大分県別府市にある明礬温泉「湯屋えびす(ゑびすや旅館)」の日帰り入浴レポートです。
最終更新日 | 2022/3/24 | 訪問日 | 2016/9月中旬 |
【明礬温泉 湯屋えびす・ゑびすや旅館】基本情報
みょうばんおんせん ゆやえびす えびすやりょかん
住所:〒874-0843 大分県別府市明礬4組
TEL:0977-67-5858(湯屋えびす) TEL:0977-66-0338(ゑびすや旅館)
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付14,850円~22,550円 お一人様△(平日のみ) 素泊まり〇 湯治対応× 自炊×
1泊夕食付13,200円~、1泊朝食付11,550円~、素泊まり7,150円~
口コミ評価:Google 4.4点/5.0点
【湯屋えびすはこんな温泉です】
◆岩盤浴もあり都市部のスーパー銭湯のようにお風呂の種類が豊富
◆明礬温泉の中でも濃厚なにごり湯
◆男女日替わりだが1階の大浴場がおすすめ
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【日帰り入浴】
【湯屋えびす】
営業時間 10:00~22:00受付(23:00閉館) *月1回メンテのため不定休あり
料金:大人1,200円 中学生500円 小学生300円 タオル販売あり
奇数日:1階露天女性・2階内湯男性
偶数日:1階露天男性・2階内湯女性
岩盤浴 60分1,600円~
【家族露天風呂】
営業時間 10:00~19:00受付(20:00閉館)
料金:平日2,000円~2,300円、土日祝2,500円(60分)
*電話予約不可
別府八湯温泉道対象施設です
アクセス
◆車
大分道「別府IC」~県道11号~国道500号線経由、4キロ8分。
ドラぷら
◆電車
JR「別府駅」西口から亀の井バス5・24・47番線「APU線」で「明礬」下車、徒歩3分。
Yahoo!路線情報・亀の井バス時刻表検索
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約
地図
【明礬温泉 湯屋えびす [ゑびすや旅館] 日帰り入浴】
明礬温泉は別府市の中心部から北へ8キロ、別府温泉郷で最も高い位置にある温泉地です。
湯けむりの上がる湯の花小屋と濃厚な硫黄臭ただよう街並みが印象的です。
明礬温泉街の上を通る別府明礬大橋(アーチ形の橋)があるのですが、
大分空港から大分道を走っていると、突然強い硫黄臭がしてきます。
「あぁ、別府(明礬)に来たんだなぁ。」と実感できる瞬間です。
明礬温泉の「ゑびすや旅館」は、創業明治7年(1874年)。
明礬温泉で最も古い宿です。
「ゑびすや旅館」の本館はレトロな宿なのですが、
外湯の「湯屋えびす」は今どきのおしゃれなスーパー銭湯のようで、
そのギャップが魅力でもあります。
日帰りで利用できるのは日替わり男女入替え制の「湯屋えびす」(岩盤浴あり)、
貸切風呂だけの「家族湯露天風呂」です。
それぞれの建物は旅館の内部ではつながっていますが、日帰り用の出入り口は離れています。
明礬温泉のバス停に着くと国道500号線沿いには「旅館ゑびすや」の看板が出ています。
「家族湯露天風呂」、「湯屋えびす」までは国道沿いに坂を上って行きます。
まず見え来るのが「家族湯露天風呂」。
始めは家族湯に入ろうかと思いましたが、
1人だったので「湯屋えびす」の方が空いているし良いと言われたので大浴場の方に向かいました。
家族湯の紹介は後ほど。
カーブの坂を上りきると「湯屋えびす」があります。
もう少し先には「岡本屋売店」、「湯の里」があります。
「立ち寄り湯営業中」の看板。
「湯屋えびす」の営業時間は10:00~22:00受付(23:00退館)と長く、
観光帰りに立ち寄るにも十分余裕がありますね。
料金:大人1,000円 中学生500円 小学生300円 タオル販売あり
料金は別府にしてはやや高めですが、数時間滞在できるお風呂なので納得の金額です。
湯屋えびすのフロント (画像は宿提供/JTB)
ヒーリングサロンのようなおしゃれな館内でビックリしました。
と思ったら、フロント階(3階)には奥にヒーリングサロンと岩盤浴があったのです。
「湯屋えびす」は1階と2階に大浴場があり、男女日替わりになっています。
この日は奇数日で、1階が女湯、2階が男湯でした(偶数日は逆)。
ちなみに、硫黄泉が好きならば1階の方が断然おすすめです!
【湯屋えびす 1階大浴場 風と歩く石畳】
エレベーターで1階に下りると女湯の入口があります。
脱衣所も広々。 カギ付の無料ロッカー、洗面台、ドライヤー、トイレあり。
1階大浴場の見取図。
下段中央が脱衣所、左半分がお風呂です。
こんなに広いお風呂なのに夕食時だったからか、誰もいませんでした。
浴室に入るとまず正面左にかけ湯の壺と足湯のような「足つぼの川」があります。
ゑびすや旅館にはにごり湯の単純硫黄泉と無色透明弱アルカリ性の単純泉があり、
「足つぼ川」は単純泉の方だと思われます(分析書は掲示されていませんでした)。
続いて屋根付の半露天風呂「月夜のうさぎと岩風呂」があります。
10~15人サイズ。42度弱で快適な温度。
これぞ硫黄泉のにごり湯!という青みがかった乳白色。
中性で滑らかな浴感。たまご臭プンプン。たまりません(>_<)
100度近い源泉を加水せずにお湯を冷まして投入しています。
熱すぎずぬる過ぎず、鮮度も上々で、このお風呂が一番泉質が良かったです。
乳頭温泉郷の「鶴の湯」の露天風呂のお湯に似ているように感じました。
「えびすや旅館No.2」泉温95度 湧出量 測定せず(噴気吹込 掘削55m)
泉質:単純硫黄泉(低張性中性高温泉)pH6.5
石畳を奥へ進むとスーパー銭湯のようなバラエティ豊かなお風呂があります。
一番大きな岩風呂は「風と歩く露天風呂」、左には3つの壺湯「満月の湯」、
湯けむりの上がる奥の小屋は「山小屋の蒸し湯」(箱蒸し風呂)です。
岩風呂は「風と歩く露天風呂」を奥から撮影。
光の加減でしょうが、先ほどの半露天風呂よりもグレーがかった薄水色をしていました。
やや浅めの浴槽で15人サイズ。温度は41度で快適。
改装前は1階部分全体を大きな混浴露天風呂があり、
周りに囲いもなくて明礬橋を見渡すような絶景露天風呂だったそうです。
現在は塀が高いので、アーチ形の橋の一部が見えるだけになってしまいました。
以前は地熱を利用した砂場もあったようです(砂はかけずに寝転がるだけ?)。
3つの壺湯「満月の湯」。
こちらは無色透明、無味無臭の単純泉。41度くらい。
壺湯からの眺め。
奥には箱蒸し風呂「山小屋の蒸し湯」。
中には7台の蒸し風呂があります。
お尻が熱くなるので、外にあるマットを敷いて箱の中に座り蓋を閉めます。
中に入るとギロチン台みたい。
蒸気で体中に水滴がつきますが、5分ほど入っていても思ったほど熱くはなく気持ちいいです。
いろんなお風呂があって楽しいです♪
もう一つ、ガラス張りのジャグジー風呂「香りの湯らり」がありました。
6~8にサイズで40度とぬる目。
案内には「炭酸泉」と週替わりのアロマが入っていると書かれていました。
「炭酸泉」というのは単純泉にガスを補てんしているのか不明です。
アロマは何の香りかは分からなかったです。
シャワー台とシャンプー。
洗い場は半露天風呂の横にあるので、冬はちょっと寒そうです。
【湯屋えびす 2階 石の小道と癒しの洞窟】
今回は男湯だったので入浴していませんが、2階のお風呂もご紹介します。
蒸し風呂や壺湯はありませんが、浴室面積は同じくらいでしょう。
こちらは、「五つの滝と岩の風呂」
岩の隙間から滝のように温泉が流れる風情ある硫黄泉岩風呂とのことです。
硫黄泉の半露天風呂で”柔らかで落ち着いた光の中の秘境”がコンセプト。
「ゲルマニウム半身浴」
湯の中と床面にゲルマニウム石を使用しており、美容と健康・疲労回復を促します。
「えびすの扇」
扇形の水風呂はクールダウンとお肌の引き締めに効果を発揮します。
2階の方は屋内なのでお風呂もあまり大きくなく、やや閉塞感があるように見えます。
硫黄泉のお風呂が小さい代わりに、美容好きな女性向コンセプトのお風呂が多いですね。
口コミでは2階よりも1階の方が泉質も断然濃いという口コミを眼にし、
泉質の違いは二つとも入浴してみないと分かりませんが、
風呂のバラエティは1階の方がお得感がありますね。
【湯屋えびす 3階 岩盤浴】
3階(フロント奥)には岩盤浴があります。(画像は宿提供/じゃらん)
60分1,200円、90分1,700円、時間制限なし2,300円 18:00以降1,800円
ヒーリングルーム(画像は宿提供/じゃらん)
窓からは明礬大橋と別府市内、別府湾を眺めることができます。
リラックス&瞑想スペース「えびすの海」(画像は宿提供/じゃらん)
お風呂と岩盤浴だけで数時間はゆっくりできますね♪
【3階 甘味処えいたろう】
明礬温泉名物の蒸しプリン、ゑびすや代々秘伝の黒たまご(画像は宿提供/じゃらん)
「甘味処えいたろう」の店内(画像は宿提供/じゃらん)
【湯屋えびす 1階休憩スペース】
1階の踊り場には休憩スペースがあります。
喫煙所とゑびすや旅館に向かう連絡通路。
「湯屋えびす」の駐車場横には地獄蒸しの小屋がありました。
土日限定で、蒸釜で蒸かした「温泉まんじゅう」を売っているそうです。
【湯屋えびす 家族湯 露天風呂】
さきほどはスルーしてしまった家族湯の露天風呂ですが、
こちらの館内は古民家をモダンに改装した造りになっています。
営業時間は10:00~19:00受付(20:00退館)と少し短いです。
宿泊者は無料で深夜も利用できます。
料金:平日1,500円~1,800円(40分)、1時間コース2,000円~2,500円(1時間)
*家族風呂は電話での予約はできません。
家族湯一例 (画像は宿提供/じゃらん)
家族湯の露天風呂はジャグジーなし3室、ジャグジーあり2室で料金が変わります。
家族湯露天風呂とゑびすや旅館はつながっています。(画像は宿提供/じゃらん)
空撮で見るとゑびすやは複合施設だというのが分かります。(画像は宿提供/JTB)
【ゑびすや旅館 宿泊者専用内湯】
本体の「ゑびすや旅館」の入口は、国道から1本入った岡本屋旅館の裏手にあります。
「湯屋えびす」とは対照的な昔ながらのレトロな湯治宿です。
ゑびすや旅館 宿泊者専用の内湯 (画像は宿提供/じゃらん)
こちらの専用内湯はゑびすやの中で一番濃いお湯だと言われています。
ゑびすや旅館は高台にあるので、明礬大橋と別府市内の眺めが良いですよ。
*2016年11月現在のところネット予約では素泊まりプランしか出ていません。
夏頃には2名以上で食事付プランもあったはずなので、
宿泊を検討されている方は宿に直接お問い合わせください。
【明礬温泉 湯屋えびす 温泉の感想】
「ゑびすや旅館」はお湯がとても良いという評判でしたが、
ここまで綺麗な施設で多彩なお風呂があるとは知りませんでした。
しかも、1階大浴場の出入り口にある「岩風呂」はいくつは廻った明礬温泉の中では一番いいお湯でした!
もし別府が初めての友人を連れて行くならば、湯屋えびすを筆頭に挙げると思います。
(潔癖な人でなければ別府保養ランドも。)
宿泊の方も検討していたのですが、
1人泊の場合、素泊まりで1万円近くして高いなぁと断念してしまいました。
でも、実際に行ってみると、
日替わりの大浴場2箇所、家族風呂、宿泊者専用の内湯もあるので、
温泉に入り倒す1日があってもいいかなと思いました。
日帰りの場合には1階の大浴場が当たる日に出かけるのがおすすめです。
泉質★★★★4.6
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.4
接客サービス★★★★4.4
【明礬温泉 ゑびすや旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場各1 箱蒸し風呂1 家族湯露天風呂5 宿泊者専用内湯1
◆源泉
H11.10の温泉分析書
「えびすや旅館No.2」泉温95度 湧出量 測定せず(噴気吹込 掘削55m)
泉質:単純硫黄泉(低張性中性高温泉)pH6.5
蒸発残留物 238mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)27mg/kg 成分総計46mg/kg
H18.10の利用場所分析書
「えびすや旅館No.2」泉温39.1度 湧出量 測定せず(噴気吹込 掘削55m)
泉質:単純硫黄泉(低張性中性温泉)pH6.1
蒸発残留物 154mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)185mg/kg 成分総計296mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
明礬温泉 ゑびすや旅館 宿泊予約サイト |
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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