埼玉県秩父市にある鄙びた温泉旅館「千鹿谷鉱泉旅館」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2020/7/19 | 訪問日 | 2015/1月中旬 |
【千鹿谷鉱泉 千鹿谷鉱泉旅館】基本情報
ちがやこうせん ちがやこうせんりょかん
住所:〒369-1505 埼玉県秩父市上吉田2148
TEL:0494-78-0243
公式サイトなし
【宿泊料金】
1泊2食付7,560円 お一人様? 素泊まり〇 湯治対応? 自炊?
1泊朝食付5,400円 素泊まり4,000円
口コミ評価:Google 3.9点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆鄙びた温泉宿が好き
◆秩父でマニアックな温泉を探している
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【日帰り入浴】
営業時間:24時間
料金:大人700円 小人400円
アクセス
◆車
関越道「花園IC」からR140皆野寄居有料道路「皆野」下車、県道37号線を吉田方面へ30キロ、45分
ドラぷら
◆電車
秩父鉄道・西武秩父線「皆野駅」よりタクシーで約30分、または西武観光バス「吉田元気村行」バスで「万福寺バス停」下車、徒歩10分
Yahoo!路線情報・秩父観光バス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約・簡単予約&決済 バスぷらざ
地図
【残念ながら解体するそうです】
急にアクセスが増えたので何かと思ったら・・・。
秩父にある「千鹿谷鉱泉」が廃業ということです。近日中に解体するそうですが、8月22日までは入浴を受け付けているそうです(事前に電話確認を)。*2020/7/19追記
訪問した時は無人だったので宿の方と顔を合わせることはなかったのですが、ご高齢とは聞いていましたが・・・
ご冥福をお祈りいたします。 https://t.co/i2E2RDseLg
— 秘湯宿.com (@hito_yado) June 6, 2020
インスタの方で最近訪問された方のコメントによると、玄関には令和元年11月28日付で休館しますと書かれていたそうです。
【秩父七湯 千鹿谷鉱泉旅館 日帰り入浴】
千鹿谷温泉旅館は、秩父市街地から北西に18キロほど、
有名な「毘沙門水」という湧水のある合角ダムの少し手前、
旧吉田町の山あいにある鄙びた宿です。
秩父周辺は自然湧出する泉温の低い冷鉱泉が多いため、
加温循環ろ過で利用している所がほとんどです。
となると、レジオネラ菌対策のために塩素系薬剤使用となるはずのところ、
ここ「千鹿谷鉱泉旅館」(ちがやこうせんりょかん)は
塩素消毒なしの貴重な温泉の一つです。
開湯は江戸時代寛政年間(1789~1801年)。
秩父七鉱泉の中で最も古い温泉です。
後で知りましたが、ここはあの「秩父事件」の舞台にもなった宿なのだそうです。
宿は県道から1本入ったところにあり、対向車とすれ違うのが大変な細い道です。
この日は秩父地方で大雪だったのですが、
大通りは比較的早く除雪されていても、このような細い道に除雪車は入って来ません。
冬期積雪時や気温が低い時には凍結の恐れがあるので、
関東とはいえ、スタッドレス又はチェーン携行をお勧めします。
4wdまでは要らないとのことですが、
秩父の地元の方は冬になるとスタッドレスが当たり前だと言っていました。
県道から山道を登ること10分弱で宿に到着。
外観はかなり古びた民宿のようでした。
駐車場は宿の向かいのスペースに2~3台分置けます。
駐車場の下は小さな渓流がありました。
玄関は通りから階段を降りた奥にあります。
声をかけても誰も出てこなかったのですが、
留守のことが多い様で、玄関には書置きがありました。
入浴料700円を置いて入浴してくださいとのこと。
床に直にお金を置いていいのかなぁと思っていたら、
玄関わきにタンスがあり、「料金はここ」と書いてあったので、引き出しにしまいました。
今日はまだ誰も来ていないようです。
ネットでは24時間入浴可能とありましたが、
別の本では営業時間9:00~21:00とあり、詳細は不明です。
ただ、このスタイルだと、いつでもお金を置いて行けば入れそうな雰囲気ではあります。
ちょっとピンボケしてしまいましたが、館内は雑多な雰囲気。
旅館とあるけれど、最近宿泊した人はいるのかなぁ。
そんな感じです。
玄関のすぐ奥が男女別の浴室です。
手前の洗面台もちょっと暗い。。。
女性用脱衣所
床は張り替えてあって新しかったです。
浴室のドアを開けると、洗い場1。5畳、浴槽1畳の広さで、
お風呂には木の板で蓋がしてありました。
蓋を開けるとじゃ~ん。
古びたタイル張りの浴槽が登場。
大人一人でいっぱいいっぱいです。
旅館というより、一般家庭のお宅のお風呂のようです。
誰もいないのに勝手に入っているのも変な感じ・・・。
湯温はほどよく42度弱。
無色透明のお湯で、加温してあるせいか、温泉の香りはほとんどしませんでしたが、
とろみがあって気持ちぬるすべする浴感、塩素臭もなく快適でした。
分析書は見当たらなかったので詳細は不明です。
蛇口があるので、そこからお湯を足すのかなとも思いましたが、
浴槽の壁際に穴が開いていて、ここからお湯を吸い込んで濾過しているのかも。
蛇口の方はひねり忘れましたが、水の方はおそらく冷鉱泉の源泉だったのだと思います。
すぐ近くの「かおる鉱泉」では蛇口のお水から香ばしいたまご臭がしたので、
千鹿谷鉱泉の方もおそらく源泉はたまご臭だったのでしょう。
訪問される方は確かめて来てくださいね^^
洗い場は板が敷いてあるのですが、足元が少し危うい感じです。
一応シャンプー類等も置いてあるのですが、
シャワーもなく、足場も危ないので、落ち着かないかもしれません。
隣の男湯
浴槽の大きさは同じくらいですが、
蛇口の周りに岩の飾りがあって温泉らしくなっていました^^
【千鹿谷鉱泉旅館 女性用内湯の動画】
【千鹿谷鉱泉旅館 温泉の感想】
一般家庭にあるような小さなタイル張りの浴槽でしたが、
加温循環ながらも近隣では一番お湯のパワーを感じました。
蛇口の源泉を試さなかったのが悔やまれます(T_T)
設備も古く、後継者もいないようで、
いつ閉館するとも限りませんので、
気になっている方は早めに訪問した方が良いかもしれません。
小さな浴槽一つで700円なのでちょっとお高めですが、
界隈ではマニアに人気なので、一度は行っておいても損はないかと思います。
泉質★★★3.9
お風呂の雰囲気★★★3.0(マニア向け4.2)
清潔感★★★3.5
宿の雰囲気★★★3.2(マニア向け4.3)
接客サービス 評価不能
【千鹿谷鉱泉旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1
◆源泉
分析書の掲示がないため詳細は不明です。
泉質:おそらく、単純硫黄冷鉱泉 泉温13度前後
態様:加温・循環ろ過、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【秩父周辺の関連記事】
◆大滝温泉 三峯神社 宿坊 興雲閣 日帰り入浴&温泉スタンド
◆神川町 神流川温泉 おふろカフェ白寿(旧湯郷白寿)日帰り入浴
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