新潟県村上市にある「瀬波温泉 椿の宿 吉田や」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2018/9/15 | 訪問日 | 2018/4月中旬 |
【瀬波温泉 椿の宿 吉田や】基本情報
せなみおんせん つばきのやど よしだや
住所:〒958-0037 新潟県村上市瀬波温泉2丁目5−36
TEL:0254-53-2145
公式サイト
⇒「瀬波温泉 吉田や」へのアクセス&インターネット予約はこちらへ
【宿泊料金】
1泊2食付 10,800円~32,400円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治× 自炊×
1泊朝食付8,640円~、素泊まり6,480円~
口コミ評価:Google 4.0点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆瀬波温泉で評判の良いこじんまりとした宿を探している
◆熱めのお湯が好き
◆アブラ臭のする独特なお湯でも大丈夫
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【日帰り入浴】
営業時間:12:00~20:00
料金:大浴場+露天風呂1,000円 +貸切風呂1,500円
【椿に囲まれた落ち着いた宿 瀬波温泉 椿の宿 吉田や】
瀬波温泉は、昭和37年に石油発掘の際にたまたま湧き出た温泉で、温泉街のあちこちにある櫓から湯けむりが上がっています。
泉温は100度近くあり、新潟県の日本海側に多いアブラ系の独特なお湯なのですが、宿によって色や匂いも異なるようです。
大型ホテルは海岸沿いにあって海を見渡せる露天風呂が多いのですが、「磐舟」で絶景を堪能した後は内陸側にある落ち着いた宿にしようと「椿の宿 吉田や」に向かいました。
「椿の宿 吉田や」創業は明治40年(1907年)。全15室のうち、半分以上の客室に檜風呂又は半露天風呂がついていますが、お風呂付の部屋でも2万円以下からプランが出ているのでリーズナブルな宿です。
「吉田や」は海岸沿いのメインストリートから東に400mほど入ったところにあります。
駐車場は道路の向かいの奥にあります。
「椿のやど 吉田や」の看板
「椿のやど 吉田や」のが外観
レンズに光が反射してしまいましたが、ベージュの砂壁に木造3階建て数寄屋造りの純和風旅館です。
玄関前には白い椿の花が咲いていましたが、椿が宿のシンボルです。
玄関に入ると左にフロント、階段を降りたところに大浴場と貸切風呂があります。
「瀬波温泉 吉田や」のお風呂は、
- 男性用大浴場 内湯1 露天風呂1
- 女性用露天風呂 内湯1 露天風呂1
- 貸切露天風呂1 家族風呂1
があります。
貸切風呂、家族風呂は日帰りの場合+500円で利用できます。
宿泊の場合は予約不要で空いていれば随時利用できます。
フロントから階段を上ると貸切風呂、更に奥に進んで半階下りると大浴場があります。
今の建物はいつの建築なのか分かりませんが、木造とは思えないほど足元はしっかりした造りでした。
お風呂に向かう途中に見えた中庭には赤、白、ピンクの椿の花が咲いていました。
【瀬波温泉 吉田や 男女別大浴場】
女湯入口
脱衣所は市松模様の畳敷き。仕切りのある洗面台には化粧水とドライヤーあり。
奥は脱衣棚と籠がありました。カギ付のロッカーはありません。
入口から見た内湯。
左に洗い場、右に変形のタイル張りのお風呂。
中に入るとベンジンやナフタリンの様な臭いがします。
内湯は6~8人サイズの広さ。湯舟の中は42度。
源泉は3本の混合泉を使用。元湯は95度もあるあつ湯のようですが、「吉田や」では真夏以外、熱交換による温度調整をしていて、基本的には加水なしのかけ流しです。
条例で塩素消毒が義務付けられているので、最小限使用していると書かれていましたが、塩素臭はせず、浴感も塩素が入っている感じはしませんでした。
アブラ臭とナフタリン臭がするので、少量の塩素が入っていても気づかないと思いますが。
「瀬波温泉、噴湯(元湯)、元湯2号混合泉」泉温75.1度 湧出量 ―(?)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH8.6
お湯は少しだけ水色に見えますが、光の加減によって色も変わるようです。
直前に訪問した「磐舟」では泥のような茶色いお湯で、泉質は同じでもこんなに色が違うものかと驚きました。
アブラと薬品臭のインパクトが強いですが、メタケイ酸も豊富に含まれていて、ヌルヌルするのが特徴です。
湯口から出る湯量も豊富。あつ湯のため、一旦小さな升に溜めてから湯船に流されています。
内湯からドアの外に出ると通路の奥に小さな露天風呂があります。
椿の木に囲まれた石造りのお風呂。2~4人サイズと小ぶりです。
露天風呂の方はお湯が直接注がれているので、少ない湯量に絞ってありました。
湯口は63度、かき混ぜないで入ったら45度近くありました!
でも、宿のお風呂の中では鮮度が一番良かったです。
鮮度が良いとメタケイ酸のヌルヌルもあまり感じません。
お風呂からの眺め
露天風呂の方は光に当たっているからか、お湯がブルーグリーンに見えます。
内湯には3×2列のシャワー台があります。
資生堂の「AMENITEY」シリーズの他にも選べるシャンプー?が置いてありました。
【瀬波温泉 吉田や 貸切露天風呂&家族風呂】
大浴場からフロントに戻る途中に貸切風呂があります。
左が露天風呂の「檜の湯」、右が内湯の家族風呂「椿の湯」。
中から鍵をかけると入口の札のランプが点くようになっています。
檜の湯の露天風呂はドアを開けるとスノコの敷いてある脱衣スペースに籠があるだけでした。
こちらが桧の湯。2~3人サイズ。
檜の色でお湯の色は透明に見えますが、少し緑がかっているように思います。
41.5度と適温でしたが、加水用の蛇口があります。
檜がまだ新しいのか、薬品臭とヒノキの混ざった独特の臭いがしました。
お風呂の脇には洗い場もあります。
続いて家族風呂へ。
こちらは洗面台に化粧水も置いてあります。
家族風呂は水色のタイル張りで3~4人サイズ。
タイルの色のせいもありますが、グリーン色をしていました。
温度は41.5度。加水用の蛇口もあります。
洗い場にはシャワー3台
窓の外には椿の生け垣が見えました。
【瀬波温泉 椿の宿 吉田や 温泉の感想】
落ち着いた雰囲気の宿なので、大型ホテルが苦手な人には良い感じです。
大浴場は少々小ぶりですが、お風呂付の部屋が主体なので一度に混むこともないのだと思います。
お湯は花咲温泉のような、新潟県特有のナフタリン臭がするので、苦手な人もいるかと思いますが、その中では控えめなので、入りやすいと思います。
マニアが絶賛するアブラ臭を10とすれば、ここは5レベルくらいです^^
出た後はしばらく熱が引かない感じなので、寒い季節にはおススメの温泉だと思います。
泉質 ★★★★4.1
お風呂の雰囲気 ★★★★4.2
清潔感 ★★★★4.3
接客サービス ★★★★4.3
【瀬波温泉 椿の宿 吉田や 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1 露天風呂各1 貸切露天風呂1 家族風呂1 半露天又は檜風呂付客室あり
◆源泉 H22.3月の分析書
「瀬波温泉、噴湯(元湯)、元湯2号混合泉」泉温75.1度 湧出量 ―(?)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉)pH8.6
蒸発残留物 3,917mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)3,882mg/kg 成分総計3,882mg/kg
メタケイ酸173.8mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし(夏は加水する場合あり)、熱交換による温度調整あり、条例の義務付けにより最小限の塩素消毒あり、塩素臭なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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