【北海道】十勝岳温泉 ヒュッテバーデンかみふらの(現・富良野 思惟林) 宿泊 ★★★

北海道上富良野町にある十勝岳温泉「ヒュッテバーデンかみふらの(現・富良野 思惟林)」の宿泊レポートです。

最終更新日 2022/12/17 訪問日 2015/6

【十勝岳温泉 富良野 思惟林】基本情報

とかちだけおんせん ふらの しゆうりん

住所:〒071-0500 北海道空知郡上富良野町国有無番地
TEL:0167-45-2225
公式サイト

⇒「富良野 思惟林」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ

2022年9月1日~2023年6月頃まで工事のため休業予定です。

【宿泊料金】

1泊2食付 15,000円~40,800円 お一人様〇 素泊まり× 湯治× 自炊×
1泊朝食付き12,300円~
(スイートにはキッチンがあります)

口コミ評価:Google 3.9点/5.0点

【こんな人におススメ】

◆十勝岳周辺で温泉宿を探している
◆料理の美味しい宿が良い
◆少人数制の隠れ家的な宿が良い


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日帰り入浴】

不可

 

【スキーショップが経営するおしゃれな温泉旅館 十勝岳温泉 富良野 思惟林】

「富良野 思惟林」は、上富良野の市街地から十勝岳登山口に向かう道道291号線の途中にある一軒宿です。

ちょうど、美瑛の白金温泉から十勝岳に向かう道道996号線と交差するT字路にあります。

バスで行く場合には、上富良野駅から町営バスで「翁公園バス停」で降りてすぐ目の前です。

 

この宿は何度かオーナーが変わっていて、私が宿泊した2015年夏には「ヒュッテバーデンかみふらの」という屋号でした。

2012年に一度閉館したところを、恵庭市にあるスキーショップ&スキースクールを経営する会社が買い取って十勝岳の山岳スキー合宿に使おうということでリニューアル中でした。

翌年2016年には「富良野 思惟林」としてリニューアルオープンしました。現在の「富良野 思惟林」の運営会社は札幌市内にある「NorthFeel」というアウトドア用品の会社が運営しているようですが、以前と同じ会社なのかどうかは分かりません。

客室も私が訪問した時には古いペンションをリニューアルしようとしていたところ(ほとんど手付かずの状態)だったので、現在のおしゃれな客室とは比べようもななく、食事の内容もまた全然違うようです。

温泉だけは変わっていないと思うので、現在でも参考になると思います!

 

十勝岳温泉周辺の地図

*町営バスの時刻表は現在のものとは異なる可能性があります。

 

この「富良野 思惟林」は場所からすると、「十勝岳温泉」というくくりなのですが、「凌雲閣」のような強烈な赤茶色でもなく、「カミホロ荘」のような酸っぱさもありません。

どちらかというと、ふもとの美瑛側にある「白金温泉」のような、おだやかな金気臭のする黄褐色~笹にごりのお湯です。

源泉名も「十勝岳温泉」ではなく地名からとった「翁温泉」という名前がついています。

 

今回は、7泊8日で大雪山の周りをぐるぐるする旅行中だったのですが、最後の1泊が決められずギリギリになって空いていたのがここだったということで泊まることにしました。

前日までは楽天かじゃらんで13,000円の部屋があったのですが、当日夕方前に出ていたのはBooking comだけで、16,000円の部屋だけが空いていました。

【十勝岳温泉 ヒュッテバーデンかみふらの お部屋編】

「バーデンかみふらの」の外観

「ヒュッテ」という名前の通り、山小屋風の3階建てです。

1階部分は石垣が積んであってスロープになっており、2階が玄関&フロントになっています。

というのも、冬は北海道の中でも豪雪地帯として知られている場所で、3階の窓のあたりまで積雪があるそうです。

敷地には作ったばかりの花壇が。

玄関

3階から見たロビー

スタッフは60代くらいの男性が一人だけで、ご飯も作っていました。

お客さんは他に中国人カップルが1組。

 

通された部屋はちょっと変わった形の二間でした。

ユニットバス・トイレ付 1泊2食付き 16,000円

入口から入るとじゅうたん敷の洋間6畳ほどのスペースにソファ、テレビ、ミニ冷蔵庫、金庫、暖房器具。

標高1,000mあるので、夏でも涼しいからなのかクーラーはありませんでした。

和室側から見た洋室

テレビ

冷蔵庫とお茶セット

浴衣とタオルセット

アメニティは歯ブラシのみ

奥の和室は5畳間。

お布団はセルフです。

入口の近くにはユニットバスとトイレがあります。

共用トイレは工事中でしたが一部使えました。

和式と洋式が半々。洋式は温熱便座もシャワーもなし。

学校のような洗面台

 

【ヒュッテバーデンかみふらの お部屋の感想】

2間あるので広さはまあまあでしたが、閉館した旅館を買い取って間もないという雰囲気はビシビシ感じました。

一昔前の公共の宿のような感じだったので、せいぜい1.2万円くらいかなと。コスパは悪かったです。

現在の「富良野 思惟林」は一番安い部屋でも綺麗におしゃれにリフォームされているのでご安心ください。

 

部屋の広さ ★★★★ 4.4

設備 ★★★ 3.9

アメニティ ★★★ 3.0

清潔感 ★★★ 3.5

宿の雰囲気 ★★★ 3.5

接客サービス ★★★★4.2

 

現在の「スタンダードツイン」の客室(画像は楽天トラベルより)

 

【十勝岳温泉 ヒュッテバーデンかみふらの お食事編】

食事は2階(フロント階)にあります。

 

夕食から。

前菜のトマトとモッツァレラのサラダ

コーンスープ

日本酒はめぼしいものがなかったので赤ワインのグラスにしましたが、ご当地ワインではなく大手メーカーのものでした。

しゃぶしゃぶのセットが運ばれてきました。

ピンボケしてしまいましたが、富良野周辺のブランドポークだったと思います。

200gくらいありそうな量です。

野菜もたっぷり

お腹が空いていたので一気に鍋へ。

タレはポン酢。

〆にうどんが出てきました。

デザートはチョコブラウニーとバニラアイス

 

シェフはおらず、業務全般を担っている高齢男性一人と食事の時はヘルパーのアルバイトらしい若い男性だけだったので、調理せずに出せるものということでこのようなメニューになった感じです。

だからなのか、連泊していた中国人カップルは食事に飽きてしまったのか、お金を払っているにもかかわらず夕食は上富良野の町まで下りて行って夜遅くまで帰ってきませんでした^^

料金からするとコスパが悪いなぁと思いましたが、さすが北海道なので食材の品質は良く、味も美味しかったです。

「富良野 思惟林」になってからはジビエ料理や富良野和牛を使った創作料理のフルコースだそうで、口コミを読んでも食事の評判は良さそうです(画像は一休.comより)。

翌朝の朝食はハーフバイキングでした。

スクランブルエッグ、ソーセージ、焼鮭のお皿は出来立てを運んでもらい、パンとサラダ、ドリンクだけバイキングでした。

朝は中国人カップルも一緒でしたが、3人しかおらずとても静かな朝食でした^^

 

【ヒュッテバーデン上富良野 食事の感想】

夕食も朝食も、普通の温泉旅館と比べるとシンプルすぎて絶句しましたが、一人で美味しく食べきれる量というのは結局この程度なのだと思うと何だか満足できてしまいました。

食事の味 ★★★★4.5

メニュー構成 ★★★ 3.9

満足度 ★★★★ 4.2

 

【十勝岳温泉 ヒュッテバーデンかみふらの お風呂編】

お待たせしました!お風呂編です。

大浴場は男女別で、各内湯1、露天風呂1、女性用の方が少し狭いです。翌朝入替がありました。

 

2015年当時は冬まで日帰り入浴もやっていたそうなので昔の口コミはそこそこありますが、その後は不可となっていました。

源泉温度が低いので加温かけ流しなのですが、夜は私しかお客がいなかったため、そして夏でさほど寒くもないだろうということで加温も控えめ、源泉に近いぬる湯で楽しめました。

 

色からすると金気臭が強そうですが、うっすらと感じる程度、金気臭と土っぽさが半々という感じでした。

女湯入口

脱衣所

ここもまだリフォーム前の感じです。

100円返却式ロッカーと棚、ベビーベッド、洗面台にはドライヤーがありました。

女性用内湯は内湯は5~6人サイズ。

湯船の温度は39度くらい。

笹にごりでうっすらと金気臭がします。

 

内湯の奥にドアがありますが、お湯に浸かったままドアを開けると露天風呂に出ることができます。

女性用の露天風呂は5~6人サイズ。

こちらはもっとぬるめで37度くらいでした。

湯口

湯量はザバザバでした。

 

源泉名 翁温泉 「小玉1号泉」泉温36.9度(気温15度) 湧出量80L/分(動力揚湯)
泉質:カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性温泉)pH6.5
蒸発残留物 2,197mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,145mg/kg 成分総計2,247mg/kg

 

翌日入替った男性用内湯

コの字で7~8人サイズ。

42度くらいに加温されていました。

男性用の露天風呂は2つに分かれていました。各3~4人サイズ。

左はグレー、右は緑でなぜだか色が違いますね。

湯口から出て来るお湯は透明です。

 

【ヒュッテバーデンかみふらの 温泉の感想】

凌雲閣の鉄臭いお湯と白銀荘の梅干しのような酸っぱい温泉の後だったので個性は控えめに感じましたが、ゆっくり浸かるには良いお湯でした。

「富良野 思惟林」になってからもネットの写真を見る限り露天風呂の造りはそのままのようです。

 

泉質 ★★★★ 4.0

お風呂の雰囲気 ★★★★ 4.0

清潔感 ★★★★ 4.0

 

⇒「富良野 思惟林」をインターネットで予約する

 

 

【富良野 思惟林 温泉情報】

◆お風呂

男女別大浴場 内湯各1 露天風呂各1

◆源泉 H17.11月の分析書

源泉名 翁温泉 「小玉1号泉」泉温36.9度(気温15度) 湧出量80L/分(動力揚湯)
泉質:カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性温泉)pH6.5
蒸発残留物 2,197mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)2,145mg/kg 成分総計2,247mg/kg
メタケイ酸151.2mg,遊離二酸化炭素ガス101.6mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水なし、加温あり、塩素消毒なし

 

*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。



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