0点
最終更新日:2022/1/23
訪問日:2021年
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【日帰り入浴】
営業時間:要確認
料金:500円
定休日:不定休
【アクセス】
東北道「那須IC」から10キロ、車で20分。
【地図】
【那須別荘街のはずれにあるコテコテの茶色い温泉 柳沢鉱泉 清水屋】
今回は、那須エリアでは珍しい透明度ほぼゼロの茶褐色のにごり湯をご紹介します。
場所は地図で見ると那須高原と板室温泉の中間くらい。那須インターからは那須ハイランドパーク方面を目指し、別荘街、リゾナーレ那須を通り過ぎて周りに民家もなくなってきた静かな場所にポツンとある一軒宿です。
明治時代創業で歴史ある鉱泉ということです。
以前はご夫婦で宿泊も受け入れていましたが、その後は高齢の女将さんが一人で日帰り営業だけやっています。
2021年は体調のためか長期休業のこともあったようですが、ここで事前に電話で確認してくださいというのも迷惑なのかなと思うので、行ってみてその時の調子で入れてもらえるかどうかというくらいに考えておいた方が良いかもしれません。
ナビに従っていくと懐かしの看板を通り過ぎ、さらにどんどん西へ進むと・・・
山と牧草地のような周りに何もない場所に出るのですが、
要所には「柳沢鉱泉 清水屋旅館」と看板が出ています。
さらに細い通り道に再び看板
松の木と池のある庭をぐるっと回ってくると玄関の前に到着。
平屋の建物が「清水屋」です。
表から見ると日帰りも宿泊もやっている気配はないのですが、ドアが開いていたので声をかけると・・・
今はお休みしているということでしたが、お湯が張ってあったのでたまたま入れてもらえました。
玄関前の廊下
時が止まったような昭和の香りのする旅館です。
浴室は階段を下りていきます。
下に置いてあるマッサージチェアもかなりの年代物に見えます。
浴室は1つだけ。
大小1つずつあるようですが、今は家族で入っているだけということでお湯が入っているのはここだけです。
結構熱めの温度に設定してあるけれど、冷めると温まるまで大変だということで水は入れないでと言われました。
脱衣所はシンプルに棚と籠だけ
ガラス戸をあけると浴室
8畳くらいのスペースに2~4人サイズの小さな内湯が一つ。
赤茶色に近い黄土色で見るからに鉄臭そう?
だけど、匂いはそれほどでもないです。
横から
元々は白かったであろうとタイルは黄土色に変色、床も爬虫類のウロコのように析出物の模様が描かれています。
壁に組んである岩はは千枚田のよう。
透明度は5センチくらい。
手首から先が見えませんw
湯舟の中は45度とかなり熱め。
成分が濃いせいもあって、入った直後はしびれるくらい熱く感じましたが、そのうち慣れてきます。
熱さと見たお湯の色に目を奪われがちですが、二酸化炭素ガスが多いので、この湯がぬるかったらかなりの泡付きがあるのではないかと思われます。
湯口はなく湯舟の下にあるパイプで熱交換しているそうです。
なので、循環湯ではなくため湯の状態です。
時間が経つと表面にカルシウムなのかパリパリ白く膜ができるようですが、おそらくあさイチの訪問だったからかまだ膜は張っていませんでした。
洗い場はカランだけ
石けんとシャンプーセットは置いてあります。
【柳沢鉱泉 清水屋 温泉の感想】
那須周辺では珍しい茶褐色の鉱泉で、系統的には矢板にある「寺山鉱泉」にも似ているなぁと思いました。あの辺よりはもっと濃いめで、少しエグミがあります。
他にあったかなと考えていたら、別荘地にある「TOWAピュアコテージ」もこんな感じのにごり湯でしたね。
でも、温泉の濃さもさることながら、ここは本当に那須なのか?と思うほどの僻地にある一軒宿、タイムスリップしたかのようなレトロな旅館、その風情の方が印象的でした。
女将さんの年齢からも、もう、いつ閉めてもおかしくないので、気になっている方は早めに行ってみてください。
泉質 ★★★★ 4.3
お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.5(マニア的に)
清潔感 ★★★ 3.5
接客サービス ★★★★ 4.2
”お出かけの際には「秘湯宿.com」を見て来たと言っていただけると幸いです♪””
【柳沢鉱泉 清水屋旅館】基本情報
やなぎさわこうせん いずみやりょかん
住所:〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久1894−20
TEL:0287-78-0703
公式サイトなし
【宿泊料金】
なし 日帰り入浴専門
【柳沢鉱泉 清水屋 温泉情報】
◆お風呂
内湯1(基本的に貸切対応)
◆源泉 H13.3月の分析書
源泉名「柳沢鉱泉」泉温6.3度(気温?度) 湧出量 -(自然湧出?)
泉質:マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)pH6.4
蒸発残留物1,33mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1.850g/kg 成分総計2.542g/kg
メタケイ酸75.4mg,遊離二酸化炭素ガス601.1mg/kg
態様:ため湯、循環ろ過なし、加水なし、熱交換による加温、塩素消毒あり(塩素臭なし)
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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