長野県大鹿村にある「鹿塩温泉 塩湯荘」の宿泊・入浴レポートです。
最終更新日 | 2018/12/16 | 訪問日 | 2018/4月上旬 |
【鹿塩温泉 塩湯荘】基本情報
かししおおんせん しおゆそう
住所:〒399-3501 長野県下伊那郡大鹿村鹿塩633
TEL:0265-39-2316
公式サイト
⇒「鹿塩温泉 塩湯荘」へのアクセス詳細&宿泊予約はこちらのページへ
【宿泊料金】
1泊2食付 9,850円~13,110円 お一人様△ 素泊まり〇 湯治× 自炊×
1泊夕食付8,770円~、1泊朝食付6,630円~、素泊まり5,550円~
口コミ評価:Google 4.2点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆山里にある素朴な風情の宿が好き
◆塩辛いお湯に入ってみたい
◆食事・サービス・コスパ重視
◆塩見岳・南アルプスの登山の拠点に
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~15:00頃まで 要確認
料金:600円
食事付プラン4,000円
定休日:不定休
【昔ながらの湯治風情を残す宿 鹿塩温泉 塩湯荘 日帰り入浴】
「鹿塩温泉 塩湯荘」は、大鹿村に2軒にある鹿塩温泉の宿の一つです。
通りがかりにもう一軒「山景館」という旅館も見かけたのですが、営業していない様子で、ネットで見ても最近の情報がないので閉館したようです。
「鹿塩温泉」は、名前から想像できる通り、神話の時代に鹿狩りに来た建御名方命が塩水を飲んで傷を癒す鹿を発見したのが始まりです。
前回ご紹介した「山塩館」のすぐ手前、一段下の塩川沿いにありますが、別源泉を使用しています。
国道から鹿塩温泉に入ってくると、まず出てくるのが「山塩館」のある高台に上っていく橋、次に「鹿鳴橋」と書かれた赤い橋が「塩湯荘」に向かう専用の橋です。
橋の向こうに駐車スペースらしき場所は見えましたが、後から泊まりのお客さんがくるかもしれないので、測道の空いているスペースに止めて歩いて渡りました。
給油の軽トラックが後から来ましたが、大型車でも通れるのかは不明です。
桜の木の裏側にあるのが「山塩館」です。
塩湯側沿いに建つ木造2階建ての建物が「塩湯荘」。
田舎のおばあちゃん家のよう。
高遠方面から細い道をくねくねと走ってきたので、こんな場所に人が住んでいるのか!と思いながら来ましたが、その気分を盛り上げるにふさわしい鄙びた風情のある宿です。
高台にある「山塩館」は近代的な旅館だったので余計にそう思いました。
川沿いにはデッキがありました。
梅と桜以外は枯木で殺風景でしたが、夏が近づけば湯あがりに気持ち良さそうです。
玄関の前には鹿塩温泉の源泉らしき井戸がありました。
鹿塩温泉の由来
山の中で塩がとれるのは大変貴重だったようです。
こちらが玄関。
ガラスに書かれた文字が時代を感じさせます。
日帰り入浴がお休みの日は表に看板が出ているそうです。
週末だったので大丈夫だろうと電話せずに訪問しましたが、不定休のこともあるので遠方から訪ねる場合には事前に問い合わせをした方がよさそうです。
中に入るとリフォームされていて綺麗でした。
家族経営の民宿のような宿です。
帳場らしい設備もないので声をかけると、奥から女将さんとご主人が交互に出てきて、お風呂場まで案内してくれました。
1分足らずのやりとりでも、宿泊しても温かいおもてなしを受けられるだろうと思わせる接客でした。
お風呂は男女別の内湯が1つずつあります。
今回は左の「小鹿の湯」が男湯、右の「李花の湯」が女湯でした。
脱衣所にはロッカーはなく棚とかごだけ。
ドライヤーはありました。
こちらが「李花の湯」のお風呂。
8畳くらいの浴室に3~4人サイズのローマ風呂のような浴槽が一つあります。
温度が低く湯量が少ない冷鉱泉のため、加温・加水あり、循環ろ過ありです。
消毒ありの表示でしたが、塩素臭はなく浴感も劣化は感じられません。
源泉の湯口はなく、浴槽の底から加温したお湯が出ていました。
もともとの源泉は金属成分が多いので、時間がたつと茶色く濁りますが、塩湯荘のお湯は無色透明、無味無臭でした。
「鹿塩の湯2号」泉温9.5度(気温7.7度) 湧出量 -(掘削による動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物強食塩冷鉱泉(高張性中性冷鉱泉)pH7.4
水温計が置いてありました。
自分のタニタの温度計では41.7度と熱すぎずぬるすぎず。
成分総計22,853.1mg/kgのうちほとんどが塩分なので、温度以上に体の芯から温まります。
舐めると塩辛いお湯なのですが、加水のせいか海水のようにべたつかず、さらさらとした浴感です。
分析書を見ると、「含硫黄」に満たないものの硫黄の成分が含まれており、臭素イオンもなかなかの数値なので、非加温の源泉は結構個性的なのではないかと思います。井戸の水は試しませんでしたが。
洗い場にはシャワー台とシャンプーセット完備。
【鹿塩温泉 塩湯荘 温泉の感想】
山あいの静かな村にある素朴な宿で、いわゆる秘湯ファンには受けが良さそう。
心が休まるような落ち着いた雰囲気と丁寧な接客が好印象の宿でした。
お風呂は内湯が1つずつだけなのでちょっと寂しいですが、素朴な共同浴場なお風呂が好きならば問題なしだと思います。
源泉が個性的なはずなので、浴室の片隅にでも源泉の湯口があればなお良かったかなと思います。
泉質 ★★★3.7
お風呂の雰囲気 ★★★3.5
清潔感 ★★★★4.0
接客サービス ★★★★4.5
【鹿塩温泉 塩湯荘 温泉情報】
◆お風呂
男女別大浴場 内湯各1
◆源泉 H27.3月の分析書
「鹿塩の湯2号」泉温9.5度(気温7.7度) 湧出量 -(掘削による動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物強食塩冷鉱泉(高張性中性冷鉱泉)pH7.4
蒸発残留物 22,892mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)22,802.9mg/kg 成分総計22,853.1mg/kg
メタケイ酸23.1mg,遊離二酸化炭素ガス49.3mg,硫化水素イオン0.3mg,遊離硫化水素ガス0.9mg/kg
態様:源泉かけ流し、加水・加温なし、塩素消毒なし
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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