大分県竹田市にある長湯温泉「郷の湯旅館」の日帰り入浴レポートです。
最終更新日 | 2022/3/24 | 訪問日 | 2016/9月中旬 |
【長湯温泉 郷の湯旅館】基本情報
ながゆおんせん さとのゆりょかん
住所:〒878-0402 大分県竹田市直入町長湯3538-2
TEL:0974-75-2912
公式サイト
⇒「長湯温泉 郷の湯旅館」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付 16,200円~28,000円 お一人様〇 素泊まり× 湯治× 自炊×
口コミ評価:Google 4.1点/5.0点
【郷の湯旅館はこんな温泉です】
◆長湯温泉街のはずれにある古民家のような湯治宿
◆湯舟の素材が分からないほどのこってり析出物
◆熱めのお湯で「長湯できない温泉」
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~17:00受付(18:00退館)
料金 ※コロナ禍のため貸切対応
小(定員3名)2,000円
中(定員5名)2,500円
大(定員7名)3,500円(+500円で露天風呂
定休日:不定休(平日は要連絡)
【長湯温泉 郷の湯旅館 日帰り入浴】
「長湯温泉 郷の湯旅館」は、長湯温泉の中心部から西へ1.5キロほど離れた所にある一軒宿です。
近年は若い温泉ファンに人気の長湯ですが、「郷の湯旅館」は昔ながらの湯治場で素人お断りの雰囲気が漂う宿です。
*2019年6月現在、湯治専用のプランはありません。
県道30号線沿いに目立つ民芸調の看板が出ています。
駐車場から宿までは30mほど歩いて行きます。
途中、小川を渡る「杖忘橋」という名の橋が出てきます。
温泉に入った帰りには杖をつくのを忘れてしまうほど体に効くということなのでしょうね。
川沿いには何じゃこりゃ!と声を上げてしまうような「石灰華」。
湯小屋から流れ出る温泉の濃さを物語っています。
お地蔵さんと彼岸花。
「ここは銀座じゃないので・・・」と湯治の素人をたしなめる看板。
無人でしたが、コーヒーや温泉たまごの売店もあります。
日帰り入浴の受付は奥の本館で。
お金を払うと、ついて来てくださいと言うことでお風呂に向かいました。
敷地内は武家屋敷のような忍者屋敷のような、民芸調でも一癖ある雰囲気。
(画像は宿提供/JTB)
浴室の入口の天井には般若のお面。
入口には注連縄。
これから禊ぎに入りますという気分でお風呂に向かいます。
今日の女湯はここですと言うことで案内されました。
奥には男湯と貸切風呂があるようです。
他に露天風呂もあるようですが、どちらにしますかという問いかけはなかったので、
その時に使えるお風呂をあてがわれる感じなのでしょうか。
脱衣所は2畳ほどの広さ。壁の板はリフォームされていて綺麗でした。
洗面台とドライヤーもあります。
サッシ戸の取っ手がさりげなく「木」にリフォームされています。
浴室に入ると驚愕の景色!!!
湯舟というより黄土色の石の塊。
4~5人サイズのお風呂です。
元の素材が何だったのかは全く分かりません。
まるで鍾乳洞の中のよう。
よく見ると、石組みのお風呂だった面影があります。
表面にはうっすらと湯膜ができていました。
しばらく入浴していないとう薄氷を割るかのようにパリパリ音を立てることもあるそうです。
お湯の色は上澄みは透明な薄い黄土色ですが、湯船の底には粉が沈殿して、混ぜると白濁します。
浴室の床にも足で踏むと「痛っ」となるようなとがったスケールがたくさん散らばっていました。
源泉のパイプは中に突っ込んであり、触らないでと書いてありました。
ちょっとお湯を舐めてみると、金気臭はまったくせず。
見た目に反して肉じゃがの汁ようなダシ味でした。
湯口の周りの析出物。
外に無造作に置いてあった析出物。
言われなければそこらの岩と区別がつきません。
お湯は44度とかなり熱め。
どうすんだこれ、入れない・・・。
シャワーの水を入れてみたもののあまり薄めても何か言われそうなので、
何度もかけ湯をしてからゆっくり入りました。
ふ~ 熱ぅ~ ひぃ~ お客さんは他に誰もいなかったので奇声をあげながら入浴。
まだ気温が30度近くある日だったので、拷問です^^
3分で額に玉の汗が。
郷の湯旅館のお湯は精神に良いと看板に幾度と書かれていますが(自律神経のこと?)、
この日がたまたまだったのか、熱すぎてゲッソリ神経衰弱してしまいました(*_*)
成分が濃いので体の芯まで温まるのに時間がかからないので、
「長湯(できない)温泉」でした。
洗い場。シャンプーもあります。
貸切風呂はこんな感じ。(画像は宿提供/JTB)
湯治部屋の方は、部屋にお風呂がついているわけではないですが、
いつの写真か分かりませんが、食事の一例(画像は宿提供/JTB)
脱衣所には震災支援の張り紙がありました。
被災者は入浴無料、震災ボランティアは半額だそうです。
平日は留守のことも多いので、電話をしてからお出かけください。
お風呂から帰ってくると、駐車場には「温泉見学 1回1,080円」という案内がありました。
勝手に敷地に入って写真だけ撮って行く人がいるらしく、
せっかくなら案内しますよ、ということでした。
だからなのか、ご主人は初めはちょっと怖い感じでしたが、
帰りに声をかけると気さくな感じでした。
【長湯温泉 郷の湯旅館 温泉の感想】
湯舟の析出物を見れば温泉の成分が濃いことは一目瞭然です。
ただ今回はお湯が熱すぎてお湯本来の良さが分からないまま終わってしまいました。
もう少し入りやすい温度の時に再訪できたら改めて評価したいと思います。
泉質★★★★4.2
お風呂の雰囲気★★★3.8(マニア度★★★★4.8)
清潔感★★★3.6
接客サービス★★★3.8
【長湯温泉 郷の湯旅館 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1 男女別露天風呂各1 貸切風呂5
◆源泉 H22.2月の分析書
源泉名「有限会社 郷の湯旅館」泉温51度 湧出量127L/分(自噴 掘削200m)
泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)pH8.5
蒸発残留物 3,460mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)3,989mg/kg 成分総計5,573mg/kg
遊離炭酸792mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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◆竹田市 七里田温泉 七里田温泉館 下湯(ラムネの湯)日帰り入浴
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