宮城県大崎市にある鳴子温泉「東多賀の湯」の入浴レポートです。
最終更新日 | 2021/3/31 | 訪問日 | 2015/12月中旬 |
【鳴子温泉 東多賀の湯】基本情報
なるこおんせん ひがしたがのゆ
住所:〒989-6822 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷160
TEL:0229-83-3133
公式サイト
【宿泊料金】
1泊2食付 8,500円~ お一人様〇 素泊まり〇 湯治対応〇 自炊〇
素泊まり4,500円~ 朝食のみプラン5,950円~ 夕食のみプラン7,650円~
口コミ評価:Google 4.3点/5.0点
【こんな人におススメ】
◆硫黄泉のにごり湯が好き
◆アブラ臭のするお湯が好き
◆綺麗で素朴な湯治宿が好き
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【日帰り入浴】
営業時間:10:00~15:00
料金:大人500円 小人300円
湯めぐりシール2枚
アクセス
◆車
東北道「古川IC」から国道47号線を鳴子温泉方面へ30キロ約35分。47号線沿い。
ドラぷら
◆電車
東北新幹線「古川駅」からJR陸羽東線・鳴子温泉行に乗り換え「鳴子温泉駅」下車、徒歩6分。
Yahoo!路線情報
◆高速バス
仙台⇔鳴子温泉直通バスあり(宮城交通)
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地図
【鳴子温泉 東多賀の湯 日帰り入浴 】
「鳴子温泉 東多賀の湯」は、
鳴子温泉郷では少数派ともいえる白濁した硫黄泉の温泉です。
「東多賀の湯」のお風呂は男女別の小さな浴槽が一つだけなのですが、
癖になる乳白色のお湯と自炊もできる素朴な雰囲気の湯治場で人気の宿です。
隣接する「西多賀の湯」とはお湯の色も違い(隣は白濁したエメラルドグリーン)、
この泉質の豊富さが鳴子温泉の魅力でもあります。
「東多賀の湯」の場合、食事付でもリーズナブルな値段で、
しかも、夕食・朝食共にとても美味しいと評判だったので、
宿泊しようか最後まで悩んでいた宿でした。
結局「秘湯を守る会」を優先して「琢秀」に泊まってしまいましたが・・・。
国道47号線沿いにある目立つ看板。
その隣りには「西多賀旅館」の宿も見えます。
宿の外観は2階建てのこじんまりした民宿のような建物。
敷地内には5~6台車を駐車できますが、
日帰り客は別の場所に停めるように案内が出ており、
どことは書いてありませんが、常連さんは隣の「スーパーウエジ」跡に停めているようです。
通りがかりのウエジ跡。
ちょっと余談ですが、
「スーパーウエジ」は鳴子温泉で自炊湯治する人にとっては便利なお店だったのですが、
2015年9月末で閉店してしまったのですね。
ちなみに、鳴子温泉郷の国道沿いには東鳴子付近に2軒のコンビニがあります。
鳴子温泉からは3キロほど離れているので、車でないとちょっと不便な距離かもしれません。
あとは、1.2キロ離れた「農民の家」というJAが経営する大型湯治宿の館内に
野菜や惣菜・お弁当を売っている売店があるくらいです(農民の家も閉館してしまいました)。
話を戻して「東多賀の湯」へ。
玄関にはなぜか下駄がぶら下がっていました。
鳴子温泉郷ではおなじみ。入口にある泉質の掲示。
山頭火ゆかりの宿という案内も出ていました。
玄関に入ると正面にはクリスマスツリー。左は帳場、その奥が大浴場です。
今回は鳴子温泉郷の湯めぐり手形を利用し、シール2枚を徴収。
脱衣所には貴重品ボックスがないので、帳場で預かってくれます。
意外だったのは、館内がピカピカのフローリングに、白壁で、
ペンションのような造りになっており(客室は畳の和室)、
湯治宿としては比較的新しくて綺麗だったことです。
帳場から廊下を左に進むと流し台と冷蔵庫など自炊スペースがありました。
キッチン周りもとても綺麗です。
お弁当のメニューが出ていたので、自炊が面倒だったり連泊する際の昼食には便利ですね。
自炊スペースの奥にある浴室入口は二重ドアになっていました。
男女別大浴場の入口。
その向かいには寝ころべる湯上りスペース。
脱衣所は3畳ほどの広さ。脱衣棚と籠、小さな洗面台のみ。
浴室入口のドアは硫化水素ガスでボロボロ。
館内は新しいですが、お風呂は「ザ・湯治場」といった雰囲気です。
ドアを開けると4畳半ほどの板張りの浴室に2~4人サイズの小さな浴槽が一つ。
この日はたまたま雪が降り始めて寒かったせいか、貸切状態でしたが、
普段は誰かしら入浴している人気の宿なので、
もしかすると待ち時間が必要になることもあるかもしれませんね。
透明度30センチくらいの見事に白濁したお湯。
でも、硫化水素ガスよりもアブラ臭の方が勝っていて、これぞ鳴子温泉!というお湯です。
浴槽内の温度は42度強。
見た目と匂いに反して、浴感は硫黄泉にしてはマイルドで入りやすいお湯でした。
ただ、舐めるとアブラ臭と炭酸が混ざった薬品臭のような味がします。
匂いと味は隣の「西多賀の湯」とほとんど同じように感じました。
浴室にはカランもシャワーもなく、源泉のお湯(加水あり)で洗髪します。
ボディーソープとリンスインシャンプーは置いてありました。
(脱衣所にはドライヤー無)
窓の外は国道沿いでした。でも山も見えるよ。
帰りには帳場にあった「温泉たまご」10個入り650円を買って帰りました。
中身はスーパーで売っている10個入り赤玉のパックそのものでした。
賞味期限が2週間後になっていて、温泉玉子は意外と持ちが良いのですね。
冷蔵庫に入れると水分が出てしまって固くなるから、
常温保存が良いですよということで、ドライブ中のおやつにしました。
【鳴子温泉 東多賀の湯 温泉の感想】
鳴子温泉というとどちらかといえば
白濁したエメラルドグリーンでアブラ臭のするお湯というのが定番ですが、
やっぱり東北まで遠征してきたからには乳白色のにごり湯にも入りたい。
そんな時には「東多賀の湯」が筆頭に挙がるのではないでしょうか。
強めのアブラ臭ですが、浴感はマイルドで上品(ただし長湯は注意)。
いつまでも入っていたいお湯でしたが、後ろ髪を引かれながら隣に移動しました^^
泉質★★★★4.7
お風呂の雰囲気★★★★4.3
清潔感★★★★4.0
接客サービス★★★★4.2
【鳴子温泉 東多賀の湯 温泉情報】
◆お風呂
男女別内湯各1
◆源泉 H20.6月の分析書
鳴子温泉「東多賀の湯1号泉」泉温50.2度 湧出量?(動力揚湯)
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉)ph5.9
(旧泉質名:含土類重曹―芒硝硫化水素泉)
蒸発残留物1,604mg/kg 溶存物質(ガス成分を除く)1,708.9mg/kg 成分総計2232.6mg/kg
飲泉不可 ポリタンクでの温泉水持ち帰り可(一人1個まで)
鳴子温泉 東多賀の湯 宿泊予約サイト |
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
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