【富山】らいちょう温泉 雷鳥荘 日帰り入浴 ★★★★

 

富山県立山町にあるらいちょう温泉「雷鳥荘」の入浴レポートです。

最終更新日  2023/4/15 訪問日  2017/8月下旬

【らいちょう温泉 雷鳥荘】基本情報

らいちょうおんせん らいちょうそう

住所:〒930-1406 富山県中新川郡立山町芦峅寺
TEL:076-463-1664
公式サイト

期間限定営業:4月中旬~11月下旬まで(アルペンルート開通期間により前後します) *1年前から予約可能

⇒室堂までのアクセス&「雷鳥荘」の宿泊予約はこちらへ

【宿泊料金】

1泊2食付 9,050円~15,100円 お一人様〇 素泊まり〇 湯治× 自炊〇
1泊夕食付 8,000円~ 1泊朝食付 7,200円~ 素泊まり6,150円~
*個室は2名以上(閑散期は1人利用も可能な場合あり)

口コミ総合評価:google 4.3点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆立山連峰・剱岳登山の前後泊の宿を探している
◆温泉付の山小屋が良い
◆普通の山小屋よりも快適で便利な宿が良い
◆室堂駅からの上り下りが苦ではない自信がある


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【日帰り入浴】

営業時間:10:30~19:30受付(20:00退館)
料金:大人700円 小人500円

 

【大日岳が目の前!室堂で最も眺望のよい温泉 雷鳥荘 日帰り入浴】

「雷鳥荘」は、室堂ターミナルから徒歩約30分、標高2,400mの高所にある山荘です。

 

「雷鳥荘」は山小屋と呼ぶには設備が整いすぎていますが、室堂駅までの往復にやや難儀するという点ではやはり山小屋なのでしょう。

今回は「みくりが池温泉」に宿泊しましたが、他の温泉付の山小屋のお風呂も気になっていたので日帰り入浴で立ち寄りました。

 

【室堂ターミナルから雷鳥荘までのアクセス】

室堂駅を出て「みくりが池」方面に進み、「みくりが池」(12分)⇒「みくりが池温泉」(15分)⇒「地獄谷展望台」(16分)と観光客が往来する平坦な石畳の遊歩道を通り過ぎると「雷鳥沢」方面の看板が出てきます。

「雷鳥荘」までは、室堂駅からは約30分、みくりが池温泉からは約15分かかります。

「雷鳥荘」から先は、「雷鳥沢ヒュッテ」(10分)⇒「ロッヂ立山連峰」(5分)と続きます。

 

みくりが池温泉から先は上り下りの起伏も激しく、登山をしない観光客はほとんど来ない静かなエリアです。

「雷鳥沢」から雄山に登る場合にはやや迷いやすい箇所があるので、前泊するのは中上級者以上なのかなと思います。

「みくりが池温泉」からは石畳の平らな道が続いた後、石段を上り下りします。

室堂周辺の散策だけならばいいですが、登山の後だと結構きついです・・・。

みくりが池から5分ほど歩いたところから向かいに見える「雷鳥荘」の建物。

地下1階、地上3階建ての立派な観光ホテルのように見えます。

アップで見るとこんな感じ。何というか、山の緑がのっぺりしすぎていて、模型にしか見えない・・・。

沢にある小さな池をぐるっと回ると上り階段の奥に建物が小さく見えます。

「雷鳥荘」の周りには雲がかかっているように見えますが、雲ではなく地獄谷から出ている硫化水素ガスが風に乗って「雷鳥荘」の周りを覆っていたのでした。温泉に入る前からたまご臭に酔いそうです^^

*2017年9月現在、地獄谷周辺の遊歩道はガス濃度が高いため全面通行禁止になっています。

遊歩道にあるガス警報器

「雷鳥荘」の前にある水道水も飲用ではなく、ガス発生時に布に水を浸して顔を覆うためのものでした。

でも、「雷鳥荘」の前から見える雷鳥沢と山の景色は素晴らしいの一言です!

雷鳥沢のテント場も夏場はカラフルに染まるけれどこの日はちょっと寂しげ。

翌日は台風が来る予報だったので、テント場に荷物を置いて縦走する人は少なかったのかもしれません。

でも、ここにテント泊してバーベキューして、周りの山荘で温泉三昧なんていう過ごし方も憧れます^^

こちらが「雷鳥荘」の玄関前。遠目で見るよりも山小屋らしい雰囲気。

右側の窓から見える部屋は二段ベッドの相部屋でした。

入口横には外来用の100円トイレもあります。

この中は見ていませんが、館内にあるトイレはウォシュレットで綺麗でした。

「雷鳥荘」の玄関。フロントは右のカウンター。

正面には食堂

壁には映画「剱岳 点の記」の出演者のサイン入りTシャツが飾れていました。

山の温泉巡りをしていると多少は登山もするようになったので、こういう山岳映画を見たり小説を読んでみたくなります。

受付で700円を払い記念にタオル(150円)も購入。

「雷鳥荘」の中でも雰囲気が良いと評判の談話室。奥には暖炉もあります。

 

浴室は廊下の右奥を下りた地下1階です。

玄関が地上2階なので、2階分の階段を下りて行きます。

 

途中、浴衣を着た人とすれ違い、えっ???とビックリ。

想像していたよりもはるかに旅館らしい宿でした。

 

 

【雷鳥荘名物!にごり湯の絶景展望風呂】

 

「雷鳥荘」のお風呂は、男女別に

  • 沸かし湯の内湯が1つずつ
  • にごり湯の展望内湯が1つずつ

あります。

 

こちらが男女別の脱衣所入り口

 

午後5時前で日帰り客も宿泊客もひと段落した後で女性用のお風呂は貸切でした。

混むとすれば、午後2時から4時頃でしょうか。

登山客が下山してくるのが2時過ぎ頃、キャンプ場で夕食前に入浴しに来るのが3~4時頃でしょうかね。

脱衣所には棚と籠ががあるだけで、ここに来るまでに貴重品ロッカーも見かけませんでした。

温泉宿にはロッカーがないことも多いので、いつもの癖で巾着袋にタオルと一緒に入れて浴室まで持って行ってしまいましたが。

 

日帰り入浴の場合、大きなリュックは持ち込めないので、玄関に置いてきた方が良いです。

洗面台にはドライヤーがあり再びビックリ! 「みくりが池温泉」にはなかったので。

脱衣所から浴室に入ると目の前にあるのは御影石とタイル張りの四角いお風呂。4~6人サイズ。

こちらは地下水の沸かし湯で温泉ではありません。

 

「みくりが池温泉」以外の温泉付山小屋でも、一つは沸かし湯、もう一つは温泉の浴槽になっていました。

なぜでしょうね?

硫黄泉が苦手と言う人もいるかもしれないし、硫黄の匂いが付いた後に登山をすると汗と混ざって独特な臭いがしそうだからなのか。

沸かし湯の奥には「この先展望温泉」と書かれた入口があり、半階上がったところに温泉の浴室があります。

こちらが「展望温泉」。8~10人サイズのお風呂。

浴槽と壁はヒノキ?なのか、にごり湯に似合う渋い浴槽でした。

湯口は1つ。

 

清掃直後だと激熱だったりすることもあるみたいですが、今回は41度ちょっとで万人向けの温度設定でした。

「らいちょう温泉」は、地獄谷の噴気にあてた造成泉で、源泉温度が高いため加水してあります。

透明度は40センチくらいありましたが、底の方に細かい湯花が沈んでいるので混ぜるとにごり湯になりました。

 

加水が多いからか浴感はややさっぱりした感じです。

でも、10年前の分析書よりも陰イオンの成分量はかなり増えているようですよ。

分析書の写真がピンボケしすぎて詳細はわかりませんが(^_^;)

 

「雷鳥温泉」泉温72.5度 湧出量 ー(噴気造成泉)
泉質:酸性・含鉄(Ⅱ)・硫黄―硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉)pH?

「雷鳥荘」のお風呂は何と言っても窓からの眺めが素晴らしいこと!

正面には大日岳? 登っていないと山の名前は覚えられませんね(^_^;)

あまりに景色が良いので長湯してのぼせそうです。

シャワーは沸かし湯の方にも温泉の方にもあり、ボディーソープとリンスインシャンプーも完備されています。

 

室堂では、どの山小屋でもシャワーがあり、しかも石鹸、シャンプーも使えることに驚きです!

そこらの山奥にある湯治宿よりもよほど便利なんじゃないでしょうか。

 

【雷鳥荘の食堂】

湯上り後はクールダウンしに食堂へ。

宿泊者用の食堂は1階にあったので、ここは日帰りと軽食専用の食堂のようです。

注文したのは「ココナッツ味のマンゴーソースカキ氷」500円

 

台湾ではおなじみらしいですが、最近は日本でも流行っているふわふわカキ氷です。

ココナッツアイスをかき氷にしたようなふわふわ綿菓子のような不思議な触感がして、とても美味しかったです。

 

【軽食&甘味 ドリンクメニュー】

カレーライス、ラーメン、山菜うどん、ピザ、たこやき
ミックスナッツ、枝豆
コーヒー、カフェオレ、ココア、ホットミルク
オレンジジュース、リンゴジュース
おしるこ、かき氷、ハーゲンダッツ
生ビール(中)(ピッチャー)、 グラスワイン(赤・白)

 

宿泊すると鍋物などがあったりと、かなり旅館寄りの夕食みたいですが、軽食メニューはレトルトが多そうです。

売店で売っていたお菓子

 

【雷鳥荘の客室と設備】

2名以上ならば個室も利用できるそうです(繁忙期以外は1人でも可能な場合あり)。

個室一例(画像は宿提供/JTB)

写真の相部屋はみくりが池温泉のものですが、窓から見えた限りは同じような感じでした。

「雷鳥荘」館内見取り図

洗面所はとても綺麗でした。

浴室に向かう途中にあった「自炊場」

中は洗濯機と水道、調理台。

自炊場といっても炊飯器や鍋があるわけではなく、山小屋なので山の道具で自炊する場所です。

 

⇒立山駅から雄山山頂~みくりが池温泉・雷鳥沢山小屋の温泉巡りの動画

 

【雷鳥荘 温泉の感想】

「山小屋」というよりも「旅館」と表現される「雷鳥荘」ですが、日帰りで訪問しただけでも設備が充実していたのでそう呼ばれるのも納得です。

平地の観光地にある旅館と変わらないと思うと裏切られそうですが、一般の山小屋を経験している登山家からすれば間違いなく「旅館」の範疇だと思います。

「雷鳥荘」のお風呂は万人向けの入りやすい温度設定と濃すぎない適度なにごり湯で、清潔感もあり良かったです。

何といっても室堂にある宿の中では群を抜いて絶景が楽しめるので、それだけを目当てにちょっと足を延ばしてもいいのではないかと思います。

 

泉質 ★★★★4.1

お風呂の雰囲気 ★★★★4.2(展望風呂からの眺め4.7)

清潔感 ★★★★4.3

接客サービス ★★★★4.0

 

⇒「雷鳥荘」をインターネットで予約する

 

【雷鳥荘 温泉情報】

◆お風呂

男女別大浴場 内湯(沸かし湯)各1 展望風呂(温泉)各1

◆源泉 H24.6月の分析書

「雷鳥温泉」泉温72.5度 湧出量 ー(ー)
泉質:酸性・含鉄(Ⅱ)・硫黄―硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉)pH?(2.0±)
蒸発残留物-mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,440?mg/kg 成分総計1,442?mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水あり、加温なし、塩素消毒なし

 

【雷鳥荘 宿情報】

全55室 300名収容 食堂 談話室 自炊室 ランドリーあり
1泊2食付 相部屋9,050円 個室2名10,250円~15,100円/人 個室3名~5名9,750円~/人
1泊夕食付 相部屋8,000円 個室2名9,200円~14,050円 個室3名~5名8,700円~
1泊朝食付 相部屋7,200円 個室2名8,400円~13,250円 個室3名~5名7,900円~
素泊まり 相部屋6,150円 個室2名7,350円~12,200円 個室3名~5名 6,850円~

チェックイン・アウト 12:00~/~9:00

夕食時間18:00~20:00 朝食時間6:00~8:00

入浴時間11:00~翌7:00

エレベーター× バリアフリー×
携帯電話送受信〇 wifi〇

 

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*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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