栃木県日光市にある中三依温泉センター「男鹿の湯」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2017/7/9 | 訪問日 | 2017/6月下旬 |
【中三依温泉 男鹿の湯】基本情報
なかみよりおんせん おじかのゆ
住所:〒321-2803 栃木県日光市中三依423
TEL:0288-79-0262
公式サイト
⇒「中三依温泉 男鹿の湯」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
4月~11月までの期間限定営業
【宿泊料金】
素泊まりのみ キャビン1室12,340円~24,680円 お一人様〇 湯治△ 自炊〇
口コミ総合評価: Google 4.0点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆リニューアルオープンした男鹿の湯に行ってみたい
◆キャンプやバーベキューもできる温泉付の宿泊施設を探している
◆中三依の自然の中でアウトドアを満喫したい
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【日帰り入浴】
営業時間 平日10:00~21:00 休日11:00~20:00
料金:大人600円 小学生300円 3歳以上未就学児100円
食事処:平日11:00~20:00 休日11:00~21:00
定休日:月曜日
【中三依温泉 男鹿の湯 おしゃれにリニューアル】
「中三依温泉 男鹿の湯」は、宿泊棟のキャビンやキャンプサイトもある「みよりふるさと体験村」の一角にあります。
中三依にはガイドブックに載るような観光スポットもないので、それほど馴染みがないかもしれませんが、渓流釣りではおなじみのエリアです。
日光市内から南会津に向かう国道121号線(会津西街道)沿い、塩原の温泉街からは車で20分ちょっとと意外と近いです。単線の無人駅ですが、浅草・北千住から中三依駅まで東武特急が出ています。
「中三依温泉 男鹿の湯」は、平成4年にオープンした市営の日帰り温泉ですが、利用者の減少により2014年にいったん閉鎖されました。
しかし、周辺のキャンプ場や宿泊施設は温泉がないと不便だという声が高まり、再開することになりました。
その再開の方法が経営者を公募するという画期的なものでした。
そして、若女将に就任したのは当時25歳の筋金入り温泉女子だったのです^^
今回は鬼怒川から湯西川温泉にかけて湯巡りしていましたが、どんな風にリニューアルされたのか気になって「男鹿の湯」に立ち寄ってきました。
「中三依温泉 男鹿の湯」は国道121号線から1本入った静かな場所にあります。
でも、中三依温泉駅からは徒歩3分という近さです。
周りは山と川だけ。
すごく静かで空気のきれいな土地です。
こちらが「男鹿の湯」の建物です。
リニューアルに向けてボイラー・ポンプ修繕、内装費用はクラウドファンディングで調達したということですが、外観は浴室の造りは以前と変わっていないようです。
以前の写真を見ると公営のそっけない施設だなという感じでしたが、リニューアル後は今どきの日帰り温泉になっていました。
玄関右手に受付、ロビーにお土産コーナー、バーカウンター、奥に食事処、タイ式マッサージコーナーがあります。
中に入るとBGMはジャズ、ポップやインテリアは女子力がみなぎっている感じ^^
吉祥寺あたりにあるカフェの様な雰囲気です。
そういえば、新しく女将さんになった方は埼玉にある「おふろcafe」のプロデュースを手掛ける温泉関連のベンチャー企業に在籍していたそうで、なるほど!と合点しました。看板などのデザインもお友達が担当しているそうです。
リニューアル前の「湯郷白寿」と「おふろcafe 白寿」の違いっぷりといったら・・・。
浴室は受付前の階段を下りた地下にあります。
「中三依温泉 男鹿の湯」のお風呂は、
- 男性用内湯1つ
- 女性用内湯1つ
となっています。
女性用の脱衣所
ベンチや籠も雑貨屋さんにありそうですよね。
ロッカーは100円返却式
洗面台にはドライヤー1台
洗面台にはリードディフューザーまで置いてありました。
「男鹿の湯」の泉質についても温泉女子らしい視点で解説されています。
温泉マニアのジャンルでいうと「あつ湯の共同浴場が好きな鮮度厨」だそうで、す。
こちらは女性用の浴室。
床と浴槽、壁は薄緑色の伊豆石を使用。
天井は高くヒノキ造りなのか、もとが公共施設だった割りにはモダンな空間になっています。
浴槽は10~12人サイズくらいの広さです。
温度は42度ちょっとの設定でした。
夏の暑い時期はぬる目の設定(34~37度)になっているそうです。
せっかくのぬる湯なので、夏場は源泉に近い状態で楽しみたいですよね。
そのあたりも温泉のこと、温泉ファンの心理をよく分かっているなぁと思います。
湯口は奥に一カ所。
お湯は無色透明、浴槽内はほぼ無臭ですが、湯口から出てくるお湯はほんのりたまご臭がします。
源泉温度が25度と低いため、加温・循環ろ過ありですが、湯量は豊富なので新湯の投入は多いのかもしれません。
私が浴室に入った時には10分ほどは湯口からザバザバとお湯が出て来ていて、循環とは思えないお湯でした。
しばらくしたら、ドバドバからサラサラの状態に戻りましたが・・・。
もしかして、お客さんの入りに合わせて新湯を投入してくれているのかも?
「中三依市有温泉」泉温25度 湧出270L/分量(動力揚湯)
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(低張性アルカリ性低温泉)pH9.3
循環ろ過なので塩素消毒ありの表示ですが、塩素臭はまったくしませんでした。
露天風呂はありませんが、窓が大きく取ってあるので外の眺めは良いです。
新緑で木の葉が生い茂っていましたが、正面には「芝草山(みより冨士)」が見えるそうです。
外の寄生木には二匹のフクロウと「LOVE」という看板まであって、お客さんの目につく細かいところまで手が加えてあるなぁと感心。
後からネットの記事を読んだら、一緒に働いている男性は婚約者さんだったそうで、このフクロウは男鹿の湯を見守るお二人なのかなぁなんて。
洗い場
シャンプーもオシャレなボトルとタグがついています。
栃木のはずれの山奥に来た感じがせず、首都圏の日帰り温泉かと勘違いしそうでした^^
【おじかカフェで手打蕎麦をいただく】
湯上り後は館内の「おじかカフェ」で何か食べて帰ることに。
こちらは休憩室兼食事処。
定番メニューの他にその日のおススメメニューもあります。
以前はパスタメニューもあったようですが、この日の食事メニューはお蕎麦だけでした。
冬季休業から明けたと思ったら、源泉パイプに不具合があったので、しばらく修復工事中だったのですが、公式サイトでは7月1日から完全復活とあり、まだ本格始動ではなかったのでメニューが少なかったのかもしれません。
温泉自体は6月下旬に復活していました。
車なのでとりあえずノンアルコールビール。
出てきたお冷は水道水だけれど近所にある湧水と変わらない水質なのだとか。
注文したのは「手打十割蕎麦」1,000円。
中三依のある国道121号線沿いは蕎麦街道と呼ばれていて、お蕎麦が名物だそうです。
つゆで食べる前に塩がおススメだと言われて試してみました。
梅しそのような赤い色をしたお塩。
食べてみたら、何と硫黄の味がしました!
売店でも売っていた温泉の香りのする「硫黄岩塩」。
温泉に対する熱い愛を感じさせました^^
そば茶はポットで。ポットも手作りなのかな。
天ぷらの代わりに「鶏の唐揚げ」500円をおつまみに注文。
おまけでほうれん草のお浸しがついていました。
後からメニューを見直して、せっかくなので自家製燻製の盛り合わせにすればよかったかなと。
【男鹿の湯 おじかカフェのメニュー】
食事メニュー
ドリンクメニュー
おつまみとおかしは100円のガチャが置いてありました。
売店前には塩原千本松牧場のアイス。自販機はなくペットボトルは冷蔵庫で冷やしてありました。
食事処の一角には蕎麦打ちコーナー。
蕎麦教室も開催されるそうです。
さらに奥には寛ぎのコーナーとタイ古式マッサージのコーナー。
手打そばもマッサージも若旦那さんの担当だそうです。
*蕎麦打ち教室、タイ古式マッサージは予約制です。
雑誌で取り上げられていた「男鹿の湯」のページ
【中三依温泉 男鹿の湯 温泉の感想】
釣りやキャンプが目的でないとなかなか訪問する機会のない場所でしたが、逆にそれらが目当てならばこんなに静かでいい所はないですね。
魚を釣ったりバーベキューをしたり、温泉にゆっくり浸かって夜は星空を眺めたり・・・。
犬連れもOKだし、生ビールサーバーの貸し出しがあったり、日帰り営業終了後は内湯の貸切ができたり、いろいろオプションがあるのも便利だと思いました。
キャビンは1人だとちょっと高くつくけれど、グループや家族連れならば温泉宿に素泊まりするよりも安くて充実した旅行のなるだろうな。
館内はとても雰囲気が良いので、泊りでなくともドライブの帰りに立ち寄り湯や食事をして帰るのにもおススメだと思います。
泉質 ★★★3.8(湯口4.0)
お風呂の雰囲気 ★★★★4.2
清潔感 ★★★★4.6
接客サービス ★★★★4.5
【中三依温泉 男鹿の湯 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1
◆源泉 H27.12月の分析書
「中三依市有温泉」泉温25度 湧出270L/分量(動力揚湯)
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(低張性アルカリ性低温泉)pH9.3
蒸発残留物 1,970mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,830mg/kg 成分総計1,830mg/kg
態様:加温あり、放流式+循環ろ過併用、塩素消毒あり(塩素臭なし)
【中三依(男鹿川) 渓流釣り情報】
2019年度の解禁情報
3月21日(木・祝) 5:00~ 渓流釣り解禁
7月6日(土) 日の出~ アユ釣り解禁
男鹿川では、岩魚、山女魚、ニジマスを放流しています。
「おじか・きぬ漁協」⇒公式サイト
本格的な渓流釣りではなく、釣堀に近い形で竿やエサも用意されている釣り場もあります。
「中三依渓流つり場」⇒公式サイト
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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